エアガンレビューン

エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

カテゴリ: BATON

実銃と映画のお話し

グロック17は、1982年にオーストリア軍に制式採用され、1985年にアメリカで民間モデルが発売されると瞬く間に人気を博し、世界で初めて商業的に大成功を収めたポリマーフレームオートになりました。

グロック17は、フレームやトリガーなど強度に問題が無い部分に特殊なプラスチックが使われていて、内部構造も特殊。

ハンマーを持たず、ダブルアクションでストライカーを作動させて撃発します。

ストライカーとは、自分で動いて弾を撃発させるファイヤリングピンみたいな物です。

このプラスチック製の特殊な銃と言う認識は、時にとんでもない物に仕立てられてしまいます。

映画「ダイハード2」(1995年公開)ではグロック17が、「グロック7」と言うプラスチック製でX線検査でも映らないドイツ製の高価な特殊ピストルとして登場します。

実銃グロック17は、スライドやバレルは金属製でX線に映るし、そもそも弾は金属で出来てますし、ドイツではなくオーストリア製なんですが。

まあ設定が架空銃なんですけども。でもグロックって言っちゃってるしな~。

レビューページ メニュー

〇実銃と映画のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

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BATON GLOCK G19 Gen5 CO2GBB

CO2ブローバックガスガン 

可変ホップアップシステム

全長   185mm 

重量   640g

装弾数    20発

価格   36,080円 (税込み)

 

この銃の特徴
〇正式ライセンスモデルで刻印類もリアル
〇8gCO2カートリッジ使用で、コンパクトなグロック19をモデルアップ。12gカートリッジ用マガジンもある
〇鋭いブローバックと優秀な実射性能で満足感は高い

 

 

 

 

 

 

外観レビュー

グロック19はグロック17直系のコンパクトモデルで、1988年に第2世代から登場しました。

右側はBATON製 BG-17(グロック17)ですが、グロック19はスライド先端とグリップ底部が少し縮められたモデルです。

二丁を重ねてみると、こんな感じ。

一見すると、余り違わないイメージですが、実際使ってみるとグロック19のコンパクトさが良くわかります。

特にグリップは、グロック17の方は握り心地に余裕が感じられ、グロック19の方はギリギリピッタリなサイズ感。

スライドの質感が、BATON製お馴染みのザラザラとした物なんですが、まあフレームとのコントラストがあって良いですね。

ライセンスモデルなので、さすがに刻印類はリアルで特に金属製チャンバー回りは良い!

Gen5から採用されたフロント・セレイション(滑り止めスリット)やスライド先端の拡大された面取り加工も再現されています。

アウターバレルも金属製。

スライドを引いた時に見えるメタルアウターバレルの質感が、何とも言えません。

インナーバレルは、目立たない様に黒く塗られています。

 

BATON製G19は、MOS(モジュラー・オプティック・システム)仕様。

各メーカーのマイクロ・ドットサイトに対応するため、4種類の金属製マウントプレートが付属します。

Docterピッチ、Trijiconピッチ、C-Moreピッチ、Leupoldピッチの4種類です。

早速手持ちのVECTOR OPTICSとSIG AIRのドットサイトを取り付けてみました。

Docterピッチのマウントプレートの取り付けネジの規格はM3で、ドットサイトに付属のネジと会わなかったので別途用意する必要がありましたが、ピッタリ綺麗に装着できました。

ただ、マウントプレートは実物用に作られているので、レプリカだと取り付け用穴や位置決め用の凸凹のサイズが違った物もあり、装着出来ない事もあります。

 

G17よりコンパクトなG19は、アンダーマウントレイルも短くなっているので、ピッタリサイズのライトを考えるなら選択肢は減りますね。

でも最近はライトの種類も豊富なので、お気に入りの物がきっと見つかるはず。

実銃グロックは、第5世代からスライドストップがアンビ(両側)タイプになり、使い勝手が良くなりました。

BATON製G19のスライドストップには、スライドストップ・ノッチの削れ対策が施されています。

全弾打ち尽くしてスライドがホールドオープンする時は、スライドストップの突起がスライド内側の金属パーツに引っ掛かって止まる仕組み。

なので昔のオートマチック・ピストルのエアガンの様に、スライドストップ・ノッチが削れてホールドオープンしなくなった!なんて悲しい事態にはなりません。

グリップの滑り止め加工は、第4世代にシボ加工からドットパターンに変わっています。

そして第3世代から採用されたフィンガーチャンネルが、第5世代に廃止されました。

個人的には気にならなかったフィンガーチャンネルですが、合わない人も多かったのでしょう。

マガジンキャッチ・リリースボタンも第4世代から大型化しています。

グロック19のマガジンは、8g CO2カートリッジ仕様で装弾数は19発。

今までは12gのカートリッジしか流通していなかったので、マガジンの小型化が難しくコンパクトな銃のモデルアップが出来なかったのですが、今後は期待できそうですね。

因みに、8gカートリッジの全長は約66mmで12gカートリッジの約82mmより16mmほど短いです。

写真左側はBATON製BG-17(グロック17)用マガジンで、実銃と同様にグロック19に使用できます。

写真右側はグロック19の別売オプション、12gカートリッジ仕様マグバンパー・マガジン。

8gカートリッジが入手困難な場合や、ゲームでガスを長持ちさせたい時は便利です。

左側が8g用マガジンで、右側が12g用マガジン。

8gカートリッジ1本で、約90発ぐらい撃てますね。

12gカートリッジだと、約120発ぐらい撃てます。

BATONさんの商品説明によると、この12g用マガジンはグロック17用マガジンにマガジン・バンパーを装着した物ですが、マガジン・バンパーを固定するストッパーが長くなるため、グロック17用マガジンより装弾数が減っていると言う事です。

