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カテゴリ: マルゼン

レビューで分かる マルゼン ワルサーP99固定スライドCO2ガス

実銃のお話し

1938年にドイツ国防軍に制式採用されて以来、第二次世界大戦終結まで120万丁が生産されたワルサーP38の後継機として1976年に「P5」1988年には「P88」を開発しましたが、どちらもライバルの他社製品に比べて高価だったのが災いしてか、商業的には失敗に終わってしまいました。

1993年にエアガン界では有名なウマレックス社に買収され傘下にはいると、1996年にワルサー社初のポリマーフレームオートである「P99」を開発しました。

このP99は、提携していたアメリカのS&W社の影響を色濃く映し出しているモデルになりました。

なので数年後にS&W社によるライセンス生産モデルとして発売された「SW99」は、P99と瓜二つです。

ポリマーフレームオートとして大ヒットとなったグロックに似せ過ぎてしまい、パクり物と散々叩きのめされたS&W製シグマシリーズの無念を晴らしたいS&W社と、鳴かず飛ばずな後継機開発から抜け出したいワルサー社の思いが合わさって出来上がったのがP99と言えます。

ワルサーと言えば、ジェームズ・ボンドの愛銃はワルサーPPKが有名ですが、18作目の「トゥモロー・ネバー・ダイ」から4作ほどはワルサーP99が使用されました。

でもまあ、それ以降はPPKに戻ったので、P99はスパイ用としてはサイズが大きすぎたのでしょうね。

 

レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

  

マルゼン ワルサーP99FS CO2スペシャルフォース

CO2固定スライドガスガン (通常ガスタイプ・マガジンも使用可能)

可変ホップアップシステム

全長   180mm/310mm(サイレンサー装着時) 

重量   750g/855g(付属品フル装備時)

装弾数    29発

価格   21,870円 (税込み)

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この銃の特徴
〇正式ライセンスモデルで外観のクオリティが良いし、サイレンサーとライトがセットになってる
〇CO2カートリッジを使うことで、低温時期の初速安定性を実現
〇CO2マガジンと通常ガス・マガジンの両方が使える

 

 

 

 

 

 

外観レビュー

このマルゼン ワルサーP99FS スペシャルフォース CO2は、既に発売されている通常ガス仕様のスペシャルフォースをCO2ガス化した物です。

なのでセットになっているハードケースやサイレンサー、フラッシュライトも同じ仕様です。

 

ただ、昔発売されていた固定P99の方が、フラッシュライトの装着が銃と一体感がある仕様でした。

ライトの位置も銃身に近いですし。

まあ、昔だからライトも大きめなので、重量バランスは現行タイプの方が良いですがね。

LEDで明るいですし。

P99はアンダーマウントレイルが独自規格なので、専用のアクセサリーを装着するか、現行タイプの様に一般的なレイルに出来るアダプターを装着します。

(当然スペシャルフォースは装着済み)

 

サイレンサーとライトを装着すると、こんな感じ。

サイレンサーは、サイティングに影響しない様にと細身タイプです。

 

外観は、ポリマーフレーム・オートらしく、スライドとフレームのコントラストが雰囲気を盛り上げています。

質感的には、ブローバックガスガンのP99と同等なので、思わずスライドを引きそうになる位良いですね。

重量もずっしりしていて高級感が漂います。

チャンバー部分はメタル製です。

正式ライセンスモデルなので、刻印類はリアリティがありますが、スライド右側には、ワルサーのライセンス・モデルです的文言と、フレームにはメイドイン・ジャパンの文字が。

真面目か!

 

固定スライドガスガンなのでスライドは勿論、デコッキング・ボタンもスライドストップレバーも動かないのですが、実銃で言う所のスライドロックボタンがマニュアルセイフティになっていて、右側から押し込むとトリガーがロックされて撃つことが出来なくなります。

 

固定スライドガスガンは、常にダブルアクション作動による射撃になるので、実銃でのコッキング・インジケーターはダミーなのですが、トリガーに連動してピョコピョコ動いてそれなりに雰囲気をだしてます。

フロント・リアサイトは、ホワイトドットが入っていて狙いやすいですし、リアサイトはマイナスドライバーで左右調整が可能です。

人間工学に基づいた設計のグリップは、手にフィットしてとても握り易いです。

バックストラップは交換可能なのですが、現在パーツが入手困難じゃあないかな?

