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エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

2023年11月

baton-pitviper-0-2
レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

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BATON BT-PIT VIPER メニュー

〇ジョンウイックと実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

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ジョンウイックと実銃のお話し

映画「ジョンウイック」の続編「チャプター2」が制作されるにあたり、主役のキアヌ・リーブスのガンアクション向上のため、実銃を使った射撃訓練の指導を行ったのが、TTI(タラン・タクティカル・イノベーションズ)のタラン・バトラーです。

タラン・バトラーはアメリカのプロ実弾射撃競技者で、USPSA(米国実地射撃協会)のグランドマスターであると同時に、銃器のトレーニングやカスタムガンの制作を行うTTIの経営者でもあります。

TTIがカスタムし、キアヌの実弾訓練でも使われたグロック34とグロック26は、映画撮影用にプロップガン化され、チャプター2の劇中でも使用されたため、大きな注目を浴びました。

チャプター3では、2011コンバットマスター。チャプター4ではPit-Viperと、映画ごとに新しいTTI製カスタムモデルが開発され劇中に登場するのが、もう映画ジョンウイックの1つの楽しみになっていますね。

TTIが作るカスタムモデルは、タラン・バトラーが細部まで拘りぬきチューニングされ仕上げられた完成品のため、Pit-Viperで7,000ドルというお値段です。

 

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

BATON BT-PIT VIPER CO2ブローバック

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   216mm

重量   1,102g(実測)

装弾数    31発

価格   32,700円 (税込)
 

                  2,200円 (スライド・レーザー刻印)

3ヶ月内部パーツ破損・ガス漏れ無償修理保証付

この銃の特徴
〇ジョンウイック4で主人公が使用したTTI PIT-VIPERをCO2ガスガンでモデルアップ
〇激しく超絶早いブローバックスピードで剛性感もある
〇トータル的にクオリティの高い、高級CO2ブローバックガスガン

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

外観レビュー

 

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

BATONさんのCO2ブローバックガスガンは、基本的には刻印がありません。

それでも「BM-9」の様に刻印入りのモデルもあるのですが、コンバットマスターと同様にBT-PIT VIPERも刻印は無い仕様です。

ただメーカーオプションで、スライド部分のみにレーザー刻印を施してもらえるサービスがあるので、今回はお願いしてみました。

やっぱりTTIモデルは派手な刻印が無いと寂しいですからね。(実銃は入れ過ぎ感がありますが)

レーザー刻印はスライドの両サイド部分のみですが、やはり有ると無いとでは雰囲気が全然ちがいます。

TTI製特有の大型セレイション部分の光沢部分とのコントラストと相まって、質感も悪くありません。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

5.4インチバレルの2011コンバットマスターより幾分短いバレルの先端に、シングルポートのコンペンセイターが装着されています。

コンペンセイターを含めたバレル長は、5インチ程度。

コンペンセイターとアウターバレルは金属性で、ブロンズ色のバレルは実銃のDLCコーティングバレルをうまく再現しています。

視認性のとても良い集光タイプのフロントサイトは、スライドを引いてもバレル先端に残るタイプ。

これは射撃中でも先端から動かないので、サイティングに有利とされています。

実銃のPIT-VIPERでは、映画の撮影以前にキアヌ・リーヴスが実銃での射撃トレーニングを始めた頃は、まだフロントサイトはスライドに固定されていた様ですが、その後現在の仕様に変更されました。

BATON製PIT-VIPERのフレーム先端までスラリと伸びたシャーシ部分も金属性で、総体的に剛性感と重量感が有り高級感を感じます。

ブローバックはショートリコイルがオミットされていて、スライドを引いても写真の様にコンペンセイターとバレルは後退せずそのまま動きません。

これはリアル派としては残念ですが、その分作動性が良くなっていると期待しましょう。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

長いアンダーマウントレイルには、ロッキングスロットは1本のみ。

コンバットマスターは5本もあるのですが、タラン・バトラーさんが目新しさを出すために敢えて1本にしたそうです。

ん~良いのか悪いのか。

なお、エアガン界のマウント・アクセサリーのレイル幅は、メーカーによって装着がかなり厳しくなるほどのバラツキがあるので注意が必要です。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

両サイドには綺麗にレーザー刻印が入ってます。

VIP-VIPERのリアサイトは、マウント部分がコンバットマスターと違ってスライドと一体になっている珍しい形状です。

つまりフルアジャスタブルタイプの、サイティングを上下左右に調節するパーツがスライドに直接取り付けられています。

 

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

 

これは部品点数を減らせるとともに耐久性も向上させています。

リアサイトにはホワイトドットは無く、反射防止のセレイションが施されています。

あと、ある意味で今回一番気に入っているのが、このブロンズ色のライトスピードハンマー。

実銃を限りなく再現したとは言え、この薄さは凄い。

激しいCO2ブローバックで、割れてしまわないかと心配になる程です。

空撃ちした時の「パチン」と言う金属音も良いですねえ。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

一般的な物より細身のビーバーテイルや、先端の出っ張りが無くフラットなグリップセイフティ。

大型チェッカリング・マガジンキャッチ・リリリースボタンなど再現性は高くなっています。

TTI製の実銃カスタムガンは、生産時期によって各パーツの変更が細かく行われているので、エアガンにモデルアップするのも大変そうです。

グリップセイフティに関しては、コンバットマスターもPIT-VIPERも現在はフラットタイプで落ち着いてる様です。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

