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カテゴリ:S&T > 電動ガン

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

 

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レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

アメリカ軍がベトナム戦争において小口径高速弾を使用する「M16」を投入すると、その有効性を目の当たりにしたソ連軍は、時代に遅れまいと小口径弾を使用するAK-74を1974年に開発し、1978年から始まったアフガニスタン紛争では本格投入されました。

それまでのAK-47系での7.62×39mm弾から5.45×39mmの小口径高速弾になりましたが、この弾は弾頭の内部に空洞を持ち、人体などのソフトターゲットに命中した場合、弾頭が横転を引き起こし広い範囲を損傷させながら進むと言う、極悪非道な構造をもっています。

これは西側諸国に逆に衝撃を与え、現在の5.56mm×45NATO弾も同じ様な仕組みになっています。

このAK-74の近代改修型がAK-74Mで、従来のAKは固定ストックと折り畳みストック・タイプを作り分けていましたが、固定ストックの様で折り畳めるブラック色のガラス繊維強化樹脂製ストックになり、空挺部隊等のコンパクトになる小銃が必要な部隊にも、そのまま配備出来る様になり作り分けが不要になりました。

また、レシーバー左側面の光学機器取付け用のマウントが標準装備になり、その他各部軽量化や耐久性アップ等の改良が施されました。

2018年には後継機のAK-12がロシア軍に制式採用されましたが、予算と在庫の関係で当面はAK-12と新開発アップグレードキットを装備したモダナイズドAK-74Mが併用配備されると言う事です。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

 

S&T AK-74M FULLMETAL G3-ETU AEG フルメタル

セミ・フルオート電子トリガー電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   710mm(伸長時955mm)

重量   4,440g

装弾数    460発(ゼンマイ給弾式多弾マガジン)

価格   33,000円 (税込)

 

この銃の特徴
〇フルメタルで重く全長も長いので、AK撃ってる感がハンパナイ。
〇ハイトルクモーターとショートストローク・トリガーでレスポンスがとても良い。
〇磁気センサー方式の電子トリガー搭載で、電動ガンとしてのクオリティ・アップ。
エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

S&T製のAK電子トリガーシリーズも数多くの種類が販売される様になりましたが、今回はAK-74Mをレビューします。

S&TさんのG3電子トリガー仕様AKシリーズは、ショートストローク・トリガーとハイトルクモーターで、とてもレスポンスの良い撃ち心地になっていて、個人的にはS&T製電動ガンの中では一番のお気に入りになっています。

電子トリガーは磁気センサーギア制御方式で、バーストショット等の機能は無いスタンダードな物ですが、まあ お手頃価格帯の海外製電動ガンですから搭載されているだけでも拍手です。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

メタル製レシーバーは剛性感があり質感も良いのですが、お手頃価格の海外製フルメタル電動ガンですので、御多分に漏れず塗装は弱いです。

作動確認で動かしたであろうセレクターの擦れキズは最初から当然ありますし、レシーバーカバーと擦れ合う部分や所々細かい剥げが見られます。

レシーバー部分には、セレクター以外に刻印が無いですが、元々軍用銃なので殺風景な雰囲気なのは気にならないか。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

実銃では、初期型AK-74のハンドガードは合板製でしたが、ストックと同じく1980年代になって生産された後期型からこげ茶色のポリマー製になり、AK-74Mでは成型色が黒色になりました。

S&T製AK-74Mも忠実にモデルアップされ真っ黒です。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

大型のマズルブレーキをベースから外し、イモネジを緩めてベースを回して外せば14mm逆ネジが出てくるはずなのですが、ベースのネジが固くて回りません。

結構頑張ってみたのですが・・・挫折しました。く----っ!これがお手頃価格・海外製電動ガンのトラップか? ん~断念。

マズルブレーキを外すと、ギミックのクリーニング・ロッドはスルリと抜けました。

クリーニング・ロッドもメタル製でリアルです。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

フロントサイトはネジ式で、締めたり緩めたりして高さを調整するタイプ。

専用のアジャストツールは附属していないので、ラジオペンチ等で回せるかな?

リアサイトはお馴染みのタンジェント・サイトで、スライドバーを前後させる事でリアサイトの上下調節をします。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

セレクターは実銃通りで、一番上がセイフティ、真ん中がフルオート射撃、一番下がセミオート射撃。

AK系のセレクターは、何だかいつも丁寧に操作しています。

AR系の小さいセレクターに慣れていると、この大きいセレクターを動かすとなると正確な位置で止めないと!と言う意識が無意識に働くのかな。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

AK-74Mからサイドマウントベースは標準装備、と言う事で手持ちのCYMA製サイドマウント用レイルを取り付けてみました。

ん~ピッタリ。

光学機器が装着出来ると、楽しみ方の幅が広がりますよねえ~。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

折り畳み式ストックは、レシーバー左側後部のロック解除ボタンを押す事で折り畳めます。

ストック左側面は、折り畳んだ時にレシーバーのサイドマウントベースに干渉しない様にえぐれた形状になってます。

またレシーバー左側には、折り畳んだストックを引っ掛けて固定するフックが装備されています。

折り畳んだ状態を解除するボタンはバットプレート部分からニョキッと生えてますが、通常時のボタンのバネは弱いので、ストックを肩にあてがった時でも全く気にならないレベルです。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

実銃AK-74は、AK-47系と使用弾薬が異なり当然マガジンも互換性は無いので、どんな状況でもAK-47系マガジンと間違わない様にするためか、マガジン側面はAK-47系とは異なり凹凸の無いフラットな外観になっていて、手探り状態でも間違わない形状です。(と言っても、AKMから採用され始めたベークライト製マガジンの表面は、ツルツルですが)