アンビ(両側)タイプのマガジン・リリースレバーは、押し下げる事でマガジン・キャッチが解除されます。

これは、グリップしてる手の人差し指でも押せるので、簡単に素早く解除できます。

CO2マガジンは、従来のリキッドチャージ・ガスマガジンと互換性があります。

と言う事は、従来の固定スライドP99を持っている方は、CO2マガジンを買えばCO2化出来ると言う事です。

これは面白い。

CO2マガジンは、横からCO2カートリッジを装着して六角レンチでマガジン底部のネジを締め上げるタイプ。

締め上げ最後に、ノズルがカートリッジを突き破る時のガス漏れ音は最小レベルで好感が持てます。

BB弾の装弾数は、29発。

カートリッジ1本で何発撃てるか今試しているのですが、13回BB弾を装てんしてもまだ撃ててます。

もう400発近いのに。ん~無駄に撃つのも飽きてきた。

ホップアップ調整は、チャンバー後部に調節用のネジがあるので、細い精密ドライバー等で回して行います。

まあ、適正ホップにするのはややシビア。ちょっともどかしい。

実射

固定スライド・ガスガンで重要なのが、トリガーフィーリングです。

常にダブルアクションでトリガーストロークが長いだけに、トリガーの引き心地は大切です。

SⅡSの固定スライドガスガン・シリーズは、引き心地が軽くて滑らかですが、このP99も負けず劣らず軽くて引き心地は抜群です。

これなら連射しても、トリガーを引く指は疲れ難いでしょう。

射撃音もブシュっと静かですが、サイレンサーを装着すれば更にこもった音になり、隠密行動には最適です。

集弾性能も安定していますが、適正ホップ調整はシビアかな。

使い勝手が良い従来のリキッドチャージ・ガスマガジンと、寒い時期でも安定して撃てるCO2ガス・マガジンが共用できるなんて、とても面白いので、どんどん増やしていただきたい。

季節を選ばず愛銃が撃てるなんて、至極楽しいですからね~。

 

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

 

マルゼンP99FS CO2 20.7℃  44%
0.20gBB弾 平均初速   64.8m/s 
1発目 65.2m/s 
2発目 65.1m/s 
3発目 64.8m/s 
4発目 64.4m/s 
5発目 64.7m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

マルゼンP99FS-CO2

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007シリーズの映画ポスターを見ていると、サイレンサーを装着したワルサーPPKを格好良く構えているジェームスボンドが描かれている物もありますが、劇中では言うほどサイレンサーの装着率は高くないですよね。

まあ、スパイ映画だけど派手なアクション・シーンが連続するだけに、ちまちまと消音して撃ってられないのでしょうが。

それでもスパイである007には、サイレンサー付きのPPKが似合います。

やはりスペシャルな雰囲気が漂いますよねえ。

レビューページ メニュー

〇007のお話し

〇バレル交換

〇実射性能

期待しながら待ちに待ったPPKがとうとうマルゼンさんから発売されました。(PPK/Sは既に発売されてますけど)

ただノーマルのPPKアウターバレル先端には、サイレンサー装着用のネジはありません。

そもそもアウターバレルはプラ製なので、サイレンサーが装備出来たとしても耐久性が心配になります。

なのでサイレンサーを装着して楽しみたい場合は、純正オプションのサイレンサー&可変ホップ・メタルバレルセットがお勧めです。

ノーマルの固定ホップアップに満足できない方も是非お試しを。

固定ホップアウターバレルユニットから可変ホップ金属製アウターバレルへの交換ですが、まずマガジンをぬいてからスライドをフレームから外します。

それからスライドストップ・レバーを外します。

スライドストップ・レバーは固定されていないので、直ぐ外れるのですが、レバーの根本に付いているバネを無くさない様にしましょう。

次にフレームにチャンバー部を固定している2本のピンを右側から左側に抜きます。

ピンを押すには細いポンチかつまようじ等を使います。

私の場合は、つまようじで押せました。

片方のピンは、丁度トリガーバーが通っているのでやや押しにくいですが、ようじの細い先端側で押せました。

ピンが固い場合は、ようじを小型のハンマーとかドライバーのグリップ部分で軽く叩くと外れます。

2本のピンを外せば、バレルユニットは上に引き抜いて外せます。

後は可変ホップバレルユニットを逆の手順で組み込めば完成です。

バレルユニット交換は、とても簡単ですね。

 

