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エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

カテゴリ: Carbon8(カーボネイト)

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

実銃のお話し

L9A2は、東京マルイさんもモデルアップしているブルパップ式アサルトライフル「AUG」で有名な、オーストリアのシュタイヤー・アームズ社が開発した9mm口径ポリマーフレームオート・ピストルです。

しかしこのA2シリーズが、シュタイヤー・アームズ社でラインナップされている唯一のピストルとは意外でした。

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STEYR-AUG  (Wikipediaより)

昔ながらに、日本のトイガン界では「STEYR」をステアーと呼んでいて、マルイさんもステアー表記ですが、KSCさんはスタイヤー表記。

ただ、ドイツ語読みではシュタイヤー、英語読みではステイアーに近い発音とされているので、当サイトではシュタイヤーと呼びます。

で、2019年に開発されたL9-A2は、1999年に発表された「シュタイヤーM」の第四世代モデル。

シュタイヤーMは、同じオーストリアのグロツクを意識した・・・と言うか、完全に2匹目のドジョウを狙ってる感のあるポリマーフレーム・オートで、システム的にも良く似た構造をしています。

まあ、外観は癖つよな見た目ですが。

名称「L9-A2 MF」の意味は、Lは3種類ある銃のサイズの中での大型を指し、9は9mm口径。

A2は改良型を指します(コルトM1911A1の様に)が、第3世代モデルでも名称がA1のままだったので、第4世代はA2になります。

MFは、モジュラーフレームの略です。

 

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

(Wikipediaより)

 

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

 

Cabon8 STEYR L9A2 CO2-GBB

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   203mm

重量   645g

装弾数    22発

価格   31,680円 (税込み)

この銃の特徴
〇オーストリアのSTEYR社オフィシャルライセンスモデル
〇リコイルショックは、M45シリーズに比べるとややマイルトな味付けで扱い易いCO2ブローバック
〇多彩に調節出来るグリップと低重心なスタイルは扱い易い。実射性能も優秀で安定感もある

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

カーボネイト L9A2は、シュタイヤー社のハンドガン L9A2-MFをモデルアップしたもの。

シュタイヤー社の正式ライセンス・モデルと言う事で、刻印類は期待出来ますね。

当然ながら、STGA(全日本トイガン安全協会)認定CO2ガスガンで、スライドは樹脂製です。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

マットな仕上のスライドと、やや光沢があるザラザラした見た目のフレームが、実銃のポリマーフレーム・オートの雰囲気を醸し出していて、質感は良いですね。

正式ライセンス・モデルと言う事で刻印の文字やマークは正確に刻まれていますが、チャンバー部分を含め細かい刻印は省略されています。

写真では隠れてしまってますが、チャンバー部分は下の方に「9×19」の刻印が入ってますが、これのみ。

YouTube等で実銃動画を見ると、スライドのセレイション・サイズや刻印の位置の違う物が数パターンみられました。

これは生産時期とか、生産国での違いなのか?

なので今回カーボネイトさんがモデルアップされたタイプと、現在シュタイヤー社のウエッブカタログに載っている物では、刻印の位置に若干の違いがあります。

でも決して「実銃と違うやないか!」と思わない様に。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

フレームのダストカバー部には、20mmのアンダーマウントレールが装備されています。

ガッチリとしていて長さもあり、スリットの数も多く使い易いです。

フラッシュライトも綺麗に収まり、装着感も良いですね。

 

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

前後のサイトは、トライアングル・サイトと言われる三角形の独特な物。

△形のフロントサイトを、△形(正確には台形)に開けられたリアサイトに合わせて、サイティングします。

まあ、これも慣れだと思うのですが、微妙な感覚。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

まっ平なスライド上面は、まるでグロック。

チャンバー後端にはのぞき穴があって、金色な物が見えてます。

これは実銃での、チャンバーに弾が装てんされているか確認出来る、ローデッドチャンバー・インジケーターを再現した物です。

当然ながらエアガンでは、その機能はありませんが、スライドが後退を始めると「金色」が隠れるという拘りのギミックも搭載。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

トリガーは、グロックと同じ様なトリガーセイフティ装備。

トリガープルはグロックよりも、指先にセイフティの存在を感じる、見た目通りな引き心地。

トリガープルも、やや重めな感触ですね。

 

 

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

L9A2は、好みに合わせてグリップパネルとバックストラップを交換する事が出来ます。

交換は、グリップピンをポンチ等で外すとグリップパネルとバックストラップ両方外れます。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

グリップパネルは、厚みのある物とフラットの2種類。

バックストラップは、L・M・Sの3種類が付属しています。

グリップパネルは左右違う物も嵌めれるので、全部で12パターンの組み合わせが出来ます。

まあ、指の短い私の場合、フラットなグリップパネルとSサイズのバックストラップの組み合わせで、やっと丁度いい握り心地になりましたが。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

L9A2には、トリガーセイフティの他にトリガーロックの安全装置が装備されています。

専用工具でフレーム右側にあるドラムを反時計回りに90度回転させると、トリガーがロックされセイフティ状態になります。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

セイフティ・ドラムはテイクダウンレバーのロックも兼ねているので、通常分解する場合はマガジンを抜いた後、ドラムを押しながら(あるいはセイフティ状態にして)テイクダウンレバーを90度下げます。

一度スライドを引いてコッキングしてから、勢いをつけてスライドを前方に押し出すとスライドが外れます。

スライドとフレームは外れにくいので、しっかり保持しながらスライドを押し出した方が良いです。

ホップアップ調整ダイアルはチャンバー下部にありますが、ダイアル操作部分が狭いので、やや操作し難いですね。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

