エアガンレビューン

エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

2025年02月

国内の組合に加盟している、主なメーカー、ブランド

 

記載が無い物は、CO2ブローバックガスガンです

 

 マルシン工業株式会社

国内で最初に8cmCO2ガスカートリッジをパワーソースにした
ガスガンを発売したメーカー。

加盟業界団体--STGA(全日本トイガン安全協会)
 
conv0002
FN Five-seveN   → レビューページはこちら

 

 Carbon8 (カーボネイト)

台湾のKJworksのガスガンを国内仕様にして販売しているブランド。
株式会社ハッチが運営しています。

加盟業界団体--STGA(全日本トイガン安全協会)
 
Cz75-2nd.バージョン 
conv0008
M45CQP  →レビューページはこちら
 
conv0010
M45DOC-NiteShift →レビューページはこちら 
conv0004
ストライカーナイン   →レビューページはこちら
conv0014
CZ P09   →レビューページはこちら
conv0009
ストライカー9S SEQUENCER   →レビューページはこちら
conv0001
 HELLCAT 4.3  →レビューページはこちら
 

 

BATON airsoft 

海外メーカーのエアガンを国内仕様にして、独自企画販売しています。
有限会社タニオコバとのコラボレーションでも話題になりました。

所属業界団体--JASG(日本エアースポーツガン振興協同組合)
conv0012
BT-PIT VIPER →レビューページはこちらから
conv0019
BM-9  →レビューページはこちら
conv0005
BM-45  →レビューページはこちら 
BS-HOST 
conv0016
1911A1   →レビューページはこちら 
conv0013
BS-STACCATO  → レビューページはこちら
conv0011
BH-USP   →レビューページはこちら 
conv0007
BS-COMBAT MASTER   →レビューページはこちら 
conv0033
BG-17 →レビューページはこちら
 
conv0020
グロック19 →レビューページはこちら

 CO2ブローバック・長物

conv0005
BH-G36C →レビューページはこちら
conv0008
MODIFY PP-2000 →レビューページはこちら
 
固定スライドCO2ガスガン

conv0007
 PREDATOR TARGET →レビューページはこちら


 SIG AIR

実銃メーカーSIG SAUER のエアガン販売部門がSIG AIRで
製造は台湾のVFCが担当。
国内販売の窓口はLayLaxさんが行っています。

加盟業界団体--JASG(日本エアースポーツガン振興協同組合) ←LayLaxさんが加盟
conv0003C
M17  →レビューページはこちら 

 

 KSC

既存のリキッドチャージ・ブローバックガスガンモデルを改良して
CO2ブローバックガスガン「システム ゼロ」シリーズが新登場。

今後の展開に期待。

加盟業界団体--JASG(日本エアースポーツガン振興協同組合)
conv0018
Mk23 SOCOM PISTOL →レビューページはこちら 

 

 マルゼン

既存のリキッドチャージ・ガスガンモデルを改良してCO2ガスガン化。


加盟業界団体--JASG(日本エアースポーツガン振興協同組合)
固定スライドCO2ガスガン

conv0006
ワルサーP99FS →レビューページはこちら


 
 


 

国内の組合に加盟していないメーカー、ブランド

参考程度に

 

 TOXICANT AIRSOFT

情報が乏しく、まだ良く分からないメーカーさんです。
BUL SASⅡUltralight 3.25 →レビューページはこちら
BUL SASⅡUltralight3.25 COMP →レビューページはこちら

 

実銃と映画のお話し

グロック17は、1982年にオーストリア軍に制式採用され、1985年にアメリカで民間モデルが発売されると瞬く間に人気を博し、世界で初めて商業的に大成功を収めたポリマーフレームオートになりました。

グロック17は、フレームやトリガーなど強度に問題が無い部分に特殊なプラスチックが使われていて、内部構造も特殊。

ハンマーを持たず、ダブルアクションでストライカーを作動させて撃発します。

ストライカーとは、自分で動いて弾を撃発させるファイヤリングピンみたいな物です。

このプラスチック製の特殊な銃と言う認識は、時にとんでもない物に仕立てられてしまいます。

映画「ダイハード2」(1995年公開)ではグロック17が、「グロック7」と言うプラスチック製でX線検査でも映らないドイツ製の高価な特殊ピストルとして登場します。

実銃グロック17は、スライドやバレルは金属製でX線に映るし、そもそも弾は金属で出来てますし、ドイツではなくオーストリア製なんですが。

まあ設定が架空銃なんですけども。でもグロックって言っちゃってるしな~。

レビューページ メニュー

〇実銃と映画のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

ネットでの実売価格チェックはこちらから

BATON GLOCK G19 Gen5 CO2GBB

CO2ブローバックガスガン 

可変ホップアップシステム

全長   185mm 

重量   640g

装弾数    20発

価格   36,080円 (税込み)