ホップアップの調整は、チャンバー上部のネジを精密ドライバー等で回して行います。

アウターバレルユニット交換やホツプアップ調節方法などは、説明書に事細かく書かれているので安心です。

 

そしてマズルに切られたネジに、サイレンサーをクルクル回してねじ込んでいけば、気分はもうジェームスボンドです。

ちなみに、可変ホップバレルのアウターバレルは金属製ですがチャンバー部はプラ製です。

少し残念ですが、見た目のクオリティは良いいので満足度は高いですし、ノーマルのチャンバー同様の刻印類も再現されています。

 

サイレンサー内部には吸音材も取り付けられていますが、まあブローバックガスガンの場合はガスの発射音よりブローバックの作動音が大きいので、消音効果は感じられません。

が、細身のサイレンサーはPPKに似合ってますし、サイティングに影響しないのも良いですね。

 

実射

マルゼンPPKは実銃と同様ストレート・ブローバック(ショートリコイルしない)で、フレームにチャンバーが固定されているので、サイレンサーを装着してもブローバックの作動に全く影響しないのは良いです。

ホップアップ調整ダイアルがチャンバー上部にあるので、調節する時はスライドを外さないといけないのが面倒くさいと言えば面倒。

ホップが強めや弱めだと右や左にブンブン曲がる飛びをしますが、適正ホップだと後半やや不安定ながらフラットで良い飛びをしてくれます。

実射性能は良いし、サイレンサー付きの雰囲気も楽しめて、満足度は高いですね。

 

マルゼンPPKのレビューページへ

 

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〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

    

マルゼン ワルサーPPK  ブローバック

ブローバックガスガン 固定ホップアップシステム

全長   158mm

重量   370g

装弾数    18発

価格   14,080円 (税込み)

この銃の特徴
〇ワルサー社正式承認モデルで、リアルな刻印やデコッキング機能も再現
〇やっと皆007になれる。
〇マガジンが小さくガス容量が少ないので連射は厳しいが、ドンと強いブローバックは撃ち心地が良い。

   

外観レビュー

このPPKは、ベーシックな「ブラックモデル」なのでリアルな金属感こそ無いものの、マットな表面仕上げでエアガンとしては綺麗な質感です。 フレーム等のパーティングライン(成型時の筋状の線状痕)も無く、手に持って眺めているだけでもニヤニヤしてしまう仕上がりの良さがありますね。

 

 更にワルサー社正式認証モデルだけに刻印類もリアル。 刻印自体も、細いながらに文字がしっかり打ち込まれていて雰囲気が良いです。 マルゼンPPK/Sでは、認証モデルであるという刻印がスライド右側にデカデカと刻まれていましたが、PPKではフレームのトリガー後方に移されています。

因みに、エジェクションポートから覗いてるバレルに刻印されているマークは、左から「ニトロ・マーク」(無煙火薬使用合格印)、「製造年表記アルファベット」、それに「アントラー・マーク(ドイツ・ウルム検査場合格印)。

製造年表記アルファベットでは、実銃はA~Kの組み合わせで表記していますが、マルゼンさんはエアガンである事に気を遣って、架空の表記にしています。

フロント・リアサイトはスライドに固定されています。

銃口を覗くと、マズルギリギリまで伸びた真鍮製のインナーバレルがみえます。

アウターバレルは樹脂製で、残念ながらサイレンサー装着用のネジはありません。

ただ、純正オプションでサイレンサーとサイレンサー取り付けネジが付いた、可変ホップアップ仕様メタルバレルのセットが発売されているので、サイレンサーを取り付けたい方やホップアップの調整に拘りたい方は購入をお勧めします。

  

マニュアルセイフティはスライド左側にあり、通常時のハンマーが落ちている時にレバーを下げるとトリガーはロックされ引けなくなり、ハンマーもファイアリングピン(エアガンには無いけど)を叩けない様にブロックされます。