リコイルスプリングアッセンブリーを外せば、アウターバレルも簡単に外せて、通常分解出来ます。

スライドストップ・ノッチには、金属製のピンが埋め込まれていて、スライドのホールドオープン時の衝撃でノッチが削れたり変形しない様対策されています。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

マガジンの装弾数は22発。

マガジン・フォロアーを下げながら、BB弾を投入部から流し込むか、BBローダー等でマガジン・リップ部から装てんします。

マガジン・フォロアーのスリットが広くなっている投入部は、長めに設定されているのでBB弾を流し込み易いですね。

CO2カートリッジは、マガジン左側面からはめ込むタイプ。

マガジン・バンパーを外して、CO2カートリッジを装てんして付属の六角レンチでボトムスクリューを締めれば装着完了。

マガジンには、マガジン・キャッチ用の切り欠きが両側に施されています。

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

マガジン両側に切り欠きがあると言う事は、左右どちらのマガジンキャッチも対応しているということ。

説明書にはマガジンキャッチ・リリースボタンの付け替えに関しては書かれていませんが、細長い形状のマガジンキャッチ・リリースボタンを見ていたら、左右向きを変えられそうな気が。

スライドを外してグリップ内側を覗いてみると、スプリング・バネ1本外せば出来そうな?

で、試してみると左右向きを変える事が出来ました。作動も問題ありません。

しかもこのマガジンキャッチ・リリースボタンが、やや高い位置にあるので右側に付け替えても誤作動し難く、グリップを握ったまま人差し指で押せるので、素早いリリースが出来ます。

なので、これはこれで面白いですね。ぜひ左右入れ替えて遊んでみて下さい。

実射

L9A2は無骨な見た目ですが、ハイグリップでスライドの高さも低く設計されていて、サッと銃を構えた時のエイミング(狙いを付ける動作)がし易い印象です。

グリップの握り心地が、やや大きく感じるのはトリガーが少し遠い気がするからなのかな。

まあ、私の指が短いせいなのですが。

撃ち心地は、同じカーボネイト製CZ-P09やストライカーナインと同様に、最大級のリコイルショックを持つM45シリーズよりは、ややマイルドなリコイルショックのブローバック・エンジンの味付ながら、CO2ブローバックガスガンならではの鋭く重いリコイルショックは楽しいの一言。

ただ、M45シリーズよりマイルドな味付けなのに燃費は変わらずCO2カートリッジ1本で撃てるのは70発程度なのは、ちょっと不満。

連射時のカートリッジの冷えによる初速の低下も同程度ですね。

撃ってみた印象は、初速は若干高めで良く飛ぶし集弾性能も高く安定感もあり、他のモデルと比べても実射性能は文句なし。

グロックはお腹いっぱいで嫌だーと言う方は、是非お試しを。

いや、これ扱い易いです。ほんとに。

 

カーボネイト STEYR L9A2 CO2ガス

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 10発

 

カーボネイト L9A219.2℃ 45%
0.20gBB弾 平均初速   84.6m/s 
1発目 85.6m/s 
2発目 86.8m/s 
3発目 84.5m/s 
4発目 83.4m/s 
5発目 82.9m/s 
計測機G-FORCE BB POWER TESTER

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

秒間2発の連続射撃による初速の低下をグラフにしました。

同じカーボネイト製M45CQPとの比較です。

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レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

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〇勘違いさせる「HELLCAT」と言うネーミング

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

勘違いさせる「HELLCAT」と言うネーミング

HELL CAT」!この直訳すると「地獄の猫」(転じて性悪女とか意地悪女と言う意)なる名前の実銃は存在します。

実銃に詳しい方ならご存知と思われますが、スプリングフィールド・アーモリー社の「HELLCAT」で、クラス最高の装弾数を誇る9mm口径コンパクトキャリーピストルです。

 

なので「HELLCAT」と聞いた時には、こんなコンパクトな銃のマガジンに今までのCO2カートリッジは装着出来んやろ!

もしかして、噂の8g容量CO2カートリッジが実用化されたのか!と、一瞬胸熱展開に期待してしまいましたが、カーボネイト「HELLCAT」を見てみると、無機質なスタイルのコマンダーサイズ・カスタムM1911でした・・・。

何故「HELLCAT」と言うネーミングに?是非聞いてみたいです。

もしかしてカスタム・ガバメント系の実銃で「HELLCAT」という名前の銃が有るなら(又は、以前あったなら)、私の知識不足なのでお詫びしますが・・・。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

Cabon8 HELLCAT 4.3 CO2-GBB

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   202mm

重量   686g

装弾数    26発

価格   28,380円 (税込み)

 

この銃の特徴
〇全身フルカスタムのコマンダーサイズ・ガバメント
〇カーボネイトのフラッグシップM45シリーズと同じブローバック・エンジン
〇カーボネイトM45シリーズと互換性があり、スライド等パーツを交換して楽しめる。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

 

外観レビュー

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

カーボネイト製「HELL CAT」は全身にカスタム・パーツを身にまとった、4.3インチ銃身(10.9cm)のコマンダーサイズM1911です。(普通のM1911は5インチ(12.7cm))。

因みに、実銃コルト・コンバットコマンダーは、高級将校の指揮官向けに開発されたM1911の護身用短縮銃身モデルです。

 

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

早速、同じカーボネイト製の5インチモデル・M45-CQPと比べると、これだけスライドが短いです。

スライドが少し短いだけで、コンパクトで扱い易そうですよね?

