エアガンレビューン

エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

 

レビューページ メニュー

〇リコイルユニット搭載電動ガンのお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

リコイルユニット搭載電動ガンのお話し

2009年に東京マルイから次世代電動ガンという進化系電動ガンが発売されました。

電動ガンの欠点だった撃ち応えの無さを解消するため、リコイル発生ユニットを内臓し全弾撃ち尽くしても作動し続ける今までの電動ガンを、よりリアルにするためオートストップ機能も付いた優れもの。(多弾マガジンでは作動不可)

付加機能が付いた分、価格も上がってしまいましたが、そろそろお腹一杯的な感のあった電動ガンに、新たな刺激を感じたのも事実ですね。

元々国内の電動ガンは、ほぼマルイさんの独壇場でしたので、しばらくは平穏でしたが昨年セキトーからリコイル発生ユニットを搭載したM4タイプの電動ガンが発売されました。

リコイルの強さは、マルイ製M4と同じ位で、マルイ製よりゴツンと芯がある感触でマルイより多少良いリコイルショックの撃ち心地と、実射性能も比較的良かったのですが

オートストップ機能は無く、銃の質感もマルイ製の方がよかったので価格が安いという事を除けば、まだまだ次世代が有利というのが感想でした。

さらに・・・2013年もそろそろ終盤という時期に、KSCさんからニュースが!!

なんと年末に、リコイル発生ユニットとオートストップ機能を搭載したM4タイプの電動ガンを発売というビック・ニュース。

KSCと言えば今までに発売している電動ガンは、HK33シリーズの1種類のみ。

しかも久々・・・況してやリコイル発生ユニット搭載となれば、テンションも上がります。

でも、これもKWA(台湾のエアガンメーカーでKSCと仲良し)製かと思うとすこし複雑。

販売方法も、今回はKSC Webのみでの販売との事。

KSCウエッブサイトのニュースに、その理由が掲載されていますが何故? どうして? と思える箇所もあり、本当の所よくわかりませんねえ。

私的には、どちらの味方ってわけでもないので、国内エアガン業界発展のため仲良く頑張ってくださいとしか言いようがないですな。

まあ、KSCが「驚愕」と謳うほどのM4-ERG マグプルCQBを早速レポートします。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン
KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

 

KSC M4 ERGマグプルCQB

電動 リコイル・エアガン 限定品

可変ホップアップシステム

全長   689~769mm(ストック伸長)

重量   3,060g

装弾数     30/60発(切り替え可)

価格   49,140円 (税込み)

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン
KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

 

外観レビュー

KSC製M4-ERGマグプルは、CQB(Close Quarters Battle =近接戦闘)というだけあって、下のM4カービン(ノーマル)と比べると、かなり銃身が短くなっています。

もうグレネード・ランチャーは装着出来ないほどです。(だからCQBだろっ!!)

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

フレームの仕上げは次世代に遜色なく、質感は良いですね。次世代M4よりやや艶消しな感じです。

マウントレイルにレールガイドナンバーは、ありません。

PTSマグプル(マグプルの遊戯銃用アクセサリー部門)公認というだけあって、MOE(Magpul Original Equipment)ハンドガード、グリップ、ストックはデザイン性に優れていて、使い勝手も良い。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

特に気に入ったのがハンドガードで、グリップする下側部分の巾が広くなっていて引っ掛かりがあるので握り易く、ノーマルに比べると前方にやや延長されたデザインはグリッピングの自由度が広い。

ただ、やたらに通気用の穴が多数開けられているので、中のバッテリーが色によっては目立ってしまうのが玉に瑕。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

グリップはノーマルに比べて厚みがあり、曲線的。

フィンガーチャンネルは省かれグリップ背面上部も肉が盛られてます。

握った感じはハンドガン的かな。これは好みが別れそうですな。

私の様な指の短い方は、ノーマルの方がギュっと握れて好いかも。

また片手で、グリップだけで銃を保持した時は、引っ掛かり感が希薄なので落としそうな不安感が漂う。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

ストックは6段調整、写真のリリースレバーを握ってから引っ張り出します。

写真の様に押し上げるのではなく、レバーを握って引っ張るのが正解かな。

ストックのデザインは、シンプルで無駄がなく剛性感もあり使い易い。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

六角レンチでイモネジを緩めるとフラッシュハイダーが外せます。

そしてサイレンサーを・・・・・・って、ネジが14mm逆ネジやないかい?!!
(14mm逆ネジ≒マルイ仕様)

じぇじぇじぇ!!なんてこった。「長い物には巻かれろ」って事?

