エアガンレビューン

エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

2025年01月

 

固定スライドガスガンの昔と今

ひと昔よりもっと以前では、国内でも各メーカーからスライドがブローバックせず固定されたガスハンドガンが、数多く販売されていました。

現在でも絶滅危惧種的に数は減ってますが、販売はされています。

マルイさんで言えば、かつての廉価モデルは全滅して、唯一の高級タイプだったMk23が生存しているのみでした。

しかし近年、コンシールド・キャリーピストル(隠し持てる小型拳銃)タイプの固定スライドガスガンが数種類登場して、固定スライドガスガン界隈も少し賑わいが戻った感じです。

そんな中、CO2ガスガン・メーカーからCO2を使った固定スライドガスガンが登場したり、マルゼンさんからは、かつての固定スライドガスガンをCO2ガス化した物も出てきました。

固定スライドガスガンは、弾の発射のみにガスを使用するので燃費が良く、連続射撃時のマガジン内・ガスタンクの冷えも少なくなり、冬場でも強いと言う特性があります。

それがCO2化により、特性がさらにパワーアップされる事で、オールシーズン使えるんじゃね?と言う期待を持ってしまうんですよねえ。

 

BATON PREDATOR TARGET  CO2 2nd

CO2固定スライドガスガン

固定ホップアップシステム

全長   191mm 

重量   430g

装弾数    13発

価格   6,028円 (税込み)

ネットでの実売価格チェックはこちらから

 

この銃の特徴
〇固定スライド・ガスガンならではの、燃費の良さ
〇CO2カートリッジを使うことで、低温時期の初速安定性を実現
〇CO2の固定スライドガスガンとしては、リーズナブルな実売価格

 

 

 

 

 


レビューページ メニュー

固定スライドガスガンの昔と今

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

外観レビュー

PREDATOR TARGETはオリジナルデザインですが、スライドはグロック的でグリップ周りはCZ的な形状です。

ぱっと見にはフレームのシボ加工がスライドと違う質感を醸し出して、マルイ製ブローバックガスガンと縁日で売られているエアガンの中間位かなと思いましたが、スライドのエジェクションポートやセレイション(滑り止め溝)等全ての一体成型モールド部分の造形か浅い。

更にモナカ構造のフレームを貼り合わせるためのネジ穴がフレーム左側に3か所開いていて、これも安っぽさに追い打ちをかけています。

 

刻印類は、スライドにプリントで名前が、フレームにはシリアルナンバーが刻まれています。

マズル(銃口)を見てみると、インナーバレル先端はマズルの中心から出ていなくて、これも残念ポイント。

しかもフレームは、スライドよりやたら幅が広いです。

フロント・リアサイトは、グロックと同じ形状ですがホワイトの色入れは無く、とてもシンプルな物。

アンダーマウントレイルは、グロックとは違ってスロットの本数が多いです。

がスロットの深さが、何だか浅いような.......。

 

今回は、別売アクセサリーのサイレンサー・アダプターを装着してみました。

アンダーマウントレイルに装着するタイプで、プラスチック製なので強度はそれなりですが、雰囲気を楽しむには十分かな。

装着感は、かなりガッツリとしていて、ガタ付きとかは無いです。

と言うか、逆に取り外す時に苦労するほど。

アンダーマウントレイルのスロット溝もりっかり深いです。

で、取りあえず全部乗せしてみると、こんな感じです。

ん~コテコテ感あり過ぎ。

マズル先端は、国内では一般的(マルイ仕様的)な14㎜逆ねじ仕様。

トリガーは、SIG SAUER P226の様な太いタイプ。

マニュアルセイフティが組み込まれていて、トリガー左側からボタンを押せば右側に飛び出て、フレームに引っ掛かりトリガーが引けなくなる仕組み。

 

