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カテゴリ:マルシン > ガスガン

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

おじさん世代にしか分からないと思いますが、昔「ドーベルマン刑事(デカ)」と言う漫画が流行った時があって、その主人公の刑事が撃ちまくっていた銃が、アメリカのスタームルガー社製ニュースーパーブラックホークでした。

 

 

日本国内で刑事が44マグナムを撃ちまくると言う、無茶苦茶な設定ではありましたが、映画「ダーテイハリーのS&W M29と、当時世界最強の44マグナム人気を二分していました。(既により強力な454スカール弾が開発されていましたが、量産品では世界最強)

スーパーブラックホークはシングルアクションタイプのリボルバーですが、同じスタームルガー社製でスーパーレッドホークと言う銃があります。

こちらも44マグナムメインのリボルバーですが、スーパーブラックホークよりは近代的な構造のダブルアクション・リボルバーで、1987年に開発されました。

M29よりも強固で強装弾も使用出来、比較的安価だったため狩猟用リボルバーとして人気がありましたが、より強力な454スカール弾仕様が開発されると、当時最強の454スカール弾を6発も装てんできるリボルバーは他に無かったため、更に人気が高まりました。

その2.5インチ・ショートバレルモデルが、スーパーレッドホーク・アラスカンで使用弾薬が44マグナム弾、454スカール弾、480ルガー弾の3タイプがあります。

スーパーレッドホークもスーパーブラックホークも、現在でもカタログに載っている現役バリバリモデルで、いかにアメリカ人が大口径・大型拳銃が大好きなのかが分かりますねえ。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

 

MARUSHIN SUPER REDHAWK-ALASKAN ヘビーウエイト

ライブカート式ガスリボルバー

可変ホップアップシステム

全長   205mm

重量   950g

装弾数    6発

価格   30,800円 (税別)
 

 

この銃の特徴
〇大きくて重い44マグナムのカートリッジを装てんする様は、リボルバーの醍醐味。
〇ヘビーウエイトのボディとXカートリッジで、ずっしりとした重量感は凄い。
〇ダブルアクションはやや重いが、確実でスムーズな作動性。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

 

外観レビュー
エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

正直スーパーレッドホークの事については全く知識が無かったので、最近流行りの「チャットGPT」にアラスカンはどんな銃か聞いてみたところ、「主にアウトドアや狩猟愛好家に向けて設計されており、特に過酷な環境や大型の獲物に対応するための銃で、アラスカのような厳しい環境下での使用に適しています。(以下省略)」ですと。

アラスカって・・・、まあアカスカンって名前だけど。

マルシン製スーパーレッドホーク・アラスカンは、44マグナム弾モデルと454スカール弾モデルの2種類があり、素材&仕上もABSブラック・ABSシルバー・ブラックヘビーウエイトとあるのですが、今回は44マグナムのヘビーウエイトをレビューします。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

ヘビーウエイト素材はザラザラしたマットな質感の塗装仕上げで金属っぽさを演出していますが、金属パーツとの質感の違いが気になる所です。

バレル部やフレームの刻印は一字一句全く違いない正確な物で、シリアルナンバーも3桁と5桁の組み合わせなのでリアルです。

ロゴマークを見比べて見ても、違いは無いですね。

「リアル刻印」の謳い文句に偽りなし!と言ったところでしょうか。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

大口径のマズル部分は金属パーツのネジ式で埋め込まれていて、インナーバレル等を押さえつけて固定している様です。

マズル内側はライフリングも再現されて迫力満点なのですが、なんだかマズルの口径がやたら大きく感じるのは気のせいかな?

もしかして、454スカール弾モデルと共通?と思わせるほど大口径です。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

独特なフラットのバレルトップに別パーツで取り付けられたフロントサイトも、上下左右の調節が出来るフルアジャスタブルタイプのリアサイトも、色入れは無くシンプルです。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

バレルからフレームにかけての底部や、金属パーツのトリガーガード外側や内側等パーティングライン(線状の成型痕)は全く無くてとても綺麗です。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

シリンダーラッチはシリンダーのロックを解除して取り出す(スイングアウトさせる)ためのレバーで、メーカーによって呼び名が違うからややこしい。

S&Wでは「サムピース」、コルトでは「ラッチ」、スタームルガーでは「クレーンラッチ」と呼ぶらしい。

操作方法もS&Wでは前方にスライドさせ、コルトは後方にスライドさせます。

対してこのアラスカンは、ボタン的に奥に押してロックを解除します。

操作感はスムーズで、引っ掛かる事もありません。

大きなシリンダーがガバっとスイングアウトしてきます。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

シリンダーのフレームへの固定は、シリンダー後部のセンターピンと前部にあるフロントロックで、
しっかり確実に固定されます。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

エジェクターロッドを押すと写真ぐらいにカートリッジが引き出されます。

まあエアガンの場合、実銃の様に薬莢がシリンダーに焼き付いて取り出し難いと言う事は無いので、シリンダーを傾ければズリズリ出てくるのですが、まあ雰囲気で。

シリンダー内は、悪用・改造防止にスカスカな構造にしてあります。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