グリップと底部のマグウェルは、実銃に合わせて新規に作られた物。

マグウェルはTTIキャリーマグウェルと呼ばれる物で、素早いマガジンチェンジをサポートしつつ、シンプルで携帯性を重視したタイプです。

グリップはプラ製で、実銃より表面のザラザラ感が大人しいグリップパターンになっています。

まあ、実銃のグリップは、スポンジタワシか?と言うくらいザラザラした物ですから、エアガンとしてはこれ位で良いのではないでしょうか。

グリップはコンバットマスター等の2011ハイキャパシリーズのグリップと付け替えが可能だそうです。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

ニッケルフィニッシュのマガジンも実銃の21連マガジンを再現した新型のCO2マガジンType-NTL。

装弾数は31発で、マガジンが延長されたわりに従来のType-Nから2発しか装弾数が増えていませんが、その代わりガスの気化スペースが拡大されていて、連射時の安定性が増しているそうです。

従来のハイキャパ系マガジンと互換性があるのは、使い回せて有難いです。

新型Type-NTLマガジンで驚いたのは、CO2ガスカートリッジをマガジンに装てんした時のガス漏れの少なさですね。

CO2カートリッジをマガジンに装てんする時は、マガジン側のノズルがカートリッジ先端を突き刺して僅かにガスが漏れるのですが、その漏れがとても少なくなっています。

CO2ガスガンが出始めた頃の物は「プシュ」と言うガスが抜ける音にビビッてましたが、最近の物は僅かな音しか聞こえません。すごく進化しました。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

ホッフアップ調整ダイアルは、マルイ製ブローバックガスガンと同じ様に、チャンバー下部に装備されています。

マガジンとスライドストップ・リリースレバーを抜いてからスライドを前方に押し出せば、スライドはフレームから外せます。

後は、調整ダイアルを少しずつ回して試射しながら、ホップアップを適正にします。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

ホールドオープン時にスライドストップ・リリースレバーが引っ掛かるノッチ部分は、内側に金属プレートが装備されていて、ノッチが削れる事はありません。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

PIT-VIPERは、バレル先端にコンペンセイターが装着されていますが、通常分解は一般のハイキャパと同様にリコイルスプリングアッセンブリーを外せば、バレルユニットはスライドから前方にスルスルと抜けます。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

これがPit-Viperと言う名前の由来となった、毒蛇の牙の様なフレーム先端部分。

たしかに鋭く尖っています。

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実射

重いことは無いですが、しっかりしたスライドの引き心地と作動性。

トリガーを引き始めてからハンマーが落ちるまでは、僅かに長いか?

でもマルイ製ハイキャパ並みにフェザータッチだと、逆に強烈なブローバックに驚いてしまうかも。

でもやっぱりハイキャパ系のトリガーフィーリングは良いですよね。

ブローバックは、今までの2011系ハイキャパシリーズと変わらずリコイルショックは最大級。

いつも感動するのは、そのブローバックスピードで、本当にビシッと早いです。

銃もハイキャパだけにガッシリと剛性感があって、軽快に撃ち続けられます。

新型マガジンは気化室が拡張され、連射時の安定性が増したと言う事でしたので、純正マガジンとコンバットマスターのマガジンをPIT-VIPERで撃ち比べてみました。

結果は、まだこの位の気温では差は出てこない様です。

秒間2発で撃ち尽くしても、どちらも何の問題もありませんでした。

燃費は、1カートリッジで快適に撃てるのは、100~110発ぐらいです。

弾の飛びもコンバットマスター等と同程度の集弾性能で、あまり散らばる事もなく安定していました。

銃の仕上がり具合と言い、作動性能と言い、現在のCO2ブローバックガスガンの最高峰と言えるのではないでしょうか。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
 0.20gBB弾 10発  

 

BT-PIT VIPER25.2℃ 47%
0.20gBB弾 平均初速   80.6m/s 
1発目 81.3m/s 
2発目 80.2m/s 
3発目 80.8m/s 
4発目 79.9m/s 
5発目 80.6m/s 
  
計測機器 XCORTECH-X3200  

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

 

気温25.2℃ 湿度47%において、新型Type-NTLマガジンとType-Nマガジンを、PIT-VIPERを使って撃ち比べてみました。

秒間2発で連射した結果は、まだ差が出るほど気温が低くなかった様で、どちらも快適な作動でした。

 

 

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エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

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実銃のお話し

西部劇とは1860年代から1890年代における、アメリカの西部開拓時代を舞台にした映画やドラマの事です。

日本でも昭和50~60年代には、毎日の様にテレビで映画が放送されていて、当然数多くの名作西部劇も見てきた訳で、完全に影響された私は早打ち(ファスト・ドロウ)や人差し指で銃をクルクル回す練習をしたのですが、当時お年玉で購入した金属製のモデルガンは、子供には重くて早々に挫折した苦い思い出も。

しかし、「マカロニ・ウエスタン」と言う言葉は、イタリア製西部劇を指す和製英語で、映画評論家の淀川長治さんによる造語だとは知らなかった。

 

これはアメリカ人が、本場ハリウッド製西部劇に対する意味合いで、イタリア製西部劇を「スパゲッティ・ウエスタン」と呼んでいたのですが、淀川長治さんが「スパゲッティなんてねぇ~」と、「マカロニ」に呼び変えたと言う事です。でもイタリアでも「マカロニ・ウエスタン」は通じるらしいのは本当?