グリップは、一見チェコの名銃Cz75っぽい感じですが、丸みが無いので微妙な握り心地。

グリップのシボ加工も薄っぺらい。

☆のマークが、なんとも中国のNorinco製の銃みたい。

マガジン・キャッチ リリースボタンを押すと、細長いマガジンがスルスルと抜けてきます。

マガジンは、マルイ製電動ハンドガンでお馴染みの、いわゆる割りばしタイプマガジン。

カッコ良く言えば、スティック・タイプ。

BB弾の装てんは、BBローダーでマガジン・リップから一気に押し込むか、マガジン・フォロアーを一番下まで下げて、給弾口から投入します。

ただし装弾数は13発と少なく、マガジン・リップからBBローダーでジャコジャコ装てんしていて、13発を超えると給弾口からBB弾がポロポロ出てきます。

なのでマガジン・リップから装てんする時は、給弾口手前で装てんをストップしないといけません。

CO2ガスカートリッジは、グリップに直接挿入するタイプ。

カートリッジを入れて、六角レンチでネジを締めるだけの簡単さ。

本体のノズルがカートリッジを貫通した時のガス漏れ音も最小クラス。

 

実射

角ばっていてツルツルのグリップは、やや握り難いけど軽い重量が幸いしてる感じ。

それよりも重いトリガープルが気になります。

固定スライドガスガンなので、毎回ダブルアクションで撃っているのでトリガーストロークが長いのはしょうがないですが、それに加えて重いとなれば、指の筋トレをしている様なものです。

それと、構造的に仕方が無いとはいえ、トリガーを引くたびにマズルからピョコピョコ出てくるインナーバレルも笑える。これは初めて見ました。

実射性能も、んーな感じ。

セカンドロット・改良型と言う事で期待したのですが、ホップアップの効きが甘いのかホップの伸びやかな飛びがまるで無い。

緩やかな放物線を描いて飛んでいきます。

もしかしたらホップが効きすぎて弾道が落ちるのかと、0.25gBBで撃ってみましたが同じ飛びだったので違いました。

まあ、初速があるので力ずくで、そこそこの飛距離はありますが。

有効射程は20m位か?

10mでの集弾性では、そこまで悪くなく見えますがその先がね......。

感覚的には、大人用銀玉鉄砲を撃ってる感じ。あ~若い人は銀玉鉄砲知らないか?

ん~近距離のインドアなら使えるか?

現在アマゾンでの実売価格は 4,780円と安く、軽くてCO2カートリッジ1本で200発以上撃てるし、取りあえずレアなサイドアームにしてあげるのも良いかも。

でも、これな~、値段なりなのかなぁ~?

 

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

 

BATON PREDATOR TARGET CO2 11.1℃  49%
0.20gBB弾 平均初速   73.3m/s 
1発目 72.7m/s 
2発目 73.2m/s 
3発目 72.8m/s 
4発目 73.5m/s 
5発目 74.5m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、固定ホップの数値です。

CO2ガスガンを探す

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Yahoo!ショッピングの「エアガン-ランキング」で、CYMA MP-443電動ブローバック・ハンドガンの4月入荷予約が1位になってましたねえ。






楽天市場でも、ランキングは低いですが予約販売されていました。







電動ブローバック・ハンドガンと言う事で、とても興味がありますが、詳しい情報も無いのに購入するなんて、皆さんチャレンジャーですねえ。

もし実射性能が良ければ、オールシーズン使える無敵サイドアームになり得ますけどね。

と、本日は遂に!、と言う程でもないですが、BATONさんのグロック19が発売になりました。
グロックのライセンスモデルで期待も持てます。

各大手ショッピングモールでも発売され始めました。

BATON BG-19

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ちと価格が高いのがネックです。

3万円だと、そこそこの海外製アサルトライフル電子トリガー電動ガンが買えますからね。

悩みどころです。


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Yahoo!ショツピングのエアガンカテゴリーランキングを見ていると、物珍しいエアガンが上位にランキングしていました。
商品詳細】
・材質:FRP
・全長:約198mm
・重量:約650g
・付属マガジン装弾数:15発
・可変HopUp
・セレクター:セミオート
・バッテリー:マガジン内蔵
・対応充電器
品番  品名      
STLBC01 S&T マルチバランスチャージャー(多機能充電器)

CYMA製の電動ハンドガンです。
しかも電動ブローバックって言うのが面白い。

国内でも、10才以上用で電動ブローバック・エアガンがありますが、これは18歳以上用っぽいですよね?

