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カテゴリ:マルゼン > ガスガン

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

 

レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能[/st-midasibox]

実銃のお話し

それまでアメリカの散弾銃の売り上げにおいて、ウインチェスターに負けていたレミントン社がウインチェスターと同じ様に、12ゲージ仕様をメインにし、ショットシェルの排出を銃の横から出来る様に開発した物がレミントンM31で、1931年から製造がはじまりました。

アメリカ軍にも配備され、第二次世界大戦で活躍しましたし、民間での人気もたかくウインチェスターM1912とトップ争いをするほどになっていました。

1979年にスタートしたアクション刑事ドラマ「西部警察」で、大門役の渡哲也が撃ちまくっていたのが、レミントンM31です。ドラマが終盤になるころにはスコープ付けて狙撃したりと、めちゃくちゃになってましたが。

しかしながら、それでもウインチェスターを越えられないレミントン社が、M31よりコストダウンしながら、より耐久性と信頼性を高めたM870を1951年に開発しました。

レミントンM870は安価で信頼性があり、他社を圧倒する数のバリエーションやオプションパーツによる拡張性の高さが売りで、現在でもポンプアクション式ショットガンの定番モデルとして、多くの分野で使われつづけています。

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

 

マルゼン M870グリップバージョン+1

ライブシェル式ガスショットガン

固定ホップアップシステム

全長   665mm

重量   2015g

装弾数     5発(シェルは3発付属)

価格   28,380円 (税込)
 

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン
エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

マルゼンのM870はショットシェルをマガジンチューブに装てんして実銃と同様のポンプアクションを楽しめる、エアガン界でも希少なライブシェル式のガスショットガンです。

そのリアルアクションを求めて人気は高く、いつも再販待ち状態が続く息の長いエアガンです。

マルゼン製M870のバリエーションは数種類あるのですが、現在その中で唯一ストックレスモデルなのが、このグリップバージョンです。

ストックの無いコンパクトタイプなのですが、銃身長はスタンダードバージョンと同じなので、スタンダードバージョンの全長925mmに対してグリップバージョンの全長は665mmと、260mmほど短い位です。

外観はアウターバレルとレシーバーがツルンとしてマットなプラスチック製。

フォアエンドとグリップはファイバー樹脂で、マルゼンさん独特の質感です。

マガジンチューブは金属製ですね。

バレル右側の刻印を見ると、「REMINGTO ARMS」の文字が・・・。

レミントンのNが抜けてて、レミントになってます。これは大人の事情ってやつですね。まさか忘れた訳ではないでしょう。

まあ、全体的に刻印はマルゼンさん仕様です。

刻印にある「ウイングマスター」は、バリエーションの豊富な実銃レミントンM870の基本モデルになります。

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

アウターバレル左側の刻印「12GA.FOR23/4OR SHORTER SHELLS」は、実銃での使用出来るショットシェルのサイズを表したもので、最初の12GAは12ゲージを指しています。

ゲージとは、英国から始まったショットガンの口径の表示方法で、1ポンド(約453g)の鉛の球と同じ銃身の口径を「1番」と定めました。1ポンドの半分の重さの鉛の球と同じ口径が「2番」・・・・・と小さくなっていき1/12ポンドの鉛の球と同じ口径(18.4mm=0.729インチ)が「12番」=12ゲージになります。

12ゲージは世界で最も多く使用されている口径で、クレー射撃等でもよく使われます。

口径に対するショットシェルの全長には規格があり、12ゲージでは23/4インチが標準です。

標準より長い3インチの物とか短い物もあります。

3インチ対応のショットガンで23/4インチのショットシェルは撃てますが、標準23/4インチ

仕様のショットガンで、それより長いショットシェルは撃てません。
(撃てるけどチャンバーより前方に出てしまうため、破損の危険性があります。)

なので、このM870のアウターバレル左側の刻印の意味は、12ゲージ・23/4インチ標準かそれよりも短いショットシェルを使え、になります。(まあ、実銃での話ですが)

で、実際マルゼン製M870用のショットシェルを測ってみると 約18.3mm×59.5mmと実銃のショットシェルサイズ 大体20mm×70mmに比べると、やや小さいサイズになっています。

これは実銃のショットシェルを装てん出来なくするためなんですかね?

ショットシェルにはBB弾装てん用の穴が上から下まで貫いていて、BB弾がこぼれ落ちない様に上下にパッキンがはめてあります。そこにBB弾を一列に1~3発装てんします。(メーカー推奨数)

BB弾はショットシェル上部から一列に装てんするのですが、頑張れば9発装てん出来ます。

10発だとショットシェルに綺麗に収まらず上か下に少し出てしまうので9発ですね。

ただ9発も入れてしまうと、まともに飛ぶかどうか?