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

ナイロンポリマー樹脂製のスライドとフレームは、マルイ製等の普通のブローバックガスガンと変わらないマットな質感で、全体的な雰囲気は良いです。

ただ、エジェクションポートの前辺りの左右表面にヒケが見られるのは、クオリティ的に残念。

スライドとフレームに刻印類は無く、唯一エジェクションポートの下あたりに「HELL CAT」とレーザー刻印が施されているのですが、これが極薄で光の反射加減では見えない位、薄っすらです。

後はチャンバー上部に「.45 ACP」の刻印がある位なので、無国感が漂う銃になっています。

 

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

光沢が美しいシルバーのメタル製ブルバレルは迫力満点。

ロングリコイル・ガイドと相まって、カスタム感が増しマシです。

実銃45ACPの口径は0.45インチ(11.43mm)なので、マズルの口径はやや小さいけどほぼリアルサイズで、いかにブルバレルの厚みがあるか分かります。

スライド前部のセレイションに開けられた4つのポートから、アウターバレルがチラリと見えるのも良いですね。

マズル部分も厚みがあって迫力がありますが、マズル内側に各種マズルアクセサリー取付け用の11mm正ネジが切られているのは、リアル派の方はライフリングの再現が無いのでガッカリかも。

逆に実戦派なら、サプレッサーやトレーサーが直付け出来るので、とても有難い装備です。

これなら、わざわざマズルアクセサリーが装着出来るスレッデッドバレルに交換する手間が無くなりますし、そもそもスレッデッドバレルが売られてなければ、サプレッサー等を装着する事すら出来ませんからねえ。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

「14mm逆ネジ→11mm正ネジ」変換アダプターを手に入れれば、国内で一般的なマズルオプションも装着出来ます。

マズルオプション装着前提だと、作動性能優先でショートリコイルをキャンセルしてるブローバックガスガンもありますが、このHELL CATはちゃんとショートリコイルします。ん~個人的には嬉しい仕様です。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

フロントサイトやノバックタイプ・リアサイトは、M45-CQPと同じ仕様。

オーバルホール・ハンマーは、M45DOC-NiteShiftと同じ形状の、やや楕円形タイプ。

アンビタイプのサムセイフティや、グリップセイフティから連なるビーバーテイルはM45CQPと同じ形状です。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

フレームのパーティングライン(線状の成型痕)は、あまり目立たないけどあります。

フレームやアンダーマウントレイルのサイズは、通常のM45と同じなのですが、スライドが短いのでフラッシュライト等もコンパクトな物が似合うと思います。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

フェノール樹脂製のグリップパネルは、直線的で都会的と言える無機質なイメージのデザインで、米国の実銃メーカーの1911グリップパネルをモチーフにしたそうですけど、私にはどこのメーカーかよく分かりませんでした。

そして、トリガーも同様に直線的で独特なストレート・トリガーにされています。

ストレート・トリガーの特徴として、トリガーを引く指の位置がトリガーの上側でも下側になっても、トリガープルのフィーリングが変わり難いというのがあります。

確かに、わざとトリガーを引く指の位置を上下にずらして引いてみても、M45CQP等に比べるとフィーリングの違和感が少なく感じます。

M1911のトリガーは、真っ直ぐ後方に聞くタイプなので、特にストレート・トリガーの恩恵を感じ易いのかも知れません。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

それでは、楽しみにしていたスライド交換をしてみます。

上はM45CQPとスライド交換。下はNINEBALL Carbon8 M45 用スライド EINHERJARをHELLCATに装置してみました。

ん~雰囲気の違う銃を、気分に合わせて色々撃てるのは楽しいですねえ。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

ホッフアップの調整は、マルイ製等と同じ様にチャンバー下部のダイアルを回して調整するので、スライドを外して行います。

マガジンとスライドストップ・リリースレバーを外せば、スライドはフレームから前方に外せます。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

スライドのリコイルスプリングアッセンブリーを外せば、アウターバレルをスライド前方方向から取り外せて、通常分解をする事が出来ます。

スライドストップ・リリースレバーが引っ掛かる、スライドストップ・ノッチの裏側には、ノッチが削れたり変形しないように金属パーツが取り付けてあります。

これで、スライドストップ・リリースレバーが金属パーツに引っ掛かってホールドオープンするので、見た目的にはノッチは変形しないと言う訳です。

これで思う存分ホールドオープンが楽しめますね。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

マガジンの装弾数は26発。

マガジン・リップか、マガジン・フォロアーを下まで下げて、スリットの広くなっている部分からBB弾を装てんします。

CO2ガスカートリッジは、マガジン左側から装てんし、マガジン底部のネジを六角レンチで締め上げ装着します

 

実射

平面でツルツルしたグリップは、格好良いいけど握り心地はややしっかり感が無いですね。

操作性は普通のブローバックガスガンと変わらず、スライド操作等も強くも弱くも無く違和感なく扱えます。

さらに前出のストレート・トリガーと、コンパクトなスライドは扱い易くリズミカルに楽しく撃てるし、実射性能も、短いバレルでも今までのM45系と変わらない集弾性があります。

リコイルショックは最大級で、CO2ブローバックガスガンと言う物を官能出来ますが、バトン製CO2ブローバックガスガンと比べると冬の季節の中では、やや寒さに弱いと言う印象です。

「CO2ガスガンはオールシーズン使える」と言ったうたい文句をよく聞くので、寒さなんて関係ないと誤解しそうですが、普通のガスガンと作動原理は同じなので、寒さに強いけれど影響はあります。

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

バトン製BM-45の初期型(装弾数15発)と、気温16.5℃の室内の中で秒間2発間隔で連射して、初速の落ち込みを計測して比べてみました。

するとHELL CATの方が、少し落ち込み幅は大きい様です。

ガスカートリッジの燃費は、カートリッジ1本で75発前後撃てますので、今までのM45系と同じです。

ブルバレルが迫力満点のコンパクトカスタム・ガバは所有感を満たしてくれますし、スライドやグリップ・パネルを交換して楽しめるのも面白い。

すでにカーボネイトM45系を所有されてる方とか、ハイキャパ系の太いグリップは嫌だ!と言う方も、HELL CATを選択肢に入れてみてはどうですか?