初速やスライドのブローバック・スピードとか気になります。

2月に入荷予定と言う事で、現在は予約販売になっていますが、ぜひレビューしたいエアガンです。

ロシア製9mmオートマチックピストルのモデルアップって言うレアな所も良いですね。

ネタとして興味ある方は予約してみては?

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

実銃 H&K G36 のお話し

H&K G36 (ウィキペディア)

(ウィキペディア)

1959年に西ドイツ連邦軍に制式採用されれ、長らく配備され続けた「H&K G3」の後継アサルトライフルが 「H&K G36」です。

1990年のドイツ再統一の頃、NATO各国の小銃は7.62×51mmNATO弾から5.56×45mm弾に移行が進んでいたため、ドイツ連邦もG3に替わる後継機が必要でした。

H&K社はG3の派生5.56mmモデル「HK33を」提案しましたが、連邦軍は更なる高機能な次世代アサルトライフルの開発を要求。

H&K社は、凝りすぎて開発に失敗してしまった前作「G11」を踏まえて、シンプルな構造で信頼性が高く、繊維強化プラスチックを多用して軽量化された「G36」を開発し、1996年にドイツ連邦軍に制式採用されました。

そのH&K G36のバリエーションモデルの中で、最もコンパクトなモデルが「H&K G36C」です。

 

 

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

ネットでの実売価格チェックはこちらから

 

BATON Airsoft BH-G36C DUAL CO2

デュアルCO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   720mm (折りたたみ時502mm)

重量   約3,158g

装弾数    33発

価格   54,780円 (税込み)

この銃の特徴
〇ドイツ連邦軍に制式採用され、ヨーロッパの軍隊などでも採用されているH&K G36をガスブローバックでモデルアップ
〇CO2カートリッジを2本使うことで、フルオート射撃時の安定性を実現
〇CO2ブローバックガスガンとしては、リーズナブルな価格

 

 

 

 

 

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

外観レビュー

 

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

BATON製CO2ガス・ハンドガンの多くは、強化プラスチック製でザラザラとした質感の物が多いのですが、このG36は程よい感じに仕上がっています。

まあ、実銃も繊維強化プラスチックを多用した作りになっているのでね。

ただ銃右側の部分的に、プラスチック成形時の丸い痕が残っているのは安っぽい。

セレクターの表示以外に刻印類が全く無いのも、寂しい限りです。まあ慣れたけど。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

ハンドガード前部には、左右と底部の3か所にナンバリング付きのマウントレイルが装備されています。

やや短めのレイルですが、ライト類を装着するなら十分かな。

マズル先端には、メタル製フラッシュハイダーが装備されています。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

フラッシュハイダーは、イモネジで固定されているのですが、そのままでは六角レンチがはめにくいのでハンドガードを外します。

ハンドカードは固定ピンを1本引き抜くだけで、前方にスライドさせて簡単に外せます。

フラッシュハイダーを外すと、メタル・アウターバレル先端が一般的な14m逆ネジ仕様になっているので、対応するサプレッサー等を装着する事が出来ます。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

マルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーを装着してみました。ん~格好良いい。

マズル先端のネジ部分はハンドカードより前方にあるので、太いタイプのサプレッサー等でも径を気にせず装着できます。(根元から太いとギリかも)

近年流行りの、ハンドカードにサプレッサーが少し入り込むタイプよりは汎用的ですね。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

 

銃の上部には長いマウントレイルが装備されていて、その前後両端にフロント・リアサイトがつけられています。

フロントサイトは、H&K MP5でお馴染みの円形のガードが付いたもの。

リアサイトは、お馴染みのドラム式では無く前後に倒して、精密射撃用と近接射撃用を切り替えるタイプ。

最近は光学サイト装着率が高いから、意外と装着に邪魔になるドラム式より良いかもね。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

チャージングハンドルは、バネ付きの先端が左右どちらにも折れるので、左右どちら側でも引けるし指を離せば元に戻ります。

チャージングハンドルは、射撃時はボルトに連動して前後に作動します。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