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

BB弾を装てんしたショットシェルは、レシーバー底部のローディングポート(ショットシェル給弾口)からマガジンチューブに装てんするのですが、このグリップバージョンには「+1」と言う製品名の通り、ショートタイプのエクステンション・マガジンチューブが装備されマガジンチューブが延長されているので、マルゼン製の基本モデルM870ブラックバージョンよりマガジンチューブの装弾数が1発増えて5発になっています。

チャンバーにショットシェルを装てんしておけば、合計6発装備できるのでよりポンプアクションを楽しめますね。

 

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

ショットシェルの素早い装てん方法は色々ありますが、最近興味を持っているのがクワッド・ロードです。

 

写真の様なショットシェルを2列に装着出来るシェルキャリアーから、ショットシェルを4発掴んで、2発づつスライドさせて銃に装てんする方法なのですが、映画「ジョンウイック・パラベラム」で主人公のジョンウイックが、素早い操作でTTIベネリM2にショットシェルをクアッドロードで装てんし、敵をバッタバッタと倒していくシーンが思い浮かびます。

ジョンウイックを演じたキアヌ・リーヴスは、TTI(Taran Tactical Innovations)のタラン・バトラーからクアッドロードを含む射撃訓練をみっちり受けたそうな。

youtube等で検索すれば、色々なショットシェルの装てん方法を紹介している動画があるので、挑戦してみるのもライブシェル・ショットガンの楽しみ方のひとつですね。

youtubeにありました実銃のクアッドロード集をどうぞ

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

フォアエンドを引くとボルトが後退し、撃ち終わったショットシェルが排出され次のショットシェルがマガジンチューブからマガジンポート下部に飛び出します。

引いたフォアエンドを戻していくと、シェルキャリアーがショットシェルを上に押し上げボルトが前進しショットシェルをチャンバーに押し込んでいきます・・・・と、普通はこうですが、マルゼンさんの場合は違います。

シェルキャリアーに押し上げられたショットシェルは、もうその場から動きません。

ボルトに押されて前進してる様に見えますが、実はボルトふうのボルトカバーに包まれて隠れているだけです。

チャンバーは無い、と言うかエジェクションポートがチャンバーになっていると言うか。

なので撃ち終わってフォアエンドを引くとボルトカバーが開き始め、開ききった所でショットシェルがはじき出されます。

まあ、見た目には普通にチャンバーに入って、出て来る様に見えるんですけどね。

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

レシーバー上部やアウターバレル上部にサイトはありません。

あると言えば、レシーバー上部のチェッカリングが入った溝ぐらい。

それでも、ある程度狙いを付ける事はできます。

まあ、ライブシェル式のショットガンですから、これ位で事足りるかも。

下手にサイトを付けるより、これ位視界が開けてる方が散弾銃らしくて良いですよね。

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

フォアエンドはファイバー樹脂で剛性感はありますが、やっぱり雰囲気的には木製が良いかな。

フォアエンドとレシーバー内部の機関部を結ぶアクションバーは金属製で両側にあります。

なんか若干錆が出てきてますう。シクシク。

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

フォアエンドを引いて戻すとフォアエンドはロックされて、トリガーを引いて撃つまではもう引けなくなります。

しかしトラブルとかで、撃たずにチャンバー内の(チャンバーは無いけど)ショットシェルを取り出したい時等は、アクションバー・ロックをレシーバー方向に押し込めばロックを解除出来て、フォアエンドを引くことが出来る様になります。

トリガー後部にはクロスボルト式のマニュアルセイフティのボタンがあります。

銃左側から押し込むとセイフティになり、トリガーがロツクされます。

反対側からボタンを押せば、解除になります。

セイフティでもロツクされるのはトリガーのみで、フォアエンドは操作出来ます。

ファイバー樹脂製のグリップ上部の大きな穴は、フォールディングストック用の物で以前はフォールディングストック・バージョンもラインナップされていたのかな?

ヤフオクでもフォールディングストックのみが出品されてる事もあるので、興味ある方は探して見て下さい。

エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

スリング(肩掛けベルト)用のスリングスイベル(スリング取り付け用輪っか)は、エクステンションマガジンチューブの取り付け部分とグリップ底部にあります。

BB弾発射用のガスタンクはグリップ部分にあり、ガスハンドガンのマガジンの様に脱着が出来ます。

でもまあ、寒い時期にタンクを温めたいとか、タンクが壊れて修理に出したい時等は便利ですが、通常時はあまり外せるメリットはないかな?