確かにグロック17の装弾数は22発ですが、マグバンパー・マガジンは20発と8gと同じ装弾数です。

ホップアップの調節は、フレームからスライドを外してチャンバー下部にあるホップアップ調整ダイヤルを回して行います。

まあ、マルイ製等と同じ方法ですね。

実銃通りのダブル・リコイルスプリングもそそる!

 

実射

スムーズながら、やや重いスライドの引き心地がブローバックのキレの良さを期待させる。

コンパクトなグリップは私にはピッタリですが、人によっては少し窮屈かも?まあ、コンパクト・モデルですから。

グリップにぐるりと刻まれたドットパターンも、それ以前のモデルよりは滑り止め効果を発揮しています。

切れの良いトリガーを引くと、ビシッと鋭いリコイルショックが手に伝わります。

スライドが短い分、グロック17よりもキレの良さがあり子気味良さは秀逸。

リコイルショックは、1911シリーズの様な最大級な物ではありませんが、撃ち心地は十分な反動です。

性格的にグロックならこれで良いでしょうと思えるレベル。

レプリカ・ドットサイトを載せていたら、壊れないか心配になるレベルです。

弾の飛びも、フラットで良く飛びますし、安定感もあり集弾性も抜群。

いつまでも撃っていたい、楽しいモデルです。寒さにも強いですし。

唯一の難点は、お高い価格かな。

元々やや高めのCO2ガスガンですが、ドットサイトを搭載可能にし、金属製のマウントプレートを4枚も付けたら、それは高くもなりますわねえ。

でも「グロックなんてお腹いっぱい」と言う方でも、撃った後には欲しくなる逸品ですね。

願わくば、8gカートリッジの流通量が増えてコンパクトなCO2ガスガンが増えてくれたら嬉しい限りですが。

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

BATON GLOCK G19 Gen5 11.9℃  45%
0.20gBB弾 平均初速   79.0m/s 
1発目 79.3m/s 
2発目 79.8m/s 
3発目 78.4m/s 
4発目 78.2m/s 
5発目 79.2m/s 
計測機G-FORCE BB POWER TESTER

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。


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固定スライドガスガンの昔と今

ひと昔よりもっと以前では、国内でも各メーカーからスライドがブローバックせず固定されたガスハンドガンが、数多く販売されていました。

現在でも絶滅危惧種的に数は減ってますが、販売はされています。

マルイさんで言えば、かつての廉価モデルは全滅して、唯一の高級タイプだったMk23が生存しているのみでした。

しかし近年、コンシールド・キャリーピストル(隠し持てる小型拳銃)タイプの固定スライドガスガンが数種類登場して、固定スライドガスガン界隈も少し賑わいが戻った感じです。

そんな中、CO2ガスガン・メーカーからCO2を使った固定スライドガスガンが登場したり、マルゼンさんからは、かつての固定スライドガスガンをCO2ガス化した物も出てきました。

固定スライドガスガンは、弾の発射のみにガスを使用するので燃費が良く、連続射撃時のマガジン内・ガスタンクの冷えも少なくなり、冬場でも強いと言う特性があります。

それがCO2化により、特性がさらにパワーアップされる事で、オールシーズン使えるんじゃね?と言う期待を持ってしまうんですよねえ。

 

BATON PREDATOR TARGET  CO2 2nd

CO2固定スライドガスガン

固定ホップアップシステム

全長   191mm 

重量   430g

装弾数    13発

価格   6,028円 (税込み)

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この銃の特徴
〇固定スライド・ガスガンならではの、燃費の良さ
〇CO2カートリッジを使うことで、低温時期の初速安定性を実現
〇CO2の固定スライドガスガンとしては、リーズナブルな実売価格

 

 

 

 

 


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固定スライドガスガンの昔と今

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

外観レビュー

PREDATOR TARGETはオリジナルデザインですが、スライドはグロック的でグリップ周りはCZ的な形状です。

ぱっと見にはフレームのシボ加工がスライドと違う質感を醸し出して、マルイ製ブローバックガスガンと縁日で売られているエアガンの中間位かなと思いましたが、スライドのエジェクションポートやセレイション(滑り止め溝)等全ての一体成型モールド部分の造形か浅い。

更にモナカ構造のフレームを貼り合わせるためのネジ穴がフレーム左側に3か所開いていて、これも安っぽさに追い打ちをかけています。

 