カートリッジは、カッパーヘッド仕様のXカートリッジで、とてもリアルな形状と質感で、6発で200gと重量もあります。

BB弾は弾頭先端に装てんしますが、比較的BB弾の保持が緩いので、弾の飛びへの影響も少なそうですね。

保持する力が強すぎると、BB弾が発射されずに残ってる事もありますから。

 

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

フィンガーチャンネル仕様のホーグタイプ・ラバーグリップは、実銃の物より滑り止めのドットが少ない感じですが、根元が細くて握り易くしっかりホールド出来ます。

グリップ底部のガス注入バルブは、やや奥の方にあります。

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

ホップアップ調整はスライダーを前後に動かして調節しますが、工具を使わずに調節出来るのは、とても便利です。

写真は、スライダーを手前に完全に引き出して、ホップアップを最強にした状態です。

 

実射

ん~やっぱり大きな真鍮製のカートリッジが擦れ合う音からして良い。

リアルなXカートリッジをシリンダーに装てんする瞬間こそ至極のひと時。

ショートバレルモデルなのにズッシリとした重量感も良いですね。

ショートバレルと言えど大型拳銃で、重いカートリッジを装てんしてるだけに、ダブルアクションではトリガーの引き始めがやや重く感じますが、スムーズに引けるので一気に引いてしまえば、さほど苦では無いですね。

この個体はホップアップ調整スライダーの調子が今一つの様で、最初はホップ最小の状態から半分もスライド出来ず、それ以上は固くて動かす事が出来ませんでした。

この状態で撃ってみると、完全なホップ無しでBB弾は放物線を描いて飛んで行きます。

飛距離も10才以上用エアガン並みですね。

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

仕方なくマズルを回して前方に引き出してみると、スライダーが動いたのでホップ最強にして再度撃ってみると、多少ホップが掛かり飛距離が伸びましたが飛びの後半は左に曲がりだしました。

ただ思ったよりは、弾道のバラツキが少なく距離10mくらいなら的撃ちが出来るレベルなので、近接戦なら使えるかも。

ガスは9g程注入出来て、140発位撃てるので燃費は0.06g/1発ですね。

フレームとバレルが一体になった独特なスタイルの大口径リボルバーは、ヘビーウエイトで重量感があって、リボルバー好きなら手元に置いておきたい逸品です。

 

 

エアガンレビュー スーパーレッドホーク アラスカン HW ガスリボルバー

距離 10m 半径2cm刻みの円(A3コピー用紙に印刷)
0.20gBB弾 シングルアクション 6発

 

マルシン アラスカン31.5℃ 55%
0.20gBB弾 平均初速   59.3m/s 
1発目 58.8m/s 
2発目 60.4m/s 
3発目 58.5m/s 
4発目 59.5m/s 
5発目 59.6m/s 
6発目59.2m/s
0.20gBB弾の初速は、最強ホップ設定での数値です。

 

 

 

 

 

 

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エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

 

南部14年式拳銃は、大正14年(1925年)に大日本帝国陸軍に制式採用された自動式拳銃で、制式名は十四年式拳銃です。

実際、銃器開発者の南部 麒次郎(なんぶ きじろう1869-1949)が開発したのは、14年式拳銃の元となった「南部自動拳銃」(1902年に開発された日本初の自動式拳銃)で、14年式拳銃の開発に直接には関わってはいませんでした。

しかし後になって、14年式拳銃が南部自動拳銃(8mm口径大型タイプ)の改良型だったと言う事もあり、「南部14年式拳銃」という名が広まってしまったので、俗称として定着しちゃたらしいです。

14年式拳銃は、日本独自の8×22mm弾を使用するストライカー撃発方式のボルト作動オートマチック・ピストルで、装弾数は8発です。

射撃時の反動を利用したプロップアップ式ショートリコイル機構を持ち、全弾撃ち尽くすとボルトが後退した状態で止まる、ホールドオープン機能もありました。

昭和13年頃に改良が加えられて、手袋をしたままだと操作し難かった円形のトリガーガードが前方に広げられ、固定が緩くて射撃時の衝撃で脱落してしまう事があったマガジンのために、マガジンを押さえつける板バネが追加されました。

これらの改良が実施された以降の物が、後期型と呼ばれました。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレントHW

 

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   229mm

重量   740g

装弾数    14発

価格   27,800円 (税別)

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

マルシン製モデルガンでは以前から「エクセレント・ヘビーウエイト」と言う仕様が有ったのでしょうか?私は全然気が付きませんでしたが、エアガンにもエクセレントヘビーウエイト仕様は既に有ったのかな。

とにかく衝撃です。これは個人的にはウエスタンアームズさんが、カーボンブラック仕様を出した時以来の衝撃かも知れません。

マルシン製南部14年式は、今回ボルトストップ機構と改良型ブローバックエンジンを搭載した新仕様になりました。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

