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エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

2024年10月


007シリーズの映画ポスターを見ていると、サイレンサーを装着したワルサーPPKを格好良く構えているジェームスボンドが描かれている物もありますが、劇中では言うほどサイレンサーの装着率は高くないですよね。

まあ、スパイ映画だけど派手なアクション・シーンが連続するだけに、ちまちまと消音して撃ってられないのでしょうが。

それでもスパイである007には、サイレンサー付きのPPKが似合います。

やはりスペシャルな雰囲気が漂いますよねえ。

レビューページ メニュー

〇007のお話し

〇バレル交換

〇実射性能

期待しながら待ちに待ったPPKがとうとうマルゼンさんから発売されました。(PPK/Sは既に発売されてますけど)

ただノーマルのPPKアウターバレル先端には、サイレンサー装着用のネジはありません。

そもそもアウターバレルはプラ製なので、サイレンサーが装備出来たとしても耐久性が心配になります。

なのでサイレンサーを装着して楽しみたい場合は、純正オプションのサイレンサー&可変ホップ・メタルバレルセットがお勧めです。

ノーマルの固定ホップアップに満足できない方も是非お試しを。

固定ホップアウターバレルユニットから可変ホップ金属製アウターバレルへの交換ですが、まずマガジンをぬいてからスライドをフレームから外します。

それからスライドストップ・レバーを外します。

スライドストップ・レバーは固定されていないので、直ぐ外れるのですが、レバーの根本に付いているバネを無くさない様にしましょう。

次にフレームにチャンバー部を固定している2本のピンを右側から左側に抜きます。

ピンを押すには細いポンチかつまようじ等を使います。

私の場合は、つまようじで押せました。

片方のピンは、丁度トリガーバーが通っているのでやや押しにくいですが、ようじの細い先端側で押せました。

ピンが固い場合は、ようじを小型のハンマーとかドライバーのグリップ部分で軽く叩くと外れます。

2本のピンを外せば、バレルユニットは上に引き抜いて外せます。

後は可変ホップバレルユニットを逆の手順で組み込めば完成です。

バレルユニット交換は、とても簡単ですね。

 

ホップアップの調整は、チャンバー上部のネジを精密ドライバー等で回して行います。

アウターバレルユニット交換やホツプアップ調節方法などは、説明書に事細かく書かれているので安心です。

 

そしてマズルに切られたネジに、サイレンサーをクルクル回してねじ込んでいけば、気分はもうジェームスボンドです。

ちなみに、可変ホップバレルのアウターバレルは金属製ですがチャンバー部はプラ製です。

少し残念ですが、見た目のクオリティは良いいので満足度は高いですし、ノーマルのチャンバー同様の刻印類も再現されています。

 

サイレンサー内部には吸音材も取り付けられていますが、まあブローバックガスガンの場合はガスの発射音よりブローバックの作動音が大きいので、消音効果は感じられません。

が、細身のサイレンサーはPPKに似合ってますし、サイティングに影響しないのも良いですね。

 

実射

マルゼンPPKは実銃と同様ストレート・ブローバック(ショートリコイルしない)で、フレームにチャンバーが固定されているので、サイレンサーを装着してもブローバックの作動に全く影響しないのは良いです。

ホップアップ調整ダイアルがチャンバー上部にあるので、調節する時はスライドを外さないといけないのが面倒くさいと言えば面倒。

ホップが強めや弱めだと右や左にブンブン曲がる飛びをしますが、適正ホップだと後半やや不安定ながらフラットで良い飛びをしてくれます。

実射性能は良いし、サイレンサー付きの雰囲気も楽しめて、満足度は高いですね。

 

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〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

    

マルゼン ワルサーPPK  ブローバック

ブローバックガスガン 固定ホップアップシステム

全長   158mm

重量   370g

装弾数    18発

価格   14,080円 (税込み)

この銃の特徴
〇ワルサー社正式承認モデルで、リアルな刻印やデコッキング機能も再現
〇やっと皆007になれる。
〇マガジンが小さくガス容量が少ないので連射は厳しいが、ドンと強いブローバックは撃ち心地が良い。

   

外観レビュー

このPPKは、ベーシックな「ブラックモデル」なのでリアルな金属感こそ無いものの、マットな表面仕上げでエアガンとしては綺麗な質感です。 フレーム等のパーティングライン(成型時の筋状の線状痕)も無く、手に持って眺めているだけでもニヤニヤしてしまう仕上がりの良さがありますね。

 

 更にワルサー社正式認証モデルだけに刻印類もリアル。 刻印自体も、細いながらに文字がしっかり打ち込まれていて雰囲気が良いです。 マルゼンPPK/Sでは、認証モデルであるという刻印がスライド右側にデカデカと刻まれていましたが、PPKではフレームのトリガー後方に移されています。