で、西部開拓時代に使用されていたリボルバー拳銃として有名なのが、1873年から生産されたコルト・シングルアクション・アーミー(SAA)です。

アーミーの名が付いている通り、元々は軍用銃なのですが民間向けモデルもあり、45口径モデルの名称は「ピースメーカー」。その4.75インチ短銃身モデルが「シビリアン」です。

1940年には、第二次世界大戦のため生産中止になりましたが、その数年後に生産再開された物が第2世代モデルになります。

驚異的なのは、現在でもコルト・シングルアクション・アーミーは、第四世代モデルがコルトのウエップ・カタログに載っていること。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

 

東京マルイ SAA.45 Civilian

10才以上用コッキングエアガン

可変ホップアップシステム

全長   266mm

重量   434g

装弾数     6発

価格   13,800円 (税別)

 

この銃の特徴
〇10才以上用ライブカート式のリボルバータイプ・コッキングエアガン
〇このカテゴリーでは珍しい、可変ホップアップ搭載のハイグレード・モデル。
〇新しいシステムの「エアーリボルバープロ」シリーズは、実射性能も格段に向上。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

 

外観レビュー

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

東京マルイ SAA.45 シビリアンは、新しい「エアーリボルバープロ」シリーズ第2弾のコッキングエアガンで、第1弾であるSAA.45 アーティラリーのバレル長5.5インチに対して、シビリアンは4.75インチ。(でもアルミ製インナーバレルは、アーティラリーと同じ70mm)

「エアーリボルバープロ」シリーズとは、従来品よりハイグレードな射撃システムを装備した、10才以上用リボルバータイプのコッキングエアガンの事です。

なのでお値段も、従来品の倍以上となっています。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

外観は全体的にプラスチッキーですが、流石に高級タイプだけあって、ヒケも無く綺麗なマットブラック仕上げで質感は良いです。

まあ、10才以上用エアガンなだけに、重量は434gと軽いのですが。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

フレーム右側側面にある刻印はマルイ仕様ですが、左側面とバレル上部の刻印は実銃通りに正確です。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

マズルは45口径の大迫力。

マズル内側のライフリングも、かなり奥にあるインナーバレルまで、しっかり再現されています。

銃身長が4.75インチ(約120mm)でインナーバレル長が70mm。

実際に計測してみると、マズル先端から35mm程奥にインナーバレル先端が有ります。

なので真正面以外では、マズルから銀色のインナーバレル先端は見え難く、リアルです。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

サイトはとてもシンプルで、大きなフロントサイトにリアサイトはフレーム上部に彫られた溝です。

ハンマーが落ちている時は、ハンマーとリアサイトの溝が重なるので狙えません。

ハンマーを起こすと正確に狙う事が出来ます。

実銃のSAA.45は昔ながらの銃なので、現代のリボルバーピストルの様な安全構造は持ち合わせておらず、ハンマーの撃針がカートリッジを直接叩く物でした。

マルイ製SAA.45もハンマーの撃針は再現されているのですが、当然フレーム側にカートリッジに通じる穴などは開けられていません。

ハンマーをよく見てみると、ハンマーが落ちてる時は撃針がハンマー内に収納される構造でした。 

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

グリップは、BB弾発射用ピストンを内蔵するため、実銃よりやや大きめ。

グリップ自体は樹脂製ですが、木目を塗装で再現したウッドタイプで、木目の表面の質感がとてもリアルで素晴らしい。

マルイさんの疑似ウッドタイプ技術は、本当に凄いですね。

10才以上用エアガンで、この雰囲気を出せるのはブラボーです。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

樹脂製のカートリッジは、.45コルト弾をリアルに再現していて、カートリッジ底面には刻印も入っています。

手に取ってみるまでは、真鍮製と見紛う出来です。

BB弾の装着は、弾頭にはめ込みます。はめ込んだBB弾を保持してくれるパッキンは、均一で軽い感じ。保持が強いとBB弾が発射されずに残ってしまう事もありますからね。

カートリッジは、底面を押すと弾頭部分が飛び出る構造になっています。

これは、射撃時にハンマーを起こすと、エアーを噴き出すノズルが後部からせり出てきて、密着しながらカートリッジ底面を押し、飛び出た弾頭部分はチャンバー部分と密着する事で、エアーのロスを無くして安定した飛びを実現すると言う物。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

カートリッジの装てんは、まずハンマーを少し引いてハーフコックにします。
するとシリンダーが、時計回りに手で回せる様になるので、ローディングゲートを開いて1発ずつ装てんします。

ん~このシリンダーを回す時の音が、何とも言えない心地よさ。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

カートリッジを取り出す時も、装てん時と同じ手順で行います。

実銃の場合は、シリンダーにカートリッジが焼き付いたりして、上手くカートリッジが排出出来ない時があります。

そんな時はエジェクターロッドを使って、カートリッジを強制的に押し出して排出するのですが、エアガンの場合は当然ながら焼き付きとか無いので、銃を手前に傾けるだけでスルスルとカートリッジは出てきますが、まあ雰囲気で使うのも有りです。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

SAA.45シビリアンには、マルイ製らしくマニュアルセイフティが装備されています。

ハンマーを起こしている時に、フレーム左側にある、ネジを模したボタンを押す事で、トリガーがロックされてセイフティ状態になります。

解除は、反対側に飛び出たボタンを押し戻す事でセイフティ解除になり、撃つ事が出来ます。

ただ、見た目を損なわないのは良いですが、ボタンが小さく押し難いですね。

 

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

ホップアップの調節は、バレル後端にあるホップアップ調整ダイアルにホップ調節ツールを嚙み合わせながら回して行います。

ホップ調節ツールは、ダイアルに固定は出来ないので、やや回し難いですが、ダイアル自体は軽く回ります。

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実射

西部劇用10才以上用のエアガンとなれば、ガンベルトから素早く抜いて撃つ「早撃ち(ファスト・ドロウ)」がしたくなりますが、10才以上用とは言えコッキングエアガンで、ハンマーを起こすには空気を圧縮する負荷が掛かかり、素早くハンマーを起こして撃つのは、不向きかな?