刻印類は、スライドにプリントで名前が、フレームにはシリアルナンバーが刻まれています。

マズル(銃口)を見てみると、インナーバレル先端はマズルの中心から出ていなくて、これも残念ポイント。

しかもフレームは、スライドよりやたら幅が広いです。

フロント・リアサイトは、グロックと同じ形状ですがホワイトの色入れは無く、とてもシンプルな物。

アンダーマウントレイルは、グロックとは違ってスロットの本数が多いです。

がスロットの深さが、何だか浅いような.......。

 

今回は、別売アクセサリーのサイレンサー・アダプターを装着してみました。

アンダーマウントレイルに装着するタイプで、プラスチック製なので強度はそれなりですが、雰囲気を楽しむには十分かな。

装着感は、かなりガッツリとしていて、ガタ付きとかは無いです。

と言うか、逆に取り外す時に苦労するほど。

アンダーマウントレイルのスロット溝もりっかり深いです。

で、取りあえず全部乗せしてみると、こんな感じです。

ん~コテコテ感あり過ぎ。

マズル先端は、国内では一般的(マルイ仕様的)な14㎜逆ねじ仕様。

トリガーは、SIG SAUER P226の様な太いタイプ。

マニュアルセイフティが組み込まれていて、トリガー左側からボタンを押せば右側に飛び出て、フレームに引っ掛かりトリガーが引けなくなる仕組み。

 

グリップは、一見チェコの名銃Cz75っぽい感じですが、丸みが無いので微妙な握り心地。

グリップのシボ加工も薄っぺらい。

☆のマークが、なんとも中国のNorinco製の銃みたい。

マガジン・キャッチ リリースボタンを押すと、細長いマガジンがスルスルと抜けてきます。

マガジンは、マルイ製電動ハンドガンでお馴染みの、いわゆる割りばしタイプマガジン。

カッコ良く言えば、スティック・タイプ。

BB弾の装てんは、BBローダーでマガジン・リップから一気に押し込むか、マガジン・フォロアーを一番下まで下げて、給弾口から投入します。

ただし装弾数は13発と少なく、マガジン・リップからBBローダーでジャコジャコ装てんしていて、13発を超えると給弾口からBB弾がポロポロ出てきます。

なのでマガジン・リップから装てんする時は、給弾口手前で装てんをストップしないといけません。

CO2ガスカートリッジは、グリップに直接挿入するタイプ。

カートリッジを入れて、六角レンチでネジを締めるだけの簡単さ。

本体のノズルがカートリッジを貫通した時のガス漏れ音も最小クラス。

 

実射

角ばっていてツルツルのグリップは、やや握り難いけど軽い重量が幸いしてる感じ。

それよりも重いトリガープルが気になります。

固定スライドガスガンなので、毎回ダブルアクションで撃っているのでトリガーストロークが長いのはしょうがないですが、それに加えて重いとなれば、指の筋トレをしている様なものです。

それと、構造的に仕方が無いとはいえ、トリガーを引くたびにマズルからピョコピョコ出てくるインナーバレルも笑える。これは初めて見ました。

実射性能も、んーな感じ。

セカンドロット・改良型と言う事で期待したのですが、ホップアップの効きが甘いのかホップの伸びやかな飛びがまるで無い。

緩やかな放物線を描いて飛んでいきます。

もしかしたらホップが効きすぎて弾道が落ちるのかと、0.25gBBで撃ってみましたが同じ飛びだったので違いました。

まあ、初速があるので力ずくで、そこそこの飛距離はありますが。

有効射程は20m位か?

10mでの集弾性では、そこまで悪くなく見えますがその先がね......。

感覚的には、大人用銀玉鉄砲を撃ってる感じ。あ~若い人は銀玉鉄砲知らないか?

ん~近距離のインドアなら使えるか?

現在アマゾンでの実売価格は 4,780円と安く、軽くてCO2カートリッジ1本で200発以上撃てるし、取りあえずレアなサイドアームにしてあげるのも良いかも。

でも、これな~、値段なりなのかなぁ~?

 

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

 

BATON PREDATOR TARGET CO2 11.1℃  49%
0.20gBB弾 平均初速   73.3m/s 
1発目 72.7m/s 
2発目 73.2m/s 
3発目 72.8m/s 
4発目 73.5m/s 
5発目 74.5m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、固定ホップの数値です。

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レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

実銃 H&K G36 のお話し

H&K G36 (ウィキペディア)

(ウィキペディア)

1959年に西ドイツ連邦軍に制式採用されれ、長らく配備され続けた「H&K G3」の後継アサルトライフルが 「H&K G36」です。

1990年のドイツ再統一の頃、NATO各国の小銃は7.62×51mmNATO弾から5.56×45mm弾に移行が進んでいたため、ドイツ連邦もG3に替わる後継機が必要でした。