ハンマーが起きている時にセイフティにすると、ハンマは安全に落ちて(デコッキングされて)トリガーを引いても撃てなくなります。

セイフティを戻して再度撃つ時は、通常の状態に戻るのでハンマーを起こしてシングルアクションでも、そのままトリガーを引いてダブルアクションでも撃つ事が出来ます。

  

PPKとPPK/Sの違いと言えばグリップの長さ。 見た目にはさほど違いは無いですが、握り心地はかなりの違いがあります。

PPK/Sは、PPKに比べると握りに余裕やしっかり感がとてもあります。

PPKは刑事用に携帯性重視で作られたものですから、当然グリップ感は悪くなりますね。

まあ、コンパクトが売りですから、これで良いんでしょうけど。 あと、PPKのバックストラップ(グリップの背面)にはチェッカリングが施されていたり、ランヤードリングも装備していたりとデザインの違いもあります。  

  

グリップが短くなっているので、当然ながらそれに合わせてマガジンも短くなっています。

BB弾の装弾数で言えば、PPK/Sの22発から18発に少なくなっています。

ガス容量も幾分少なくなっているでしょう。 因みにガス容量は5gほどで、一回の充填で2マガジン位撃てます。

  

フレームからスライドを外す時は、まずマガジンを抜いてからトリガーガード前部を下方に引き抜いて、左右どちらかにずらして引っかけます。

次にスライドをいっぱいに引きながら、スライド後部を上に持ち上げスライドを前方に滑らせれば、スライドが外せます。

PPKは実銃同様ストレート・ブローバックなので、バレルはフレームに固定されています。

PPKは全弾打ち尽くすと、スライドが後退したまま保持されるホールドオープン機能がありますが、スライドストップのリリースレバーが無いので、スライドを元の位置に戻すには空のマガジンを外すか弾の入った新しいマガジンを挿して、スライドを後方引いた後手を離せばスライドが前進します。

  

既にシルバーモデルのPPK/Sをお持ちなら、ブラックモデルのPPKとスライド交換をしてツートンを楽しめます。

一応BB弾も撃てたので、問題は無いかと思います。

 

実射性能

 

試射した時はまだ気温が高かったので、多少連射しても心地よく撃てましたね。

コンパクトながら、ドンッと強いブローバックは楽しいです。

少し重めのダブルアクションもスムーズな動きだし、シングルアクションのトリガーの切れも良く、軽量コンパクトなPPKのブローバック・アクションを楽しめます。

マガジンには、BB弾を下から押し上げるマガジン・フォロアーをロックして、空撃ち出来るモードもあります。

ただやっぱりグリップの窮屈感はあるので、「PPK」に拘りがなければPPK/Sのほうが使い勝手で言えばお勧めかな。

PPKは固定ホップアップ仕様ですが、この個体では10mの的当てですと僅かに左下に狙点修正する位で良かったです。

 

  

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

マルゼン PPK30.1℃ 54%
0.20gBB弾 平均初速   68.1m/s 
1発目 67.5m/s 
2発目 68.2m/s 
3発目 68.1m/s 
4発目 68.3m/s 
5発目 68.6m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

マルゼン PPKは固定ホップアップ仕様です。

PPKで0.5秒間隔と1秒間隔、それとPPK/Sで0.5秒間隔で全弾連射した時の初速のグラフです。

マガジンが小さくガス容量も少ないので、射撃間隔はなるべく開けた方が安定するので良いようですね。  

 

PPKとPPK/Sでは、何が違うのか?のページへ

 

maruzen-walther-ppk-0

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エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

ドイツのワルサーP38は、1938年にドイツ国防軍に制式採用されて以来第二次世界大戦終結まで120万丁が生産され、1963年には「P1」に改名され後に改良が加えられ「P4」となってからも生産され続けました。

ワルサー社はP38の後継機として、1976年に「P5」 1988年には「P88」を開発しましたが、どちらもライバルの他社製品に比べて高価だったのが災いしてか、商業的には失敗に終わってしまいました。

1993年にエアガン界では有名なウマレックス社に買収され傘下にはいると、1996年にワルサー社初のポリマーフレームオートである「P99」を開発しました。

このP99は、提携していたアメリカのS&W社の影響を色濃く映し出しているモデルになりました。

なので数年後にS&W社によるライセンス生産モデルとして発売された「SW99」は、P99と瓜二つです。

ポリマーフレームオートとして大ヒットとなったグロックに似せ過ぎてしまい、パクり物と散々叩きのめされたS&W製シグマシリーズの無念を晴らしたいS&W社と、鳴かず飛ばずな後継機開発から抜け出したいワルサー社の思いが合わさって出来上がったのがP99と言えます。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