S&T製マガジンも、実銃の微妙にいびつな曲がり方のマガジンを、うまく再現しています。

マガジンはゼンマイ給弾式多弾数マガジンで装弾数460発。

マガジン底部の歯車の巻き難さや巻く重さは、一般的な物と同程度でした。

試しに目一杯0.2gBB弾を装てんして、入ったBB弾の重さを量ってみたところ95gでしたので、BB弾の重さの誤差が無いとすれば、475発装てん出来た事になり、撃ち尽くしてもマガジンに残ってしまう弾数を差し引くと、ほぼ公称値通りの装弾数になりました。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

レシーバー後部のロック解除ボタンを押すと、レシーバートップカバーが上に外れバーッテリー装着スヘースが現れます。

AKタイプ・ニッケル水素バッテリーだと、リアサイトベース下の穴にバッテリーを6cm程差し込めるので、装着が安定しています。

スティックタイプのバッテリーだと、バッテリースペースの上に置く感じです。

コネクタは、国内では一般的なミニタイプです。

射撃時の作動性能的には、8.4Vニッケル水素バッテリーと7.4V25Cリポバッテリーでは、大差ない感触ですが、これは各バッテリーのコンディションで結構違ってくるので、なんとも。

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

ホップアップの調整は、チャージングハンドルを引いて中にあるホップアップ調整レバーを前後にスライドさせて行います。

一見古臭い方式に見えますが、ホップも十分掛かってくれていて、とても調整し易いです。

 

実射

フルメタルで重量感があり、大柄なライフルを振り回す感じはAK的で良いのですが、ハンドガード周りの建付けが少し緩いのは、残念ポイントです。

まあ詰め物をする等、自分で調節出来るレベルではありますけど。

電子トリガーはセミロック等のトラブルを防いで快適な射撃をサポートしてくれてますし、ニッケル水素バッテリーでもレスポンスの良い射撃が出来るのは良いですね。フルオート射撃時のサイクルも速いです。

レスポンスが良いと言っても、高級電動ガンの様なカリカリ・チューン程では無い感じが頑張ってる感があって健気なんです。

実射性能も良いですね。

癖の無い飛びですし、12mの集弾性も安定して纏まっています。

QDスプリング・システムを装備していて、簡単にメインスプリングが交換出来るので、規制値ギリギリまで初速をチューンしたり、へたってきたスプリングを交換する時にも便利です。

S&Tの電子トリガーAKシリーズは、地味に良いです。もう既にリアルウッド系も気になってます。

ん~軍拡欲が止まらなくなる~。

 

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 
0.25gBB弾 セミオート10発

 

S&T AK-74M22.0℃ 44%
0.20gBB弾 平均初速   85.0m/s 
1発目 84.7m/s 
2発目 84.9m/s 
3発目 85.2m/s 
4発目 85.3m/s 
5発目 84.9m/s
S&T AK-74M 22.0℃ 44%
0.25gBB弾 平均初速   73.8m/s 
1発目 73.7m/s 
2発目 73.9m/s 
3発目 73.6m/s 
4発目 74.3m/s 
5発目 73.7m/s 
0.20g、0.25gBB弾の初速は、それぞれでの適正ホップ時の数値です。

 

 

エアガンレビュー S&T AK74M G3電子トリガーフルメタル電動ガン

フルオート射撃時の連射サイクルは、秒間17~18発程度と速いです。

 

S&T AK-74M

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エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

ANGSTADT ARMSはアメリカ・ノースカロライナに拠点を置く銃器メーカーで、拳銃弾を使用するSMG、現代的に言えばPDW(Personal Defense Weapon)を警察等の法執行機関や民間向けに供給しています。

民間向けだと、PCC(Pistol Caliber Carbine)と言う呼び方になるかな。

ANGSTADT ARMS UDP-9は、AR-15スタイルながらグロック互換マガジンで9mm又は45ACP弾を使用する、コンパクト・カービンです。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

 

S&T/EMG UDP-9 10.5inch G3フルメタル電動ガン

セミ・フルオートG3電子トリガー搭載電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   663mm(伸長時755mm)

重量   2,630g

装弾数    90発

価格   42,350円 (税込)
 

 

この銃の特徴
〇EMGとS&Tのコラボによる、ANGSTADT ARMSライセンスモデル
〇磁気センサー式G3電子トリガーを搭載
〇ハイトルクモーターと強化駆動パーツ装備でレスポンスと耐久性を両立

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

S&T/EMG UDP-9は、ANGSTADT ARMSの正式ライセンスを持つアメリカのEMG社とS&Tがコラボしたフルメタル電動ガンで、6インチ、7.5インチ、10.5インチのバリエーションがあり、加えて極短モデルのSCW-9 4インチモデルがあります。

それぞれのモデルには、ブラック色とTANカラーの2種類が用意されています。

今にして思えば極短4インチモデルも面白かったのかな~?と頭をよぎりましたが、今回はサバゲーでもオールラウンドに活躍出来そうな10.5インチモデルをレビューします。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

最近はナイロン強化樹脂素材のエアガンも増えてきて、全身がプラスチック製の電動ガンでも剛性的には問題無いくらい丈夫に作られていますが、やっぱりフルメタルの電動ガンはひと味違いますね。

ヒンヤリとした感触に剛性感と塊感を感じます。

その代わり重量は増すので、サバゲー等では軽い方が良いと言う方もおられるでしょうが、SR-15系電動ガンならフルメタルが断然リアリティを感じます。

このUDP-9も正式ライセンス品という事で、刻印類も含めてリアルな電動ガン(まあストック周りは?)ですが、元々実銃も派手な刻印は無いので、見た目はスッキリした印象です。