H&K社はG3の派生5.56mmモデル「HK33を」提案しましたが、連邦軍は更なる高機能な次世代アサルトライフルの開発を要求。

H&K社は、凝りすぎて開発に失敗してしまった前作「G11」を踏まえて、シンプルな構造で信頼性が高く、繊維強化プラスチックを多用して軽量化された「G36」を開発し、1996年にドイツ連邦軍に制式採用されました。

そのH&K G36のバリエーションモデルの中で、最もコンパクトなモデルが「H&K G36C」です。

 

 

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

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BATON Airsoft BH-G36C DUAL CO2

デュアルCO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   720mm (折りたたみ時502mm)

重量   約3,158g

装弾数    33発

価格   54,780円 (税込み)

この銃の特徴
〇ドイツ連邦軍に制式採用され、ヨーロッパの軍隊などでも採用されているH&K G36をガスブローバックでモデルアップ
〇CO2カートリッジを2本使うことで、フルオート射撃時の安定性を実現
〇CO2ブローバックガスガンとしては、リーズナブルな価格

 

 

 

 

 

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

外観レビュー

 

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

BATON製CO2ガス・ハンドガンの多くは、強化プラスチック製でザラザラとした質感の物が多いのですが、このG36は程よい感じに仕上がっています。

まあ、実銃も繊維強化プラスチックを多用した作りになっているのでね。

ただ銃右側の部分的に、プラスチック成形時の丸い痕が残っているのは安っぽい。

セレクターの表示以外に刻印類が全く無いのも、寂しい限りです。まあ慣れたけど。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

ハンドガード前部には、左右と底部の3か所にナンバリング付きのマウントレイルが装備されています。

やや短めのレイルですが、ライト類を装着するなら十分かな。

マズル先端には、メタル製フラッシュハイダーが装備されています。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

フラッシュハイダーは、イモネジで固定されているのですが、そのままでは六角レンチがはめにくいのでハンドガードを外します。

ハンドカードは固定ピンを1本引き抜くだけで、前方にスライドさせて簡単に外せます。

フラッシュハイダーを外すと、メタル・アウターバレル先端が一般的な14m逆ネジ仕様になっているので、対応するサプレッサー等を装着する事が出来ます。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

マルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーを装着してみました。ん~格好良いい。

マズル先端のネジ部分はハンドカードより前方にあるので、太いタイプのサプレッサー等でも径を気にせず装着できます。(根元から太いとギリかも)

近年流行りの、ハンドカードにサプレッサーが少し入り込むタイプよりは汎用的ですね。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

 

銃の上部には長いマウントレイルが装備されていて、その前後両端にフロント・リアサイトがつけられています。

フロントサイトは、H&K MP5でお馴染みの円形のガードが付いたもの。

リアサイトは、お馴染みのドラム式では無く前後に倒して、精密射撃用と近接射撃用を切り替えるタイプ。

最近は光学サイト装着率が高いから、意外と装着に邪魔になるドラム式より良いかもね。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

チャージングハンドルは、バネ付きの先端が左右どちらにも折れるので、左右どちら側でも引けるし指を離せば元に戻ります。

チャージングハンドルは、射撃時はボルトに連動して前後に作動します。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

ホッフアップ調整は、チャージングハンドルをいっぱいに引くと見えるレバーを前後にスライドさせて行います。

が、このレバーはスライドさせた時にクリック感が無いので、どの位スライドさせたか分かり難いし、微調整がやや苦手っぽい。

電動ガンと違って、チャージングハンドルを引けば次弾が装てんされてしまうので、いちいちマガジンを外すのも面倒くさいですね。

まあ、リアルなブローバック・ガスガンだから当然なのですが。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

セレクターは、アンビタイプ。

グリップしたままでも使い易いのですが、もうちょっと精密感と言うか、スゥー・カチッみたいな剛性感が欲しい。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

ストックはフォールディング・タイプ(折りたたみ式ストック)。

ロック解除ボタンを押せば、銃右側に折りたためます。

折りたたんだストックはガッチリ固定されるので、ストックがブラブラする事はありません。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

マガジン・ハウス後部にあるマガジン・リリースレバーを前方に押すとマガジンが抜けます。

マガジン装着は、最後のカチッと引っ掛かる感じが渋い。

ガスガン用マガジンは重くて高額なので、下からたたきあげる等して確実に装着しませう。

CO2ガス・カートリッジは、マガジン・ベースをスライドして外しカバーから中身を引き出して行います。

レビューでわかる BATON BH-G36C DUAL CO2GBB

カートリッジの取り付けスペースには「A」と「B」の表示があり、カートリッジの装着は必ず「A」から(写真では右側から)行う様に指示されています。

間違えて「B」から装着すると、生ガスが勢いよく噴き出して危険だそうです(未体験)。

カートリッジ装着時のガス漏れは、最小レベルで装着し易いですね。

マガジンには、ガス・ハンドガンのマガジンの様なマガジン・フォロアー・レバーは無いので、BB弾の装てんはBBローダーが必須アイテムで、ちゃんと付属しています。

ただBBローダーを使っての装てんは硬くて、こつが必要です。これがなかなか難しい。

個人的には、マルイ製のBBローダーXLの方が装てんし易かったかな。まあ同じ様な物ですけど。

 