それでもイコールコンディション(お互いマルイ製SAA.45)なら荒野の決闘も面白いかも。

フレーム内側は、金属製インナーフレームで補強されているので、コッキング時等も歪みは発生せず剛性感があります。

シリンダーも正確に作動し、コッキングエアガン特有のトリガープル時の粘りも僅かです。

同じマルイ製コルト・パイソンより初速は高く、新しいカートリッジ・システムと可変ホップアップで、弾の飛びも期待してしまいますが、確かに集弾性は格段に上がってますね。

何処のメーカーの、10才以上用ライブカート式リボルバー・コッキングエアガンの実射性能も、10mでの的当てなんて考えられませんでしたが、このマルイ製SAA.45だとA3コピー用紙サイズなら遊べる位に優秀です。

ただし定価で言えば、あと1,000円足せばマルイ製LIGHT PROシリーズの電動アサルトライフルが買えるんですよ。

これは悩ましい事ですなあ。

でも、西部劇にどっぷりハマって育ったオジサンにも、刺さりまくりなSAA.45なのでした。

エアガンレビュー SAA.45 Civilian シビリアン 4.75インチ 10才以上用コッキング

距離 10m 半径2cm刻みの円(A3コピー用紙)
 0.12gBB弾 6発

 

マルイ シビリアン32.7℃ 50%
0.12gBB弾 平均初速   45.4m/s 
1発目 45.6m/s 
2発目 45.6m/s 
3発目 45.1m/s 
4発目 44.9m/s 
5発目 45.2m/s 
6発目 45.7m/s  
  
計測機器 XCORTECH-X3200  
0.12gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

 

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エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

2310-16-1
 

実銃のお話し

映画「ジョンウイック」がヒットし、続編「チャプター2」が制作されるにあたり主役のキアヌ・リーブスのガンアクション向上のため、実銃を使った射撃訓練の指導を行ったのが、TTI(タラン・タクティカル・イノベーションズ)のタラン・バトラーです。

タラン・バトラーはアメリカのプロ実弾射撃競技者で、USPSA
(米国実地射撃協会)のグランドマスターであると同時に、銃器のトレーニングやカスタムガンの制作を行うTTIの経営者でもあります。

TTIがカスタムし、キアヌの実弾訓練でも使われたグロック34とグロック26はプロップガン化され、チャプター2の劇中でも使用されたため、大きな注目を浴びました。

チャプター3では、2011コンバットマスター。チャプター4ではPit-Viperと、映画ごとに新しいTTI製カスタムモデルが開発され劇中に登場するのが、もう映画ジョンウイックの1つの楽しみになっていますね。

TTIが作るカスタムモデルは、タラン・バトラーが細部まで拘りぬきチューニングされ仕上げられた完成品のため、Pit-Viperで7,000ドルというお値段です。

 

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

DOUBLE BELL TTI-PIT VIPER JW4

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   215mm

重量   1,060g

装弾数   28発

価格   21,780円 (税込)

 

この銃の特徴
〇映画「ジョン・ウイック コンセクエンス」に登場する、TTI-Pit Viperをモデルアップ。
〇中身はマルイーハイキャパをオマージュ。マガジンは基本互換性ありか。
〇リコイルショックは特別強くないけど、弾道の纏まりは良い。
エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

 

外観レビュー
エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

映画「ジョンウイック4・コンセクエンスもやっと公開になり、エアガンにモデルアップされたPit-Viperへの関心も高まってきましたが、海外製ブローバック・ガスハンドガンの中にはメタルスライド製も多いので注意が必要です。

まあ気にしないと言う方なら良いのですが、私は国内法的にグレーゾーンのメタルスライドは避けています。
(これだけメタルスライドが流通していると、グレーと言う認識も希薄になってしまいますが。)

で、今回のダブルベルPit-Viperは樹脂スライドなので、気になる方もご安心を。

まあ販売価格からして、再現度は他メーカーの正式ライセンスモデルほど高く無いのかな、なんて想像したりしてしまいますが購入し易いのは助かりますよね。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

ダブルベルPit-Viperの質感は、スライドが少し艶が有る事もありプラスチッキーな雰囲気。

ただ最大の特徴でもあるTTI製Pit-Viperの独特なセレイションやスライドに開けられたポート等、良く再現されています。

でも同じダブルベルの2011コンバットマスターの時と同様に、スライド側面の刻印類に色入れされていないのは寂し過ぎる。

実銃では、派手派手なスライド周りが特徴なだけに、残念です。

まさか他社製の正式ライセンスモデルに気を遣って、遠慮しているって訳でもないでしょうに。

ん~、コスト的に無理だから自分で入れてね!って事なのかなぁ~?