因みに、エジェクションポートから覗いてるバレルに刻印されているマークは、左から「ニトロ・マーク」(無煙火薬使用合格印)、「製造年表記アルファベット」、それに「アントラー・マーク(ドイツ・ウルム検査場合格印)。

製造年表記アルファベットでは、実銃はA~Kの組み合わせで表記していますが、マルゼンさんはエアガンである事に気を遣って、架空の表記にしています。

フロント・リアサイトはスライドに固定されています。

銃口を覗くと、マズルギリギリまで伸びた真鍮製のインナーバレルがみえます。

アウターバレルは樹脂製で、残念ながらサイレンサー装着用のネジはありません。

ただ、純正オプションでサイレンサーとサイレンサー取り付けネジが付いた、可変ホップアップ仕様メタルバレルのセットが発売されているので、サイレンサーを取り付けたい方やホップアップの調整に拘りたい方は購入をお勧めします。

  

マニュアルセイフティはスライド左側にあり、通常時のハンマーが落ちている時にレバーを下げるとトリガーはロックされ引けなくなり、ハンマーもファイアリングピン(エアガンには無いけど)を叩けない様にブロックされます。

ハンマーが起きている時にセイフティにすると、ハンマは安全に落ちて(デコッキングされて)トリガーを引いても撃てなくなります。

セイフティを戻して再度撃つ時は、通常の状態に戻るのでハンマーを起こしてシングルアクションでも、そのままトリガーを引いてダブルアクションでも撃つ事が出来ます。

  

PPKとPPK/Sの違いと言えばグリップの長さ。 見た目にはさほど違いは無いですが、握り心地はかなりの違いがあります。

PPK/Sは、PPKに比べると握りに余裕やしっかり感がとてもあります。

PPKは刑事用に携帯性重視で作られたものですから、当然グリップ感は悪くなりますね。

まあ、コンパクトが売りですから、これで良いんでしょうけど。 あと、PPKのバックストラップ(グリップの背面)にはチェッカリングが施されていたり、ランヤードリングも装備していたりとデザインの違いもあります。  

  

グリップが短くなっているので、当然ながらそれに合わせてマガジンも短くなっています。

BB弾の装弾数で言えば、PPK/Sの22発から18発に少なくなっています。

ガス容量も幾分少なくなっているでしょう。 因みにガス容量は5gほどで、一回の充填で2マガジン位撃てます。

  

フレームからスライドを外す時は、まずマガジンを抜いてからトリガーガード前部を下方に引き抜いて、左右どちらかにずらして引っかけます。

次にスライドをいっぱいに引きながら、スライド後部を上に持ち上げスライドを前方に滑らせれば、スライドが外せます。

PPKは実銃同様ストレート・ブローバックなので、バレルはフレームに固定されています。

PPKは全弾打ち尽くすと、スライドが後退したまま保持されるホールドオープン機能がありますが、スライドストップのリリースレバーが無いので、スライドを元の位置に戻すには空のマガジンを外すか弾の入った新しいマガジンを挿して、スライドを後方引いた後手を離せばスライドが前進します。

  

既にシルバーモデルのPPK/Sをお持ちなら、ブラックモデルのPPKとスライド交換をしてツートンを楽しめます。

一応BB弾も撃てたので、問題は無いかと思います。

 

実射性能

 

試射した時はまだ気温が高かったので、多少連射しても心地よく撃てましたね。

コンパクトながら、ドンッと強いブローバックは楽しいです。

少し重めのダブルアクションもスムーズな動きだし、シングルアクションのトリガーの切れも良く、軽量コンパクトなPPKのブローバック・アクションを楽しめます。

マガジンには、BB弾を下から押し上げるマガジン・フォロアーをロックして、空撃ち出来るモードもあります。

ただやっぱりグリップの窮屈感はあるので、「PPK」に拘りがなければPPK/Sのほうが使い勝手で言えばお勧めかな。

PPKは固定ホップアップ仕様ですが、この個体では10mの的当てですと僅かに左下に狙点修正する位で良かったです。

 

  

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

マルゼン PPK30.1℃ 54%
0.20gBB弾 平均初速   68.1m/s 
1発目 67.5m/s 
2発目 68.2m/s 
3発目 68.1m/s 
4発目 68.3m/s 
5発目 68.6m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

マルゼン PPKは固定ホップアップ仕様です。

PPKで0.5秒間隔と1秒間隔、それとPPK/Sで0.5秒間隔で全弾連射した時の初速のグラフです。

マガジンが小さくガス容量も少ないので、射撃間隔はなるべく開けた方が安定するので良いようですね。  

 

PPKとPPK/Sでは、何が違うのか?のページへ

 

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