このS&T製UDP-9は、ストックを収納すると、ワイヤーストックタイプの様にレシーバー左側にストック・アームがニョキッっと出てきます。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

レシーバー右側は刻印類も含めて、とても忠実に再現されています。

SR-15のスタイルを持ちながら、エジェクションポート・カバーとボルトフォアードアシストノブはキャンセルされていて、エジェクションポートも拳銃弾に合わせた小ぶりな物にされています。

ダミーボルトのカバーには、ANGSTADT-ARMSのマークがきちんと入ってますし、特徴的な大きくて四角いマガジン・リリリースボタンと、そこから延長された小ぶりなリリースボタンもリアル形状です。

この小ぶりなボタンは、グリップしている右手の人差し指が無理なく届く位置にあるので、非常に押し易く便利です。

セレクターはアンビ(両側)タイプで、右側のセレクターは「FIRE」位置にした時にグリップしている指と干渉しない様に、レバー部分が半分程えぐれています。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

トリガーはスタンダードな形状ですが、トリガーガードは実銃と同じくトリガーガード内側が広くなる様な形状で、カスタム感を演出しています。

グリップはマグプルタイプで、体に引き寄せやすくCQBで有利と言われている、角度のあるタイプです。

 

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

9インチのハンドガードは8角形で、トップ以外にはM-LOKの穴が開けられています。

ハンドガード先端下部には、滑り止めのチェッカリングが施されたM-LOK仕様のハンドストップが装備されているので、ハンドストップ部分を何処かに当てがって銃を固定するのも容易です。

アウターバレルは、ハンドガードと接触がないフリーフロートで、ハンドガードの影響を受けません。

アウターバレル先端に装着されているフラッシュハイダーを外すと14mm逆ネジ仕様になっているので、各種対応するアクセサリーが装着出来ます。

写真はマルイ製ショート・プロサイレンサーです。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

ハンドガード先端からレシーバー後部までは、マウントレイルが一直線に伸びていて、アイアンサイトが鎮座しています。

アイアンサイトは、BigDragon TROYタイプのロック付きフリップアップ式で、フロントサイトは工具を使って上下の、リアサイトは手でダイアルを回して左右の調節が出来ます。

またリアサイトは、ビープホールをシーソーの様に前後に倒して、近接戦闘用と遠射用のビープホールを切り換える事が出来ます。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

S&T UDP-9で最も特徴的なのがストック部分でしょう。

ブァッファーチューブと言うかストックチューブは、一般的な円形ではなく楕円形で、テレスコピック(伸縮式)ストックのアームが左側1本のみで、その先端に小型のメタル製バットプレートが装着されているとてもシンプルなスタイルです。

ストックは6ポジションで、伸ばす時はバットプレート部分掴んで、そのまま引っ張れば伸ばせます。

それは荒っぽいと感じる方は、ロック解除ボタンを押しながら引っ張れば優しく引けます。

収納する時は、ロック解除ボタンを押しながら縮めます。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

ハンドガードの根元付近両側と、ストックチューブ根元の右側にはQDスリングホールが施されているので、QDスリングを簡単に装着する事が出来ます。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

マガジンはグロックタイプの90連ノーマルマガジン。

実銃もグロック互換マガジンを使用しているので、マルイ製ブローバックガスガンのグロック用50連マガジンとサイズを比べてみました。

若干S&Tの方が太い感じです。まあ、比べてもあまり意味無いかな。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

チャージングハンドルは、大型のアンビタイプが装備されています。

チャージングハンドルを引くと、エジェクションポートのダミーボルトカバーが後退して、同軸ホッフアップ調整ダイアルがみえます。

チャージングハンドルのテンションは、割と強めですがダミーボルトカバーのホールドオープン機能はありません。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

ストックチューブのエンドキャップ中央部分を押すと、ロックが解除されてキャップが外れるので、ストックチューブ内に7.4Vリポバッテリーを収納します。

ストックチューブが楕円形なので比較的太いバッテリーも入りますが、奥行は以外に深くありません。

コネクターはミニタイプです。

 

実射

ショップの商品説明によるとメカボックス内は、アルミピストンヘッド等強化パーツで耐久性アップし、ハイトルクモーターでキレのあるレスポンスを実現! してるらしい。

確かに7.4V25Cリポバッテリーで、フルオート射撃のサイクルを計測してみると、秒間15~16発程と、そこそこ早い。

ただセミオート射撃だとキレが良いね~と言う程ではなくて、まあ素早いトリガー操作をしても電子トリガー搭載なだけにセミロックは起こしませんが、追従性はそれなりですね。

作動音も、他のS&T製品に比べて賑やかな感じがします。

トリガーは、ややショートストロークなセッティングで操作感は良いです。

弾の飛びは、初速が高めのセッティングなので勢いがありますが、ホップを強くしていくと飛びの終盤で右に曲がり始めます。

12mの集弾性でも落ち着きが無く乱れがちでした。

縦に乱れてるのでホップパッキンのせいなのかな?

