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カテゴリ: KSC

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

1987年に特殊部隊を統合指揮するSOCOM(特殊作戦軍)が設立され、攻撃型拳銃火器システム構想により開発されたのが、Mk.23 Mod.0です。

1991年に開発契約を結んだヘッケラー&コッホ社は、当時開発中だったUSPをベースに、SOCOMから求められた耐久性、射撃性能、拡張性をクリアすべくテストを繰り返し、45ACP強装弾を使用するMk.23が開発され、1995年に軍との生産契約が結ばれました。

Mk.23は高い命中精度と耐久性を兼ね備え、とても優れた拳銃でしたが反面全長245mm、重量は1,210gと、大きくて重く現場の兵士には不評でした。

加えて軍内部のいざこざ等もあって配備は進まず、しだいに生産は縮小されていきました。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

 

KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   245mm

重量   950g

装弾数    27発

価格   31,900円 (税込)
 

 

この銃の特徴
〇CO2ガスをパワーソースにした新エンジン「システムゼロ」の第一弾
〇15.5mm大型シリンダーでの豪快なブローバック
〇強烈なリコイルショックではなく、安定作動に振ったセッティング

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

外観レビュー

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

いつの間にかKSCさんのウエッブ・カタログから消えていたMk23が、突如CO2をパワーソースとして復活しました。

最近はKSCさんから目新しいニュースを聞いてなかったので、遂にか!と言う気持ちです。

ただ第一弾がMk23とは、まあインパクトはありますが驚きの方が先に来ますね。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

その巨体を、同じKSC製グロック17ABSモデルと比べてみました。

グロックが202mm、650gですから、Mk23は43mm長く300g重いです。

迫力有り過ぎ。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

スライドとフレームの素材は、最近CO2ガスハンドガンや海外製電動ライフル等で流行っているナイロンファイバー製ではなく、昔ながらにブローバックガスガンに使われてきたABS樹脂製です。

ツルンとしたマット仕上のスライドと、やや艶のあるフレームがポリマーフレームオートの雰囲気を醸し出していて、質感はABSとしては良いですね。

KSCさんの、リアルで丁寧な刻印類は以前から好きですが、このMk23のスライド刻印は写真に収めるのが難しい程に彫りが浅い様に感じるのですが、気のせいなのかな?

それと今回もスライドストップのノッチ削れ対策はされておらず、取扱説明書にもノッチを長持ちさせる操作方法が記載されています。

ノッチ削れ対策ではマルイさんやウエスタンアームズさんに遅れをとっていますが、KSC製は他メーカーに比べて削れ易い様な気もします。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

フロント・リアサイトは共に金属製で、ホワイトドットはペイントではなく、プラパーツが埋め込まれてます。

サプレッサー等の装着を想定してか、やや背が高くしてありますね。

フロント・リアサイト共に、ネジを緩めて左右の調節をする事が出来ます。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

スライドを引くとティルトバレル式ショートリコイルが再現されているので、チャンバーが少し沈み込み、逆にバレルは少し上を向きます。

アウターバレルはマズルに16mm正ネジが施されたスレッデッドバレルで、対応のサプレッサー等が装着出来ますが、アウターバレルは樹脂製なので装着時の取り扱いには注意が必要です。

アウターバレルには、実銃でのスライドとバレル間のブレを無くすバレルリングが再現されています。

マズルには特徴的なポリゴナルライフリングが、しっかりリアルに拝めます。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

フレームのダストカバー部にはアンダーマウントレイルが装備されていますが、USPやMk23の開発当時にはまだピカティニー規格なんて物は無く、独自規格サイズのレイル幅になっています。

KSC製Mk23のレイルを測ってみると幅は26.5mmでした。

このレイルは、軍からの開発要求のなかでの、「LAM(レーザーエイミングモジュール)が容易に装着出来る事」に対応した物で、同じ理由でハンドガード前部には、LAM固定用の取付け用ネジ穴が施されています。(KSC製Mk23も実銃と同じ、インチ規格のネジ穴が開けられています。)

古いKSCの取扱説明書の表紙には、実銃に装備されていたWILCOX社製LAMの装着イメージ写真が載っています。

因みに、マルイ製固定スライドガスガンのMk23に附属しているLAMは、インサイトテクノロジー(ITI)社製を再現した物です。

 

 

東京マルイ Mk23 固定スライドガスガン

で、現在LAM的なアイテムを入手する事は困難ですので、フラッシュライト等を装着したい所ですが、そのままでは出来ませんのでレイルアダプターでピカティニー規格のマウントにして取付けします。

レイルアダプターはネットでも販売されているので、助かりますね。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

起きているハンマーを安全に倒せるデコッキング・レバー。その後部にセイフティ・レバーが別々にあります。

同じH&K社のUSPやHK45は一体化しているのに・・・。

セイフティ・レバーはアンビ(両側)タイプにしたかったからかな?