所詮KWA製ってことか・・・。ん~ここだけでもKSCの意地を見せてほしかったぞー。

説明書にもこの部分の記述は無し。

まっまあ、ここは冷静に・・・・・。とりあえずマルイ製ショートタイプ・サイレンサーを装着してみました。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

フロントサイトは、付属のサイトアジャスターを使って着弾の上下を調節できます。

差し込んで時計回りに回すと、着弾アップになります。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

MAGPUL PTS MBUS2バックアップ・リアサイトはフリップアップ式で、矢印のレバーを押し下げるとビープホール式リアサイトが跳ね上がります。

左右の調節が可能ですが、調整ダイヤルが少し固め。

ビープホール部分は前に小さい穴、後ろに大きい穴の二枚構造で前側を前方に倒すと後ろ側の大きい穴が残り、近距離用になります。

ちなみにKSCでは、このリアサイトのパーツ販売はしていないので、壊したら終わりですよ~。

まあ、このリアサイトは、市販もされていて楽天市場でも見られたのですが単品でもそこそこのお値段しますし、今見ると売り切れの所も増えてますね。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

リアサイトが「バックアップ・リアサイト」という名なら、やはり光学機器を装着しないわけには、いきますまい。

ということで、毎度お馴染みのACOGタイプ・スコープを載せてみました。

ん~似合うな~。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

マガジンもPTSマグプル公認モデル。

マガジン上部が、実銃のリップ形状どおりの丸みのある形をしていてリアル。

最後の1発まで撃ちきるために、マガジンフォロアーはマガジンの外まで飛び出る仕組みになっています。

ダストカバーまで付属していて、ゲーマーの方ならテンション上がりますねー。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

このマガジンは、マルイ次世代M4用と同じ様に装弾数をリアルな30発と60発(マルイは82発)に切り替える事ができます。

工具無しで取り外せるマガジンベースをスライド゜させて外し、本体を引きずり出せば矢印の部分に切り替えレバーがあります。

これをポチッとスライドさせるだけで、完了。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

予備マガジンも3本パックで発売されているので、購入しました。

税込みで、6825円

もちろんダストカバーも付いています。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

チャージングハンドルを引くとエジェクションポートのカバーが開き、ボルトふうカバーが後退してホップアップ調整ダイヤルが現れます。

ダイヤルは大きくて、回す方向も分かり易いので使い勝手は良いですね。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

KSC製M4-ERGが使用するバッテリーは、9.6vニッケル水素バッテリー。

マルイ電動ガン用バッテリーしか持っていない私は、早速楽天市場で検索。

結局安さで、Yahooオークションで購入。G&Pの1600mAhタイプにしました。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン


バッテリーはハンドガード下部に乗せます。これでハンドガードをはめ込めば終わりなんですが・・・・・

矢印のデルタリングを下げながらハンドガードをはめ込むのですが、デルタリングのバネが固い!!っていうか強い。気合を入れながら引かないと重いです。

以前のセキトーBOLT B4A1も重かったので、外国製は大様にしてバネがきついのかな。

KSC M4 ERGマグプルCQB 電動リコイル・エアガン

あと、細かいところではストックチューブの付け根に一点式スリング用のマウントが装備されています。勿論左右どちら側でも装着可能。


実射



重量は次世代と、ほぼ同じ3060g。90gほど重いだけですが、次世代よりコンパクトで見た目も軽そうなので、実際持つとズッシリ感が大きいですね。

肝心のリコイルショックは、確かに今までで一番強く重い電動リコイルショックでストックが当たってる肩どころか、ハンドガードを持っている手の方まで伝わってきます。

これは次世代とは、はっきり違いが分かるほどの差があります。

ただしフルオートの回転スピードが遅く、秒間12発弱しかないので気持ち良さは半減しますね。

次世代の方が、キュパパパパッと個気味良く、フルオートは爽快ですね。

「トリガーハッピー度は回転スピードに比例する。」・・・・定説です。(ギャグが古!!)