実射性能

チャージングハンドルを引いた時の金属音が、なんとも心地いい。

トリガーは、しっかり重くてトリガーを引いてハンマーを落としてるなぁ~と実感します。

撃てば、さすがCO2ガス!肩にガツンとくる衝撃のリコイルショックを味わえますが、まあ寒い時期でもあるし想像を超えないレベルでした。

射撃音も、バトン製ハンドガンの様な派手な音では無く、普通のガスライフル・レベルな感じ。

集弾テストは室温19℃程度でしたが、連射をしない限り安定して撃てましたし、集弾性もバツグンでしたね。

距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.25gBB弾 セミオート10発

 

反して、連射すると途端に初速が落ちて不安定になりました。

このグラフは室温19.7℃ 湿度49%で、秒間2発で連続射撃した時の初速の変化を示した表です。

一気に初速は下がっていき、24発目で生ガスを噴いて終了になりました。

フルオート射撃でも同じ様な結果でした。

いくらデュアルCO2sと言えど、ハンドガンとは違って重いボルトを作動させるには負担が大きいのでしょう。

それにしても、ちょっと期待外れ感はありますかね。カートリッジ2本使うだけに。

勿論連射しなければ全弾撃てますし、ちゃんとボルトストップもします。

一回のカートリッジ装着で、3マガジン(約100発)程度撃てるので、燃費はCO2ガス・ハンドガンの半分ぐらいになります。

 

実射性能は良いし、ブローバックガスガンの操作・作動感も楽しいので、CO2カートリッジを使う手間が苦にならず、寒くても電動ガンを使うのは嫌だー!と言う方にはお勧め。

ただし寒過ぎると、快適作動は望めません。期待はほどほどに。

BATON Airsoft BH-G36C DUAL CO2 19.1℃  48%
0.25gBB弾 平均初速   69.3m/s 
1発目 70.1m/s 
2発目 69.3m/s 
3発目 68.9m/s 
4発目 69.6m/s 
5発目 69.0m/s 
計測機G-FORCE BB POWER TESTER

0.25gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

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baton-pitviper-0-2
レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

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BATON BT-PIT VIPER メニュー

〇ジョンウイックと実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

2310-11-1

ジョンウイックと実銃のお話し

映画「ジョンウイック」の続編「チャプター2」が制作されるにあたり、主役のキアヌ・リーブスのガンアクション向上のため、実銃を使った射撃訓練の指導を行ったのが、TTI(タラン・タクティカル・イノベーションズ)のタラン・バトラーです。

タラン・バトラーはアメリカのプロ実弾射撃競技者で、USPSA(米国実地射撃協会)のグランドマスターであると同時に、銃器のトレーニングやカスタムガンの制作を行うTTIの経営者でもあります。

TTIがカスタムし、キアヌの実弾訓練でも使われたグロック34とグロック26は、映画撮影用にプロップガン化され、チャプター2の劇中でも使用されたため、大きな注目を浴びました。

チャプター3では、2011コンバットマスター。チャプター4ではPit-Viperと、映画ごとに新しいTTI製カスタムモデルが開発され劇中に登場するのが、もう映画ジョンウイックの1つの楽しみになっていますね。

TTIが作るカスタムモデルは、タラン・バトラーが細部まで拘りぬきチューニングされ仕上げられた完成品のため、Pit-Viperで7,000ドルというお値段です。

 

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

BATON BT-PIT VIPER CO2ブローバック

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   216mm

重量   1,102g(実測)

装弾数    31発

価格   32,700円 (税込)
 

                  2,200円 (スライド・レーザー刻印)

3ヶ月内部パーツ破損・ガス漏れ無償修理保証付

この銃の特徴
〇ジョンウイック4で主人公が使用したTTI PIT-VIPERをCO2ガスガンでモデルアップ
〇激しく超絶早いブローバックスピードで剛性感もある
〇トータル的にクオリティの高い、高級CO2ブローバックガスガン

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

外観レビュー

 

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

BATONさんのCO2ブローバックガスガンは、基本的には刻印がありません。

それでも「BM-9」の様に刻印入りのモデルもあるのですが、コンバットマスターと同様にBT-PIT VIPERも刻印は無い仕様です。

ただメーカーオプションで、スライド部分のみにレーザー刻印を施してもらえるサービスがあるので、今回はお願いしてみました。

やっぱりTTIモデルは派手な刻印が無いと寂しいですからね。(実銃は入れ過ぎ感がありますが)

レーザー刻印はスライドの両サイド部分のみですが、やはり有ると無いとでは雰囲気が全然ちがいます。

TTI製特有の大型セレイション部分の光沢部分とのコントラストと相まって、質感も悪くありません。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