レシーバーとフレーム、それにアウターバレルはヘビーウエイト樹脂製で、丁寧に磨き上げられていて、やや艶のあるグレーに仕上がっていますか゛、とにかく金属感が半端ないです。

フレームの背面部分は、僅かにパーティングライン(線状の成型痕)の処理した残りが見られますが前面はとても綺麗に処理されて、雰囲気はとても良いです。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

ただ、トリガーガードやコッキングピース等の金属パーツは、黒塗装のままなのでフレーム等のヘビーウエイト樹脂パーツとの、仕上げの質感の違いが気になります。

名称をあてがってみると、金属パーツも結構有りますね。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

フレーム右側には、製造した名古屋陸軍造兵廠(なごやりくぐんぞうへいしょう)の標識とシリアルナンバーが刻印され、その下側には製造年月が刻印されて、実銃を再現しています。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

マルシン製南部14年式拳銃は、実銃のショートリコイルが再現されていないのが残念。ボルトの作動量もやや少ない様です。

マルシン製南部14年式拳銃は、実銃と同じ様に全弾撃ち尽くすとボルトが後退したまま止まるホールドオープン機能が備わっていますが、実銃の場合はマガジンのマガジン・フォロワー(マガジン内の弾を下から押し上げるパーツ)にボルトが直接引っ掛かって止まる仕組みです。

なのでマガジン交換のためにマガジンを外すと、ボルトが前進して戻ります。

結局新しいマガジンを装てんしたら、再度ボルトを引いて弾をチャンバーに送り込まなくてはいけません。

実銃のホールドオープンは、弾が無くなった時のお知らせ機能のみ!と言う事になります。

対してマルシン製南部14年式拳銃は、マガジンを抜いてもホールドオープン状態のままなので、新しいマガジンに交換して少しボルトを引くとロックが解除し、そのまま手を離せばボルトは前進してくれると言う、実銃より優秀な仕様になっています。

アイアンサイトは軍用銃らしくシンプルで、三角の形をしたフロントサイトに台形の切り欠きになってるリアサイトを合わせる感じ。

フロントサイトは左右の調節が出来そうですが、動かしてると嚙み合ってる部分が緩くなりそうなので、あまり触りたくないです。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

セイフティレバーは上方向に180度回して切り替えます。

銃身側(前方)「火」がセイフティ解除、後方の「安」がセイフティでトリガーがロックされ撃てなくなります。

一応水平位置で止まる様に出来てますが、実銃と同じ様にオーバーランしてしまいます。まあ、リアルと言えばリアルか。

私も早速グリップパネルに、擦り痕付けちゃいました。

グリップパネルは、ウォールナットの木製仕様も発売されていますが、こちらは樹脂製。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

マズルにはライフリングが再現され、その奥には真鍮製のインナーバレルがみえます。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

南部14年式拳銃・後期型での特徴の一つであります、マガジン・脱落防止スプリングも再現されています。

実銃の前期型では、射撃時の衝撃でロックが外れマガジンが脱落してしまう事があったので、後期型では板バネを設置してマガジンを押さえ付け、安易に抜け落ちない様にしました。

勿論、エアガンでは脱落してしまう事など無いので、外観のみ再現されています。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

形状はよく再現されていますが、テッカテカの亜鉛ダイカスト製マガジンの装弾数は14発。

折角だからマガジンもエイジング加工を施して欲しかったところですが、そこまで手が回らなかったのかな?

BB弾はマガジン・リップ部分から装てんしますが、リップの角が鋭くて指が痛くなっちゃいますね。

マガジンにはガスが8g程注入出来て、一回の充填で60発位撃てるので、燃費は0.13g/1発程になります。

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

ホップアップの調節はチャンバー上部のイモネジに六角レンチを挿して回す事で行います。

調節はデリケートなのに、ネジが軽くてピタリと合わすのが難しい感じ。

 

実射

 

ボルト作動のブローバックなので、元々リコイルショックに期待は出来ませんが、軽快に作動してホールドオープン機能もきちんと働きます。

弾の飛びは、ややホップアップの掛かりが不安定な印象です。

適正ホップに合わせたつもりでも、フラットに真っ直ぐ飛んで行ったり20mを超えた辺りから上方に流れて行ったりと、安定感がありませんでした。

10mの集弾性では、まだ不安定なホップの影響が少ない様で散らばり方も、思ったより小さい印象です。

近接戦闘なら使えそうですね。装弾数は少ないですけど。

このエクセレントヘビーウエイト仕様は、観賞派の方々を唸らせるのは勿論、旧日本軍装備には欠かせない逸品です。

 

 

エアガンレビュー マルシン 南部14年式 後期モデル エクセレント・ヘビーウェイト

 

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾 10発

 

マルシン 南部14年式28.5℃ 50%
0.20gBB弾 平均初速   76.2m/s 
1発目 76.2m/s 
2発目 77.0m/s 
3発目 76.5m/s 
4発目 74.2m/s 
5発目 77.0m/s 

 