ん~実銃のUDP-9からしてMP5の跡目狙いな物ですから、近接戦闘でSMG的に戦えればOKなのかな。

実売価格だとコストパフォーマンスは最高なので、フルメタルの剛性感が好きで、CQB用をお探しなら候補に如何。

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 
0.25gBB弾 セミオート10発

 

S&T/EMG UDP-918.8℃ 41%
0.20gBB弾 平均初速   89.3m/s 
1発目 89.9m/s 
2発目 87.9m/s 
3発目 89.7m/s 
4発目 89.6m/s 
5発目 89.4m/s 
S&T/EMG UDP-9 20.4 ℃ 45%
0.25gBB弾 平均初速   82.5m/s 
1発目 82.7m/s 
2発目 82.6m/s 
3発目 82.5m/s 
4発目 82.5m/s 
5発目 82.4m/s 

0.20g、0.25gBB弾の初速は、それぞれでの適正ホップ時の数値です。

 

 

エアガンレビュー S&T EMG UDP-9 10.5インチ G3フルメタル電動ガン

7.4V25Cリポバッテリーでの、フルオート射撃サイクルは、秒間15~16発程度。

 

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エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

IMI タボール TAR-21は、IMI(イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ)社が開発し、後に銃器部門が独立して民間メーカーになったIWI(イスラエル・ウエポン・インダストリーズ)社が生産している、ブルパップ式アサルトライフルです。

ブルパップとは、機関部やマガジンがグリップより後方(ストック側)に配置されている銃の事です。

タボールと言う名は、イスラエルのガリラヤ地方にある、おわん型の小高い山で、イエスキリストにまつわる伝説が生まれた神聖な場所、タボール山から命名されました。

通称の「TAR-21」は、「21世紀のタボール・アサルトライフル」の略です。

ブルパップの特徴としては、銃身長を確保しながら全長を短く出来るので、射撃精度を落とす事なく銃をコンパクトに出来るメリットがある反面、重量バランスが悪くストックも長さ調節出来ないモデルが多い。またマガジン交換がし難いという欠点もあります。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

 

S&T TAVOR-21 PRO Ver. デザートカラー 電動ガン

セミ・フルオート電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   686mm

重量   2,400g

装弾数    300発(ゼンマイ給弾式)

価格   37,400円 (税込)

 

 

この銃の特徴
〇実銃のブルパップ式アサルトライフルをモデルアップ。
〇コンパクトでも長い銃身長
〇S&T製タボールの中でも、上級グレード

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

 

外観レビュー

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

S&T製タボールは実銃と同様に、バレル長やトップレイルの仕様等で幾つものバリエーションがありますが、今回はオーソドックスでバレルの短い、実銃での「CTR-21(Cはコンパクト)」のモデルアップになります。

コンパクトと言ってもブルパップの特徴を生かして、インナーバレル長は415mmと、カービンタイプとは思えない長さです。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

今回のプロバージョンは、各パーツの樹脂素材が通常モデルよりも上質な物が使われていると聞いたのですが、ん~比較出来ないので確認出来ませんが確かに、レシーバーはシボ加工が施されていて、硬質な感触はあります。

ただ、モナカ構造のレシーバーは貼り合わせ部分が、バリが残ったままだったり隙間があったりと、美しく無いですね。

実銃でもパーティングライン(線状の成型痕)はありますが、このエアガンの物は目立ち過ぎます。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

ストック部分左側には、リアルな刻印が施されています。

その下側にはQDスリングホール・・・ではなくて、ただの「穴」が開けられています。(実銃と同様)

ここに丈夫な紐を通して、スリングと結ぶ感じですかね。

バットプレート部分はラバー製ではなく、硬質なプラスチックです。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

タボールのハンドガード部分は短く、左上部側面にチャージングハンドルがあります。

アウターバレル先端にはメタル製バードケージタイプのフラッシュハイダーが装備されていますが、これを外そうと思っても固くて・・・回らない。

固定のイモネジ類は無いし、14mm逆ネジだと思って一生懸命モンキーを使って頑張っても回らず。

えっ!まさかフラッシュハイダーは固定?と愕然としていたら、まさかの正ネジでした。

慌てて、昔戸棚にしまい込んだ正ネジ仕様のサプレッサーを探し出して、取り付けると装着出来ました。

ん~、正ネジだけどサイズが・・・何ミリだったか?多分14mm位だった様な・・・・。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

フロント・リアサイトともに、独特な形状のフリップアップ式でフロントサイトは上下の調節が出来ます。

リアサイトはビープホール(覗き穴)式で、横方向に折り畳む珍しいタイプです。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

リアサイトのビープホールの穴は小さくて見難く、ストックの位置も高いので特にサバゲー等でゴーグルを装着していると覗き難いです。

なので背の高い光学サイト装着がお勧めですが、今回のタボールはトップレイルも短いタイプなので、装着出来る光学サイトの種類も限定されます。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

トリガーにはトリガーガードが無く、代わりにグリップガードになっているのも、タボールの独特な特徴の一つですが、なんか殺風景な感じです。

グリップは、指の短い私には微妙に太い印象です。

セレクターも使い易い位置にありますが、セミオートでセレクターレバーが縦位置になると、指と干渉してやや邪魔です。

グリップ右側にはセレクターのインジケーターがあり、ライブ作動します。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

バッテリー収納スペースはハンドガード内にあって、ロック解除ボタンを押しながらハンドガードを前方にスライドさせると、広大なバッテリー・スペースが現れます。

バッテリースペースは、ミニS-ニッケル水素バッテリーも余裕で収納出来る位広いです。

コネクタは、一般的なミニタイプ。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

マガジン・リリースレバーは左右何方からでもアクセス出来る位置にありますが、容易過ぎて意図せずレバーを押してしまいそう。

附属のマガジンはお馴染みの、M4系・スチール製ゼンマイ給弾式多弾数マガジンで、装弾数は300発。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

でもまあ、今時はポリマー製マガジン全盛ですから各メーカーのM4系スタンダードマガジンを装着してみました。

お手軽価格帯メーカーのマガジンは、概ね無加工でも問題無く使用出来そうです。

中には、マガジン・キャッチがギリギリ引っ掛かる渋めも物もありますが。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

チャージングハンドルを引くと、エジェクションポートのダミーボルト・カバーが半分ほど開きホールドオープンするので、中に見えるホップアップ調整ダイアルを回してホップ調整が出来ます。

ダミーボルトカバーを閉じる時は、ボルトリリース・ボタンを押します。

説明書を見ると、このボタンはスプリング・リリースボタンとも書かれています。

試しに射撃後にボタンを押してみると、確かにジリリリッとギアが戻る音がします。

まさか、このタボールは今流行りのプリコッキング機能搭載なのか!?