 

マルゼン ワルサーP99 ブローバックガスガン

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   180mm

重量   626g

装弾数    24発

価格   19,580円 (税込)
 

 

この銃の特徴 
〇ワルサー社との正式契約でリアルなサイズと刻印 
〇実銃の複雑なトリガーアクションまで再現 
〇老舗ワルサー社の拘りが感じられる一丁 

 

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
マルゼン製ワルサーP99はワルサー社と製品化契約を結び、外観は勿論実銃の機能を忠実に再現してモデルアップした結果、ワルサー社から「これは日本仕様のP99である」とお墨付きを頂いたほどに作り込まれたブローバックガスガンです。

外観はグラスファイバー樹脂のザラザラした質感のフレームと、ツルンとした樹脂スライドのコントラストがポリマーフレームオートのスライドとフレームの素材の違いによるコントラストを感じさせてくれて、とても雰囲気が良いです。

見た目に銃身が短そうなP99ですが、マルゼンさんのカタログだとインナーバレル長は88mmでマルイ製グロック19のインナーバレル長が87mm(同グロック17は97mm)なので、ややコンパクトなクラスになるのかな。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
刻印的には「MADE IN JAPAN」や「MARUZEN」を堂々と刻むスタイル。

フレーム右側先端には、ニトロ・マーク、製造年表記、アントラー・マークが刻印されています。

これらのマークは何処かで見たようなと思っていたら、同じドイツのH&K社USP等にも同じ刻印がありますね。

フレーム先端のマウントレイルは、P99が開発された頃はまだピカティニー規格のレイルが広まってなかったので独自規格の仕様になっています。

マルゼン製P99も別売のレイル・アダプターを装着すれば、一般的な20mmレイル用アクセサリーパーツを取り付け出来る様になります。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
フロントサイトは固定式ですが、リアサイトはマイナス精密ドライバーを使って左右の調節が出来ます。

フロントサイト・リアサイト共にホワイトドットが入ってますが、これはペイントでは無くプラパーツが埋め込まれています。

なのでドットはクッキリしていますが、少し暗い感じになりますね。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
実銃のワルサーP99は、ハンマーを持たないストライカー撃発方式ですが、トリガーアクションは3タイプのバリエーションがあります。

一つはDAO(ダブルアクション・オンリー)つまり常にダブルアクションで作動するタイプ。そしてQA(クイックアクション)は、常にダブルアクションとシングルアクションの中間位の動きで作動する物で、グロック等と近い作動方式かな。

そしてもう一つは、マルゼン製P99でも再現しているAS(アンチストレス)タイプです。

これは基本的には普通のダブルアクションとシングルアクションなんですが、初弾装てん操作をした時のみ、トリガーは動かず通常時のトリガー位置のままでダブルアクションと同じトリガーストロークになります。

ただ、シングルアクション時のトリガー位置まではスカスカでトリガープルは軽いです。

まあ、凄く遊びのあるシングルアクションの様な物です。

この状態は「ロングストローク・シングルアクション」と呼ばれています。

これは極度に緊張した状態の時に、不意な物音などでトリガーに添えてる指がビクッと動いてしまうと、トリガーストロークの短いシングルアクションだと銃を暴発させてしまう恐れがあるので、トリガープルは軽いままトリガー・ストロークを長くして暴発を防ごうと言うもの。

そして、2発目以降は通常時のシングルアクションになります。

ならDAOでも良いんじゃあね?と言われそうですが、実銃のP99は法執行機関ではDAOの方が採用が多いとか・・・なんとか・・・。

で、こんな複雑な作動もマルゼンさんはリアルに再現しています。

まあ、ブローバックガスガンの場合はストライカーの再現は難しいので、内部ハンマー式ですけどね。

 

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

スライド後部には実銃と同様に、コッキングインジケーターが装備されているので目視や指で触ってハンマーの状態が確認出来ます。

またスライド上面にはデコッキング・ボタンが装備されているので、コッキングされたハンマーを安全に落とす事が出来ます。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