   
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 エクセレントヘビーウエイト
木製グリップ仕様
 ブラック・ヘビーウエイト
木製グリップ仕様 
  

 

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エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

CZ75は、1975年にチェコスロバキアのCZ(チェスカー・ズブロヨフカ国営会社)が開発した、9mm口径オートマチックピストルです。

初期のCZ75は、チェコスロバキアがまだ共産圏だった事もあり、たいしてコストパフォーマンスも考慮せずに高品質なスチールを削り出し加工したり贅沢な素材と、高い加工技術で作り上げられました。

高耐久で高精度な銃に仕上がったCZ75は、コンバットシューティングの父ジェフ・クーパー(1920~2006アメリカ)をして「理想のコンバットオート」と言わしめ、一気に有名になりました。

しかし当時のアメリカは共産圏からの輸入は出来ず、カナダ等を経由して少量しかCZ75が入ってこなかったために、「手に入らない最高のコンバットオート」と化してしまい・・・実力より、とんでもなく高い評価をされる様になってしまった・・・てところです。

1980年からは、便宜上セカンドモデルとも呼ばれるロングレイル型の生産が始まりました。

セカンドモデルは生産性向上のために、製造方法が素材削り出しから鋳造に変更され、デザイン的にもスライドとフレームが噛み合うレールがフレーム先端まで延長されました。

1984年にはアメリカの輸入規制が緩和され、Cz75は正規ルートで輸入される様になり、1991年サード、1992年フォース、1993年フィフスバージョンと小変更が加えられました。

フィフスバージョンである、CZ75 B は現在(2022年)でもカタログモデルです。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

 

マルシン CZ75 HW カート排莢式ガスブロ

カートリッジ排莢式ブローバックガスガン

固定ホップアップシステム

全長   205mm

重量   755g

装弾数    8発

価格   24,800円 (税別)
 

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式
エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

マルシンのカートリッジ排莢式ブローバック・シリーズは昔からありましたね。

デュアルマキシ・シリーズって言ったかな?

アルミ製やプラ製のカートリッジだったり、完成度は高くないけどリアルなアクションが楽しかったですね。

排莢式ブローバックガスガンなんて、滅多にお目にかかれる物では無いですし。

久しくご無沙汰してましたが、再販された物を見ると懐かしさオンリーで手にしてました。

ただ、見た目と重量でヘビーウエイト仕様を選びましたが、作動性を考えるとスライドの軽いABS仕様だったかな~っと、ちょっぴり後悔。

外観はマットな仕上げで、グリップ辺りのフレームは表面が比較的ツルツルしていますが、上に行くほどザラザラ感が強くなっていきます。

側面の刻印がある辺りは、やり過ぎ感すらあります。

さらにフレーム右側側面のグリップパネル上辺りは、明らかに仕上げ塗装に失敗したでしょ?的な、ムラになっています。

検品したのかどうか知りませんが、二万円以上するエアガンがこれでは萎えます、ホントに。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式
エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

CZ社の正式ライセンスを取得しているので、流石に刻印やマークは正確です。 

文字の太さも良い感じですね。

フレームの刻印からして、アメリカに正規輸出が始まった頃のセカンドバージョン・後期型をモデルアップされてるみたいです。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

フレームのパーティングライン(筋状の成型痕)は綺麗に処理されています。

意地悪く凝視して見れば、僅かに処理した痕跡が残っている部分もありますがまあ、僅かです。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

共産圏生まれだからか、法執行機関向けを意識して開発されたからかフロント&リアサイトはシンプルで、ホワイトの色入れもありません。

スライド両側面を、外側から覆う様にフレームが噛み合ってる珍しい形状のCZ75ですが、小振りなスライドのためコッキングセレイションも小さくされているので、スライドは引き難いですね。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

だぶんこれは構造的に仕方が無い事だと思うのですが、ハンマーが実銃より縦方向にかなり太く作られています。

なのでハンマーが落ちてる状態でも、フレーム後部からはみ出てます。

しかも直線的に見えるので、不格好ですね。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

セイフティレバーの操作感は軽すぎで、しかもセイフティや射撃位置から更に余計に動いてしまいます。

セイフティや射撃の機能に影響は無いのですが、なんとも安物感を感じてしまいます。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

シルバーメッキされたアウターバレルは、真っ黒な銃の良いアクセントになっています。

マズルのライフリングも綺麗に再現されていて、奥の方に真鍮製のインナーバレルが見えます。

インナーバレル長が短いのは、実射性能よりは、見た目のリアリティ重視と言う事でしょう。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

実銃のマガジンには、9×19mmパラベラム弾を15発装てん出来ますがマルシン製CZ75の装弾数は8発です。

これはガスタンクのスペースも必要なため、カートリッジスペースを狭くせざるを得ないため、ですね。

本体にはゴールドメッキのプラスチック製カートリッジが10発付属しますが、別売でゴールドとシルバー2種類のメッキカートリッジが発売されています。

カートリッジ底部のリムの部分に文字入れ等はありません。

カートリッジ先端にはゴムパッキンが装備されていてBB弾がスッポリ収まります。

このBB弾のはまり具合が均一かどうかで、飛びの集弾性が決まってくるので重要な部分でありますが、BB弾を装てんしていても良くわかりません。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