ん~冷静に考えれば、プリコッキングと言うよりは、ギアを正確に止められずにオーバーランして、バネを少し引いた状態で止まってしまう事が多発するので、バネのヘタリ防止にリリース機能が
付けられたって所らへんと思うのですが?(いや、完全な想像ですけど)

そうだとしても、結果的にはプリコッキングと同じ仕組みなので、威張れるかも。

説明書には何故スプリング・リリース機能が備わっているのか理由は書かれていないので、謎のままです。

また、このS&Tタボール プロバージョンには電動ブローバックが備わっているので、射撃時に連動してダミーボルトカバーがピョコピョコ動きます。

 

実射

コンパクトで近接戦闘では使い易そうですが、銃を構える時に後部が重たい感覚は、慣れが必要です。

また機関部がストック内にあるため、射撃時に耳との距離が近く、少し煩く感じるかも。

特に電動ブローバックでのダミーボルトカバーの作動音が、かなり賑やかです。

ダミーボルトカバーをホールドオープンにし、作動をキャンセルして撃ってみると、何時も聞いてるS&T製電動ガンの作動音になり、それが凄く静かに感じるほど。

射撃時にダミーボルトカバーが連動して動く電動ガンの中でも、賑やかさではトップクラスです。

射撃時のフィーリングは、トリガーストロークがやたら長くて、セミオート射撃での素早い連射では折角のプリコッキング気味的?作動が生かされず、人差し指を筋トレしている様です。

フルオート時の連射サイクルは、ニッケル水素バッテリー使用時で13~14発と一般的なレベルなので、フルオートでバーストショット的に撃つのがスマートかも。

弾の飛びは、ホップ調整時にもなかなかしっかりホップが掛かってくれない感じでしたが、集弾性は抜群に良くて安定していました。

これだけ弾が纏まるなら、高倍率スコープを装着しての運用も面白そう。

実銃譲りの、オールラウンダーなS&Tタボール21でした。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン

距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 
0.25gBB弾 セミオート10発

 

S&T タボール PRO17.9℃ 42%
0.20gBB弾 平均初速   83.8m/s 
1発目 83.8m/s 
2発目 83.6m/s 
3発目 84.0m/s 
4発目 83.7m/s 
5発目 83.7m/s 
S&T タボール PRO 19.9℃ 42%
0.25gBB弾 平均初速   76.9m/s 
1発目 77.0m/s 
2発目 76.6m/s 
3発目 76.7m/s 
4発目 77.2m/s 
5発目 76.9m/s

0.20g、0.25gBB弾の初速は、それぞれでの適正ホップ時の数値です。

 

エアガンレビューS&T タボール TAVOR-21 PRO Ver. DE 電動ガン
8.4Vニッケル水素バッテリー使用時の、フルオート連射サイクルは秒間13~14発。

 

 

S&T TAVOR-21 PRO 

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エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

 

URG-Iとは・・・Upper Receiver Group-Improved(アッパーレシーバーグループ-インプルーブド)つまりM4A1カービンの機関部上部辺りを改善したモデルと言う事。

SOPMOD Block3とも呼ばれています。

SOPMODとは特殊作戦用改修と言う意味で、特殊部隊の任務の内容等に合わせて使い易い武器を作ろうというプロジェクトで、アメリカ海軍洋上戦闘センターのクレーン師団が管理しています。

M4A1カービンSOPMOD Block1(第一弾)は、ナイツ社のRIS(レール・インターフェイス・システム)を装備し、高い拡張性を持たせて様々なアクセサリーパーツを装着出来る様にしました。

SOPMOD Block2では、バレルと干渉せずバレルに負担を掛けないフリーフロートタイプのダニエルデフェンス社製RIS2が採用されました。

初期の物は、フロントサイトポストを残したままハンドガードを前方に延長してましたが、後にはフロントサイトポストを取り除いてフリップアップ式のフロントサイトを装備する物が増えていきました。

そしてSOPMOD Block3では、ガイズリー製M-LOK仕様のSMR(Super Modular Rail)とアンビ・チャージングハンドル、ダニエルデフェンス製コールドハンマー鍛造バレルやMk12ガスブロック等が装備されました。

URG-Iは、2019年からアメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」での運用が確認されています。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

S&T URG-I 11.5inch G3電子トリガー チャレンジャーライン

 

セミ・フルオートG3電子トリガー電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   755mm(伸長時840mm)

重量   約2,600g(実測値)

装弾数    340発(ゼンマイ給弾式)

価格   30,250円 (税込)
 

 

この銃の特徴
〇最新のM4-SOPMODをモデルアップした電子トリガー電動ガン
〇メタル製ハンドガードと樹脂製レシーバーのチャレンジャーライン
〇クレードアップながら、海外製電動ガン随一のコストパフォーマンス

 

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

エアガンの世界も、日々バリエーション展開や新しい用語が出てきたりと慌ただしいですが、今回S&T製電動ガンに「チャレンジャーライン」と言うグレード名らしき物を目にしました。