 

レビューで分かる[カーボネイト HELLCAT 4.3] CO2ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 10発

カーボネイトHELLCAT16.9℃ 47%
0.20gBB弾 平均初速   77.6m/s 
1発目 78.2m/s 
2発目 78.7m/s 
3発目 78.6m/s 
4発目 76.2m/s 
5発目 76.1m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

 

         

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エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

 

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〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

 

CARBON8 STRIKER-9S SEQUENCER CO2-GBB

セミ・フルオートCO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   200mm

重量   692g

装弾数    22発

価格   26,180円 (税込)
 

初期不良修理保証付

この銃の特徴
〇ストライカー9にフルオート機能を追加した、CO2ブローバックガスガン
〇実銃グロック18Cと同様のスライド・セレクターで、セミ・フルを瞬時に切り換え
〇CO2ガスによる軽快なフルオート射撃

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

発売以来、カーボネイト製品の中でも人気が高いストライカー9にバリエーションモデルが登場しました。

オートマチック・ハンドガンながら、フルオートの射撃も出来るマシンピストルのストライカー9S-SEQUENCER(シーケンサー)です。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

早速ストライカー9と外観を比べてみますと、ストライカー9Sは、スライドが新設計で肉抜きっぽい立体的なデザインになっています。

ナイロンポリマー製のスライドとフレームは成形色ですが、スッキリしたストライカー9とは違ってストライカー9Sは無骨で塊感がありますね。

細かいパーツでは、フロントサイトとトリガーセイフティがストライカー9とは、色違いになってます。

フレームの外観は同じ様ですが、内部構造は違うのでスライドの互換性はありません。

それでも試しにストライカー9のフレームにストライカー9Sのスライドを装着してみましたが、トリガーを引いてもハンマーは落ちませんでした。

逆にマガジンは互換性があり、取り換えて使用する事ができますが、マガジン・ボトムに違いがあり、ストライカー9のマガジン・バンパーは大型の物が装着されていますが、ストライカー9Sのマガジンには、マガジン・ベースと言える薄型の物が装着されています。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

ストライカー9の原型であろうグロックのマシンピストルと言えばG18Cと言う事で、KSC製グロック18Cとも比べてみました。

G18Cのスライド上面の肉抜き加工とコンペンセイター用の穴は、ストライカー9Sでもオマージュ的イメージでデザインされています。

スライドのセレクター辺りは、全くG18Cと同じ。

実銃グロック社のウエップページを見ると、G18CはGen.3からデザインが変わっていないので、スライド前方にもセレイションが施されているストライカー9Sの方が、モダンなスタイルと言えるかな。

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

スライドは艶消しのツルリとした質感で、フレームとのコントラストが実銃のポリマーフレームオートの雰囲気に似ていて良いです。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

刻印は、スライド右側に「Ⅸ(ギリシャ文字での9)」があるのみで、ちょっと寂しい。

無国籍感のある闇の世界線的な雰囲気は良いのですが、せめてチャンバーとかには使用弾の刻印位は欲しいかも。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

ストライカー9と同じリアサイトは、背面(射手側)に反射防止のセレイションが施されていますが、ホワイトドット等はありません。

フロントサイトは集光タイプで、ストライカー9の赤色に対して緑色が使われていますが、視認性はとても良いです。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

マズルにはライフリングが再現されていて、その奥に真鍮製のインナーバレルが見えます。

フレームのダストカバー部には、丈夫そうなアンダーマウントレイルが装備されています。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

また、ダストカバー底面のシリアルナンバー・プレートがエアガン独自のマニュアルセイフティになっていて、コッキング時にプレートを後方にスライドさせる事で、トリガーをロックして引けなくする事が出来ます。

まあ、アンダーマウントレイルにアクセサリーを装着している時は、隠れてしまうので使用出来ませんがね。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

トリガーセイフティにも、通常の機能の他にトリガーセイフティ・レバーを押し上げる事でトリガーを引けなくする機能があります。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

マガジンの装弾数は22発。無理をすれば25発位入りますが、目一杯装てんすると作動不良以外にも、故障の原因にもなるらしいので、ご注意を。

BB弾の装てんは、マガジン・フォロアーを下げてマガジン・フォロアーのスリットの少し広くなっている部分からBB弾を流し込みます。

CO2ガスカートリッジは、マガジン・ベースを外して、カートリッジをマガジン左側から装着し、附属の六角レンチでボトムスクリューを締めます。

途中ガスが漏れる音がして、その音が止まれば完了です。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

マガジンを外し、スライドを引いてハンマーをコッキングしてから、フレーム両側のテイクダウンレバーを同時に押し下げれば、スライドがスルスルと前方に抜けます。

するとチャンバー底部にホッフアップ調整ダイアルが見えるので、ホップを調節出来ます。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

ホールドオープン時にスライド・リリースレバーが引っ掛かるノッチ部分の裏側には、ノッチを保護するための金属パーツが取付けてあるので、ノッチが削れたり変形する事はありません。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