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

スライド上面は、TTIのマークが無いので寂しいですが、迫力の光景が拝めます。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

Pit-Viperは、スライド先端に違和感無く装備された小型のコンペンセイターが特徴です。

そしてコンペンセイターとフレーム先端両サイドが連なって斜めに鋭くカットされています。

このカットされたフレーム先端部分を真上から見ると、まるで毒蛇の鋭い牙の様に見える事から「Pit-Viper(クサリヘビ科の毒蛇)」とネーミングされました。

EMG製やBATON製PIT-VIPERのコンペンセイターは、フレームに固定されてショートリコイルがオミットされていますが、ダブルベル製Pit-Viperのコンペンセイターは実銃と同時に固定されておらず、ショートリコイルするので再現性は高いです。

メタル製アウターバレルは、暗めのブロンズ色が良い色合いで雰囲気がありますね。

チャンバー部分の「9mm」の文字が刻印では無く、プリント(レーザー刻印では無い様な・・・)なのは残念。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

フレーム底部のマウントレイルには、実銃と同様にアイテム固定用スリットは1本のみ。

雰囲気のある文字も書かれています。

が、マウントレイルの幅がやや広く、装着出来るフラッシュライト等は限定されそうです。

またマウントレイル底面のセンター部分は、2011コンバットマスターの様に窪みがありますが、実銃Pit-Viperのマウントレイル底面は、TTIのウエッブカタログを見る限り平です。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

フロントサイトの集光サイトやリアサイトのフルアジャスタブルタイプ・サイトの形状は、とても良く再現されていますが、実銃のフロント集光チューブの色が黄緑色に対してダブルベル製は白色で、リアサイトのドットも実銃ではなにも無くて、全面が反射防止セレイションになっています。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

ダブルベル製Pit-Viperで、もう少し頑張って欲しかったな~と思う部分がグリップで、実銃の様に全面ザラザラ感の雰囲気を出そうと言うのは伝わりますが、実際触るとマルイ製ハイキャパの様なツルツル感が有ります。

実銃は、粗いサンドペーパーか?と思わせる位のザラザラ感ですからね。

実銃のライトスピードハンマーやトリガーの再現性は、このモデルの価格帯からすれば文句もつけられないかな。

グリップセイフティは、マルイ製ハイキャパの様にポッコリ出っ張っていますが、実銃ではこの出っ張りは無く、控え目な形状になっています。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

大型のマガジンキャッチ・リリースボタンやマグウェルは、とても使い易いです。

リリースボタンのテンションも適度な感触で、押し易いですね。

ダブルベル製のリリースボタン上面の滑り止めの模様は丸いですが、実銃はチェック柄です。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

ダブルカラムマガジンの装弾数は、28発。

マガジンフォロアーを下げて、スリットの広くなっている投入口から装てんするか、BBローダーを使ってマガジンリップ部分から一気に流し込みます。

マガジンのガスタンクには、通常のHFC134a等のガスが25gほど装てん出来ますが、注入バルブが海外仕様のままなので、国産マガジンに注入してる時のシューって言う音も、タンクが満タンになった時のガスの吹き返しもありません。

なので無音のまま、適当な時間ガス注入作業をし続けなければいけません。

試しにどれ位の時間で注入出来るか計測してみた所、満タンに近いガス缶を使用して、注入5秒で50%、10秒で80%、15秒で92%、20秒でほぼ100%という結果でした。

なのでたっぷり入ってるガス缶でのガス注入なら、30秒注入すれば十分な感じですね。

マガジン・バンパー底部には、ちゃんとTTIのマークが入ってます。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

一応マルイ製ハイキャパのマガジンと互換性ありと聞いていて、試しに使ってみると普通に撃てたのですが、気のせいか燃費が悪くなった様な気がしたので、数えてみるとガス1チャージで110発程撃てました。

ブローバックや初速の落ち込みは感じられませんが、ガスタンクの容量はダブルベル製と同程度なので、原因は不明ですが少し燃費が悪くなる様です。

 

一応Pit-Viperには装着出来たものの、ハイキャパに装着されているマガジンバンパーが干渉して影響があったのかも知れません。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

ホップアップの調節は、フレームからスライドを外すとチャンバー下部にホッフアップ調整ダイアルがあるので、少しずつ回して調節します。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

ついでに通常分解してみると、こんな感じ。

普通のパイキャパと同じ感覚で分解出来るので、難しい部分はありません。

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

おお~!これがPit-Viperと言う名前の由来となった、毒蛇の牙の様なフレーム先端か~!

なんて攻撃的な。

 

 2310-17-1

実射

ダブルベル製Pit-Viperのグリッップは、全面シボ加工の様なプラ製グリッップなので、手の吸い付きがなく、しっかり握れる感は弱いですね。

それでも重量感があり、マルイ製ハイキャパより高めのスライド作動音と適度なテンションのスライド操作感で、気分は盛り上がります。

トリガープルは、フェザータッチのマルイ製ハイキャパよりは若干重い感じ。

ブローバックの作動性は良く、普通に快適に撃つ事が出来ます。

1回のガスチャージで130発ほど撃てるので、燃費は 0.19g/1発位と優等生です。

この個体はホップアップの掛かりが強く、0.2gBBだとホッフアップ調整ダイアルが最弱付近で適正ホップになる位でした。

ならば重い0.25gのBB弾を使えば良いのですが、この個体は初速がやや低めなので、更に飛び自体が弱々しくなってしまいそう。

まあジョンウイックの様に、近接戦闘メインの使い方なら問題無いですが。

弾の飛び自体は、変な癖も無く素直に飛んで行きます。集弾性も纏まりは良いですね。

今回は、外観のしつこい粗探しレビューになってしまいましたが、ダブルベル製Pit-Viperは他メーカーよりお求め易い価格帯という事で、気軽にジョンウイックの世界観に浸るには、とても良いモデルだと思います。

樹脂製スライドと言う点でも、個人的にはポイント高いです。

 

 