ショートリコイルは実銃のティルトバレル式ショートリコイルを再現しているので、スライドを引くとチャンバー部は沈み込み、バレル前方は少し上に向きます。

マズル内側にはライフリングが再現され、その奥には真鍮製のインナーバレルが見えます。

因みに実銃の口径は9mmで、使用弾は9×19mmパラベラム弾です。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
マガジン・リリースレバーはアンビ(両側)タイプで便利ですが、レバーがやや小ぶりで使い難いかな。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

グリップはとても握り易い形状ですが、さらにバックストラップは交換が可能です。

ただ、マルイさんの様に交換用バックストラップは付属してませんし、別売と言っても入手は困難な様ですね。

実銃用が使えるらしいですが・・・。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

マルゼン製ワルサーP99には、エアガン独自のマニアルセイフティが装備されていて、スライドロックレバーを右側から押して左にスライドさせるとセイフティ状態になり、トリガーがロックされます。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
ホップアップ調整は、スライドを外して行います。

マガジンを外してスライドロックレバーを下側にスライドさせると、ロックが解除されてスライドが前方に抜けます。

そしてチャンバー底部のネジ穴に付属の六角レンチを挿してホップアップの調節を行います。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
ホールドオープン時に、スライド・リリースレバーが引っ掛かるノッチ部分には、スライド内側の金属パーツがノッチの切り欠き部分まで延びて来ていて、切り欠きと面一になっているのでノッチ削れ対策はされている様ですね。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン
亜鉛ダイカスト製マガジンの装弾数は24発で、マガジン・リップ部分からBB弾を装てんします。

ガス容量は10g位で、一回の充填で60発位撃てます。

燃費は、0.17g/1発 位です。

 

実射

 

握り心地の良いグリップと軽快な作動がとても良いですね。

ブローバックは鋭さが無くもっさりしていますが、ドン!と重く撃ち応えが有ります。

ただマガジンが冷えに弱く、連射すると途端に撃ち応えが弱くなってしまいます。

ホップアップの調節も、調整するごとにスライドを外さないといけないので面倒です。

初めてのホップ調整も、ネジを回せど回せど弾道が10数メートルから極端に下に落ちる現象から変わらず、焦ってしまいました。

これってホップアップが、強すぎても弱すぎてもなる弾道ですし。

ホップを最強にして撃ってみると、やっと上に曲がって飛んで行く強ホップになってくれたので一安心です。

そこから少しずつホップを弱くして、適正付近に出来ましたが真っ直ぐフラットに・・・とまではいかず、安定性もイマイチです。

距離10mでの集弾性も乱れ気味。

実戦では近接戦闘なら使えるかな?

実射性能なら、同じマルゼン製ワルサーP99固定スライドガスガンの方が良いので、こちらをお勧めします。

それでもマルゼン製ワルサーP99ブローバックガスガンは、ワルサーの伝統と血筋を感じさせてくれる個性的な魅力を持った銃です。

ワルサー好きな貴方なら、絶対に虜になるはず。

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾 10発

 

マルゼンP9927.5℃ 50%
0.20gBB弾 平均初速   8m/s 
1発目 79.7m/s 
2発目 79.6m/s 
3発目 80.1m/s 
4発目 78.9m/s 
5発目 79.1m/s 

 

エアガンレビュー マルゼン WALTHER P99 ワルサーP99 ブローバックガスガン

1秒間隔で24発連続発射した時の初速変化をグラフにしました。

マルゼン製ワルサーP99とマルイ製ハイキャパD.O.Rの比較です。

ハイキャパのマガジンは、ガス容量がP99の倍以上あるので冷えにも強いようですね。

安定感に差が出ています。

 

  
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エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

 

ルパン三世の愛銃としても有名なワルサーP38は、第二次世界大戦が始まる一年前の1938年にドイツ国防軍に制式採用された、カール・ワルサー社製の9mm口径軍用自動式拳銃です。

1908年から30年間ドイツ軍の制式拳銃だったルガーP08は自動拳銃(オートマチック・ピストル)としては初期のモデルだったので、複雑な構造のパーツを削り出しで作り、熟練工が一丁ずつ調整しながら組み上げるという、高価で生産性が悪い銃でした。