サプレッサー等のマズル・オプションパーツを装着したい場合は、ストライカー9用純正の14mm逆ネジ仕様のスレッデッドバレルがカスタムパーツで販売されています。

カスタム・アウターバレルとの交換は簡単で、インナーバレル・チャンバーユニットを差し替えるだけで完了です。

 

実射

ストライカー9Sのグリップは、グロックのグリップより丸みを帯びた形状で、手で包み込む様にしっかりと握る事が出来ます。

撃ち心地はストライカー9と同様で、マイルドながら軽快なリコイルショックで、リズミカルな射撃が出来ます。

セミオートでの弾の飛びも素直で真っ直ぐな弾道を描き、集弾性も良好ですね。

フルオート射撃は、正にトリガーハッピー状態で中毒性が非常に高く刺激が強すぎます。

勿論、弾は散らばりますが、それは問題にはならないでしょう。

唯一のウイークポイントは燃費で、この個体は異常に悪くてセミオートでも、1カートリッジでマガジン2本分強(50発位)しか持ちません。

公称値は、1カートリッジで最大70~80発です。

試しにストライカー9で100発撃てる事を確認したマガジンを使ってストライカー9Sで撃ってみると、70発程撃てたので、ストライカー9Sに附属のマガジンがハズレ個体だったのかも知れません。

因みにフルオート射撃の場合は、どちらのマガジンもマガジン2本分でガス欠になりました。

マガジン1本分、全弾撃ち尽くす射撃はカートリッジの冷えが激しく、とても燃費が落ちる様です。

暖かい季節になれば、多少燃費は良くなるのでしょうか?期待します。

そうでないと、イロモノ扱いになりそうなので!。

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 セミオート10発

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(A4サイズ)
0.20gBB弾 フルオート15発

 

ストライカー9S19.5℃ 41%
0.20gBB弾 平均初速   77.1m/s 
1発目 77.8m/s 
2発目 77.1m/s 
3発目 77.7m/s 
4発目 76.3m/s 
5発目 76.4m/s 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

 

エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

9S-A----ストライカー9Sで、0.5秒間隔のセミオート射撃での初速

9S-B----ストライカー9Sにストライカー9のマガジンを使ってのセミオート

ストライカー9----ストライカー9で、0.5秒間隔のセミオート射撃での初速

フルA----ストライカー9Sの、フルオート射撃での初速

フルB---- ストライカー9Sにストライカー9のマガジンを使ってのフルオート

 

 

STRIKER-9S

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エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

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〇実物G10グリップについて

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

G10グリップについて

G10とは樹脂素材の名称で、グラスファイバーにエポキシ樹脂をしみ込ませたのち、積層にして高温高圧で硬化させた素材です。

耐熱性や耐衝撃性に優れて、薬品や水分に影響される事も殆ど無いので、過酷な環境で使用される素材に用いられます。

成型は切削して加工するので、エッジが立っていてグリップ力は高いです。



積層構造なので、各層の色を変えておけば切削加工で溝や丸みをつけると綺麗な模様(等高線)が現れます。

 

 

こちらは、実銃用VZ Grips 1911 オペレーター3 G10グリップ ブラックグレー色

 

こちらは、実銃用VZ Grips 1911 オペレーター2 G10グリップ ブラック色

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

Carbon8 M45DOC-NiteShift CO2ブローバック

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   239mm

重量   724g

装弾数    26発

価格   26,180円 (税込)
 

初期不良修理保証付

この銃の特徴
〇CO2ブローバックガスガンの中でも最大級のリコイルショック
〇M45DOCの夜間戦闘用をイメージした各カスタムパーツ
〇年間生産数制限モデル

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

外観レビュー

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

カーボネイト製CO2ガスガンシリーズ第6弾は、M45CQPの発展モデルM45DOCの別バージョン、夜間戦闘用をイメージしたM45DOC-NiteShiftです。

外観は名前の通り、闇に紛れて職務遂行するために真っ黒です。

スライドとフレームは、グラスファイバー・ナイロン樹脂製で、質感はバトン製CO2ガスハンドガンのギラギラ・ザラザラした表面よりは、一般的なHFC134aガスガンの質感に近くて肌理の細かい物です。

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

フレームのパーティングライン(線状の成型痕)は未処理で、クッキリ見えてます。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

M45CQPやM45DOCには施されていたスライドのフロント・セレイション(滑り止めの縦溝)はキャンセルされていて、スライド左側には、Nyx(ニュクス)とオペレーター2の文字(レーザー刻印?)があります。

実銃のOPERATORは、アメリカのスプリングフィールド社が製造する、軍や警察等の特殊部隊向けのM1911でアンダーマウントレイルを装備しているのが特徴かな。

Nyxとはギリシャ神話に登場する夜の女神の事で、神々の王であるゼウスにさえ恐れられ尊ばれている女神であると言われています。

まあ、この銃のシンボリック的なもの・・・か。

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

アウターバレルは、マズルオプションが装着出来る金属製のスレッデッドバレルで、プロテクターを外せば14mm逆ネジ対応マズルオプションが装着出来ます。

インナーバレル長は通常サイズなので、マズルを覗くとインナーバレルは少し奥に見えますね。

サプレッサー等のマズルオプションの装着が出来るブローバックガスガンの中には、ブローバック時の作動不良を回避するためにショートリコイルがオミットされているエアガンも見られますが、このNiteShiftはちゃんとショートリコイルします。