通常分解は、まずマガジンを抜いてスライドとフレームの印の位置をスライドを少し引いて合わせます。

するとスライドリリースレバーが抜ける様になるので、左側に抜き取ります。

後はスライドを前方に滑らせば、外れます。

リコイルスプリングやバレル一式は簡単に外せます。

インナーバレルも固定されていないので、アウターバレルからそのままスルッと抜けます。

チャンバーからインナーバレルを覗くと、固定ホップアップラバーが見えますね。

安定性が増すと言われる、2点式(二股式)になっています。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

銃を組み立てる時は、分解時の逆の手順で良いですが最後のスライド・リリースレバーを差し込む時に注意が必要です。

スライド・リリースレバーを押し下げておくバネが、フレーム外側に付いているのでバネ先端の下を潜る様にスライド・リリースレバーを差し込みます。

実射

 

実銃で言えば、9mmパラベラム弾を15発装てん出来るダブルカラム・マガジン(複列弾倉)なのでグリップは太めなのですが、同じ装弾数の実銃ベレッタ92Fほどではなく、グリップ根元のくびれも握り易さに貢献していて指の短い私でも、握りしめた指先に力を入れて手元に引き寄せガッチリとグリップする位の余裕はあります。

BB弾を装着したカートリッジをマガジンに装てんする所からワクワク感が始まり、スライドを引いて初弾をチャンバーに送り込み撃てば空薬莢が宙を舞う様は、流石排莢式ガスブローバックならではの醍醐味。

とてもリアルです。

射撃時のフィーリングですが、ヘビーウエイト・モデルなのでスライドも重くブローバックはモッサリしていて鋭さもありませんが、半面撃ち応えはありますね。

勿論元々ブローバックは弱い方なので、そこそこですが。

以外とジャム(排莢給弾不良=スライドの作動不良)は少なくて快調作動ですが排莢の勢いや方向はバラバラです。

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

シングルアクション時のトリガープルは、重過ぎず軽過ぎず丁度良く滑らかです。

マルシン製CZ75は実銃と同じくダブルアクションの機能を持っていますがハンマーが落ちている状態では作動せず、ハーフコック(ハンマーが途中まで起きている状態)だと、トリガーに連動してハンマーが起き射撃するダブルアクシヨンになります。

また、通常の状態でマガジンを装着してハンマーを起こしてトリガーを引いても射撃しません。

一度スライド操作をしないと作動しない仕組みになっています。

なのでスライドがホールドオープン状態で、マガジンを挿しスライドリリースしてトリガーを引いた時は、問題なく撃つ事が出来ます。

ただ個人的にはデコッキング機能(ハンマーを安全に落とす機能)の無い銃のダブルアクションは使い難いです。

手作業でハーフコック位置までハンマーを落とすのが、何だか怖いのです。

それなら実戦向きなコック&ロック(ハンマーを起こしてセイフティにした状態)こそコンバットシューティングの真髄だから、それで腰に挿していろ!と言われそう。

で、弾の飛びですが、初速は低くホップアップも弱めのセッティングなので飛距離は短いです。

ただ弾道は真っ直ぐなので、近距離の的当てなら楽しめますね。

距離10mの的当てでも、8発中毎回5発は排莢式としては集弾性もまあまあでした。

これは多分、カートリッジは同じ物を毎回使用したので、5発はBB弾とカートリッジのパッキンとの相性が均一だったと言う事なのでしょう。

マルシン製CZ75の もう一つの特徴として、火薬を使わずに排莢アクションが楽しめるモデルガンと言う側面もあります。

火薬を使うと射撃音は大きいですし匂いもします。使用後の手入れも大変なんですが、エアガンならBB弾を装着しない事でモデルガン的に気軽に幾らでも遊べます。

唯一の問題は、薬莢(カートリッジ)の紛失です。

プラスチック製のカートリッジは、良く飛ぶし良く転がります。

排莢の方向も一定では無いので、思わぬ所まで転がって隠れます。

屋内にも関わらず、この一周間で2発紛失しました。

大捜索したのに、です。

そんなこんなですが、やっぱりリアリティという事では、数少ない貴重な存在なんですよね~。

もっとこのカテゴリーが発展すれば良いのにと、切に思います。

 

https://www.youtube.com/embed/FS9wr_XUyGI

 

エアガンレビュー マルシン Marushin Cz75 HW ヘビーウエイト 排莢カート式

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾 8発

 

マルシン Cz75  25.7℃25.7℃ 42%
0.20gBB弾 平均初速   46.4m/s 
1発目 50.2m/s 
2発目 45.4m/s 
3発目 43.4m/s 
4発目 43.9m/s 
5発目 49.3m/s 
マルシン Cz75  28.0℃28.0℃ 43%
0.20gBB弾 平均初速   53.9m/s 
1発目 59.2m/s 
2発目 55.3m/s 
3発目 49.4m/s 
4発目 48.3m/s 
5発目 57.2m/s 