その欠点を解消するために開発されたワルサーP38だったのですが、当時としては画期的なデコッキング機能付きダブルアクション機構を搭載したために、部品点数としてはルガーP08より少し減った程度に止まりました。

ダブルアクションは、チャンバー(銃身の根元にある、弾を発射する場所)に弾を装てんした状態でハンマーを落として安全に携行出来ますし、とっさの場合にはトリガーを引くだけで素早く撃つ事が出来る優れものです。

また、チャンバーに弾が装てんされていても、ハンマーーが落ちている状態だとトリガープルは重くてトリガーストロークも長いので、誤射する危険性が少ないと言う利点があります。

これは銃の扱いに、それ程長けていない一般の軍人さんや警察官にとっては重宝する機能で、現代の軍用や警察向け拳銃でもダブルアクション機構の拳銃が多く採用されてきましたし、最近増えてきたストライカー式もダブルアクション的思想の延長線上にある様な物です。

1985年にM1911の後継機としてアメリカ軍に制式採用されたベレッタM9なんて、構造的にはワルサーP38の丸写し(ごめんなさい)みたいな物です。

それ程ワルサーP38は先進的だったと言えます。

ところで、何故ルパン三世の愛銃はワルサーP38なのか?

原作では主人公達の愛銃はこれっ!ていう設定自体無かったらしいのですが、1971年にテレビアニメ化されるに当たり、細かく設定されたみたいです。

で、何故ワルサーP38なのか・・には、明確な答えは有りませんし諸説ありますが・・・・

ルパン三世はアルセーヌ・ルパンの孫なので、ヨーロッパのドイツ製で高機能なP38を使わせた。また個性的なフォルムなので、小さく描いても認識しやすい。

ルパン三世がアニメ化される前から、アメリカのスパイアクション・テレビドラマ「0011ナポレオン・ソロ」が日本でも放送され人気となっていましたが、劇中で主人公達がつかっていたのがカスタムされて万能銃と化した(劇中での話)ワルサーP38でしたので、影響されちゃったかな?

と、こんな所でしょうかな。

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

MARUZEN WALTHER P38 GBB

ブローバックガスガン

可変ホップアップシステム

全長   215mm

重量   720g

装弾数    12発

価格   19,580円 (税込)
 

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

外観レビュー

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

マルゼン製ワルサーP38は、ドイツのワルサー社と正式契約し提供された実物図面を元に可能な限り正確に作り上げられています。

落ち着きの有るマットブラック塗装仕上げの質感も良く、個性的なスタイルの中に軍用銃らしい不愛想な趣が哀愁を誘い、なぜか愛でたくなる銃ですね。

同じマルゼン製ブローバックガスガンのワルサーPPK/sでは、フレーム表面にヒケが見られたのですが、ワルサーP38ではヒケも無く綺麗に仕上げられています。

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

フレームのパーティングライン(線状の成型痕)も綺麗に処理されています。

流石にトリガーガード内側にはパーティングラインは残っていますが、他は丁寧に処理されている様です。

 

 

刻印類にも、実銃を忠実に再現するための拘りを強く感じます。

スライド右側にある「鷲に359」の刻印は、バッフェンアムトと呼ばれるドイツ陸軍承認スタンプ(現代での検定印=プルーフマーク)です。

数字の359は、当時のワルサー社部品製造工場に与えられた番号で、軍のテストに合格した正規部品であることを証明しています。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

スライド左側に刻印されていたワルサー社のロゴは、1940年から機密保持のため企業名をアルファベットの秘匿コードに置き換える事になり、ワルサー社を示すacと製造年の下二桁の数字の組み合わせが刻印されました。

ac41は1941年ワルサー社製となります。

「2807 K」はシリアルナンバーですが、この数字の決め方もマルゼンさんは拘りました。

ac41 つまり1941年にワルサー社で製造されたP38は112,795丁という記録から、実銃と被らない様に実銃最後の一丁の次、つまり112,796丁目のシリアルナンバーに決まりました。

 