サプレッサーのサイズは、ハンドガンなので小振りで細めな物が好みですが、作動性を考えればなるべく軽い物がお勧め。

写真の一番下は、マルイ製ショートタイプ・プロサイレンサーですが、この太さでギリギリ何とかエイミング(狙いを定める)出来る太さです。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

フロント・リアサイトは、XS-SIGHTSのナイトサイト・タイプです。

といっても実銃のフロントサイトは、10年間自然発光し続けるトリチウムが施されてますが、NiteShiftではグリーン集光サイトです。

リアサイトは実物のナイトサイトを良く再現した、V字型の中央に縦長のホワイトが入っている変わった形状の物で、ホワイトの上にグリーンのドットを乗っける様にして狙いを定めるのですが、初めてな私は素早くエイミングするのは、なかなか慣れませんね。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

オーバルホール・ハンマーやアンビ(両側)タイプ・サムセイフティ、ビーバーテイル形状のグリップセイフティ等、定番カスタムパーツはしっかり装備しています。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

トリガーは、元祖M1911が懐かしいホールレスのプレーンタイプ。

グリップはVZ-GRIPS社製オペレーター2タイプです。

実物VZ-オペレーターグリップの材料はG10素材がメインですが、カーボンファイバーやミカルタ材も使われたりと種類が豊富です。

NiteShiftのグリップ素材は、フェノール樹脂製の固い感触で吸い付き感は無いものの、パターンの掘りが深いので手への引っ掛かりは良い様です。

左側のグリップパネルには、親指が当たる付近が大胆に削り取られているので、マガジン・リリースボタンへのアクセスがとても楽に行えます。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

マガジンの装弾数は26発で、マガジン・フォロアーを一杯に下げてスリットが広くなっている部分からBB弾を装てんします。

ガス・カートリッジはマガジン左側からしか装てん出来ません。

マガジンと水平になる様にガス・カートリッジを装てんして、付属の6mm六角レンチでガス・カートリッジにボトムスクリューが当たるまで仮締めします。

次に六角レンチを短い側に差し替えて、少し力を加えながら本締めをし、途中ガスが抜ける音がして、その音が収まったら完了です。

締め過ぎはパッキンを傷めるので、ガスの漏れる音が収まったらそれ以上強く締めない様にするのが無難です。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

ホップアップの調節はフレームからスライドを外して行います。

まずマガジンを抜いてから、スライドを引いてスライドの左側にある窪みとスライドストップ・リリースレバー先端の位置を合わせます。

そしてスライド・リリースレバーのピンを右側から柔らかい物で少し押し込み、左側からレバーを引き抜きます。

そのまま前方にスライドを押し出せば、フレームからスライドが外せます。

チャンバー下部にホップアップ調整ダイアルがあるので、回して調節します。

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

ついでにスライドの通常分解をすると、リコイルスプリングとリコイルスプリング・ガイド、そしてリコイルプラグを外し、スライド先端のバレルブッシングを付属のブッシングレンチをつかって反時計回りに回してから引き抜きます。

するとバレル一式が前方に抜ける様になるので、引っ張り出せば完了。

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

スライドのホールドオープン時に、スライド・リリースレバーが引っ掛かるスライドストップ・ノッチが削れたり変形してしまうとホールドオープン出来なくなってしまいます。

なのでノッチの削れ対策に、ノッチの裏側に金属パーツが取り付けられています。

これで実質的にホールドオープン時には、スライドストップ・リリースレバーは金属パーツの方に引っ掛かる様になり、心配無用になります。

まあ、元々のノッチは、ただの飾りになってしまった訳なんですけど。

 

実射

リアサイトがとても奇抜なんですが、それ以外は今までのM45シリーズと同様にスムーズな操作感と作動性で、扱い易いです。

ブローバックはとても強烈で、射撃音も迫力のある大きい音がします。

リコイルショックは、バトン製BS-STACCATOと同程度でCO2ガスガンの中でも最大級。

素早いブローバックスピードでの、手に伝わるビシッとした鋭い感触がSTACCATOより若干弱い程度。

初速もあるので弾の飛びは元気ですし、集弾性も安定していて優秀です。

ガスの燃費は、1カートリッジで75発程撃てました。

因みにバトン製STACCATOは1カートリッジで110発程度撃てるので、比較すると燃費はやや悪いですね。

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

作動性に関しては、試しに少し重めなマルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーを装着して、1マガジン程撃ってみましたが作動に問題は無い様でした。

低温時の作動性は、室温13.3度の中 秒間2発で連射してみるとSTACCATOよりガスの消費が大きいためか、ガスの冷え方も速くて初速の落ち方が速いです。

寒い季節での使用では、連射は控えめに!ですな。

それにしても、こんな強烈なブローバックが味わえる時代が来るとは。
もう随分CO2ガスガンも、ブローバックガスガン界に浸透して来てるのではないでしょうか?

国内のSTGA認証済みで、30日の完全無償補償(マガジンは60日)が付いてますし、CO2ガスガンのハードルも、結構下がってますよねえ。

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾 10発

 

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

 

エアガンレビュー カーボネイト Carbon8 M45DOC NiteShift ナイトシフト CO2ブローバックガスガン

室内温度13.3度の中での、秒間2発で連射した時の初速の変化です。

マガジンの温め等は、一切無しです。

マルイ製は4~5発目、NiteShiftとウエスタンアームズ製HRTは19発目でブローバックが弱くてマガジンのBB弾を装てん出来なくなりました。

全弾撃ち尽くせて、ホールドオープン出来たのはバトン製BS-STACCATOだけでした。

 

Carbon8 NiteShift18.0℃ 46%
0.20gBB弾 平均初速   85.7m/s 
1発目 85.7m/s 
2発目 85.3m/s 
3発目 86.3m/s 
4発目 85.3m/s 
5発目 85.8m/s 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

 Carbon8 M45DOC NiteShift

 

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エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

 

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レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

「Cz75」と言う銃を御存知の方も多いでしょう?