デコッキングは、レバーを下まで下げてからゆっくり戻すと、レバーの動きに合わせてハンマーが落ちていきます。

デコッキング・レバーを下げると、KSCさんお得意の隠し社名ロゴが出てきます。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

ハンマーがファイアリングピンを叩く打撃方法は、実銃と同じく慣性を利用した「ひびき打ち」で、ハンマーがファイアリングピンを叩いた後は、ハンマーはファイアリングピンから離れます。

ファイアリングピンは、ギミックながら可動するので指で押してみると、ピョコピョコ動きます。

スライドのエキストラクターも別パーツで可動します。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

マガジン・リリースレバーは、アンビのパドルレバータイプで、レバーの前側を押し下げる事でマガジンキャッチのロックが解除されます。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

CO2ガスカートリッジの装てんは、マガジンベース・ストッパーを押しながらマガジンベースをスライドさせて、附属の巨大な六角レンチでプッシュナットを緩めます。

マガジン横からカートリッジを装着してプッシュナットを締めていきます。

因みに、プッシュナットを取り外してもネジ穴の径が小さいので、カートリッジをマガジン底部から挿入する事は出来ません。

締める力が重くなってから180°位回しますが、途中ガスが漏れる音がして、その音が止まれば完了です。(漏れる音は、やや大きい)

締め過ぎは、パッキンを痛めるので注意が必要ですね。

今回KSC純正のカートリッジが調達出来なかったので、マルシン製とJASG製のカートリッジを使用しましたが、同じメーカーでも微妙な全長の違いなのか、スムーズに収納スペースに入る物とつっかえて入らない物がありました。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

KSC製Mk23のマガジンは、2列に装てんされたBB弾がマガジン・リップ部分でも2列のまま。

一般的には2列がマガジン・リップ部分では1列になる物が多いですが。

マガジン・フォロアーのスリットも無いタイプなので、BB弾の残弾確認もできませんし、マガジン・フォロアーを指で下げながらBB弾を装てんする事も出来ません。(指で1発ずつ押し込みながら装てんする事は、出来ます)

なのでBBローダーが附属しているので、これを使うのが早いです。

マガジン・リップ部分にローダーを装着して、BB弾を筒の中に装てんします。

筒にはBB弾が13発入ります。

後は黒い棒で上から押し込めば、BB弾が装てんされます。

これを2回すれば、26発が装てんされます。

また、マルイ製等のBBローダーでも装てんする事は出来ます。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

ホップアップの調整は、チャンバー後部のギザギザとホップアジャスターのギザギザを嚙み合わせて回して行います。

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン

通常分解してチャンバー内を覗いて見ると、ホップパッキンは最近のKSC製に見られるV字二股タイプではなく、05HK(05ハードキック)時代のシンプルな形状の物でした。

他のパーツを見渡しても、05HKのシステムをCO2ガスに対応させて改良した感じですね。

 

実射

Mk23を持つと、やっぱりグリップの大きさを実感します。

スライドのスプリングが強めで、滑らかでスムーズに引いた後に、力強く前進するスライドは気持ち良く、ダブルアクションも含めて全ての操作性は良いですね。

大型拳銃になると、デザートイーグル等と同様にどうしてもブローバックの撃ち味が大味になってしまいますが、CO2ガスのお陰でブローバック時のモッサリ感は無いです。

「強烈で手が痺れる程のリコイルショック」では無く「豪快で快調作動するブローバック」的な方向のセッティングは正解だと思いますが、まあABS製ですから耐久性の事もあるのでね。

巨大なスライドをブローバックさせてる割には燃費は良くて、カートリッジ1本で80発以上は撃てます。

弾の飛びは良いですが、ホップ調整は若干シビアで集弾性も、「ん~まあまあ」な感じです。

最近の改良型ホップチャンバーだったら、もう少し優秀なのかな?と思ってしまいます。

それでも今までに比べれば、劇的にブローバックが楽しく撃てるのですから満足感がありますし、大型拳銃の醍醐味を味わうにはピッタリです。

今後の「システムゼロ」搭載モデルの展開にも期待してしまいますし。

 

KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2は、こんな方にお勧め

通常のブローバックガスタイプのMk23だと、特大のスライドをブローバックさせる訳ですから、自ずと作動はモッサリ感が出ますし冷えにも弱いでしょう。

なので作動性を考えて今までMk23を買い控えていた方には、軽快作動でオールシーズン使えるCO2 Mk23はお勧めです。

超大型オートマチックピストルが、へこたれずに連射出来るなんて夢の様です。

 

KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2は、こんな方には向いていません

KSC Mk23 CO2のセッティングは快調作動に振られているので、強烈なリコイルショックではありません。

なので異次元のリコイルショックを求める方は、BATONさんやカーボネイトさんのM1911系タイプをお勧めします。

また、そもそもCO2ブローバックガスガンに対する不信感や恐怖心がぬぐい切れない方も控えた方が良いでしょう。

CO2カートリッジの扱いも面倒な事が多いですし。

焦らずに、良く理解してから購入する事をお勧めします。

 