 

この銃の特徴
〇正式ライセンスモデルで刻印類もリアル
〇8gCO2カートリッジ使用で、コンパクトなグロック19をモデルアップ。12gカートリッジ用マガジンもある
〇鋭いブローバックと優秀な実射性能で満足感は高い

 

 

 

 

 

 

外観レビュー

グロック19はグロック17直系のコンパクトモデルで、1988年に第2世代から登場しました。

右側はBATON製 BG-17(グロック17)ですが、グロック19はスライド先端とグリップ底部が少し縮められたモデルです。

二丁を重ねてみると、こんな感じ。

一見すると、余り違わないイメージですが、実際使ってみるとグロック19のコンパクトさが良くわかります。

特にグリップは、グロック17の方は握り心地に余裕が感じられ、グロック19の方はギリギリピッタリなサイズ感。

スライドの質感が、BATON製お馴染みのザラザラとした物なんですが、まあフレームとのコントラストがあって良いですね。

ライセンスモデルなので、さすがに刻印類はリアルで特に金属製チャンバー回りは良い!

Gen5から採用されたフロント・セレイション(滑り止めスリット)やスライド先端の拡大された面取り加工も再現されています。

アウターバレルも金属製。

スライドを引いた時に見えるメタルアウターバレルの質感が、何とも言えません。

インナーバレルは、目立たない様に黒く塗られています。

 

BATON製G19は、MOS(モジュラー・オプティック・システム)仕様。

各メーカーのマイクロ・ドットサイトに対応するため、4種類の金属製マウントプレートが付属します。

Docterピッチ、Trijiconピッチ、C-Moreピッチ、Leupoldピッチの4種類です。

早速手持ちのVECTOR OPTICSとSIG AIRのドットサイトを取り付けてみました。

Docterピッチのマウントプレートの取り付けネジの規格はM3で、ドットサイトに付属のネジと会わなかったので別途用意する必要がありましたが、ピッタリ綺麗に装着できました。

ただ、マウントプレートは実物用に作られているので、レプリカだと取り付け用穴や位置決め用の凸凹のサイズが違った物もあり、装着出来ない事もあります。

 

G17よりコンパクトなG19は、アンダーマウントレイルも短くなっているので、ピッタリサイズのライトを考えるなら選択肢は減りますね。

でも最近はライトの種類も豊富なので、お気に入りの物がきっと見つかるはず。

実銃グロックは、第5世代からスライドストップがアンビ(両側)タイプになり、使い勝手が良くなりました。

BATON製G19のスライドストップには、スライドストップ・ノッチの削れ対策が施されています。

全弾打ち尽くしてスライドがホールドオープンする時は、スライドストップの突起がスライド内側の金属パーツに引っ掛かって止まる仕組み。

なので昔のオートマチック・ピストルのエアガンの様に、スライドストップ・ノッチが削れてホールドオープンしなくなった!なんて悲しい事態にはなりません。

グリップの滑り止め加工は、第4世代にシボ加工からドットパターンに変わっています。

そして第3世代から採用されたフィンガーチャンネルが、第5世代に廃止されました。

個人的には気にならなかったフィンガーチャンネルですが、合わない人も多かったのでしょう。

マガジンキャッチ・リリースボタンも第4世代から大型化しています。

グロック19のマガジンは、8g CO2カートリッジ仕様で装弾数は19発。

今までは12gのカートリッジしか流通していなかったので、マガジンの小型化が難しくコンパクトな銃のモデルアップが出来なかったのですが、今後は期待できそうですね。

因みに、8gカートリッジの全長は約66mmで12gカートリッジの約82mmより16mmほど短いです。

写真左側はBATON製BG-17(グロック17)用マガジンで、実銃と同様にグロック19に使用できます。

写真右側はグロック19の別売オプション、12gカートリッジ仕様マグバンパー・マガジン。

8gカートリッジが入手困難な場合や、ゲームでガスを長持ちさせたい時は便利です。

左側が8g用マガジンで、右側が12g用マガジン。

8gカートリッジ1本で、約90発ぐらい撃てますね。

12gカートリッジだと、約120発ぐらい撃てます。

BATONさんの商品説明によると、この12g用マガジンはグロック17用マガジンにマガジン・バンパーを装着した物ですが、マガジン・バンパーを固定するストッパーが長くなるため、グロック17用マガジンより装弾数が減っていると言う事です。

確かにグロック17の装弾数は22発ですが、マグバンパー・マガジンは20発と8gと同じ装弾数です。

ホップアップの調節は、フレームからスライドを外してチャンバー下部にあるホップアップ調整ダイヤルを回して行います。

まあ、マルイ製等と同じ方法ですね。

実銃通りのダブル・リコイルスプリングもそそる!