1975年にチェコスロバキア国営のチェスカ ズブロジョヴカ(チェコ銃器工業)が開発したオートマチックピストルで、口径は9mm。

高品質な素材を高水準の加工技術で作り上げたCz75は、高耐久で高精度な銃に仕上がり、コンバットシューティングの父、ジェフ・クーパー(1920~2006アメリカ)をして「理想のコンバットオート」と言わしめた、名銃です。

アメリカで大人気となったCz75ですが、当時は共産圏からの輸入は出来ずカナダ等を経由して少量しか入ってこなかったため、大量のコピー品が出回りました。

民主化の波で1993年にチェコとスロバキアが分裂すると欧米市場への進出が進みましたが、その頃にはポリマーフレームオート・グロック17の大ヒットと言う時代になっていました。

各銃器メーカーは二匹目のどじょうを狙ってポリマーフレームオートの開発に勤しむ中Czも1955年にグロックと同じストライカー撃発方式のポリマーフレームオートCz100を開発しました。

Cz100

 

ストライカー式とは銃の後部にハンマーは無く、バネ付きのファイアリングピンをトリガーを引く力で引っ張って、バネの戻る力で弾の後部を叩いて撃発させる方式でまあ、昔で言う銀玉鉄砲の様な構造です。なに?銀玉鉄砲を知らない?

すんません。おじさんしか分からないですね?

Cz100はグロック17と同じストライカー式DAO(ダブルアクションオンリー)、つまり常にダブルアクションのトリガープルになります。

常にダブルアクションだから、シングルアクションに比べるとトリガーは重いしトリガープルのストロークも長いので、誤射も防げて安全ですよ~って考えでしたが逆にシングルアクションの速射性とかクイックなトリガーフィーリング等オートマチックの良い部分も潰してました。

で結局商業的には失敗し、少しの間ポリマーフレームオートの開発を止めてしまいました。

因みにグロック17もDAOですが、グロックはスライドが後退して戻る時にファイアリングピンが、ある程度プリコック(ある程度後退)した状態になるのでトリガーは軽く、ストロークも短くなります。(それ故のセイフティ構造もあります。)

グロックを追いかけるのを止め、心機一転外部ハンマー式ポリマーフレームオートのコンパクトモデル Cz P-07を開発したのが2009年。2013年には、フルサイズモデルのCz P-09が登場しました。

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

 

Carbon8 Cz P-09 CO2ブローバック

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   205mm

重量   782g

装弾数    25発

価格   21,780円 (税込)
 

初期不良修理保証付

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン
エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

CzP-09は、以前から134aガスブローバックハンドガンでKJ-WORKSさんからリリースされていますが、今回はCO2ガス仕様となってCarbon8ブランドでの発売です。

衝撃に強いナイロンポリマー樹脂製の外観は、思ったほどザラザラギラギラ感がなく、フレームとスライドの微妙な色違いが実銃のポリマーフレームっぽくもありけれど一体感もある質感で、雰囲気は良いですね。

Cz社とライセンス契約しているので、刻印類は・・・まあCzマーク等しっかり入ってますが、フレーム左側面の実銃では「MADE IN CZECH REPUBLIC」が「DESIGNED IN CZECH REPUBLIC」に変わっています。

まあ、フレーム右側面に「MADE IN TAIWAN」と刻印されているのでダブり回避的なものでしょうか。

それよりも、以前のモデルにはあったスライド左側面の「9×19」の文字がなくなってるのと、フレーム右側面に有るはずの社名と住所とシリアルプレートがまるでないのは如何なものか。

ライセンス契約を謳うなら拘ってほしかったですね。

チャンバーにも全く刻印が無いのも・・・もういいです。

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

フレームのダストカバー部には、ロングサイズのアンダーマウントレイルが装備されています。

フルサイズのP-09にロングサイズのマウントレイルなのでガッツリ大きめのフラッシュライトでも、難なく装着出来ます。

しかもトリガーガード前部が直角に切り立っているので、両手で構えた時は指を引っ掛け易いですし、フラッシュライトを装着した時のはまり具合はバツグンです。

アウターバレルはメタル製で、スライド操作時には金属っぽい音がします。

マズル内側にはライフリングが再現され、少し奥から真鍮製のインナーバレルが覗いてます。

スライドは、フレームが外側から包む様に嚙み合っているし、スライド上部は前方に行くほど斜めにカットされてるデザインなので、かなり小振りに見えます。

なのでスライド前後に滑り止めのセレイションが施されているとは言え、スライドの引き難さは否めませんね。

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

スライドリリースレバーとアンビ(両側仕様)セイフティレバーは共に大きくて使いやすいのですが、スライドリリースレバーはデザイン的要素が大きいような気が。

セイフティレバーはハンマーが起きている時にだけセイフティに出来きコック&ロック(チャンバーに弾を装てんし、ハンマーが起きたままセイフティにしてる状態)が可能で、まさにプロ仕様です。

実銃にはデコッキング(起きているハンマーを安全に落とす機能)が備わっており、デコッキング仕様に出来るレバーとセイフティレバーの2つが付属していて、好みで付け替える事が出来ます。(付け替え自体は、ちょっと面倒くさそうですが)