 

マルシン CZ75

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エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

コルト社を代表するリボルバーと言えば、抜群の知名度を誇る高級リボルバー「パイソン」ですかね。

アナコンダも外観から見ればパイソンの派生モデルっぽいですが、系列的には低コスト&低価格のコルト・ローマンやトルーパーがご先祖様です。

1953年に開発されたトルーパーの後継機キングコブラ・357マグナム(1986~1990)と同じ内部構造を持つ、コルト社初の44マグナム・リボルバーがアナコンダです。

コルト社のフレームはサイズ別に7種類あり、1番小さい物がDフレームでパイソンは真ん中のIフレーム、アナコンダは最大のAAフレームが採用されバレル上部には、パイソンと同じ様なベンチレーテッドリブが装備されています。

開発されたのが1990年と、44マグナム弾を使用するリボルバーとしては後発(有名なS&W M29 44マグナムはパイソンと同じ1955年に発売)だったのであまり知名度は上がらなかった様です。

コルト社がリボルバー製造からの撤退を決めたタイミングで(1999年頃か?)生産終了になりましたが、後にコブラ、キングコブラと「蛇の名前が付いてるシリーズの再販がはじまり、2020年再販のパイソンに続いて2021年に内部構造を新規設計されて再販されました。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

 

マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー

ライブカート式リボルバーガスガン

固定ホップアップシステム

全長   360mm

重量   827g (実測)

装弾数    6発(ライブカート)

価格   30,250円 (税込)
 

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー
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外観レビュー

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

今回、マルシン製コルト・アナコンダがリニューアルされました。

実銃コルト社の公式ライセンスモデルなのですが、バレル部分の刻印が実銃同様に完全再現されていて、旧モデルではバレル右側の刻印はマルシン仕様でしたが、ニューモデルでは実銃同様のリアル刻印になりました。

色はブラックとシルバーが有り、ブラックには更にマットブラック仕上げABS素材とWディープブラック仕上げABS素材、それとヘビーウエイト素材の3種類が用意されています。

銃身の長さは、4インチ、6インチ、8インチの3種類でグリップのタイプは2種類あり、木製グリップと2021年から再生産された実銃アナコンダに装着されているHAGUEタイプグリップです。

で今回は8インチシルバーABS・木製グリップをレビューします。

外観はステンレスを思わせる深みのある輝きのシルバーで、高級感があります。

これは他社製品の廉価コッキング・リボルバータイプによくある、透明感の無いシルバーモデルとは質感がまるで違います。

フレームの平面部分に僅かなヒケを感じる部分もありますが、全体的な仕上はとても綺麗で、特筆なのはプラスチック部分と金属パーツとの質感に違和感がなく、馴染んでる事ですね。雰囲気がとても良いです。

 

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

フレーム底部やバレルのパーティングライン(成型痕)は完璧に処理されていてとても綺麗です。

割と残しがちな、トリガーガードの内側も綺麗です。

フレーム上面に処理しきれてないパーティングラインの痕跡が僅かに残っているのが残念ですが、これは個体差レベルでしょうから、綺麗な個体もあるかも。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

アウターバレルはパイソンにそっくりな、孔の開いたベンチレーテッドリブと銃身先端まで伸びる、フルレングス・アンダーラグが装備されています。

44口径の大きなマズルには、しっかりライフリングが再現されています。

大口径で、よく見える部分なので再現性が高いと嬉しいですね。

フロントサイトはブラックで、視認性の良いレッドランプが装備されています。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

リアサイトは、上下左右の調整が出来るフルアジャスタブルタイプで

マイナスの精密ドライバーを使って回しますが、クリック感は無いですね。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

シリンダーラッチを後方にスライドすると、シリンダーを左側にスイングアウトする事ができます。

指でエジェクターロッドを押し込めば、写真位にカートリッジを引き出せます。

実銃ではシリンダーにカートリッジが焼き付いたりするので、強制的に引き出す事もあるのですが、エアガンではそんな現象は起きません。

シリンダーを少し傾けるだけでカートリッジはスルスルと抜けてくるのでエジェクターロッドを使うのは、まあ雰囲気用でしょうか。

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シリンダーは安全対策のため、隣り合う筒の壁が取り除かれているのて゛カートリッジが無い状態だと、スカスカしてますね。

6発で201gもあるカートリッジを納めるなら、もっと剛性感が欲しかったです。

カートリッジの底に刻印類は無く、噴射されたガスをなるべく逃さないためにパッキンがはめ込まれてます。

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バレルエンドのフォーシングコーンは、常にバネの力でシリンダー側に押されているので、カートリッジと密着し、カートリッジも押されてカートリッジ底部とガス放出ノズルが密着する事により、隙間から漏れるガスを軽減し、ガスのロスを減らします。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