5.4インチバレルの2011コンバットマスターより幾分短いバレルの先端に、シングルポートのコンペンセイターが装着されています。

コンペンセイターを含めたバレル長は、5インチ程度。

コンペンセイターとアウターバレルは金属性で、ブロンズ色のバレルは実銃のDLCコーティングバレルをうまく再現しています。

視認性のとても良い集光タイプのフロントサイトは、スライドを引いてもバレル先端に残るタイプ。

これは射撃中でも先端から動かないので、サイティングに有利とされています。

実銃のPIT-VIPERでは、映画の撮影以前にキアヌ・リーヴスが実銃での射撃トレーニングを始めた頃は、まだフロントサイトはスライドに固定されていた様ですが、その後現在の仕様に変更されました。

BATON製PIT-VIPERのフレーム先端までスラリと伸びたシャーシ部分も金属性で、総体的に剛性感と重量感が有り高級感を感じます。

ブローバックはショートリコイルがオミットされていて、スライドを引いても写真の様にコンペンセイターとバレルは後退せずそのまま動きません。

これはリアル派としては残念ですが、その分作動性が良くなっていると期待しましょう。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

長いアンダーマウントレイルには、ロッキングスロットは1本のみ。

コンバットマスターは5本もあるのですが、タラン・バトラーさんが目新しさを出すために敢えて1本にしたそうです。

ん~良いのか悪いのか。

なお、エアガン界のマウント・アクセサリーのレイル幅は、メーカーによって装着がかなり厳しくなるほどのバラツキがあるので注意が必要です。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

両サイドには綺麗にレーザー刻印が入ってます。

VIP-VIPERのリアサイトは、マウント部分がコンバットマスターと違ってスライドと一体になっている珍しい形状です。

つまりフルアジャスタブルタイプの、サイティングを上下左右に調節するパーツがスライドに直接取り付けられています。

 

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

 

これは部品点数を減らせるとともに耐久性も向上させています。

リアサイトにはホワイトドットは無く、反射防止のセレイションが施されています。

あと、ある意味で今回一番気に入っているのが、このブロンズ色のライトスピードハンマー。

実銃を限りなく再現したとは言え、この薄さは凄い。

激しいCO2ブローバックで、割れてしまわないかと心配になる程です。

空撃ちした時の「パチン」と言う金属音も良いですねえ。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

一般的な物より細身のビーバーテイルや、先端の出っ張りが無くフラットなグリップセイフティ。

大型チェッカリング・マガジンキャッチ・リリリースボタンなど再現性は高くなっています。

TTI製の実銃カスタムガンは、生産時期によって各パーツの変更が細かく行われているので、エアガンにモデルアップするのも大変そうです。

グリップセイフティに関しては、コンバットマスターもPIT-VIPERも現在はフラットタイプで落ち着いてる様です。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

グリップと底部のマグウェルは、実銃に合わせて新規に作られた物。

マグウェルはTTIキャリーマグウェルと呼ばれる物で、素早いマガジンチェンジをサポートしつつ、シンプルで携帯性を重視したタイプです。

グリップはプラ製で、実銃より表面のザラザラ感が大人しいグリップパターンになっています。

まあ、実銃のグリップは、スポンジタワシか?と言うくらいザラザラした物ですから、エアガンとしてはこれ位で良いのではないでしょうか。

グリップはコンバットマスター等の2011ハイキャパシリーズのグリップと付け替えが可能だそうです。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

ニッケルフィニッシュのマガジンも実銃の21連マガジンを再現した新型のCO2マガジンType-NTL。

装弾数は31発で、マガジンが延長されたわりに従来のType-Nから2発しか装弾数が増えていませんが、その代わりガスの気化スペースが拡大されていて、連射時の安定性が増しているそうです。

従来のハイキャパ系マガジンと互換性があるのは、使い回せて有難いです。

新型Type-NTLマガジンで驚いたのは、CO2ガスカートリッジをマガジンに装てんした時のガス漏れの少なさですね。

CO2カートリッジをマガジンに装てんする時は、マガジン側のノズルがカートリッジ先端を突き刺して僅かにガスが漏れるのですが、その漏れがとても少なくなっています。

CO2ガスガンが出始めた頃の物は「プシュ」と言うガスが抜ける音にビビッてましたが、最近の物は僅かな音しか聞こえません。すごく進化しました。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

ホッフアップ調整ダイアルは、マルイ製ブローバックガスガンと同じ様に、チャンバー下部に装備されています。

マガジンとスライドストップ・リリースレバーを抜いてからスライドを前方に押し出せば、スライドはフレームから外せます。

後は、調整ダイアルを少しずつ回して試射しながら、ホップアップを適正にします。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

ホールドオープン時にスライドストップ・リリースレバーが引っ掛かるノッチ部分は、内側に金属プレートが装備されていて、ノッチが削れる事はありません。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

PIT-VIPERは、バレル先端にコンペンセイターが装着されていますが、通常分解は一般のハイキャパと同様にリコイルスプリングアッセンブリーを外せば、バレルユニットはスライドから前方にスルスルと抜けます。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

これがPit-Viperと言う名前の由来となった、毒蛇の牙の様なフレーム先端部分。

たしかに鋭く尖っています。

 2310-12-1


実射

重いことは無いですが、しっかりしたスライドの引き心地と作動性。

トリガーを引き始めてからハンマーが落ちるまでは、僅かに長いか?