シリアルナンバーの表記 
生産数シリアルナンバー
1丁目~9,999丁目  0001~9999 
10,000丁目~19,998丁目0001a~9999a 
19,999丁目~29,997丁目 0001b~9999b 
29,998丁目~39,996丁目 0001c~9999c 
39,997丁目~49,995丁目 0001d~9999d 
49,996丁目~59,994丁目 0001e~9999e 
59,995丁目~69,993丁目 0001f~9999f
69,994丁目~79,992丁目 0001g~9999g 
79,993丁目~89,991丁目 0001h~9999h
89,992丁目~99,990丁目 0001i~9999i 
99,991丁目~109,989丁目 0001j~9999j 
109,990丁目~112,796丁目 0001k~2807k 

 

シリアルナンバー「9999j」が109,989丁目なので、112,796丁目は112,796-109,989で2,807になるので「2807k」になります。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

いかにも昔のミリタリー的な無骨で色気の無いフロントサイトとリアサイトは、金属製の別パーツで樹脂製のバレルやスライドに馴染んでます。

ワルサー社のオートマチック・ピストルではお馴染みのローディング・インジケーターは、ダミーですが再現されています。

実銃では、チャンバーに弾が装てんされていると、スライドからインジケーターがピョコッと飛び出して、チャンバーに弾が有る事を知らしてくれます。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

スライドに装備されているセイフティはデコッキング機能付きで、ハンマーが起きている状態でセイフティにするとハンマーが安全に落ちて、トリガーを引いてもスカスカになり撃てません。

セイフティを解除すれば、そのままトリガーを引けばダブルアクションで撃てますし、ハンマーを起こせばシングルアクションで撃つ事が出来ます。

通常の状態でセイフティにすると、トリガーを引くとダブルアクションの動きをしますが途中でそれ以上引けなくなります。ハンマーを起こそうとしても同じ様に途中までしか引けません。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

グリップは実銃のベークライト製(世界初の合成樹脂)の雰囲気がよく出てます。

軍に制式採用される前は、グリップの滑り止め模様はチェッカリングでしたが、清掃が手早く出来る様に横方向のスリットのみになりました。

マガジンを底部で引っ掛けて支えるマガジン・キャッチは、レトロ感がありますね。

また、軍用銃らしくランヤードリングも装備されています。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

実銃がシングルカラム(単列弾倉)なのでしょうがないですが、エアガンの亜鉛ダイカスト製マガジンもシングルカラムで細く、装弾数は12発。実戦で使用するには少ないです。

ガスタンクの容量も少なくて、約5g程度。

ガス満タンで約30発位撃てるので、燃費は0.17g/1発位ですね。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

通常分解は、まずマガジンを抜き前方からバレルをショートリコイルする位押し込みます。

次にバレルリテーナーラッチを時計回りに押し下げると、スライドとバレルがスルスルと前方に抜けます。

バレルはそのままスライドから外れます。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

ホップアップの調節は、チャンバー上部のイモネジに付属の六角レンチを差し込んで行います。

時計回りに回せばホップが強くなります。

なんだか古臭い様な方式ですが、外観をなるべく崩さずに可変ホップを組み込むには、これが一番良い方法なのでしょうか?

 

実射

 

ワルサーP38はシングルカラム・マガジンなのでグリップも細くて握り易いです。

実銃のプロップアップ式ショートリコイルを再現した、メカニカルな操作感は格別で、スムーズな操作性と作動性は、まさにBB弾を発射出来るモデルガンの様。

ブローバックの感触は、鋭さは無いものの重く撃ち応えがあるリコイルショックですが、続けざまに撃つと、みるみる弱弱しくなり初速も落ちていきます。

やはりガス容量の小さいマガジンだと冷えに弱い様ですね。

弾の飛びは、適正ホップに調整すると中々にフラットな飛びを見せてくれるので、色々使えそうな感じではありますが、距離10mの集弾性はやや散らばり気味で、精密な射撃には向いていないです。

マルゼン製ワルサーP38は、リアルな外観と構造でコレクション性の強い、レトロでモダンな軍用銃です。

現在では国内メーカーは、どこもスポット生産で欲しいモデルが何時でも買えるわけでは無いので、気になる方は買える内にどうぞ。

 

エアガンレビューマルゼン ワルサーP38 ブローバックガスガン

 

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾 10発

 

マルゼンワルサーP3828.7℃ 58%
0.20gBB弾 平均初速   74.0m/s 
1発目 73.9m/s 
2発目 76.3m/s 
3発目 75.9m/s 
4発目 71.8m/s 
5発目 72.3m/s 

 

 

 

  
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