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東京マルイのGLOCKシリーズを愛用している方にとって、予備マガジンの選定はサバゲーの戦力に直結する重要ポイント。今回は、2024年にリリースされた 「東京マルイ GLOCKシリーズ ガスブローバック用 25連マガジン Ver.2」 をレビューしていきます。

〇製品概要

  • 商品名:東京マルイ GLOCKシリーズ ガスブローバック用 25連マガジン Ver.2

  • 対応機種:G17、G18C、G22、G34、G19(※G19はグリツプ底部から少し突き出します)

  • 装弾数:25発

  • 定価:3,980円(税別)

  • 発売年:2024年(Ver.2)

東京マルイ GLOCKシリーズ ガスブローバック用 25連マガジンのVer.2は、2024年のグロック17Gen5と同時にリリースされました。

グロック17Gen5は発売されるや否や、その作動性の良さが話題になりました。

当然この高評価には、Ver.2マガジンも一枚かんでいると思ってしまいますよね?

もしそうなら、従来のグロック・マガジンと互換性があるだけに、グロック17Gen4以前のオーナーにとって、使わにゃ損ですから、G17Gen4付属の(従来の)マガジンと比べてみる事にしました。

〇外観レビュー

 

外観はまあ、互換性があるだけに、そう変化はありません。

色はVer.1の方が黒みと言うか青みが強い印象。

背面の数字と文字が、Ver.1よりVer.2の方が細くなっていて、Ver.2では「AUSTRIA」の文字がありません。

因みに現在の実銃マガジンでは、ロゴの下には製品ナンバーが刻印されています。

Ver.2マガジンのマガジン・フォロワーは、実銃Gen5マガジン通りオレンジ色にされています。

Ver.1マガジンのマガジン・フォロワーも実銃Gen4マガジン通り黒で、お互い実銃を再現しています。

マガジン・フォロワーの溝で形状が微妙に違う部分もあります。

マガジン・ベースの形状も、お互いの世代通りの形を再現しています。

Ver.2マガジンの方がベース先端が出っ張っていて、先が細く削られています。

Ver.1のマガジンは、ガスをそのまま注入出来る仕様ですが、Ver.2はリアリティを優先してなのかマガジン・ベースをスライドさせてガスを注入します。

なのでVer.2のマガジン・ベース底面にはグロックのロゴがありますが、Ver.1は注入口があるため「TOYKO MARUI~」の文字が書かれています。

でVer.2マガジンでは、本体に「TOYKO MARUI~」の文字が刻印されています。

〇実射

 

まずマガジンに何グラムガスが入るか計測しました。

今回は、HFC-152aハイバレットガスをいれました。

Ver.2マガジンは、空268gで満注入は280g、12g 。

Ver.1マガジンは、空282gで満注入は291g、9gでした。

従来よりガス容量20%アツプというカタログ通りの数値でした。

マガジン重量そのものは、14g軽量化されています。

まあ、ガスの注入方法とか秤も精密な物ではないので、ご参考までに。

で、弾が出なくなるまで撃つと、Ver.2が106発。

Ver.1が97発撃てました。

まあ、20%ガス容量アップと言う程は増えてませんね。

 

計測 1回目 気温29.2℃ 湿度51%

 

計測 2回目 気温30.1℃ 湿度52%

で、今度はガスを満タンにして、グロック17Gen4でマガジンが空になるまで秒間2発の連射をして初速を計測しました。

一回目は気温29.2℃で、二回目は30.1℃の中で行いました。

これは個体差レベルだと思うのですが、Ver.2マガジンの方が少し低い数値が出てます。

まあ、連射時の冷えに対する強さは、同等の性能ですね。

グロック17Gen4で2つのマガジンの撃ち心地を確かめましたが、こちらもリコイルショックや撃ち心地は同等な感触でした。

〇まとめ

マルイさんからグロック17Gen5ブローバックガスガンがリリースされた時には、その作動性能が話題になりました。

ちょっと評判になり過ぎていたので、これはマガジンも秘密があるのでは?と思ってしまいましたが、ん~これは主に本体のアップグレードのお陰の様です。

Ver.2マガジンも細かい所はアップグレードされていますが、基本的にはVer.1マガジンと同等です。

Ver.1マガジンからの価格上昇分は、2025年6月23日(月) 出荷分からのブローバックガスガン価格改定で、たぶんチャラになる(Gen4とGen5が同一価格になる)のかな?

Gen3やGen4グロック17用には、外観の好みで選んで良いのではないでしょうか。

Gen5グロック17には、Ver.2マガジンが似合うと思いますけど。

 

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〇従来の電動ハンドガンとは?