 

 

エアガンレビュー KSC Mk23 SOCOM PISTOL CO2ブローバックガスガン
距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 10発 
KSC Mk23 CO218.8℃ 44%
0.20gBB弾 平均初速   79.5m/s 
1発目 80.1m/s 
2発目 80.2m/s 
3発目 78.9m/s 
4発目 79.6m/s 
5発目 78.5m/s 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

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エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

1975年にチェコスロバキアのチェスカーズブロヨフカ(CZ)で開発されたのが自動式拳銃 Cz75です。

元々輸出用に作られた銃なので、需要が高まってきた9mm口径で多弾数の、ダブルカラムマガジン(複列弾倉)というスタイルで、各国の軍や警察向けにアピールしてました。

社会主義国時代の国営企業という事で、西側ほど製造コストを考えなくても良かった事もあり、高価な素材を優秀な工作技術で丁寧に作り上げられ、フレームがスライドを包み込む様に噛み合ってガタが少ない特徴的な構造も相まって、とても高精度な拳銃が完成しました。

世界最大の市場を持つアメリカでも評価は高まり、コンバットシューティングの父、ジェフ・クーパー(1920~2006アメリカ)をして「理想のコンバットオート」と言わしめた程です。

まあ、ジェフ・クーパーが絶賛したのは、Cz75が「コック&ロック」(ハンマーが起きた状態でセイフティにする事)が出来たからなんじゃあないかな、と思ってますが。

コック&ロックのセイフティ・システムこそが、プロが使用するコンバットオートに相応しいという思想だったので。

それは正にプロ目線。

一般の軍人や警察官にとっては、コック&ロックやデコッキングシステム(起きているハンマーを安全に落とすシステム)の無いダブルアクションなんて危なっかしいだけなんですけどね。

で、アメリカで人気急上昇になったCz75ですが、当時は共産圏からの輸入は出来ず、カナダ等を経由して少量しか入ってこなかったため、手に入らない名銃として過大評価され数多くのコピー品が出回りました。

初期モデルが成功したCz75は、生産性向上のため仕様と製造行程の変更を行いましたが、これがマニアの間では精度や仕上げが落ちたと不評となってましたが、後に輸入規制の緩和もあり商業的には良好だった様です。

 

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

KSC Cz75 2nd 07HW ブローバックガスガン

 

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   206mm

重量   830g

装弾数    23発

価格   24,200円 (税込)
 

 

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

 

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

KSC製ブローバックガス・ハンドガンシリーズと言えば、手間暇かけた丁寧な仕上げで、特にヘビーウエイト・モデルの金属っぽさを演出する質感は、ウエスタンアームズのカーボンブラック・モデルが登場するまでは、業界随一でした。

このCz75ヘビーウエイトも、フレームのパーティングライン(線状の成型痕)処理などは、元から無かったかの様な綺麗さです。

ハンドガード内側までも完璧に処理されていて、拘りを感じます。

スライドやフレームの表面にヒケ等も見られませんし、艶消しで細かくザラザラとした仕上げの質感は、とても雰囲気が良いです。

ただヘビーウエイト・モデルは、重量を増すために金属粉を混入させている関係で、質感が部分的にムラになり易いそうですが、言われてみればトリガーの上辺りの部分がムラッぽいのは、そのせいなのかな?

仕上げ塗装のムラかも知れませんが。

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

刻印類も正確に、細い文字がしっかり深く刻まれていて実銃と見紛う程の雰囲気を醸し出してます。

まさにKSC製エアガンの真骨頂。

Czマークも正確ですね、リアルです。

余りにリアルに拘ったために、自社KSCの文字を目立たない箇所に刻印すると言う念の入れようなのは恐れ入る。

まあ、そのKSC刻印を探すのもKSCファンの細やかな楽しみですがね。

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

で、探してみたら有りました、マガジン挿入口に。

こりゃ分からん!

ちと暗くて撮影出来なかったので、樹脂製グリップパネルを外してみると、グリップパネルには重量増のためウエイトが装着されてましたね。

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

Cz75はフレームがスライドを外側から包み込む様に噛み合っているので、スライドは小振りな形状をしています。

スライドを引くためのセレイション(滑り止め用の溝)もコンパクトで少し摘まみ難く引き難いのですが、セレイシヨンの掘りが深くエッジが立っていて、指に良く引っ掛かるのでそれ程苦では無いですね。

フロントサイトとリアサイトはシンプルで、ホワイトの色入れも無く、まるで大戦時代の古い軍用銃の様な出で立ちです。

フレームやスライド、それにチャンバー部等の各パーツに同じシリアルナンバーが刻印してあるのも、其れっぽいですよね?