 

実射

スムーズながら、やや重いスライドの引き心地がブローバックのキレの良さを期待させる。

コンパクトなグリップは私にはピッタリですが、人によっては少し窮屈かも?まあ、コンパクト・モデルですから。

グリップにぐるりと刻まれたドットパターンも、それ以前のモデルよりは滑り止め効果を発揮しています。

切れの良いトリガーを引くと、ビシッと鋭いリコイルショックが手に伝わります。

スライドが短い分、グロック17よりもキレの良さがあり子気味良さは秀逸。

リコイルショックは、1911シリーズの様な最大級な物ではありませんが、撃ち心地は十分な反動です。

性格的にグロックならこれで良いでしょうと思えるレベル。

レプリカ・ドットサイトを載せていたら、壊れないか心配になるレベルです。

弾の飛びも、フラットで良く飛びますし、安定感もあり集弾性も抜群。

いつまでも撃っていたい、楽しいモデルです。寒さにも強いですし。

唯一の難点は、お高い価格かな。

元々やや高めのCO2ガスガンですが、ドットサイトを搭載可能にし、金属製のマウントプレートを4枚も付けたら、それは高くもなりますわねえ。

でも「グロックなんてお腹いっぱい」と言う方でも、撃った後には欲しくなる逸品ですね。

願わくば、8gカートリッジの流通量が増えてコンパクトなCO2ガスガンが増えてくれたら嬉しい限りですが。

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

BATON GLOCK G19 Gen5 11.9℃  45%
0.20gBB弾 平均初速   79.0m/s 
1発目 79.3m/s 
2発目 79.8m/s 
3発目 78.4m/s 
4発目 78.2m/s 
5発目 79.2m/s 
計測機G-FORCE BB POWER TESTER

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。


BATON G19を探す

アマゾンで価格を見る

楽天市場で価格を見る

Yahooショッピングで価格を見る

メルカリで価格を見る

 

レビューで分かる マルゼン ワルサーP99固定スライドCO2ガス

実銃のお話し

1938年にドイツ国防軍に制式採用されて以来、第二次世界大戦終結まで120万丁が生産されたワルサーP38の後継機として1976年に「P5」1988年には「P88」を開発しましたが、どちらもライバルの他社製品に比べて高価だったのが災いしてか、商業的には失敗に終わってしまいました。

1993年にエアガン界では有名なウマレックス社に買収され傘下にはいると、1996年にワルサー社初のポリマーフレームオートである「P99」を開発しました。

このP99は、提携していたアメリカのS&W社の影響を色濃く映し出しているモデルになりました。

なので数年後にS&W社によるライセンス生産モデルとして発売された「SW99」は、P99と瓜二つです。

ポリマーフレームオートとして大ヒットとなったグロックに似せ過ぎてしまい、パクり物と散々叩きのめされたS&W製シグマシリーズの無念を晴らしたいS&W社と、鳴かず飛ばずな後継機開発から抜け出したいワルサー社の思いが合わさって出来上がったのがP99と言えます。

ワルサーと言えば、ジェームズ・ボンドの愛銃はワルサーPPKが有名ですが、18作目の「トゥモロー・ネバー・ダイ」から4作ほどはワルサーP99が使用されました。

でもまあ、それ以降はPPKに戻ったので、P99はスパイ用としてはサイズが大きすぎたのでしょうね。

 

レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

  

マルゼン ワルサーP99FS CO2スペシャルフォース

CO2固定スライドガスガン (通常ガスタイプ・マガジンも使用可能)

可変ホップアップシステム

全長   180mm/310mm(サイレンサー装着時) 

重量   750g/855g(付属品フル装備時)

装弾数    29発

価格   21,870円 (税込み)

ネットでの実売価格チェックはこちらから

 

この銃の特徴
〇正式ライセンスモデルで外観のクオリティが良いし、サイレンサーとライトがセットになってる
〇CO2カートリッジを使うことで、低温時期の初速安定性を実現
〇CO2マガジンと通常ガス・マガジンの両方が使える

 

 

 

 

 

 