電気の力でピストンを動かし空気を圧縮して、BB弾を発射するのが電動エアガンです。

手動式のコッキングエアガンの様に、一発ずつスライドを引いて空気を圧縮する作業をする必要がなく、連続して撃つ事が出来ます。

ただ、ハンドガンの様に小さい銃の内部に電動ガンのメカを詰め込むのは至難の業なので、18才以上用で製品化されている電動ハンドガンはマルイ製かそのコピーの海外製品にかぎられました。

マルイ製電動ハンドガンは、内臓のピストンのみ作動させて弾を発射させるので、実銃のようにスライドはブローバックせず固定で、リコイルショックによる撃ち応えがありません。

マガジンも実銃の物とは全く異なった形をしています。

しかし実射性能は高く、季節を問わず性能が安定している電動ガンの特性から、実用的アイテムとしては人気は高いです。

同じマルイ製の10才以上用電動ハンドガンは、スライドはブローバックしますが、射撃に合わせて動いているだけで、BB弾の発射機関には関与せず、それっぽい作動を楽しむだけの物です。

〇CYMA MP443 (CM.136)の何が凄いのか?

CYMA MP443 (CM.136)の何が革新的なのか?

結論から言えば、「実射性能は良いけど銃の操作や作動にリアリティが無い!」という従来型電動ハンドガンの不満な部分を解消してくれている事。

つまり

●マガジンを挿してスライドを引き、初弾装填操作をしないと撃てない。

●撃つとスライドがブローバックしてコッキングされる。

●全弾打ち尽くすとスライドがホールドオープンして止まる。

という、実銃と同じ操作や作動を楽しめるという点。

凄いのは、スライドが後退することでコッキングされている事。

つまりこの銃は、コッキングエアガンのスライドを手で引いてた所をそのまま電動化した様な仕組みになっているっていう事。

これは新しい。

まあ、そのせいで、スライドを引いての初弾装填操作は、コッキングエアガンと同等に重たいですけどね。

それにブローバック・スピードはガスガン程は俊敏ではなく、リコイルショックもそれなりな感じです。

作動音も賑やかですし。

でも固定スライドより格段に撃って楽しい電動ハンドガンなのです。

〇でも調子悪くなったので分解してみた

そんなCYMA MP443 (CM.136)だけれども全てが素晴らしい訳でもない。

見た目の質感は、廉価コッキングエアガン並みにチープで重量も軽い。

先進メカ満載にしては、何とも「きゃしゃ」なんです。

でも何かが壊れる前に、作動自体がおかしくなってしまった。

撃ってもブローバックしなかったり、少し遅れてブローバックする事が頻発する様になりました。

そこで取り敢えず、分解して中を見てみる事にしました。

CYMA MP443は、スライドストップ・リリースレバーを引き抜く事で通常分解する事が出来ます。

ん~見た感じはコッキングエアガンですね。

で,普通の電動ガンならピストンに付いているギアが、スライドに固定されているシリンダー部分に付いてます。

ピストンには磁石が付いています。

で、フレーム側には磁気センサーがありますね。

トリガーを引くとピストンが全身して弾を発射し、ピストンが前進した事をセンサーが感知してギアが作動しブローバックする仕組みですね。

その感知がおかしくなってるのかな?

グリップのバックストラップ部分にある穴を、細い棒で突っつくとセクターギア(スライドをブローバックさせるギア)が一回転して止まります。

これは作動確認や万が一セクターギアがおかしな所で止まった場合に、元の位置に戻すリセットボタン的な物だと思いますが、こちらは正常に作動します。

やっぱりセンサー関係の不都合なのかなあ?でもセンサーがずれている様にも見えないし。

でもこれ以上分解するスキルも無いので、困ったものです。

どうしてくれよう。

〇まとめ

ギアの作動音が賑やかですが、正常に作動してる時はとても面白くて楽しいのですけど、不調になると途端にしらけてしまうなぁ。

この作動不良がどれ位の確立で発生しているのかは分かりませんが、こういう時にサポート体制の貧弱さがでます。

なので面白いけど、なかなか胸張ってお勧め出来ないのが海外製品なんですよねえ。

それでも、そこそこ壊れずに動いてくれれば、割り切って購入するのですが・・・・。

未だに一か八か的な所がありますからねえ、廉価大陸製には。

それでも、これからのバージョンアップやモデルアップの拡大に期待せずにはいられないのでした。


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強烈なブローバック、安定した作動、そしてリアルな撃ち心地。CO2ハンドガンは、エアガンの中でも一線を画す存在です。特に近年はラインナップも豊富になり、自分のスタイルに合った一丁を選べる時代になりました。

そこで今回は、タイプ別に選べるCO2ハンドガンのおすすめモデル4選を厳選してご紹介。リアリズムを求める方から、ミリタリー派、競技系ユーザー、コンパクト志向の方まで、それぞれのニーズに応える“愛銃候補”をピックアップしました。