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

アウターバレルとトリガーはシルバーメッキが施されていて良いアクセントになっています。

YouTubeの実銃動画とか見てると、バレルとトリガーがシルバーのCz75が出てくるので、実銃でも存在するバリエーションなのかな。

ハンマーがフルコック又はハーフコックの位置にある時にセイフティにする事が出来、ハンマーはロックされます。

ハンマーがハーフコックの位置でも、セイフティを解除すればダブルアクションで撃つ事が出来ます。

ハンマーが起きている状態でCz75を構えると、ダミーのファイアリングピンも見えてリアルです。

ダブルカラム(複列)マガジンなのでグリップは太いですがベレッタ92Fほど握り難くは無いですね。

グリップ部とグリップ・パネルの段差も、絶妙に握り易さに貢献している様に感じます。

ただスライドリリースレバーを、グリップしてる手の親指で操作しようとすると、これがかなり遠いです。

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

亜鉛ダイカスト製マガジンの装弾数は23発。

マガジン・フォロアーを一番下まで下げると、フォロアーがロックされるので、その状態でマガジンリップからBB弾を1発ずつ装てんします。

マガジン・フォロアー下部にあるボタンを押すとロックが解除されて元の、下からバネに押し上げられる状態に戻ります。

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

ホップアップの調整は、マガジンを抜いてからスライドを適度な位置まで引いて(ホールドオープンさせても出来ます)付属のホップアジャスターをチャンバーのギザギザに噛み合わせて、アジャスターを左右に回して調整します。

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

通常分解は、まずマガジンを抜きスライドを少し引いてスライドとフレームの切り欠きを合わせます。

するとスライド・リリースレバーが引き抜けるので外しスライドを前方に押し出せば、スライドとフレームが外せます。

リコイルスプリングやアウターバレルは、簡単に外せますがバネが以外に長くビロ~ンとしているので、嵌め込む時はやや苦労します。

 

実射

 

KSC製Cz75を手に取ってみると、ヘビーウエイト・モデルなのでズッシリとした重みが手に伝わってきます。

通常の状態だと、トリガーは前方に出ているのでダブルアクション時には、ややトリガーが引き難く感じますがハンマーが起きている時のセミオートは、トリガーは丁度良い位置にあり、トリガープルはフェザータッチと言える軽さでフィーリングはとても良いですね。

スライドが重いので操作感は少しもっさりしていてブローバックの作動性もおとなしめですが、その分撃ち応えは増している感じです。

ただ連射すると、マガジンの冷えの影響を感じ易いですね。連射間隔が速くなるほど、顕著に感じてきます。

これは、やや小振りなマガジンのガス容量が影響しているのかもしれません。

計測してみると、マガジン・ガスタンクの容量は10g程と同じKSC製グロック17マガジンの14gと比べてもやや少な目。

マルイ製ハイキャパ用マガジンともなると、容量25gですから

安定作動には、たっぷりのガスと気化スペースが必要と思えば、Cz75はやや不利なのかな。

因みにガス満タンで40発程撃てるので、燃費は0.25g/1発になります。

弾の飛びは、精密型チャンバーになってから安定性が各段に向上したと思います。

距離10mの集弾性もとても良いですね。

コレクターを唸らせる仕上げの丁寧さと、使える実射性能を兼ね備えたKSC製Cz75ヘビーウエイトは、所有する満足感を与えてくれます。

現代のポリマーフレーム・オート達には無い、独特の雰囲気を愛でてみるのは、如何でしょうか。

 

 

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン 07ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾 10発

 

KSC CZ75 07HW27.7℃ 49%
0.20gBB弾 平均初速   8m/s 
1発目 75.4m/s 
2発目 73.9m/s 
3発目 76.6m/s 
4発目 74.7m/s 
5発目 75.5m/s 

 

エアガンレビュー KSC Cz75 セカンドバージョン ヘビーウエイト ブローバックガスガン

 

なるべく速く連射した場合と、1秒間隔で撃ち続けた場合の
マガジンの冷えによる、初速の低下を比較しました。

 

 

  
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KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

実銃ベレッタ93Rは1977年、対テロ用に開発されたマシンピストルです。

イタリアでは年々凶悪化するテロ集団に対抗するために、制圧力の高い武器が求められましたが、要人警護の際にアサルトライフルやマシンガン等での重々しい装備を避けるため、ハンドガンサイズながら高い制圧力を備えたマシンピストルが必要とされました。

ベレッタ92をベースにロングバレル・ロングマガジン化し、連射時の安定性のためにフォアグリップが装備されました。

また必要に応じて、折り畳み式のフォールディングストックも装着できます。

9×19mmパラベラム弾を使用し、装弾数20発のロングマガジンが装備されます。

前モデルでの、ハンドガンのフルオートでは制御が難しく、直ぐに弾切れになってしまうとの反省から、セミオートと3ショットバーストの切り替え式に変更になりました。

 