早速商品説明を読んでみると、どうやらレシーバーがナイロンファイバー樹脂でハンドガード部分がメタル製のモデルをチャレンジャーラインと呼ぶらしいです。

でグレードを纏めてみると

 

フルメタル 

ハンドガード部分もレシーバーもメタル製の高級モデル
(アウターバレルもメタル製) 

チャレンジャーライン 


ハンドガード部分はメタル製 レシーバーはナイロンファイバー樹脂製の中級モデル
(アウターバレルもメタル製) 

スポーツライン 


ハンドガード部分もレシーバーもナイロンファイバー樹脂製の廉価モデル
(アウターバレルやフラッシュハイダーの素材は製品によって違います)

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

で、今回はS&T製 URG-I 11.5inch チャレンジャーライン DDC MOLON刻印仕様です。

早速外観から見ていくと、ナイロンファイバー樹脂のレシーバーは少し艶があり質感は並と言ったところで、ちょっとナイロンファイバー樹脂の硬質感が薄い印象です。

このURG-Iはレシーバーの刻印が2種類あって、こちらは「MOLON刻印」仕様。

もう一つは、お馴染みの「コルト刻印」仕様です。

で、MOLONって何?ってなりますよね。

私もアメリカ軍の何処かの部隊章かと思って探しましたが見つからず。

モロン・ラベとは、古代ギリシャから伝わる軍事的精神表現らしいのですが・・・。

切羽詰まって、S&Tの輸入卸元のUFCさんにメールで問い合わせたところ、「S&T社のオリジナル刻印です」との回答を頂きました。 ちょっと動揺。

このアメリカナイズなレーザー刻印が「最高にナイス!」と思える方以外はコルト刻印仕様をお勧めします。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

11.5インチのメタル製アウターバレルの先端には、再現度の高いSurefire製FH556-RCタイプのフラッシュハイダーが装備されています。

ただバレル上部のガスブロックやガスチューブが再現されていないのは、ちょっと残念ですが・・余り見えない部分ですし、まあ妥協。

さてURG-Iの目玉であるガイズリー製10.5インチSMR(Super Modular Rail) MK16 M-LOK DDC(Desert Dirt Color)タイプのハンドガードは、とても細くて握り易くグリーンベレー御用達モデルを気持ち良く疑似体験出来ます。

S&T製URG-Iには最初から、長めが1本と短めが2本のマウントレイルが付属していて、取り敢えずレイルを買い足す必要が無いのは良いのです。

しかし付属のレイルは、ハンドガードと接する面のナットが締まる部分の形状が通常の物と違っていて、きちんとロックし難いのが難点です。

なので頻繫にレイルを脱着する方は、普通のM-LOK用レイルを購入する事をお勧めします。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

M-LOK対応のアクセサリーパーツなら、直接取り付ける事も出来ます。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

イモネジを緩めてフラッシュハイダーを外せば、14mm逆ネジ仕様になっているので対応のアクセサリーパーツを装着出来ます。

写真はマルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーです。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

フロントサイト・リアサイトは、共にナイツタイプの脱着可能なフリップアップ式でフロントサイトは上下の、リアサイトは左右の調節が出来ます。

どちらも工具不要で、ダイアルを回して調節出来るので便利です。

チャージングハンドルは残念ながら、ガイズリーエアボーンタイプでは無く一般的な普通の物。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

レシーバーエンドプレートには、金属製のCQDタイプ・スリングマウントが装備されているので、スリング(負い紐)の装着自由度は高いです

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

ストックは6ポジションのクレーンタイプで、バットプレートを外してバッテリーを装着します。
中から接続コネクタを引き出すと、T型コネクタにミニコネクタ用変換アダプターが付いてました。

S&T製品でT型コネクタは初めてだったので、ちょっと以外。

でもT型コネクタのバッテリーを持ってる方なら、T型コネクタの方がレスポンスが良いと言われているので、ちょっと嬉しいかも。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

バッテリーは、7.4Vのリポバッテリーか8.4Vのニッケル水素バッテリーを使用します。

ニッケル水素バッテリーは、UFCブランドのセパレートタイプがサイズ的にピッタリ。
太いサイズの物は狭くて入らないので、注意が必要です。

スティックタイプのバッテリーならストックチューブ内(バッファーチューブ内)に、セパレートタイプのバッテリーならストックチューブ両脇の空間に収納します。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

チャージングハンドルを引くと、ダミーボルトのカバーが3分の1程開き中のホップアップ調整ダイアルが見えます。

ダイアルは同軸ドラムタイプで、クリック感はありませんが適度な重さで回し易いです。

 

実射

 

チャレンジャーラインの剛性感は、さすがにフルメタルのガッチガチな金属の塊感には敵わないものの、好い線を行ってます。

やっぱり金属製のハンドガードとナイロンファイバー樹脂のレシーバーとの接合部分が弱いかなと思いますが、スポーツライン・グレードに比べれば全然剛性感ありますね。

ガイズリーSMRタイプのハンドガードは細くて握り易いし、程よい銃身長で取り回しも楽です。

ジェネレーション3電子トリガー搭載メカボックスは、磁気センサーでセクターギアを制御していてセミロック等一切発生せず、快適な射撃を楽しめます。

初速やフルオートの発射サイクルも必要十分に出ていますし、弾の飛びにも安定感があります。

距離12mの集弾性もバツグンに良く、コストパフォーマンスは最高です。

S&T製URG-Iの再現度は完璧とは言えませんが、価格を考えれば妥当なところでしょうし、お手頃に最新特殊部隊モデルを味わえるうえに実射性能も悪くないとなれば、これは・・・ありかな。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