でもマルイ製ハイキャパ並みにフェザータッチだと、逆に強烈なブローバックに驚いてしまうかも。

でもやっぱりハイキャパ系のトリガーフィーリングは良いですよね。

ブローバックは、今までの2011系ハイキャパシリーズと変わらずリコイルショックは最大級。

いつも感動するのは、そのブローバックスピードで、本当にビシッと早いです。

銃もハイキャパだけにガッシリと剛性感があって、軽快に撃ち続けられます。

新型マガジンは気化室が拡張され、連射時の安定性が増したと言う事でしたので、純正マガジンとコンバットマスターのマガジンをPIT-VIPERで撃ち比べてみました。

結果は、まだこの位の気温では差は出てこない様です。

秒間2発で撃ち尽くしても、どちらも何の問題もありませんでした。

燃費は、1カートリッジで快適に撃てるのは、100~110発ぐらいです。

弾の飛びもコンバットマスター等と同程度の集弾性能で、あまり散らばる事もなく安定していました。

銃の仕上がり具合と言い、作動性能と言い、現在のCO2ブローバックガスガンの最高峰と言えるのではないでしょうか。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
 0.20gBB弾 10発  

 

BT-PIT VIPER25.2℃ 47%
0.20gBB弾 平均初速   80.6m/s 
1発目 81.3m/s 
2発目 80.2m/s 
3発目 80.8m/s 
4発目 79.9m/s 
5発目 80.6m/s 
  
計測機器 XCORTECH-X3200  

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

レビューで分かる[BATON BT-PIT VIPER CO2]

 

気温25.2℃ 湿度47%において、新型Type-NTLマガジンとType-Nマガジンを、PIT-VIPERを使って撃ち比べてみました。

秒間2発で連射した結果は、まだ差が出るほど気温が低くなかった様で、どちらも快適な作動でした。

 

 

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エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

74年もの間アメリカ軍のサイドアームとして頑張ってきたM1911に変わって、1985年にベレッタ 92Fが多くのライバルを破り、M9として制式採用されました。

2006年には、アンダーマウントレイルの装備等近代改修が行われM9A1になりましたが、米軍用M9のアップデートはここまでで、ご存知の通り2017年にSIG SAUER P320がM9の後継機M17として採用されました。

制式採用から随分と年数が経ったM9の後継選びをアメリカ軍が計画し始めたころ、ベレッタ社は大幅に改良が施されたM9A3(M9A2は計画倒れしてた)を発表して、無駄なトライアルをしなくても改良型M9を採用した方がお得ですよとアピールしました。

しかし基本設計の古いM9は、アメリカ軍が欲していたコンセプトとはかけ離れていたため、検討すらされないまま突き返されてしまいました。

アメリカ軍には採用されなかったものの、熟成されたM9は性能面でもコスト面でも優れており、法執行機関や民間用に大いにアピールされました。

ただ、M9A3と言う名称をそのまま使うのは、どうでしょう。誤解を生みそうですよね。

現在ではM9A4がウエッブカタログにも掲載されています。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

 

BATON タニオコバ BM-9 CO2ブローバックガスガン

CO2ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   235mm

重量   810g

装弾数    22発

価格   21,780円 (税込)

3ヶ月内部パーツ破損・ガス漏れ無償修理保証付

この銃の特徴
〇寒さに強いCO2ブローバックガスガン
〇BATON製CO2ブローバックガスハンドガンの中ではマイルドな撃ち心地
〇燃費が良く、価格も抑えられている
エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

 

外観レビュー
エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

BATON airsoftさんとTANIO・KOBAさんのコラボレーションにより、2019年にSTGA認定CO2ガスガンとして誕生したのが、実銃のベレッタM9A3をモデルアップしたBM-9 CO2GBBです。

それから月日が流れ、2020年のセカンドロット、2021年のサードロットと生産される度に細やかな改良が施され熟成の域に。

今回はサードロットからの変更は無いと言う事なので、まあ完熟したBM-9が味わえるのかな。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

BATON BM-9の外観は、スライド・フレーム共に成型色のままなのか、とてもザラザラした質感です。

刻印類は、スライド左側の「BERETTA」の社名とベレッタ社のマークが大人の事情で無い以外は、とてもリアルに入っています。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

アウターバレルは、マズルオプションが装着出来るメタル製のスレッデッドバレルで、マズル・プロテクターを外すと14mm逆ネジ仕様になっているので、各種対応オプションが装着できます。

写真はマルイ製ショートタイプ・プロサイレンサーですが、これだとフロントサイトがすっぽり隠れてしまうので、正確なエイミングは難しいかな。

まあ感覚で、そこそこ狙う事は出来ますが。

ブローバック・ガスハンドガンの中には、重いサプレッサー等を装着するとブローバック中に作動不良を起こしたり、作動性を良くするためにショートリコイルをオミットした物なども見受けられますが、このBM-9はショートリコイルは再現されていますし、重めのマルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーを装着して1マガジン一気に撃ってみましたが、快調作動してくれました。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