エアガンレビューDOUBLE BELL TTI PIT VIPER ダブルベル ピツトバイパー JW4 ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
 0.20gBB弾 10発

 

DB-PIT-VIPER30.8℃ 47%
0.20gBB弾 平均初速   67.5m/s 
1発目 67.7m/s 
2発目 67.7m/s 
3発目 68.2m/s 
4発目 67.3m/s 
5発目 66.6m/s 
  
計測機器 XCORTECH-X3200  
0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

 

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エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

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レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

2310-18-1


実銃のお話し

グロック18は、オーストリア国家憲兵隊の対テロ特殊部隊「コブラ」(GEK-COBRA(現EKO-COBRA))の要請で開発された、グロック17ベースのマシンピストルです。

隠し持てるSMG(サブマシンガン)を、と言う開発要請に十分応えたグロック18のファイヤーパワーは秒間20発と凄まじく、フルオート射撃時のコントロールは至難の業とか。

反動を抑えるためにスライドとバレル上部にガスポートが開けられたグロック18Cでは、フルオート時に真上に吹きあがる火炎で、的を正確にエイミングし続ける事は不可能らしい。

そのためか、現在のウエッブカタログのグロック18Cを見ると、ガスが真上に吹き上がらない様、ガスポートが二股仕様に変更されています。(今の今まで気が付かなかった~!)

グロックは現在第五世代(Gen5)が発売されていますが、Gen3、Gen4も販売を続けているユニークな会社で、需要があれば古い設計の物でも作り続けると言うスタンスなのでしょうか?

そんなグロックのウエップ・カタログにはグロック18も載っているのですが、仕様的にはGen3のままです。(前出の様に若干の仕様変更はしている様ですが。)

EKO-COBRAがこれ以上の開発は必要なしと判断したのか、要請して作ってもらったけど、こんなじゃじゃ馬扱えねえよ!と「コブラ」が嘆いたのかは分かりませんが、とにかくグロック18はレアなピストルで、「やっぱりこれ、男の子が好きなやつ~!」なピストルですね?

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

 

東京マルイ GLOCK 18C マシンピストル

セミ・フル ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   186mm

重量   698g

装弾数  25発

価格   16,800円 (税別)

 

この銃の特徴
〇鋭いリコイルショックを伴いながらフルオート射撃出来るマシンピストル
〇実銃同様の毎秒20発のフルオート射撃は圧巻。
〇セミオート射撃は、同じマルイ製グロック17と変わらぬ優秀な実射性能。
エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

 

外観レビュー
エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

マルイ製グロック18Cは、スライドのフルストローク作動のまま、実銃同様の毎秒20発のフルオート連射サイクルを誇るマシンピストルです。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

と言っても、マルイ製グロック18Cが発売された2010年には、KSCさんが既にグロックシリーズの各モデルや多くのバリエーション、終いには実銃には存在しないグロック23や26のフルオート仕様まで、様々なグロックを登場させてきた後だったので、イマイチ・インパクトが弱かったですね。

まあそれでもマルイさんがグロック18Cを発売するとなれば、それなりに話題にはなりましたが。

写真下は、KSC製グロック18Cの限定生産 ストレート・グリップモデル。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

マルイ製グロック18の樹脂スライドは、マルイ・ブローバックガスガンでは定番の、ツルリと目の細かいマット仕上で、フレーム右側のマルイ刻印以外は実銃の刻印をリアルに再現しています。

このグロック18に限って言えば、定評のあるKSCさんの刻印より質感が良く感じます。

以前のマルイさんの刻印と言えば、文字が太かったり刻印の周辺にヒケがあったりと、良いイメージが無かったのですが、随分と良くなったものです。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

フレームのダストカバー部にはアンダーマウントレイルが装備されていますが、位置固定用の横溝は1本のみなので、少し不便です。

まあ、実銃がそうなのだから仕方ないのですが、フラッシュライトの方がグロックに合わせてくれてたり、位置調整用のアダプターを附属してくれてたりするので、あまり問題はないかな。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

マズル内側には、ポリゴナルライフリングが再現され、その奥に真鍮製のインナーバレルが見えます。

マルイ製グロックシリーズには、マルイさん独自のマニュアルセイフティが装備されています。

フレームのダストカバー底部にある、実銃でのシリアルナンバープレートがセイフティ・レバーになっていて、ハンマーが起きている時に後方にスライドしてセイフティにすると、トリガーがロックされ撃つ事が出来なくなります。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

実銃では、銃身に開けられた4つのガスポート(マグナポート)から噴き出すガスを逃がすために、スライド上部はポッカリと大きな穴が開けられています。(現在の実銃は、ガスポートの形状が変更されています)

マルイ製グロック18Cでもこのコンペンセイターはリアルに再現されていますが、よく見るとアウターバレルのガスポートは貫通していない様ですね。

貫通してると中の金色の真鍮製インナーバレルが見えてしまって、リアル感が損なわれるので、見えない様に配慮されています。

因みにKSCさんの場合は、アウターバレルのガスポートは貫通していてインナーバレルは丸見えなんですが、インナーバレルは目立たない色に着色されています。

スライド後部にある肉抜き部分も、実銃に近い位に深くえぐられています。

KSC製グロック18Cでも肉抜きは再現されていますが、彫りが浅くリアルさは今一つでした。

マルイ製では、この深い肉抜きを再現するためにデトニクスの様なD型ピストンカップの専用ブローバックエンジンを開発したと言うから、凄い拘りです。

リアサイトは固定取り付けで、お馴染みの凹型ホワイトの色入れがされています。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