距離 12m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発

 

S&T URG-I28.4℃ 49%
0.20gBB弾 平均初速   92.0m/s 
1発目 91.5m/s 
2発目 92.2m/s 
3発目 92.3m/s 
4発目 92.6m/s 
5発目 91.5m/s 

 

S&T URG-I28.4℃ 49%
0.25gBB弾 平均初速   81.1m/s 
1発目 80.9m/s 
2発目 81.2m/s 
3発目 81.0m/s 
4発目 80.8m/s 
5発目 81.5m/s 

 

0.20gBB弾の初速は、0.25gBB弾での適正ホップ時の数値です。

 

エアガンレビュー S&T URG-I 11.5inch チャレンジャーラインG3電子トリガー電動ガン

 

フルオート時の発射サイクルは、秒間15発程度と十分。

 

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エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

1998年にM16A2の後継機としてアメリカ陸軍に採用されたM4カービンは、現在ではアメリカ軍の殆どで使用されている程のアサルトライフルになりましたが、多少の不満も出ていました。

その一つが劣悪な環境下での作動信頼性で、特に特殊部隊の中には色々理由を付けて、M4以外の銃を使用する例も出てきた事もあり、2001年頃にアメリカ陸軍はドイツのヘッケラー&コッホ社にM4カービンの改修を依頼し、2005年に開発されたのがHK416です。
(本当はHKM4と言う名で一年前に開発されてましたけど)

弾を発射するとボルトが作動して薬莢を排出し、次弾を装てんする自動小銃の殆どは、発砲時に発生するガスの圧力を利用しています。

M16やM4は、銃身から取り込んだガスをガスチューブを通して直接ボルトキャリアに吹き付けて作動させる、リュングマン方式で構造が単純化でき重心変動が少なく、銃を小型にし易いメリットの半面機関部にガスを流し込むため、内部が汚れ易く作動不良が起きやすいと言う欠点もありました。

なのでHK416では、ガスを機関部に引き込むのをやめショートストロークピストン式に作動が変更されています。

これは取り出したガスでピストンを作動させ、その勢いでボルトを叩き後退させる方式です。

まあ、M4のガスチューブの代わりにピストンを設置したイメージですね。

なので機関部にガスが入り込む事も無く、信頼性は向上しましたがショートストロークピストン方式の構造上、レシーバートップとハンドガード上部の厚みがM4より増しています。

アメリカ陸軍のご要望通り、M4より高い信頼性のあるHK416を開発したH&K社ですが、M4よりも高価になってしまいM4を総取り換えする予算も無いため、結局の所特殊部隊向け程度の採用に止まるというH&K社にとっては、「それは無いだろ!」的な残念な結果になってますが、制式採用する各国の軍隊も徐々に増えていて民間向けモデルも人気が高くなっています。

 

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

S&T HK416D 10RS スポーツライン G3電子トリガー

 

可変ホップアップシステム

全長   700mm(伸長時780mm)

重量   2,300g

装弾数    340発(ゼンマイ給弾式多弾マガジン)

価格   23,650円 (税込)

 

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

今回はS&T製 HK416D 10RS スポーツライン G3電子トリガー電動ガンです。

実銃でHK416Dの「D」が付くと、H&K社のアメリカの子会社Heckler & Koch Defense USAが軍や法執行機関に納めた物になります。

10RSは、10.4インチ銃身モデルの製品名です。(HK416A5からは、銃身長による分類はありません)

なのでHeckler & Koch Defense USAが製造した10.4インチモデルのHK416を電動ガンでモデルアップした物になります。

スポーツラインとは、CYMAとかS&T等の海外製エアガンで使われる言葉で、同じモデルでフルメタル製と樹脂製のエアガンを作ったら、樹脂製の廉価モデルの方をスポーツラインと呼んだり、単に大部分が樹脂製のエアガンを指したりします。
(樹脂製で軽くて扱い易いからスポーツラインかな?)

G3電子トリガーは、セクターギアに磁石が内包され電子制御で管理される、Generation3メカボックス電子トリガーです。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

HK416のレシーバーは樹脂製ですが、ナイロンファイバー樹脂なので、普通のプラスチックより剛性感があり実用的には問題ないと思います。

ただ廉価モデルと言う目で見てしまうからか、質感は安っぽく感じます。

表面にヒケがある部分もありますし。

何気に醸し出される、スポーツライン・オーラが私を襲います。

刻印はセレクター部分のみで、後はレーザー刻印なのかな?(プリントかレーザー刻印かの判断が出来かねます)

セレクターの刻印は実銃通りのピクトグラムですし、他の文字も実銃とほぼ変わらない正確さで雰囲気ありますが色合いが悪く、見え難いです。

セレクターは残念ながらアンビ(両側仕様)では無く、左側のみで右側はダミーで全く動きません。

セレクター操作は軽くてクリック感もあり、使い易いです。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

フロントサイトは可倒式なので、ドットサイト等の光学サイトを装着した時には、視野の邪魔にならず便利ですが

サイレンサーを装着すると、干渉して倒せないのは難ありです。

リアサイトはMP5等でよく見る、H&K社お得意のドラム式サイトで近接戦闘用から遠射用まで、4種類のビープホールを筒状のサイトを、くるくる回して適正な物を選びます。

ただリアサイト自体を、上下左右に動かして調節する事は出来ませんし、フロントサイトも調節機能は無い様です。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