外観レビュー

このマルゼン ワルサーP99FS スペシャルフォース CO2は、既に発売されている通常ガス仕様のスペシャルフォースをCO2ガス化した物です。

なのでセットになっているハードケースやサイレンサー、フラッシュライトも同じ仕様です。

 

ただ、昔発売されていた固定P99の方が、フラッシュライトの装着が銃と一体感がある仕様でした。

ライトの位置も銃身に近いですし。

まあ、昔だからライトも大きめなので、重量バランスは現行タイプの方が良いですがね。

LEDで明るいですし。

P99はアンダーマウントレイルが独自規格なので、専用のアクセサリーを装着するか、現行タイプの様に一般的なレイルに出来るアダプターを装着します。

(当然スペシャルフォースは装着済み)

 

サイレンサーとライトを装着すると、こんな感じ。

サイレンサーは、サイティングに影響しない様にと細身タイプです。

 

外観は、ポリマーフレーム・オートらしく、スライドとフレームのコントラストが雰囲気を盛り上げています。

質感的には、ブローバックガスガンのP99と同等なので、思わずスライドを引きそうになる位良いですね。

重量もずっしりしていて高級感が漂います。

チャンバー部分はメタル製です。

正式ライセンスモデルなので、刻印類はリアリティがありますが、スライド右側には、ワルサーのライセンス・モデルです的文言と、フレームにはメイドイン・ジャパンの文字が。

真面目か!

 

固定スライドガスガンなのでスライドは勿論、デコッキング・ボタンもスライドストップレバーも動かないのですが、実銃で言う所のスライドロックボタンがマニュアルセイフティになっていて、右側から押し込むとトリガーがロックされて撃つことが出来なくなります。

 

固定スライドガスガンは、常にダブルアクション作動による射撃になるので、実銃でのコッキング・インジケーターはダミーなのですが、トリガーに連動してピョコピョコ動いてそれなりに雰囲気をだしてます。

フロント・リアサイトは、ホワイトドットが入っていて狙いやすいですし、リアサイトはマイナスドライバーで左右調整が可能です。

人間工学に基づいた設計のグリップは、手にフィットしてとても握り易いです。

バックストラップは交換可能なのですが、現在パーツが入手困難じゃあないかな?

アンビ(両側)タイプのマガジン・リリースレバーは、押し下げる事でマガジン・キャッチが解除されます。

これは、グリップしてる手の人差し指でも押せるので、簡単に素早く解除できます。

CO2マガジンは、従来のリキッドチャージ・ガスマガジンと互換性があります。

と言う事は、従来の固定スライドP99を持っている方は、CO2マガジンを買えばCO2化出来ると言う事です。

これは面白い。

CO2マガジンは、横からCO2カートリッジを装着して六角レンチでマガジン底部のネジを締め上げるタイプ。

締め上げ最後に、ノズルがカートリッジを突き破る時のガス漏れ音は最小レベルで好感が持てます。

BB弾の装弾数は、29発。

カートリッジ1本で何発撃てるか今試しているのですが、13回BB弾を装てんしてもまだ撃ててます。

もう400発近いのに。ん~無駄に撃つのも飽きてきた。

ホップアップ調整は、チャンバー後部に調節用のネジがあるので、細い精密ドライバー等で回して行います。

まあ、適正ホップにするのはややシビア。ちょっともどかしい。

実射

固定スライド・ガスガンで重要なのが、トリガーフィーリングです。

常にダブルアクションでトリガーストロークが長いだけに、トリガーの引き心地は大切です。

SⅡSの固定スライドガスガン・シリーズは、引き心地が軽くて滑らかですが、このP99も負けず劣らず軽くて引き心地は抜群です。

これなら連射しても、トリガーを引く指は疲れ難いでしょう。

射撃音もブシュっと静かですが、サイレンサーを装着すれば更にこもった音になり、隠密行動には最適です。

集弾性能も安定していますが、適正ホップ調整はシビアかな。

使い勝手が良い従来のリキッドチャージ・ガスマガジンと、寒い時期でも安定して撃てるCO2ガス・マガジンが共用できるなんて、とても面白いので、どんどん増やしていただきたい。

季節を選ばず愛銃が撃てるなんて、至極楽しいですからね~。

 

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

 

マルゼンP99FS CO2 20.7℃  44%
0.20gBB弾 平均初速   64.8m/s 
1発目 65.2m/s 
2発目 65.1m/s 
3発目 64.8m/s 
4発目 64.4m/s 
5発目 64.7m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

マルゼンP99FS-CO2

アマゾンで価格を見る

楽天市場で価格を見る

Yahooショッピングで価格を見る

メルカリで価格を見る

 

↑このページのトップヘ