セミオート射撃とフルオート射撃の切り換えは、スライド左側後部のセレクターレバーを上下にスライドさせて行います。

上側にしてセミオート射撃、下側でフルオート射撃になります。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

トリガーには実銃同様のトリガーセイフティが装備されていて、トリガーがらポチッと出てるレバーを押し込みながらでないと、トリガーが引けません。

まあ、普通にトリガーを引けば自然とレバーは押し込まれるので、特別気にする事は無いですが。

またトリガーは、コッキング・インジケーターの役目もしていて、ハンマーがコッキング(起きている)されている時は、トリガーは前方に出ています。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

附属の亜鉛ダイカスト製マガジンの装弾数は25発。

マガジンにはガスを13g程注入出来て、一回のガス注入で70発位撃てます。

なので燃費は、0.19g/1発程になります。

BB弾の装てんはマガジン・フォロアーを下げて、スリットが広くなっている部分からBB弾を投入するか、BBローダーを使ってマガジン・リップ部分から一気に装てんします。

暖かい時期だと、附属マガジンでフルオート射撃しても、そこそこ楽しめますが、ガッツリとフルオート射撃を楽しむならロングマガジンを使った方が、初速も安定して撃てるし鋭いリコイルショックが長続きします。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

ホップアップの調節はフレームからスライドを外して行います。

まずマガジンを抜いてから、一度スライドを引いてハンマーを起こします。

次にフレーム両側にあるテイクダウンレバーを同時に下げながらスライドを前方に押すと、スライドは前に外せます。

ただ前方に抜く時は、グロック17ほどスムーズではないですね。

ちょこちょこ引っ掛かりながら外せる感じです。

チャンバー下部にホッフアップ調整ダイアルがあるので、少しずつ回して調節します。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

スライドのホールドオープン時に、スライドストップ・レバーが引っ掛かるノッチ部分の裏側には、金属パーツが取り付けられていて、スライドストップ・レバーがどんなに激しくぶつかってもノッチが削れたり変形しないように強化されています。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

ついでに通常分解してみると、まあシンプル。

メンテナンスも楽そう。

 2310-19-1

実射

KSC製より随分遅れて発売されたマルイ製グロック18Cは、後発の強みを遺憾なく発揮していて、操作性、実射性能、リコイルショック等、多くの点でKSC製グロック18Cを凌駕しています。

快調作動するブローバックですが、今年の猛暑の中でのロングマガジンを使ったフルオート射撃時は凄まじく、スライドが吹き飛ばないか心配になる程です。

ただしフルオート射撃時の集弾性は絶望的で、10mでも的に当たったのは10発中の初弾と、たまたまの2発のみでした。

それだけリコイルショックが激しいと言う事ですが。

まあ、フルオート射撃は威嚇用か弾幕を張る様ですね。

逆にセミオート射撃では、グロックのセミオートモデルに遜色ない優れた集弾性を見せています。

気持ち良い程に真っ直ぐ飛んで行く弾道も、さすがマルイさんと言ったところです。

グロック信者の方は多いと思いますが、セミオートモデルの17にするか、マシンピストルの18Cにするかは悩みどころですねえ。

夏が終わってしまう前に決めましょう。

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
 0.20gBB弾 セミオート10発

 

エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
 0.20gBB弾 フルオート10発 

 

マルイ グロック18C29.1℃ 42%
0.20gBB弾 平均初速   73.1m/s 
1発目 75.7m/s 
2発目 72.1m/s 
3発目 71.8m/s 
4発目 71.1m/s 
5発目 74.6m/s 
エアガンレビュー 東京マルイ グロック 18C セミ・フル ブローバックガスガン

グロック18Cに附属のマガジンと別売の50連ロングマガジンとで、それぞれ秒間2発とフルオート射撃で25発連射した時の、初速の変化をグラフにした物です。

以外とフルオート射撃では違いが少ないですが、秒間2発の連射時ではロングマガジンの安定感が光ります。

フルオート射撃時の初速の変化はあまり変わりませんが、連射サイクルの安定性はロングマガジンが抜群に良かったです。

フルオート射撃25発の平均連射サイクルでは、附属マガジンは秒間20発を下回ってましたが、ロングマガジンでは上回ってました。

 

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エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

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レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

2310-20-1


実銃のお話し

デトニクス・コンバットマスターは、1970年代にアメリカのデトニクス社で開発された、3.5インチのコンパクトM1911です。

ただし、ただ単に切り詰めただけでは作動が不安定になるため、リコイルスプリングを2重、3重化することで作動性の向上を図りました。

もう一つ、現在では多くのカスタム・M1911が採用する「コーンバレル」を最初に採用したのも、このコンバットマスターです。

通常のM1911はスライドとバレルを固定するために、ブッシングと言うパーツを挟んでいて、スライドの作動中は常にバレルとブッシングは接触して擦れているので作動の抵抗になります。

対してブッシングを廃したコーンバレルは、バレル先端にいくほど太くなる円錐形のバレルで、ブッシングがなくても通常時はスライドとバレル先端が接触して固定されています。

スライド作動時は、バレルが細くなるので接触が無くなり抵抗が少ないため、作動の確実性に貢献しています。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

 

東京マルイ DETONICS.45 COMBAT MASTER SM

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   178mm

重量   634g

装弾数     18発

価格   14,800円 (税別)

 

この銃の特徴
〇専用開発のD型ピストンカップ・ブローバックエンジン搭載。
〇光沢を抑えたステンレスシルバー色は渋くて美しい。
〇コンパクトでも、実射性能は流石のマルイクオリティ。