個人的には、なぜ分けるのか理解に苦しみますね。どうせならヘッケラー&コック社のUSPの様に、コック&ロックのセイフティもデコッキングもどちらも出来る仕様にすれば良いのにと思いますが。

Carbon8製Cz P-09にはデコッキング機能は無く、セイフティレバー仕様になってます。

スライドリリースレバーの前部には、なにやらムニュムニュしたステッピングが施されていて、呪文でも書いてあるのかと思いましたがどうやら両手で構えた時に、指をあてがう時の滑り止めの様です。

確かに見た目以上に引っ掛かりが強いです。

このパターンはグリップにも施されてますね。


グリップのバックストラップは、残念ながら交換は出来ない様です。

まあ、交換するパーツ自体無いですけど。

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

フロント・リアサイト共にホワイトドットが入っていますが、フロントサイトがペイントのホワイトに対して、リアサイトはプラパーツが埋め込まれています。

道理で、やたら綺麗な円だと思った。

これは、屋外の明るい場所だと何でもないのですが、室内の薄暗い所だとフロントサイトとリアサイトのドットの鮮やかさの些細な違いが気になるのは神経質過ぎるのかな。

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

マガジンの装弾数は25発で、マガジン・フォロアーを下げておきながらフォロアー・スリットの少し広がってる部分からBB弾を流し込みます。

ガスカートリッジの装てんは、まずフォロアースリット下部のロックレバーを上にスライドさせてロックを解除しながらマガジン・ベースを前方に引き抜きます。

後はガスカートリッジをはめ込んで、付属の六角レンチでマガジン底部のネジを締めます。

締めていくとマガジン側のノズルがカートリッジ先端を突き刺し、ガスが漏れる音がしますが、ひるまず締め続けて漏れる音がしなくなったら完了です。

強く締めすぎるとパッキンを痛めて、本当のガス漏れの原因になるので注意です。

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

ホップアップの調整はフレームからスライドを外して行います。

マガジンを抜いてから、スライドとフレームの印部分が合う様にスライドを少し後退させます。

つぎにスライド・リリースレバーの軸をフレーム右側から押し込んで左側から引き抜きます。あとはスライドを前方に押し出せばスライドが抜けます。

チャンバー底部の、大きめの調整用ネジを回してホップ調整しますが微妙な調整はマイナスドライバーを使った方が良いですね。

ただ最初は調整の感覚が分からないので、試射と分解の繰り返しが続き面倒くさかったです。

 

エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

スライドのスライドリリースレバーが引っ掛かるノッチの部分には、やや小振りながら金属製のピンが埋め込まれていて、スライドリリースレバーが繰り返し引っ掛かる事で起こる、削れや変形を防いでくれます。

実射

程好い重量感と、フルサイズながら握り心地の良いグリップのお陰で構えた感触は良好です。

特にグリップ根本の括れが握った手にフィットして、しっかりグリップ出来ます。

なのでバックストラップの交換が出来ないのがとても残念ですが、無いものねだりになってしまうのでしょうか。

小振りで引き難いスライドは、まあ重くは無いのでそれほどでもないかな。

ただスライド前部のセレイションに、手を覆い被せる様にしてスライドを引くと例のステッピングに指が引っ掛かり、痛かったりします。

ダブルアクションのトリガープルは重くてスムーズさが無いのですが、KSC製のCz75も同じ様な感触なので、Cz系はこういう物なんでしょうか?

まあ、デコッキング機能が無いので、ダブルアクションはあまり使わないと思いますが。

シングルアクションのトリガープルは、ストロークはやや長めで軽い引き心地が最後までフラットに続く感じ。

これでストロークが短かったら、マルイのハイキャパか!?と突っ込みを入れてましたよ。

Carbon8製のブローバックガスガンは、CO2の高いガス圧を生かしたドッカン!ブローバック系と、リコイルショックをマイルドに抑える代わりに撃てる弾数を増やしたマイルド系とに分かれるのですが、Cz P-09はストライカーナインと同じく、マイルド系になります。

なので普通のガスガンでは絶対に味わえない超強烈なリコイルショックを期待して撃つと あれ?ってなりますが、それでもCO2らしいシャープで力強いうち心地はありますし、とにかく普通のガスガンより寒さに強いのが有難い。

ストライカーナインと撃ち比べてみると、リコイルショックは同等か僅かにマイルドか。

気温や射撃間隔等で微妙に変化するので・・・・・大雑把に言えば同じくらいです。

今の季節では公称値通り、ガスカートリッジ1本で120発は撃てるので確かにドッカン!系より燃費は良いですね。

弾の飛びは苦労して適正ホップに合わせたお陰か、フラットに元気良く飛んで行きます。

10mの集弾性も素直な感じです。

134aガス仕様のP-09では、ホップが気難しいとネットのレビュー等に書かれて
いたので覚悟してましたが、良い意味で肩すかしでした。

最近の実銃ではストライカー式のポリマーフレームオートが増殖してる中、貴重な外部ハンマー式でスタイル的にも面白い、個性的なCzは如何かな。

STGA(全日本トイガン安全協会)の安全基準適合品で、故障時の保障もしっかり対応していて安心ですし。

 

カーボネイト CZ P-09 20.8℃ 42%
0.20gBB弾 平均初速   82.4m/s 
1発目 81.9m/s 
2発目 83.4m/s 
3発目 82.1m/s 
4発目 82.7m/s 
5発目 81.8m/s 
エアガンレビュー Carbon8 CZ-P09 カーボネイト CZ-P09 CO2ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾10発

 

 

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