44マグナム ホローポイント弾に似せたリアルXカートリッジは、弾頭がやや角々しい感じですが、横から見ればとてもリアルです。

雰囲気は良いですね。

薬きょうは実銃と同じ真鍮製で、弾頭部分はアルミ製です。

BB弾は弾頭部分に装着するタイプで、BB弾は軽めに保持されてる感じなので6発、発射時のコンディションは比較的均一な気がします。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

カートリッジをシリンダーに装てんした時の眺めが、こちら。

装てんされている銃弾が見えるのも、リボルバーならでは。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

木製のグリップは、北米産最高級ウォールナットを使用したハーフチェッカータイプ。

木製グリップはラバーグリップの様な吸いつき感こそありませんが、触り心地が優しくて、レトロ・・・・いやアンティークな佇まいすら感じさせる優雅な時を演出してくれます。

ただ、このグリップは太い!

ガスタンクが中に装備されているからとは言え、ちょっと厚みがあり過ぎな感じ。

S&WのM29やコルト・パイソンの通常タイプの木製グリップに比べてもダントツに太いですね。

ガス注入バルブは、グリップ底面にあります。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

実銃での、ファイアリング・ピンがハンマーに付いているS&W M29等と異なり、コルト・アナコンダはフレーム側にファイアリング・ピンが装備されているのでハンマーは尖った形状をしていません。

決してエアガン仕様だから、ではありません。

エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

ホッフアップの調整は、バレル付け根上部にある穴に付属の六角レンチを挿して行いますが、これがレンチがネジに入ってるかが判り難くネジも軽く回るので、ちゃんと回せているかは飛んで行く弾道が変化しているかで判断するしかないです。

実射



外観を眺めていて気が付いたのですが、マニュアルセイフティが見当たりません。

確かマルシンさんのリボルバーはハンマーの後部辺りにセイフティのレバーが有った様な・・・・。

説明書にもセイフティのくだりは無いので、廃止されちゃったんですかね?

例の分厚いグリップのおかげで、トリガーへの指の掛かりが浅くなって片手でのダブルアクションは、やや撃ち難く感じます。

意外に重いトリガープルなのも、そう感じさせ易くしているかも。

まあ両手で保持して撃てば、トリガーを引く手の負担が経るので幾分トリガープルも楽に行えますが。

実銃と同じく、トリガーのキレも良く楽に撃てるシングルアクションの方がお勧めの撃ち方になりますね。

寒い時期なのでどれ位実力が出せているか分かりませんが、初速は一般のブローバックガスガンに比べると低くて、ホップアップも安定しません。

それでも20m位までは割と真っ直ぐ飛んで行きますが、それ以上はカオスです。

どちらに曲がるか分かりません。

距離10mの集弾性も、ホップアップが安定していれば良くなってた感じです。

縦方向のみブレ幅が大きいので。

もしかして暖かい季節だったら、ビックリする位良くなったりして?

ライブカート式リボルバーエアガンの実射性能が悪いのは、エアガン界では定説な事なので、今回のアナコンダはホッフアップ調整が出来る事も手伝って優秀な方だと思います。

それ以上に魅力的なのが、重くてリアルなカートリッジを装てんして撃つライブカート式リボルバーの醍醐味を存分に味わえるという一丁って事。

 

マルシン アナコンダ 16.0℃ 40%
0.20gBB弾 平均初速   49.5m/s 
1発目 48.5m/s 
2発目 50.4m/s 
3発目 48.8m/s 
4発目 50.5m/s 
5発目 51.0m/s 
6発目 47.6m/s 
エアガンレビュー マルシン コルト・アナコンダ 8インチシルバー木グリ ガスリボルバー

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾6発

 

 

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マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

 

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〇外観レビュー

〇実射性能

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

 

M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

排莢式ブローバックガスガン

ホップアップ無し

全長   221mm

重量   710g

装弾数     8発

付属カートリッジ 24発

価格   17,800円 (税抜き)

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

 

外観レビュー

マルシンのDUAL MAXIシリーズは、国内の数あるエアガンの中でも数少ない排莢式ブローバックガスガン。

すなわち、BB弾をカートリッジに込めて、それをマガジンに装てんする。

弾を発射すると実銃同様にカートリッジ(薬莢)を排出して次弾を装てんする。

リアルな作動を楽しみたいお座敷シューターには貴重な存在なのですがそこはマルシン製。

一癖も二癖もありまして・・・・・・

エアガンとしての性能もモデルによってバラつきがあって、私が試した限りではM1911タイプはイマイチな性能でした。

まあ、それは本体ではなくカートリッジのゴムパッキンが原因みたいでBB弾をカートリッジに装着するのが緩かったり固かったり。

とくに固かった物は、撃っても弾が出ない時がありました。

で、暫くDUAL MAXIシリーズは興味も薄れて放置状態だったのですがいつのまにか「バージョン2」が発売されているじゃあありませんか!!