 

 

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバック

ブローバックガスガン (セミ・3ショットバースト・フルオート)

可変ホップアップシステム

全長   248mm

重量   1200g

装弾数     32発

価格   25,300円 (税込み)  

 

 

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン
KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

 

外観レビュー

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

 

KSC M93R-Ⅱヘビーウエイトモデルの登場は、私的には意表を突かれたものの、とても嬉しい出来事でした。

たしかに以前のKSC製M93R-AGシリーズにはヘビーウエイトモデルも有って質感と撃ち応え重視のヘビーウエイトモデルと、軽快な作動性重視のABSモデルと言うのが伝統的に存在していました。

しかしM93R-Ⅱや他のモデルが新ブローバックエンジン「システム7」に移行していき、精密ホップチャンバーの搭載も進んで、「エアガンは撃ってなんぼ」のマルイさん寄りの作動性や実射性能重視の方向性に変わって行くのかと思われる中で、ヘビーウエイト仕様なんて物は置き去りにされていくのかと思っていたので、M93Rのヘビーウエイトモデルの登場はとても嬉しくて、その撃ち味は大変興味深い事なんですよねー。

と言うのも、M93R-AGシリーズのヘビーウエイトモデルはその重いスライドを活かしたリコイルシヨックが気持ちよく、3ショットバーストやフルオートの撃ち味はとても良かったのですが、その反面寒さ・冷えには非常に弱くて、秋が深まる頃にはブローバックはグダグダ。

それでも強行すれば作動は止まり生ガス噴いてました。

まあフルオートで撃てばマガジン内のガスが急激に冷やされてしまうので寒い時期のガスガンのフルオートはM93R-AGに限らずグダグダですがね。

かといってセミオートオンリーで撃つならM93Rを使う意味ないしー。

ただ冷えに対しての作動性が、ABSモデルとヘビーウエイトモデルでかなり差があったので今回のモデルには期待大なのです。

なんたって最強のシステム7ハードキックの心臓を持ったヘビーウエイトモデルですから少々寒くたって重いスライドを

物ともせずガンガン動かしてくれるのではかいか、と思っちゃうのです。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

 

で逸る気持ちを抑えて、まずは外観から。

ヘビーウエイト樹脂製スライド&フレームの塗装は、KSC独特の鉄臭さが漂う、艶が消されてザラッとした仕上げ。

ウエスタンアームズのカーボンブラックシリーズが登場してからはリアルなスチール感的魅力を、ちと取られてしまった感じですが金属的重々しい雰囲気は負けてないかも。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

そして特筆なのがベレッタファンならずとも涙物なスライド側面のリアル刻印。

字体も細くて、雰囲気出てますね!!

これは手のひらの上でじっくり眺めた後に絶対ニヤッっとしてしまいます!!

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

M93R-ⅡABSモデルも最近のロットではリアル刻印になっているそうです。
(私は未確認)

写真上はABSモデルの初期ロットのもの。

文字はKSC独自の物で、字体も太いですねー。

フレームの細い字体とアンバランスです。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

今回の・・・というか今回も、気になる部分はアウターバレルですねー。

ABSモデルは銃全体がまだ艶があるので目立ちませんが、ヘビーウエイトモデルはスライドもフレームも艶が消されているので艶のあるアウターバレルは目立ちます。

M93Rの場合アウターバレルの大部分は露出しているので、余計に・・です。

個人的には、もう少し艶消しの塗装を望みます。

インナーバレルはアウターバレルのマグナポートの手前まで伸びているのが写真でも判りますね。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

M93R最大の特徴でもありますフォアグリップ゛は金属製で、剛性感もあり使い易いです。

どうやって握るの? と言う方のために、You Tubeの実銃動画を探してみました。

 

https://www.youtube.com/embed/7X5NQGUcCeg
KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

リアサイトのホワイトドットも特徴的。

普通リアサイトのホワイトドットは溝の両脇にありますがM93Rは溝の下に一本あります。

これとフロントサイトのホワイトドットとを縦に合わせて狙いを定めます。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

フル・セミ・バーストのセレクターは、フレイム後端左側にあります。

セレクターの同じ軸からセイフティレバーが後方に出ています。

レッドドットの位置まで下げるとセイフティ状態になりトリガーがロックされます。

セレクターはホワイトドット1つの位置でセミオート。

三つの位置で3ショットバースト。

そしてマークは無いですが、写真の様に真ん中の位置でフルオートです。

M93R-AGシリーズでは、フルオートの位置に∞マークがある物もありましたがM93R-Ⅱシリーズではリアル重視で∞マークは有りません。(実銃にはフルオート機能は無いため)