まあ、回転スピードが遅いと1発毎の振動が良く伝わってくるので純粋にリコイルショックを楽しみたい方には向いていますかね。

全弾打ち尽くした時のオートストップ機能は、誤作動も無くきちんと止まってくれました。

ただボルトストップ・リリースレバーの操作感は、もう少しメリハリが欲しいところ。

まあ、次世代でも同じ様な感触です。

実銃と違ってボルトが戻るわけでもなく、ただのスイッチなので、しょうがないですけどね。

ボルトと言えば次世代のボルトカバーは射撃に連動して前後にスライドしていましたがKSC M4-ERGは不動でした。

今回はこの冬一番の寒さの中だったので、多少気分も体も固まりぎみ。

ホップパッキンも多少固くなってしまっていたのか、0.25gBB弾でホップ調整をしていると、ホップの掛かりが大人しい感じに。

私はホップ掛かりすぎ状態から除じょに緩めるやり方をするのですがなかなか強ホップ状態になりませんでしたねー。

集弾性も箱出し&低温のせいか、最初はバラツキぎみでしたが、段々良くなり優秀な纏りをみせてくれました。

初速は高めで、0.2gBB弾セミオート平均で、91.55m/sでした。

次世代と同じ機能で、マグプル仕様・・・・でお買い得感はあり。

ちょっと次世代に似させ過ぎじゃあないのと、突っ込みたくなりますがなかなか面白い銃に仕上がってますよ~。

 

 

12m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾セミオート10発

12m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾フルオート

 

 

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KSC M4ERG RAS 電動ガン

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KSC T33 トカレフ

 

レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

トカレフと言えば、銃の所持を禁止されている日本でもお馴染みな銃でしょう。

かつて、その筋の怖いおじ様達御用達の、国民的(表現がおかしいか?)

オートマチック・ピストル。ヤクザ映画には、必須アイテムですな。

まあ厳密に言えば、実際日本に密輸されていたトカレフの多くは、中国製。

しかも品質規格外になった不良品とか密造品、または軍が廃棄したような粗悪品だらけだったらしい。

なので、「トカレフは当たらない」なんて言われたりするのだが、本家ソ連製TT33は軍用銃らしく、さほど精密に作られていないにもかかわらず命中精度は優秀でした。

TT33は、それまでソ連制式拳銃だったTT30の修正版として1933年に採用され(実際に生産されたのは、1935年から)設計者にちなみ、トカレフと呼ばれました。

口径7.62mmで、装弾数は8発。

KSC T33 トカレフ

 

KSC T33 トカレフ ブローバック

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   195mm

重量   670g (ヘビーウエイト樹脂)

装弾数    10発

価格   20、895円 (税込み)

KSC T33 トカレフ

 

KSC T33 トカレフ

 

外観レビュー

TT33の特徴は、構造がシンプルで劣悪な環境でも作動性が良くパーツが破損した場合でも、組立て易いという軍用に特化していて極寒の地でも扱い易いという、お国事情も考慮されています。

しかし、いくらシンプルにと言っても、マニュアルセイフティまで省いてしまうとはやはりやり過ぎでしょうね。

それはエアガンになっても、扱いに注意が必要になります。

KSC製TT33もリアルな構造を重視しているので、マニュアルセイフティはありません。

一人で遊ぶ場合は何かあっても自己責任で済みますが、複数人で楽しむ場合はより取り扱いに注意が必要ですね。

まあ多少誤射の抑制になっている物では、リアルライブオペレーションというシステムが搭載されています。

これはすでに同社のUSP等に搭載されていて実銃と同様にスライドを引いて初弾装てん操作をしないと、撃てないという物。

ハンマーを起こしてトリガーを引いても、ハンマーが落ちるだけで銃は作動しません。

リアリティを追求するKSCらしいシステムですね。

KSC T33 トカレフ

素材はスライド・フレーム共にヘビーウエイト樹脂で、KSCお得意のザラリとした塗装が施されています。

これは金属っぽい重々しい感じに仕上がっていて、とくに大戦時代の古い銃とかには良く似合う質感だと思います。

フレーム等のパーティングライン(張り合わせ痕)も完璧に処理されてKSCの拘りを感じます。

持った感じも、ヘビーウエイトなので軽々しさが無くて良いです。

コンパクトな銃なのでズッシリとまではいきませんがね。

それより気になったのが、ツルツルしたプラスチックのグリップ。

無骨に膨らんだ形状も、握り易い様な~、握り難い様な~よくわかりません。

まあ、そんな所も時代を感じさててくれる良い部分なんでしょうけど。

KSC T33 トカレフ

極めつけがCCCP(ソビエト社会主義共和国連邦のロシア語表記による略称)の文字と星型のマーク。

KSC T33 トカレフ

トカレフのフレームへのグリップパネルの取り付けも独特な方法で、グリップパネル内側のリテイナーと呼ばれるパーツを回転させて行います。

KSC T33 トカレフ

まず右側のグリップパネルをフレームにはめて、リテイナーの穴に棒状の物をあてて、時計回りに回すと、リテイナーがフレームに引っ掛かり固定されます。

KSC T33 トカレフ

次に左側のグリップパネルをはめて、今度はグリップ底部から細い棒状の物を、リテイナーの写真の丸印部に引っ掛けて回転させて、フレームに引っ掛け固定します。
これで完成。