で、早速レポートします。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

今回の一番の変更点はカートリッジでしょう。

左が初代のカートリッジ、右がバージョン2の物。

私は初代のカートリッジはプラスチックにシルバーメッキが施してあるものとばかり思ってましたが、改めて説明書を見てみるとアルミ製と書かれてました。

以前のレポートにもプラスチック製と書いちゃってました。ごめんなさい!!

で、バージョン2はプラスチック製で初代よりも小さくなっているのですが形状的には、DUAL MAXIシリーズの中でも優秀な作動性と安定した命中精度を誇るCz75のカートリッジと同じになっているので、性能的には期待が持てます。

ただ、まんまプラスチックの外観は安っぽさ全開ですがね~。

で、カートリッジにBB弾を装着した感じは、まあまあ固さが均一な感覚でしたので集弾性能は良いかもしれません。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

本体の方を見てみますと、艶消し仕上げが施されていて初代より質感が向上していますがあい変らず、小傷は気にならない様で・・・・今回の物にも付いていました。

この辺が「マルシン・クオリティ」と揶揄されてしまうところなのですが私は・・・・・・諦めてます。

スライドの刻印は、初代と多少違いますがイメージ的には、ほぼ同じです。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

トリガーはスリーホールタイプ。グリップもブラックなのでアウターバレルと トリガー、そしてハンマーのシルバーがアクセントになってますねー。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

フレームのパーティングライン(張り合わせ痕)は綺麗に処理されています。

初代はトリガーガード内側も処理されていましたが、バージョン2では未処理。

まさか担当の方が忘れたとか?  いやいやコストダウンの結果かな。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

フロント・リアサイトは金属製。色入れが無いのは少し寂しい。

 

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

フレームにはアンダーマウントレイルを装備。

早速レプリカながらフラッシュライトを装着。

んー、レイル自体は長いのですが、このライトの場合一杯に押し込んでもマウント部分がレイルに収まりきりませんでした。

スッキリ、きっちり収まらないと気が済まないかたは、装着するライトも選ばなくてはいけませんね。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

通常分解は、こんな感じ。やみ雲に分解するとスムーズに出きませんでした。

ちゃんと説明書をみれば、コツがわかってノープロブレム。

組立ても同じ。

ちょっとした注意点があって、それを知らずに組み立ててフレームにスライドが収まらず悪戦苦闘・・・・・説明書を見て解決・・自分の愚かさを知る。

みなさん!!説明書は読みましょうねー!!って、俺かー?!!

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

そうそう、今回の変更点にホップアップシステムのキャンセルがあります。

チャンバーを覗いてみると、確かにホップアップパッキンが無く、ツルツルのチャンバーが見えます。

マルシンと言えばホップアップパッキンを2つ装備したLD-2システムなんてのもありましたが、ホップアップを無くすとは、さすがマルシン思い切りが良い。

まあ考えてみれば、室内で排莢式ガスガンを楽しむ時に、より遠くに弾を飛ばすためのホップアップなんて装置は必要無いかもしれません。

それよりは、弾道の不安定要素を取り除いてすこしでも近距離の実射性能を上げるのが正解でしょう。

お座敷シューターの私から見たら、大歓迎ですね。このM1911の場合はね・・・・・。

ただ、排莢式ガスガンを実戦で、なんて方はあまり居られないと思いますが屋外で少し距離のある的当て等では、ホップが無いと不満がでそうかな?

カートリッジの紛失とか汚れを考えると、やはり室内での使用をお勧めします。

私なんて室内でも、よくカートリッジを紛失します。良く転がるんですよカートリッジって。

もしかしたら室内の方が紛失し易いのかな?よく転がるから・・・・。

実際家の外でも撃ってみましたが、枯れ葉とプラ・カートリッジの色が見事に重なって、探し出すのに苦労しました。最終的に諦めたのが1つ・・・・。

実射


ちょっとスライドを引いてみた感触は、若干スプリングが弱くて引きが軽い感じ。

その方が薬きょうを勢い良く排出できそうだったのですが予想ほどでは、ありませんでした。

これが夏でガスガンには最高の季節だったら、もっと勢いが良かったかも知れません。

ジャム(給弾不良)もちょこちょこ発生するので、スムーズとは言い難い。

まあ、使っていくうちに段々調子は良くなって来たので、ある程度慣らしが必要なのかな。

もう少しでもブローバックに勢いがあれば、全体的な作動も上手く行きそうな感じなんですが、これも「マルシン・クオリティ」か?

構造的な制約、例えばカートリッジを装てんするのでマガジンのガス室は必然的に、通常のガスガンに比べるとかなり狭くなる等難しい部分もあると思いますが、作動を楽しむ方向にウエイトをおいたエアガンならそのレベルを上げて頂きたいと思います。

集弾性ですが、やはりカートリッジに左右される様ですね。

微妙なパッキンとBB弾の相性が出てきます。

撃ち続けていくと、使うカートリッジと使わないカートリッジに分かれてくるんですねー。

不安定ですが、良い時には予想以上に纏ったりします。

個人的には、この銃の場合、集弾性はこれ位で十分。

とにかく気持ちいい作動をして頂きたいわけですよ。うん。

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾8発

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