マルイ デトニクスの・口コミ

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

 

外観レビュー
エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

マルイ製デトニクス.45・ステンレスモデルは、先に発売されているM1911A1のブローバックエンジンを元に、コンバクトで独特なスライド後部の形状に合わせて専用のD型ピストンカップを開発。

外観はM1911A1と同じ様にブラスト加工されたスライドとフレームの上にシルバー塗装が施され、実銃のステンレス素材の鈍い輝きを再現しています。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

写真では分かり難いですが、スライド表面は僅かなヒケによるものと思われる、ぼんやりとした仕上ムラがあります。

フレーム部分はとても綺麗な仕上がりなので、ちょっと残念です。

刻印類は、とてもシンプルでフレーム右側の刻印は、マルイ仕様。

チャンバー部分には、刻印はありません。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

フレームのパーティングライン(線状の成型痕)は綺麗に処理されています。(トリガーガード内側は残っていますが・・・)。
トリガーガード廻りは、シボ加工の部分があったりと、面によって仕上が違う巧な演出がされています。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

ブッシングを無くした、厚みのある45口径のマズルは大迫力。

ライフリングも再現され、少し奥には真鍮製のインナーバレルが見えます。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

スライドを引くと硬質メッキ仕上が施されたコーンバレルが拝めます。

艶感のあるアウターバレルと、マットなシルバー色のスライドとのコントラストが良いですね。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

特徴的なスライド後部は、衣服に引っ掛かり易そうなリアサイトは前方に追いやられ、僅かなスロープになる様に大胆にえぐり取られています。

これにより、ハンマーのスパー部分(指を引っ掛ける部分)の形状と相まって、指を上から撫でる様に引いてハンマーを起こし易くしています。

フロントサイトとリアサイトの距離が短いと、遠射時の命中精度は落ちますが、素早いサイティングには向いています。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

グリップは短くて、握ると小指が完全に余る感じ。

コンシールド・キャリーピストル(隠し持つ拳銃)で、素早く撃つ必要性からかグリップセイフティはオミットされていて、バックストラップはスッキリしています。

樹脂製のグリップパネルとハンマースプリング・ハウジングは、ラバーコーティング仕上が施されていて、しっとり感があって滑り難くい握り心地です。

また、グリップパネル内側にはウエイトが埋め込まれていて、銃を持った時のズッシリ感に貢献しています。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

ピカピカに輝く硬質クロームメッキ仕上の亜鉛ダイカスト製マガジンの装弾数は18発。

ガスタンクには7g程注入出来て、3マガジン位(54発)撃てるので、燃費は0.13g/1発ぐらいかな。

BB弾はマガジン・フォロアーを下げて、スリットの広くなっている部分から投入するか、BBローダーを使ってマガジン・リップから一気に装てんします。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

通常ブローバックガスガンは、マガジンのガス容量が小さいと連射には不向きですが、デトニクスも苦手な様ですね。

そんな時は同じマルイ製M1911A1ブローバックガスガンのマガジンが使えるのでお勧め。

ガス容量はデトニクスとあまり変わりませんが、多分ガスの気化室が広いんだと思うのですが、連射時の安定性が全然違います。

これならゲームでもガッツリ使えますよ。

「それならM1911A1で撃てば良いじゃあないか!」って、野暮な事は言わない様に!

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

これは、デトニクス用18発マガジンとM1911A1用25発マガジンをデトニクスで射撃した時の初速の変化をグラフにしたものです。

秒間2発で連続射撃しています。

計測機器 G-FORCE BB POWER TESTER

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

ホッフアップ調整ダイアルは、マルイ製では定番のチャンバー下部にあるので、フレームからスライドを外して調節します。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

ついでに通常分解してみると、こんな感じ。

コーンバレルの形状や、2重になってるリコイルスプリングが良く分かりますね。

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

スライドのホールドオープン時に、スライドストップ・レバーがガツンと引っ掛かり、削れや変形が起こり易いスライドストップ・ノッチの裏側には、金属パーツがはめ込まれており、削れ対策は完璧です。

2310-21-1
 

実射

グリップパネル裏のウエイトが効いているのか、コンパクトなデトニクスでも構えると重量感が伝わってきますし、スライドを引いた時の、シャキンと軽い作動音も良いですね。

トリガーフィーリングは、マルイ製M1911系そのもので、素直なフェザータッチ気味のコンバットシューティング・タイプ。

ブローバック時のリコイルショックは、ハードキック程ではないですが、コンパクトモデルでも芯があって軽快な撃ち心地感があります。

ただしガスタンクが小さいので、連射すると途端に弱くなっていきますが。

初速もコンシールド・キャリーピストル的味付けで低めの設定にされてますが、そこはマルイさんらしく飛びの躾はしっかりされていて、真っ直ぐ素直な弾道を描いて飛んで行きます。

10mの集弾性も、コンパクトモデルとしては納得の性能を見せています。

近接戦用の質感も良いコンパクトモデルをお探しの方には、お勧めです。

グロック26よりオシャレかも?

 

 

エアガンレビュー デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
 0.20gBB弾 10発 

 

マルイ デトニクス30.5℃ 60%
0.20gBB弾 平均初速   59.2m/s 
1発目 59.2m/s 
2発目 58.8m/s 
3発目 59.4m/s 
4発目 59.4m/s 
5発目 59.3m/s 
  
計測機器 XCORTECH-X3200   
0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

 

 

東京マルイ デトニクス45 コンバットマスター ステンレス ※AMOMAX パドルホルスター 右 BK付き!

 

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