分解する場合は、逆の手順でOK。

KSC T33 トカレフ

マガジンは実銃でも、シングルカラム(単列弾倉)なので細い。

いかにもガスタンクのスペースが狭そう。

装弾数は10発と、実銃より2発多い。ん~たった2発。

ならば、もっとリアルに実銃と同じ装弾数にして、マガジンはスチールプレスのカバーを付けて・・・・でもそれだとBBローダーが必要になるので面倒か?
まあ、システム7に進化して作動性能重視の方向性になったのだからこのスタイルで良いのかな。

マガジンリップが、BB弾の表面を傷つけ難いプラ製になったのは喜ばしい。

マガジンフォロアーは、他のモデルと同じく一番下げた状態でロック出来るので、BB弾装てんの間ずっと、指でマガジンフォロアーを押し下げておく必要がないので楽チンだし、素早い装てんができます。

写真はマガジンフォロアーをロックして、BB弾を5発ほど入れたところ。

KSC T33 トカレフ

マガジンベースは、リアルタイプとフラットタイプの2種類が付属します。

リアルタイプは、ガス注入時に前方にずらさないといけませんが、フラットタイプはガス注入バルブのある位置に穴があいているので何もせず、そのままガスを注入する事ができる実用重視タイプです。

KSC T33 トカレフ

リアサイトは金属製。

シンプルで、ホワイトドット等もありません。

ハンマーはセレイションの入った丸い形をしています。

ハンマーが、スライド上面より高いですね。

KSC T33 トカレフ

軍用銃らしく刻印類は少なくシンプル。

フレーム左側面とスライド上部にシリアルナンバーがある程度。ちゃんと星型マークもあるのがにくいですねー。

KSC T33 トカレフ

さて、通常分解ですが・・・、まずスライドストップレバーが抜けない様に固定しているクリップ(スライドストップ・リテイナークリップ)をスライドさせて外します。

余談ですが、トリガーに刻印してある星型マークがみえますか? ん~細かい。

KSC T33 トカレフ

この時クリップがフレーム表面を引っかいて、キズになる場合があるので気になる方は、何か挟んでから作業しましょう。

私は紙を挟みました。写真の状態までリテイナークリップをスライドさせたら、フレームの反対側からスライドストップレバーを引き抜きます。

するとスライドが前方に抜けます。

KSC T33 トカレフ

スライドストップレバーを引き抜くと、KSCの刻印が出てきました。

普段見えない所にマークを入れるなんて、徹底したリアリティですな。

KSCらしくて素晴らしい。

KSC T33 トカレフ

次にリコイルスプリングを外してから、コルト・ガバメントの様にバレルブッシングを回します。

180度くらい回すと、前方に外れます。

KSC T33 トカレフ

後はバレルアッシーを前方に引き抜いて、通常分解は終了。

KSC T33 トカレフ

分解したついでに、チャンバーを覗いてみます。

上部に見えるのが精密チャンバーの証、2つに割れたホップパッキン。

これがBB弾に、安定した回転を与える。

確かに精密チャンバーになってから、集弾性が向上したのを実感しています。

今までは作動性や実射性能の高さでみれば、マルイ製を選ぶシーンが

多くありましたが、これからはKSCという選択肢も増えてくるんじゃあないですかね。

ホップ調整は他のモデル同様、チャンバー部に専用レンチをあてて調整します。

分解不要で調節出来るので、試射しながら調節する場合など素早くできて非常に便利。(今回写真撮るの忘れちゃった!!)