ホッフアップ調整は、チャージングハンドルをいっぱいに引くと見えるレバーを前後にスライドさせて行います。

が、このレバーはスライドさせた時にクリック感が無いので、どの位スライドさせたか分かり難いし、微調整がやや苦手っぽい。

電動ガンと違って、チャージングハンドルを引けば次弾が装てんされてしまうので、いちいちマガジンを外すのも面倒くさいですね。

まあ、リアルなブローバック・ガスガンだから当然なのですが。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

セレクターは、アンビタイプ。

グリップしたままでも使い易いのですが、もうちょっと精密感と言うか、スゥー・カチッみたいな剛性感が欲しい。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

ストックはフォールディング・タイプ(折りたたみ式ストック)。

ロック解除ボタンを押せば、銃右側に折りたためます。

折りたたんだストックはガッチリ固定されるので、ストックがブラブラする事はありません。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

マガジン・ハウス後部にあるマガジン・リリースレバーを前方に押すとマガジンが抜けます。

マガジン装着は、最後のカチッと引っ掛かる感じが渋い。

ガスガン用マガジンは重くて高額なので、下からたたきあげる等して確実に装着しませう。

CO2ガス・カートリッジは、マガジン・ベースをスライドして外しカバーから中身を引き出して行います。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

カートリッジの取り付けスペースには「A」と「B」の表示があり、カートリッジの装着は必ず「A」から(写真では右側から)行う様に指示されています。

間違えて「B」から装着すると、生ガスが勢いよく噴き出して危険だそうです(未体験)。

カートリッジ装着時のガス漏れは、最小レベルで装着し易いですね。

マガジンには、ガス・ハンドガンのマガジンの様なマガジン・フォロアー・レバーは無いので、BB弾の装てんはBBローダーが必須アイテムで、ちゃんと付属しています。

ただBBローダーを使っての装てんは硬くて、こつが必要です。これがなかなか難しい。

個人的には、マルイ製のBBローダーXLの方が装てんし易かったかな。まあ同じ様な物ですけど。

 

実射性能

チャージングハンドルを引いた時の金属音が、なんとも心地いい。

トリガーは、しっかり重くてトリガーを引いてハンマーを落としてるなぁ~と実感します。

撃てば、さすがCO2ガス!肩にガツンとくる衝撃のリコイルショックを味わえますが、まあ寒い時期でもあるし想像を超えないレベルでした。

射撃音も、バトン製ハンドガンの様な派手な音では無く、普通のガスライフル・レベルな感じ。

集弾テストは室温19℃程度でしたが、連射をしない限り安定して撃てましたし、集弾性もバツグンでしたね。

距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.25gBB弾 セミオート10発

 

反して、連射すると途端に初速が落ちて不安定になりました。

このグラフは室温19.7℃ 湿度49%で、秒間2発で連続射撃した時の初速の変化を示した表です。

一気に初速は下がっていき、24発目で生ガスを噴いて終了になりました。

フルオート射撃でも同じ様な結果でした。

いくらデュアルCO2sと言えど、ハンドガンとは違って重いボルトを作動させるには負担が大きいのでしょう。

それにしても、ちょっと期待外れ感はありますかね。カートリッジ2本使うだけに。

勿論連射しなければ全弾撃てますし、ちゃんとボルトストップもします。

一回のカートリッジ装着で、3マガジン(約100発)程度撃てるので、燃費はCO2ガス・ハンドガンの半分ぐらいになります。

 

実射性能は良いし、ブローバックガスガンの操作・作動感も楽しいので、CO2カートリッジを使う手間が苦にならず、寒くても電動ガンを使うのは嫌だー!と言う方にはお勧め。

ただし寒過ぎると、快適作動は望めません。期待はほどほどに。

BATON Airsoft BH-G36C DUAL CO2 19.1℃  48%
0.25gBB弾 平均初速   69.3m/s 
1発目 70.1m/s 
2発目 69.3m/s 
3発目 68.9m/s 
4発目 69.6m/s 
5発目 69.0m/s 
計測機G-FORCE BB POWER TESTER

0.25gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

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