フレームのダストカバー底部にあるアンダーマウントレイルは、M9A1では1つだったロッキングスロット(横方向の溝)がM9A3では3つに増やされて、装着デバイスの取り付け位置に柔軟性を持たせていますが、ここはBATON BM-9も忠実に再現されています。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

ドブテイル固定式のフロント・リアサイトには、ホワイトドットが綺麗に入っていて視認性は良好です。

因みに実銃では、ドットにトリチウム(人の皮膚も通過できないほどの弱い放射性同位体で蛍光物質にあたると発光する)が入っているそう。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

セイフティはハンマーが落ちていても起きていても掛ける事が出来ます。

実銃ではハンマーが起きている時にセイフティレバーを押し下げると、デコッキングとセイフティ機能が同時に機能しますが、BATON BM-9ではデコッキング機能がオミットされています。

その代わりハンマーが起きてる状態でセイフティに出来る「コック&ロック」が出来るので、コンバット・シューターの方には喜ばれるかも。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

特殊部隊や法執行機関向けに、2003年に開発されたバーテックで好評だった、ストレートタイプのバックストラップがM9A3にも採用されていて、グリップが握り易くなりました。

BATON BM-9のグリップパネル中央にあるベレッタ社のロゴは、ぱっと見分からないほどに実銃とは絶妙にデザインが変えてあります。(これも大人の事情)

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

BATON BM-9はマガジンキャッチ・リリースボタンが左右付け替え出来ると言う事でしたが、やり方が分からず・・・取り敢えずグリップパネルを外してみると、それだけでリリースボタン・アッセンブリーが外せて左右の向きを変える事が出来ました。

グリップパネルでマガジンキャッチ・リリースボタン・アッセンブリーを固定している感じですね。

これは私が知る限りで、1、2を争う程に簡単な付け替え方法です。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

マガジンの装弾数は22発で、マガジンフォロアーを一番下まで下げながら、マガジンフォロアー・スリットの少し広くなっている部分からBB弾を投入します。

ただBB弾を投入出来るスペースが、BB弾1発分位しかないので若干入れ難いですね。

マガジン・バンパーは、実銃の物よりやや厚みがあります。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

CO2ガスカートリッジの装着は、ロックを外してマガジン・バンパーをずらしマガジン底部からガスカートリッジを挿入します。

カートリッジ・ベースカバーを取付けて、附属の六角レンチで締めていき途中ガスが抜ける音がして、その音がしなくなったら完了です。マガジン・バンパーを元に戻して終了。

この時、あまり強く締め付けるとガスケットが痛むので注意が必要です。

六角レンチで締め付けていくと、マガジン側のノズルがガスカートリッジ先端を突き破る時にブシューっと多少ガスが漏れる音がするのですが、最近のBATONさんの製品は、このガス漏れが少なくなっていて、クオリティが高くなっていますね。

CO2の高圧ガスが漏れる音は、やっぱりビビッてしまうので漏れが少ないのはとても良いです。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

マガジンを抜いてから、テイクダウン・レバーのロック解除ボタンを押しながらテイクダウン・レバーを下げれば、スライドを前方に抜く事が出来ます。

スライドのチャンバー下部にホップアップ調整ダイアルがあるので、少しずつ回して調節します。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

通常分解もスムーズに出来ますね。

ひとつ・・・マズル・プロテクターを外さないと、スライドからアウターバレルは抜けません。

 

実射

私は手の指が短いタイプの人なので、ベレッタ92Fの太いグリップはガッツリ握る事が出来ず苦手な部類なのですが、M9A3のストレート・グリップは随分と握り易くなってます。

射撃した感触も、さすが熟成されたCO2ブローバックガスガンと言った所で、安心感すら覚えます。

BATONさんも公言されてますが、BM-9はBATON製CO2ブローバック・ガスハンドガンの中では、一番リコイルショックがマイルドだそうです。

試しにBS-STACCATOとBG-17とで撃ち比べてみましたが、確かにBS-STACCATOとは明確に違いました。

BG-17と比べると、鋭さや重さが僅かにマイルドかな。

ついでにマルイ製ブローバック・ガスハンドガンの中ではリコイルショックが強いと言われる、XDM-40と撃ち比べてみましたが、スピード、重さ共に多少BM-9の方にアドバンテージがある感じです。

逆に実射性能では、やはりマルイ製の方がやや優秀ですが、BM-9もBATON製の中では平均点以上だと思います。

燃費も良くて、1ガスカートリッジで120発は撃てます。

ミリタリー系で、最近流行りのポリマーフレーム・オートにロマンを感じない方は、M1911系もしくは、こいつで決まりでしょう。

 

エアガンレビュー BATON airsoft バトン BM-9 CO2ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 10発

 

BATON BM-926.1℃ 47%
0.20gBB弾 平均初速   78.3m/s 
1発目 78.0m/s 
2発目 76.9m/s 
3発目 81.3m/s 
4発目 78.9m/s 
5発目 76.3m/s 
0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

 

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