 

実射


コンパクトで細いのに、ヘビーウエイト素材のお蔭で重量感があり安っぽく感じない。(なぜか軽いだけで安っぽく感じてしまうのです。)

スライド操作はスムーズで、スライドを引いて戻っていく感触もヘビーウエイトのお蔭で良いですね。

これで、もう少し「シャチン!!」なんて金属音がしたら最高なんですが。

ブローバックも予想以上に重みのある撃ち応えですが、そのかわりスライドスピードは、落ちてます。

マガジンがコンパクトなだけに、ガスタンクの容量も少ないでしょうからあまり派手な作動は望めません。

が、そこはシステム7のブローバックエンジンなので適正温度なら、がっかりする事はないでしょう。

集弾性も精密チャンバーのおかげで、素晴らしい。

実射性能ならマルイ!!・・・・にKSCという選択肢も加わりました。

しかも現時点ではマルイ製ブローバック・ガスハンドガンには使われていないヘビーウエイト素材のモデルや、拘りの仕上げや質感。
実射性能とリアルな質感の両立こそが、今のKSC最大の武器なのかな。
(プラス、それなりの価格ね)

コレクターやお座敷シューター達を唸らせる今回のモデル。

ゲーマーの方には装弾数10発は少ないかな?

でも共産圏好きな方なら外せないでしょう。

ほら、あなたですよ、AK47握り締めてるあなた。

もしくは、いつも「わしゃ~広島じゃけぇ~」と意味不明な言葉を口走る、仁義なき・・・・・を見過ぎてるあなた!!・・・・・・・・買いです。

7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発

 

 

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KSC TT33 トカレフ HW

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

 

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〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

 

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

電動ガンBOYsシリーズ 10才以上用電動エアガン

可変ホップアップシステム

全長   543mm

重量   1,090g (電池含む)

装弾数     140発

価格   9,240円 (税込み)

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

 

外観レビュー

タボールはイスラエルのIMI社(デザートイーグルとかウージーを作った会社で  現在は分離独立したIWI社が生産)のブルパップ式アサルトライフル。

そのなかでも、今回マルイがモデルアップしたのはスタンダードモデルより バレルが80mm(実銃スケールで)短いコンパクトモデル。

ブルパップ式のアサルトライフルと言えば、ステアーAUG等が有名ですが 私も国産エアガンメーカーがモデルアップしている物位の知識しか無いので このタボールも、よくイギリスのL85A1と混同していました。

これです。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

L85A1    (写真=パブリックドメイン)

なので、H&K社によって改修されるまで、ダメダメ銃だったのは、どっちだったかな~?

なんてレベルのところに、マルイさんからドーンとタボールが発売されてビックリ。

ちなみに改修されたのは、L85A1の方で、L85A2になりました。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

ブルパップ式の特徴は、機関部をストック部分まで後退させる事で、銃身を短縮させずに(命中精度を落とさずに)銃本体をコンパクトにする事が可能になります。

なので、ただっ広い野戦でも集弾性が良く、狭い市街戦でも扱いやすくてオールマイティに使える利点があります。

写真は、同じ電動ガンBOYsシリーズの「スカーL CQC」と全長を比較した物です。

スカーのストックは、一番伸ばした状態でストックからグリップまでは、ほぼ同じ長さかな。

スカーも銃身が短いCQCモデルですが、タボールはさらにコンパクトなのが分かりますね。

しかも銃身はスカーより長い。

まあ、電動ガンBOYsシリーズのインナーバレルは、銃身の先端まできっちり伸びては、いないので厳密な比較は出来ませんが、実銃で比較するならばタボール・コンパクトの銃身長は380mm、対してスカーL・CQCの銃身長は254mmとタボールのほうが126mmも長い。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

BOYsタボールの外観は、表面がザラザラに加工された面が多くツルツル・テカテカのプラパーツが目立たないので、安っぽさはあまり感じません。
(10才以上用電動ガンでは・・・の話。)

とは言え、レシーバー上面やマウントレイル、サイトはツルツルのプラなので上から見ると、ちょっと・・・・・・・。

グリップの上部辺りに、片側4つの通風孔があり、実銃同様の内部パーツが見えてリアルに再現されています。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

グリップ付け根にセレクターがあり、写真の「S」の位置でセイフティ状態。

「R」がセミオートで、「A」でフルオートになります。

使い易い位置にありますが、大人だとグリップを握ったままの操作は、少し窮屈かな。

グリップの中指がくる部分に、BOYsシリーズではお約束のセイフティボタンがありしっかりグリップを握ってボタンを押している状態でないと、トリガーは引けません。

まあ、ボタンは軽く押せるし、グリップを握れば自然とボタンは押されているので難しい事はなにもありませんけどね。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