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

写真左が付属の亜鉛ダイキャスト製一体型32連マガジン。

写真の様にマガジンフォロアーを一杯に下げた状態でロック出来るので、BB弾を装てんする時に手でフォロアーを下げている必要がないので大変楽です。

写真右は、マシンピストルの快適安定作動には必須のロングマガジン。

装弾数は49発。

ロングマガジンもフォロアーのロック機能付きです。

両方共グリップに装着しても、マガジン下方はグリップからはみ出しているので前方から見ると、マガジンフォロアーの溝等が丸見えで、あまりリアルでは無いですがまあ、ここは作動性重視のままと言う事で。

M93R-AGシリーズの様に、スチールプレス製マガジンケースでカバーされたリアルタイプのマガジンは発売されないでしょうねー、今更。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

ホップアップ調整は付属のレンチをチャンバー部に押し当てて行います。

写真の様に装着して、時計回りに回すとホップが弱くなります。

調節範囲は100度程度です。

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

写真が下手くそで分かり難いでしょうが、チャンバーからインナーバレルを覗いた写真です。

右側が新しいホップラバー。真ん中に溝がありBB弾をしっかり保持します。

左側は古いタイプの物で、上部のラバー部分全体でBB弾に押し当てる感じになります。

 

KSC M93R-Ⅱ 07HK ブローバックガスガン

通常分解は、マガジンを外してテイクダウンレバーを下げればスライド部分が前方にスルスル抜けます。

が!!注意しないと、リコイルスプリングガイドはバレルユニットに引っ掛かっているだけなので、外れてビョーーンと飛んでいってしまう事があります。
 

実射





スライドを引いて、パッと手を放して戻した感触は、やはりABSモデルに比べるとモッサリした動きです。

スライドが重くなっている分、戻りが緩いですねー。ちと心配になる位。

この症状はM93R-AGシリーズから同じなのですが、やはり重くなった分リコイルスプリングを少し強くして欲しいなー、と思います。

まあ、スライドが重くなってスプリングまで強くしたら、作動性に影響があるのかも知れませんが・・・。

で、まずは、セミオートで・・・・・・、ABSモデルが「タッタッタッ!!」っと軽快で弾ける様な高速ブローバックに対してヘビーウエイトモデルは「ドッドッドッ」っと少しスピードがダウンしている感じですが重く鋭いリコイルショックが腕に伝わってきます。これは凄い。

想像以上の違いです。

ABSモデルとは全く別物です。

3ショットバーストやフルオートで撃つと、余計に違いを感じますね。

冷えによる作動性ダウンも、ABSモデルより少し悪いかな程度。

極端な差は無いと思います。

システム7以前のモデルに比べれば、断然冷えに強くなってます。
(まあ少し撃っただけでの観想ですが・・・)

初速を測ってみると、室温25度・0.2gBB弾で6回の平均が85.28m/sと高めで、弾の飛びもフラットで気持ちよく飛んで行きます。

集弾性も新型ホップのおかげで素晴らしく良いですね。

実射性能はABSモデル同様高いです。

んー、高速軽快ブローバックのABSモデルと撃ち味最高なリコイルショックのヘビーウエイトモデル。

私には選べません。

7m 半径2cm刻みの円 セミオート 0.2gBB弾10発

7m 半径2cm刻みの円 3ショットバースト 0.2gBB弾3×4発

 

7m 半径2cm刻みの円 フルオート 0.2gBB弾

 

   
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KSC  グロック18C スライドHW

 

レビューページ メニュー

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

KSC グロック18C スライド・ヘビーウエイト

セミ&フル ブローバックガスハンドガン

可変ホップアップシステム

全長   202mm

重量   700g

装弾数     23発

価格   21,000円 (税別)

KSC  グロック18C スライドHW

 

外観レビュー

KSC製グロックシリーズ、スライド・ヘビーウエイト化の波は、ついにマシンピストルであるG18Cにまでやって来ました。

ただでさえ過激なフルオートでスライドが悲鳴をあげているのにヘビーウエイト・スライドは無いだろうと思っていたので、G18のヘビーウエイト化は素直に嬉しい限りです。

それにABSタイプは、後発のマルイ製に押され気味なので差別化という意味でも良いと思いますが、グロックで言えば、グロック自体の進化というかアップデートが無いのは気になります。

