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カテゴリ: よもやま話

CO2ガスガンの「冬でもガンガン使える」は本当か?

昔々のブローバックガスガンは、それはそれは寒さに弱いエアガンでした。

メーカーにより性能差はありましたが、弱いものだと冬になれば途端に、射撃した瞬間に生ガス(気化しきれなかった液体が混ざったガス)を吹き続けマガジンのガスが全て抜けて終了ってなりました。

現在では技術が進歩してかなり改善されていますが、冷え込みが激しいと使い物なならない状態になる事に変わりはありません。

そんな中、鳴り物入りで登場したのがCO2カートリッジをマガジンに装着して使用する、CO2ブローバックガスガンです。

CO2ガスガンのメリットの一つとして、「冷えに強い」と言う事があります。

これが本当なら、冬場でもガスガンが使いたい方にとっては、正に「救世主」となりますよね。

最近流行りの「AI」に聞いてみても、一般的に使われているHFC134aガスは温度変化によって圧力が大きく変動しやすい、に対してCO2ガスは寒い季節でも安定した性能を発揮するという回答をしてきました。

まあHFC134aガスより数倍の圧力のCO2ガスを弱めて使う訳ですから余力があると想像出来ますし、冷えた時の圧力の低下も緩やかな性質を持つことから、期待は出来ますね。

  

このグラフは、以前12月の室温13.3℃の中で秒間2発の連続射撃をした時の初速を計測した物です。

初速とは、弾が銃口から発射された時のスピードの数値で 70m/sの様に表します。 例えば70m/sなら、一秒間に70m飛ぶスピードと言う事になります。

テストしたのは、全てCO2かHFC-134aガスを使用するブローバックガスガンです。

縦が初速(m/s)で横が連射した回数になります。 計測は一発勝負で、マガジンの温め等は一切無しです。

HFC-134aを使うマルイ製XDMとハイキャパは、温かい時期なら初速70m/s以上あるのですが最初からかなり低い数値で、射撃3~4発目でブローバックの作動が弱すぎて次弾を装てん出来なくなりました。

同じガスを使うウエスタンアームズ製HRTが意外と(失礼)優秀で、18発撃てたのは驚き。 全弾撃ち尽くせてホールドオープン出来たのは、CO2ガスガンのバトン製STACCATOだけでした。

しかも初速の下がり方も緩やかで、これなら無茶に連射しなければ普通に使える感じですね。

エアガンレビュー バトン BATON airsoft BS-STACCATO CO2GBB ブローバックガスガン

こちらは別の日に18.3度での室温でテストした物です。

同じく秒間2発で連続射撃したものですが、今回はテストした銃すべてが全弾撃ち尽くせました。

HFC-134aガスを使うマルイ製ブローバックガスガンは、撃ち始めの初速こそCO2ガスガンに比べて低いですが、連射中の初速の低下は緩やかでした。

こちらもCO2ブローバックガスガンの強さは、実感できますね。

色々な環境下での使用がある中で、今回のテストだけですべてを判断はできないですが、今回の気温程度の条件下では確かにCO2ブローバックガスガンの安定性は確かめられました。

しかしCO2ブローバックガスガンなら同じ性能を発揮していると言うわけでもなく、構造的に冷えに対して初速が下がり易いモデルもあり、冬場の使用を考えて少しでも冷えに強い物を優先して選びたいなら、口コミや所有されている方の意見などの情報を最大限考慮してから選ぶのが良いと思います。

で、ある程度のCO2ブローバックガスガンを撃ってきた私の個人的な好みで言えば、私はバトン製のハイキャパ系シリーズをお勧めしますが、まあ個人的な感想ですので。(と、言葉を濁します)

まあ、CO2もガスである事に変わりはないので、無茶苦茶連射したり極寒の中では圧力はさがるのですが、通常のガスガンより桁違いに使える奴には違いないですね。  

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※CO2ガスハンドガン選びは解決

 

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イノシシ

エアガンでイノシシを駆除できるのか?

〇そもそもエアガンでイノシシを駆除しても良いのか?

一般に販売されているエアガンは、正確にはエアソフトガンと言う玩具です。
殺傷能力のない玩具であるエアソフトガン等を用いて、殺傷を伴わないで鳥獣の追い払いをする行為については、鳥獣保護法の対象外である。」
と言う行政の見解も出ていますから、殺したり傷つけたりしなければ害獣の追い払いは出来ると思われます。
ただし拳銃やライフルの形をした物で、バンバン動物を狙って撃っていたりしたら、一般の人は驚いて警察等に通報するかもしれませんので、目立つ場所でエアガンを撃つのはだめですね。
誤って人に弾が当たってもいけませんし、撃つ場所には注意が必要です。
ネコ



〇エアガンでイノシシを撃退出来るの?

現在販売されているエアガンは、2006年の改正銃刀法で威力の上限が6mmBB弾で0.98ジュール(0.20BB弾で初速99m/s位)と定められています。
これがどの位の威力かと言うと、大人がサバイバルゲームというゲームでエアガンを撃ち合って遊べる程度。
つまりそれ程強力では無いんです。エアガンの発射音も大して大きくはありません。
つまり余程の至近距離から撃たないと、イノシシをビックリさせる事すら出来ないかも知れません。
それどころか、興奮したイノシシが襲ってくるやもしれません。
イノシシ2
サル位賢い動物なら、面倒くさいやつが居るから此処は止そうと、追い払い効果は有るかも知れませんが、イノシシの場合エアガンでたまたま追い払えたとしても、直ぐに戻って来るでしょう。

〇イノシシ撃退法

イノシシの一般的な撃退法はこちら。

1.イノシシが身を隠せない様に、周囲の背の高い雑草を刈る。
2.柵を設けて侵入を止める。
3.イノシシの嫌いな臭いのする薬剤を設置する。
4.音や光で驚かせる。
5.クリの木、柿の木等実のなる木の整理、伐採。
6.捕獲(狩猟免許が必要)
等々・・・・・・・

家庭菜園などでは、イノシシが飛び越えない位の柵を設置する等大掛かりな対策は大変ですし費用もかかる事は出来ませんよね?

お手軽な方法では、臭いで撃退とかはどうでしょう。
こんなのも売られてますし。






アマゾンでの、その他の撃退グッズはこちら

〇イノシシで困ったら?

どうしたら良いか分からない場合は、お住まいの県・市町の獣害担当窓口に相談してみては如何でしょう。

もし偶然にイノシシと遭遇してしまった場合は慌てて騒いだりせずに、イノシシを刺激しない様にその場を離れてから、人への危険など緊急を感じた場合は警察に通報してください。


〇イノシシ撃退に関して

イノシシは本来臆病で警戒心が強い生き物なので、普段からイノシシを近寄らせない対策が肝です。また同じ対策方法だと、イノシシも慣れてしまいますので、予算に応じて色々取り交ぜた対策が良いと思います。

イノシシは大きくて強力な牙を持つ危険な生き物で、遭遇しても決してエアガン等で戦えるレベルではありませんので、興奮して突進されない様注意いて下さい。

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