ハンドガード部分のマウントレイルには、4面全てのレイルに色入れこそ無いものの、レールガイドナンバーが施されています。

このハンドガードは実銃と同様に、銃身と接触しないフリーフローティング構造になってます。

ただし樹脂製の辛い所か、ハンドガード部分に力を入れて捻ると、多少左右にグラグラして実銃でのガスブロック辺りと接触します。

なのでハンドガード先端部分では、左右に結構動いてしまうのですが、幸いにもフロントサイトはハンドガードではなく銃身に取り付けてあるので、狙いのブレは少なそうです。

まあ、この部分がこの銃一番のウイークポイントですね。

なのでドットサイト等の光学サイトを装着する時は、ハンドガードのトップレイルは避けて、レシーバーのトップレイルに装着するのが無難です。

マウントレイル自体も樹脂製で頼り無い印象ですが余程の事でなければ、大丈夫でしょう。

バレル先端のフラッシュハイダーは樹脂製のバードゲージタイプで、14mm逆ネジ仕様です。

ちゃんとイモネジで固定されてますが、ネジ山が削れないかちょっと心配。

フラッシュハイダーを外して、マルイ製ショート・プロサイレンサーの装着を試みましたが、バレル側のネジ山が太いのか3分の1程度しかネジが入りませんでした。

無理やりねじ込むのも気が引けるので、この状態のまま撮影しましたが、頑張れば入ったかも知れません。

他のサイレンサーも試しましたが、同じ事でした。

ここのクオリティは、スポーツライン中でも低いですね。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

グリップはHK416特有の、背面のラウンドが強い形状の物ですがこのグリップは、思いのほか長くて太いです。

グリップの根元が絞られているので、そんなに握り難い事は無いですが、ちょっと以外に大きいですね。

レシーバーエンドプレートには、金属製のCQDタイプ・スリングマウントが装備されているので、スリング(負い紐)を装着出来ます。

ストックは6ポジションの一般的なクレーンタイプですがバットプレートのラバーは、深い横溝の滑り止めになってるので多少はHK416オリジナルのストックに寄せてるのかな?(形状は全然違いますが・・・)

ネットショップを見ていると、同じS&T製HK416でもクレーンタイプとHK416オリジナルタイプのストックが有るようです。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

バッテリーはバットプレートを外して装着しますが、クレーンタイプ・ストックなので、セパレートタイプの8.4Vニッケル水素バッテリーか7.4Vリポバッテリーを左右の穴に挿入するか、スティックタイプのバッテリーを真ん中のストックチューブに挿入します。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

マガジンはスチール製のゼンマイ給弾式多弾マガジンで装弾数は340発。

H&K仕様のレーザー刻印(プリント?)が施されていますが実銃でも従来のM4系より作動性を向上させた改良型スチール製マガジンが採用されているのでリアルと言えば、リアル。(現在では、樹脂製マガジンもラインナップされています)

マガジンサイズは絶妙にピッタリで、銃から抜く時はリリースボタンを押すと、自然落下します。

マガジンを挿す時は、ピッタリ過ぎて最後の一押しを強めにしないと、若干マガジンキャッチに掛かり難いかな。

なのでマガジンをグイグイっと最後に一押しするか若干叩きこむ感じで勢いよく挿入すれば、気持ち良くマガジンが装着出来ます。

他のスタンダードM4系電動ガン用マガジンを試した所射撃に問題はありませんでしたが、装着が窮屈な物も有ったので、中にはサイズが合わずに装着出来ない物もありそうです。

S&T製マガジン以外を購入する際は、注意が必要ですね。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

ダミーボルトのカバーにもHKマークが入っている拘りよう。

チャージングハンドルを引くとダミーボルトカバーが開き同軸ドラム式のホップアップ調節ダイアルが見えます。

ダミーボルトカバーのホールドオープン機能は無いのでチャージングハンドルを引いた状態で、ダイアルを回します。

実射

 

トリガーストロークは適度な感じで良いのですが、トリガーを引き切った時の感触がモッサリしてます。

作動音も賑やかで、特にピストンが戻った時のバチンバチンと言う音が煩く耳障りで、品が無いです。

フルオート時のサイクルスピードも、7.4Vリポバッテリー使用時で秒間12発程度と、マルイ製に比べるとやや遅い位の作動なのでセミオート時のキレも、それなりです。

しかし、わざと素早くトリガー操作を繰り返しても全くセミロックしないのは流石電子トリガーと言えましょう。

弾道は初速も有るし元気よく真っ直ぐ飛んでくれます。距離12mの集弾性も、少し安定感に欠ける時もありますが悪くは無いですね。

ハンドガードがグラグラするのが命中精度にどれ位影響するのかは、分かりかねますが丁寧に扱えばそれ程の事は無いと思います。

なのでサバゲーに興味あるけど、あまり投資したくない方には安くて実射性能も程好いS&T製HK416は、丁度良いかもしれませんね。

電子トリガー搭載で格安ですし、輸入代理店UFCの保証も付いてますし。

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

距離 12m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発

 

S&T HK41626.4℃ 46%
0.20gBB弾 平均初速   88.5m/s 
1発目 88.5m/s 
2発目 89.4m/s 
3発目 88.4m/s 
4発目 87.9m/s 
5発目 88.5m/s 

 

S&T HK416 26.4℃ 46%
0.25gBB弾 平均初速   75.5m/s 
1発目 74.5m/s 
2発目 76.2m/s 
3発目 75.9m/s 
4発目 75.9m/s 
5発目 75.2m/s 

 

エアガンレビュー S&T HK416D10RS-G3電子トリガー電動ガン

 

フルオートの発射サイクルは、7.4Vリポバッテリーで
秒間12発程度

 

 

  
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M-LOKハンドガードタイプは、こちら

 

   
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