マルイさんは第4世代(Gen.4)のグロック17を出しましたし・・・・・。

KSC  グロック18C スライドHW

ザラリとした金属感たっぷりの塗装は、KSCお得意のもの。

グリップを握りしめながら、このスライドを眺めているだけで所有する満足感を与えてくれる。

写真だと伝わり難いかもしれませんが、これがポリマーフレームオートなんだと(実際はスライドもプラだけど)思わせてくれます。

ABS製のスライドもザラザラした質感に塗装されているので、ぱっと見あまり変わらない様に見えますが、眺めていれば全く別物と築きます。

刻印の質感も良いですね。KSCさんの刻印は、昔からファンです。

特に好きな物が、M945 コンパクト・シルバーモデル(ビンテージもの)ですかね。素晴らしいです。

KSC  グロック18C スライドHW

どれだけ重さが違うのか。

私の所有する、かなり古~いKSC製G18と比べてみました。

フレームから外したままのスライド部分を計ると、ABSが132g、ヘビーウエイトが191gで、ヘビーウエイトの方が59g重いという事ですね。

たしかに持った時の重量感は明らかに違って、おおっと思います。

KSC  グロック18C スライドHW

冒頭で触れましたが、世代交代等の大きな変化は無いですが細かな改良はされています。

先に発売されたグロック17ヘビーウエイトと同様に、スライド先端部分の内側にガッチリと金属パーツがはめ込まれ、補強されています。

その他にも、古いグロック18と見比べてみると、ところどろこでパーツの形状が変更されてるのが確認出来ます。

KSC  グロック18C スライドHW

実銃同様スライド前部には、大きなコンペンセイターの穴が空いています。

その下のアウターバレルには、マグナポートが開けられています。

なので、その中のインナーバレルもみえてしまうのですがマルイ製と違いインナーバレルは黒く塗装されているのでそんなに目立ちません。

銃口の奥にちらりと覗くインナーバレルも、目立たないでしょ?

KSC  グロック18C スライドHW

フルオートとセミオートの切り替えは、スライド後部のレバーで行います。

写真の様にレバーが上でセミオート、下に下げるとフルオートになります。

 

KSC  グロック18C スライドHW

トリガーセイフティは実銃通り、射手が撃つ意思を持ってトリガーを引くとトリガー中央に取り付けられているセイフティ・レバーも同時に引かれて、セイフティが解除されて射撃出来ます。

これとは別にKSC独自のエアガン・セイフティも付けられていて、写真の様にトリガーセイフティのレバーを上に押し上げるとトリガーが完全にロックされます。

操作は少しやり難く、素早くとはいきませんが、外観のリアリティを崩さず安全性を高めるというKSCさんの拘りを感じますねえ。

KSC  グロック18C スライドHW

亜鉛ダイカスト製のマガジンの装弾数は、23発。

BB弾はマガジンリップから装てんしますが、マガジン・フォロアーを一番下まで引き下げた所でロック出来るので、装てんが楽です。

マガジンベースはリアル感重視で穴が開いていないので、ガス注入時はマガジンベースをずらしてガス注入バルブから注入します。

KSC  グロック18C スライドHW

ホップアップの調節は、チャンバーにアジャスターを差し込み、回転させて調整します。

マルイさんの様にフレームからスライドを外して、工具無しでホップ調整出来る物やウエスタンアームズ製は固定ホップですし、それぞれ一長一短あります。

まあ、ホップアップの調節は、そう頻繫にはする必要も無いと思うので私はそう好き嫌いは無いですけど。

KSC  グロック18C スライドHW

コンペンセイター付きの肉抜きスライドが、この銃のただならぬ感を醸し出しています。

凹型ホワイトのリアサイトにも、完全に慣れた、というか馴染んでますね。

実射


ABSとの見た目の違いを楽しめるだけではない、ヘビーウエイト。

勿論重くなってるのですが、このグロックの場合ヘビーウエイトなのはスライドだけなので、例えば同じKSC製M93Rの様な全身ヘビーウエイトモデルに比べれば、ABSとの差はすくないですね。

それでも、スライドを引いて戻った時のコツンとくる感触はABSモデルより重く強いですし、重量バランスの違いも感じられます。

逆にスライドが重くなった分、スライドの動きは若干もっさりしてしまう様です。

なので実戦派の方には、軽くてキビキビ作動のABSモデルがお勧めかなあ?

ヘビーウエイトモデルは、じっくり眺める私の様なお座敷シューター向きでしょう。

勿論実射性能に変わりはないので、お好みでしょうけど。

撃ち心地もしかり。

リコイルショックが重く撃ちごたえが増した分、作動スピードは落ちますよね。

より心地よく撃ちたい時は、ロングマガジンを使えば多少力強くなって撃ち終りまで安定作動なので、お勧めです。

特にフルオートメインで楽しむなら、必需品です。

ただ長くて重いのが玉に瑕。

距離 7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発

 

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エアガン ハンドガン KSC G18C スライド HW ケーエスシー ヘビーウェイト グロックグロッグ 18才以上用

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KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

 

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〇実射性能

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

 

KSC グロック17 スライドHW

ブローバックガスガン


可変ホップアップシステム

全長   202mm

重量   705g

装弾数     23発

価格   18,900円 (税込み)

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

 

外観レビュー

ひと昔前までは、グロックと言えばKSCさん、な時代もありました。

KSCガスブローバックモデルの中でも、低価格シリーズに位置付けられバリエーションも豊富で、企画ものも登場しました。

勢いがありすぎて ? 実銃には無い、G23や26のマシンピストルも登場するほどでした。

しかし、それもひと段落して、またマルイさんの猛追もあってか、最近は目新しい動きもなかったのですね。

ファンとしては、第4世代グロック(今は第3世代)を待望しているのですが、今回は世代は変わらず、G34に続いてスライド・ヘビーウエイトタイプのG17が出てきました。