【これぞCO2最強タイプ】BATON BT-PIT VIPER CO2GBB

CO2ブローバックガスガンを極めるならこれ一択。

CO2ガスガンのパイオニア BATON Airsoftから登場したBT-PIT VIPERは、リアル派にとって理想の一本。金属感あふれるシャーシ、正確なディテール、そして実銃のコンセプトを高次元で再現。映画ジョンウィックの世界観を再現し、リアリティと実用性を兼ね備えた逸品です。

主な特徴:

  • 映画「ジョンウィック4・コンセクエンス」に登場したTTI PIT-VIPERをリアルにモデルアップ

  • CO2ブローバックガスガンでは最大級のリコイルショック。

  • 金属製シャーシとプラ製グリップのハイブリッドフレームで高い剛性感を実現

  • TANIO・KOBA CO2 バルブを純正採用。ランニングコスト低減と精度向上による高い実射性能を両立

こんな方におすすめ:

  • ジョンウィックの世界観に浸りたい方

  • 高性能なカスタムモデルを好まれる方

  • 最大級のリコイルショックと高い剛性感を持つ至高のハンドガンを求めている方

BT-PIT VIPERのレビューページへ

 


【キレッキレ・コンパクト派タイプ】BATON  GLOCK G19 Gen5 CO2GBB

撃って楽しい、撃ちごたえ抜群。取り回し重視。コンパクトでも頼れる万能サイドアームがこれ。

コンパクトCO2の代表格とも言えるのが、バトン・グロック19。グロック17より短いスライドに、CO2の鋭いリコイルが加わることで、撃ち味の爽快さはまさに格別。コンパクトなのに抜群の実射性能なのも良い。

主な特徴:

  • グロック正式ライセンスモデルのGen5 グロック19

  • 並のガスガンでは味わえない、鋭くキレッキレのブローバック

  • 最新モデルらしく、実射性能も進化している

  • ドットサイトも装着可能。マガジンは8gCO2用と別売12gCO2用を用意。

こんな方におすすめ:

  • キレッキレで子気味良く撃てるコンパクトCO2ハンドガンをお探しの方

  • 寒さにも強いサイドアームが欲しい方

  • シューティングレンジでの爽快な射撃を楽しみたい方

グロック19のレビューページへ

 


【コスパ重視派タイプ】CARBON8 M45CQP

アメリカ海兵隊「M.E.U.ピストル」をCQP(CLOSE QUARTER PISTOL=近接戦闘拳銃)にしたモデル

近代化したM1911をたっぷり味わえる、ガバ好きにはたまらないモデル。

主な特徴:

  • フルサイズのM1911で最大級のリコイルショックは迫力満点

  • パックマイヤータイプのグリップは握り心地最高

  • アンダーマウントレイルを装備した近代化カスタムM1911

  • CO2ガスガンの中では、比較的お求めやすい価格帯

こんな方におすすめ:

  • 快適に使えるフルサイズ・近代化M1911をお探しの方

  • CO2カスガンの迫力ブローバックを味わいたい方

  • リーズナブルな価格でCO2ガスガンを購入したい方

M45CQPのレビューページへ

 


【USミリタリー派タイプ】SIG AIR PROFORCE M17

アメリカ陸軍制式採用拳銃を実銃メーカーがモデルアップ

2017年にアメリカ陸軍に制式採用されたSIG SAUER M17を、SIG SAUERのエアソフト部門のSIG AIRがモデルアップ。製造は台湾のVFCが手掛け、LayLaxが日本代理店となっています。

主な特徴:

  • 当然ながら刻印類はリアル

  • SIG SAUER社製モジュラー式ハンドガンをリアルに再現

  • インナーフレーム構造のスライドは独特の重いリコイルショック

  • リコイルスプリングガイドを回すホップ調整は簡単で面白い。

こんな方におすすめ:

  • USアーミー装備で決めたい方

  • グロック系とは違ったポリマーフレームオートを堪能したい方

  • 他では味わえないリコイルショックを求めている方

SIG SAUER M17のレビューページへ

 


まとめ|タイプで選ぶ、後悔しないCO2ハンドガン選び

CO2ハンドガンは「撃ちごたえ」「安定性」「リアルさ」など、多くの魅力を持つジャンルです。しかし、それぞれのモデルには明確な“個性”があり、自分のスタイルや目的に合った一丁を選ぶことが、後悔しない愛銃選びのカギとなります。

そして良い事ばかりでは無く、CO2ガスガンにも弱点や不便な所もあります。

購入前にもう一度CO2ガスガンの事をよく知っておくことも大切です。

結局 CO2ガスガンの何が良くて何が悪いのか?.メリットデメリットのページへ

 

自分にとっての「タイプ」が見えてきたら、あとはその中で一番“しっくりくる”モデルを手に取ってみてください。きっとその一丁が、あなたの「愛銃」になります。

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