妙にピョコッと出ている、マガジンキャッチリリースレバー。

こんなに出てるの~? と実銃の写真を見てみると、確かにピョコッと出てますな。

先ほどのセレクター操作時の窮屈感は、セレクターを操作しようと手をずらすとこのマガジンキャッチリリースレバーと手が干渉してしまうせいでした。

実銃の場合は、もっとスペースに余裕があるのかもしれませんがBOYsタボールの場合は、大人が操作する場合リリースレバーを押してしまいそう。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

マガジンはM4共用の140連ゼンマイ式多弾数マガジン。

写真の様に上部のフタを開けて、BB弾をジャラジャラ流し込むだけなのでとっても簡単なのですが、毎回思うけど、マガジン底部のゼンマイを巻くギヤを回すのが辛い。

18才以上用の多弾数マガジンに比べると巻き難いのだ。

ギヤのギザギザに爪を引っ掛けたり、指の腹を思い切り押し付けて回してみたりしてますが、すぐに指が痛くなっちゃう。

しかも、ちょっと巻くのをサボると直ぐに給弾不良になり、空撃ちになってしまう。

今までも多少感じていましたが、今回ほどでは、ありませんでした。

マガジンにも当たり外れがあるのか~!!

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

電池は、アルカリ単三電池を6本使用します・・・・・・が、私は今回も充電タイプのエネループで。

最近では100円ショップで、6本入りのアルカリ単三電池もあるので買ってくれば良いのですが、つい手もとにあるエネループを使ってしまいます。

電池の装着手順は、矢印のロック解除ボタンを押しながらハンドガードを前方に引き抜きます。

電池は左右と底部の3列に、2本ずつ入れます。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

ホップアップはスライド式、簡単で分かりやすいですね。

銃本体右側、実銃のエジェクションポートの部分にあります。

18才以上用と違って、むき出しなのはBOYsシリーズ共通。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

ブルパップ式の欠点として、コンパクトさゆえにフロントサイトとリアサイトの間隔が短くなってしまい、これは命中精度に悪影響になります。

なので実銃は、光学サイトの装着が前提でノーマルサイトは補助的な物になります。

フロントサイトは縦方向に、リアサイトは横方向に畳むことができます。

エアガンの場合は(しかも10才以上用なら、さらに)、命中精度的にそこまでの照準のクオリティは必要ないのですが、どうせならドットサイト等装着したいですよね。

しかしBOYsシリーズのマウントレイルの幅は18mmで、通常の20mmより2mm小さい。

しかもプラ製なので、重い物を装着するのは、抵抗があります。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

で、手持ちのBOYsシリーズ用ズームスコープを装着してみました。

これは軽量で、大きさも丁度良いのですが、なんせレティクル(照準を合わせる十字)が無いので・・・・・。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

ちと寂しいのでフロントサイトを起こしてみると、位置的にはバッチリ。

ただ、やはり近すぎてフロントサイトがぼやけてしまうのですがまあ、無いより良いかも。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

ついでにレーザーサイトも付けてみました。

これは20mmマウントレイル用なのですが、なんとか付いてます。

絶妙な位置に、絶妙な傾きでマウントレイルが装備されているのが良いですね。

18才以上用エアガンでも発売してくれないかな~。欲しくなっちゃった。

ハンドガード部にもレイルが装備されているので、フラッシュライトも装着してみたのが、ページトップの写真です。ん~タクティカル~て感じ。

東京マルイ TAVOR-21 COMPACT

あと、機能はありませんがコッキングハンドルとボルトリリースボタンは可動します。

まあ、雰囲気を楽しむということで。

実射



タボールを構えた感じは、やはりメカが後部に集中しているのでバランスが悪いですね。まあ、軽量なBOYsだから使い難さを感じるほどではないですが。

あと実銃と同様に、射手の耳元が機関部とかなり接近するので他のBOYsシリーズのアサルトライフルに比べて、やや作動音がうるさく感じます。

作動は軽快そのもので、BOYsシリーズも多弾数マガジンになってからフルオートの気持ちよさが倍増しましたね。

ただ、前出のマガジンのせいで今回は楽しさが半減してしまいましたが・・・・・・。

実射性能は今までのBOYsシリーズ同様素晴らしく、10才以上用エアガンの最高峰という称号は、まだまだ続きそうです。

LIGHT PROシリーズとともに、どんどん種類が増えてくれたら楽しいですね。

 

7m 半径2cm刻みの円 0.12gBB弾セミオート10発

 

7m 半径2cm刻みの円 0.12gBB弾フルオート

 

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東京マルイ 電動ガンボーイズ タボール21・コンパクト フラット・ダークアース 10才以上用 エアガン エアーガン

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