続いてG19もスライド・ヘビーウエイトタイプが出る様です。

まあ確かに、未だマルイさんが踏み入れないヘビーウエイト素材の領域は、差別化という点では、ある程度効果はあると思いますが・・・・・・

「違いが分かる男の・・・・」的渋い感じになってる様な・・・・・・・インパクトは未知数ですが。

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

通常タイプKSCグロックのスライドは、元々ザラザラした質感の塗装なのでHWスライドをパッと見ただけだと、そう違わない様に見えますが、よく見れば金属的な質感がまるで違う事に気づきます。

この辺りは、長年ヘビーウエイトを扱ってきたKSCさんならでは!!の味。

 

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

スライドの内側を見ると、先端部分に金属パーツが装着されガッチリ補強されています。

スライドのヘビーウエイト化という事で、スライドにとってより過酷なフルオートタイプのグロックで得られたノウハウのフィードバックってとこですね。

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

フレームに関しては、以前の製品と若干異なっています。

写真は、右から古いKSC-G17、やや古いKSC-G18、今回のG17ですが昔のグロックには、グリップ部分にグロック・マークが付いてますが、今回のG17には、大人の事情なのか? 付いていません。

また、フレームは、今回の物が1番艶が消されていて、グリップパネルに相当する  部分の模様の細かさが、違う様な・・・同じ様な・・・。

写真だと照明の当たり加減で艶が違う様にみえますが実際違うんです。

ヘビーウエイトのスライドと艶消しフレームのコンビは、実に渋い。

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

フロント・リアサイトは従来通り。

長い付き合いなので、この凹ホワイトのリアサイトにも慣れました。

サイトは通常のプラスチックなので、ヘビーウエイトのスライドと若干質感が違うのですが、これは良いアクセントと捉えるべきか。

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

スライドを引いて内蔵ハンマーがコッキングされると少し前方にせりだすトリガーは、コッキング・インジケーターになっていて、ハンマーの状態を把握出来ます。

トリガーセイフティは実銃通り、射手が撃つ意思を持ってトリガーを引くとトリガー中央に付けられたセイフティ・レバーも同時に引かれセイフティが解除されます。

またエアガン独自のセイフティも付けられていて、写真の様にトリガーセイフティのレバーを上に押し上げるとトリガーは完全にロックされます。

操作は、少しやり難いですが、外観のリアリティを崩さず安全にも配慮するという、KSCさんの拘りをかんじます。

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

ホップアップの調整は従来通り、専用のアジャスターをチャンバーに差し込み調節します。

時計回りに回して、ホップ効果弱になります。

KSC  グロック17 スライド・ヘビーウエイト

外観のリアリティに拘っているので、マガジン底部のマガジンベースには穴が開いていません。

ガスを注入する時は、マガジンベースをスライドさせると写真の様に注入バルブがあります。

「そんな面倒くさいことできるか!!」という方は、マガジンベースに穴を開けろと説明書に書いてあります。

開ける位置も細かく書かれています。なんて親切。

KSCさんの説明書って、取扱や分解方法、パーツリストにメンテナンス、その銃にまつわる歴史まで書かれていたりしてある意味、「本」ですね。

実射


スライドの操作感は、劇的な違いは感じないものの、ちと もっさり感もあり。

撃ってその重さが気持ちよく感じるのは、やはり気温が高くマガジンが冷えていない時のみ。

ビシッと鋭いブローバックと、ガツッと手に伝わる重いリコイルショックの絶妙なブレンドがなんとも心地いい。

でも気温が低かったり、連射し過ぎてマガジンがキンキンに冷えてしまうと途端につまらないブローバックになってしまう。

まあ、これはブローバックガスガン全般に言える事だけどノーマルスライドに比べれば、顕著に出ますよね。

特に私の様なお座敷シューターは、無意味に連射しちゃうんで。

え ? しない ?

KSCさんの、どのモデルも精密チャンバーになってから安定した実射性能を持っているので、このG17スライド・ヘビーウエイトもゲームに実戦投入しても、なんの問題も無いでしょうが
より念を押して作動性を重視するなら、ノーマルスライドの方でしょうか。

価格もノーマルスライドの方が2700円もお安いですし。

逆に質感や撃ち心地を重視する、コレクターやお座敷シューターならこちらのスライド・ヘビーウエイトをお勧めします。

あーでも刻印関係は残念ですけど・・・・・・・・。

あとKSC製グロック17は、マルイ製グロック17よりスライドサイズが実銃に近いので、殆どの実銃用ホルスターに対応しているのもKSCさんにアドバンテージがありますね~。

距離 7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発

 

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