グリップにタンクを装着したままでもガスの注入は出来ますし、タンクにガスが入っている状態でタンクをグリップから外すと、バルブが外れる瞬間にかなりの量のガスが抜けます。

なんでこんなに!?と言う位抜けます。

逆にタンクを装着する時は、全く抜けないんですけどね。

実射



ショットシェルを装てんしてフォアエンドを操作した時の「ガチャコン」て言う金属音を聞いただけで、至極のひと時。

この音を聞くためにマルゼンM870を手にしていると言っても過言ではありません。

ジョンウイックを真似てクアッドロードを練習してるものの、なかなかスムーズには出来ませんが、ショットシェル装てんも奥が深いですよ。

ショットシェルを装てんしてる時も「これこれ!」って思っちゃいます。

ショットシェルは3発しか付属していないので、マルゼンM870を購入の際には是非同時に、予備のショットシェルも買った方が良いです。

同じライブシェル式のマルゼン製M1100はブローバックガスガンなので、射撃時は派手なブローバックで迫力があるのですが、M870の発射音は「パスッ」っとショボい音なのはしょうがない所。

でもM870はポンプアクションが楽しめますし、まあどっちも面白いですね。

弾の飛びは、0.20gBB弾1発仕様でもホップアップはやや弱く、山なりな飛びなので初速は普通のガスガン並みですが、飛距離は短いですね。

集弾性も1発仕様なら纏まっていますが、複数弾にすると途端にばらけてしまいます。

まあ、ショットガンだから当然ですが。

やはりメーカー推奨の3発位までが実用域かな。

近接戦闘なら強いかも。(ショットシェルは散乱しますが)

9発仕様だと、手にBB弾を握って投げた位になります。まあ白兵戦レベルだと有効か?

なるべく遠くに飛ばしたい場合は0.12g等の軽いBB弾を使うのも手です。

まあ、お座敷シューターなら間違いなく最高のアイテムですがね。

 

M870-GV+124.9℃ 60%
0.20gBB弾 平均初速   76.6m/s 
1発目 79.8m/s 
2発目 72.4m/s 
3発目 75.3m/s 
4発目 77.6m/s 
5発目 78.1m/s 
エアガンレビュー マルゼンM870グリップバージョン+1 ライブシェル ポンプアクション式ガスガン

距離 8m 2cm刻みの円 0.20gBB弾 6発

 

 

 

 

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エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

レビューページ メニュー

〇実銃と007のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃と007のお話し

ワルサーPPは警察向け、民間では護身用として1929年にドイツのワルサー社が開発したダブルアクション・タイプのオートマチック・ピストルで、PPという名前はPolizeipistole =警察用ピストルと言う意味になります。

そのワルサーPPを、私服警官が携帯し易い様にさらに小型化した物がPPKで1931年に開発されました。
なので一般的にはPPKの「K」は、ドイツ語で短いを意味するクルツ=KurzのKといわれてますが、元々は刑事用を意味する クリミナール=KriminalのKになります。

イギリスの小説家イアン・フレミングが書いた007シリーズの「ドクター・ノオ」で主人公のジェームス・ボンドはベレッタを愛用していましたが、上司の指示でPPKに変えさせられるというエピソードがあります。

ただ映画では、用意したプロップガン(映画等で空砲を使って撃つ撮影用の銃)が調子悪かったらしく、(真偽は不明)代役のブローニング等で撃っていたらしい。

そもそもPPKと言われて上司から渡されたのは、ワルサーPPだったと言う話も。(真偽は不明)・・・撮影用のPPKが入手出来なかったらしい。(真偽は不明)

まあ、1962年の映画ですから、緩かったんでしょうね。

映画の方は、そんなこんなでしたが とにかく名が知れ渡ったPPKはアメリカ市場で大ヒットしたのですが、折しも暗殺事件をきっかけにアメリカ国内で小型拳銃の輸入規制が法制化され、PPKはその基準に高さで0.1インチ=約2.5mm重さで1オンス=約28g足りず、輸出出来なくなりました。

そこで少し大きくして基準をクリアするために、PPKより少し大きいPPのフレームにPPKの銃身とフレームを組み合わせたPPK/Sを1969年に開発しました。

 

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

 

マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

ブローバックガスガン
(純正オプションパーツ組み込み品)

固定ホップアップシステム

全長   158mm

重量   380g

装弾数     22発

価格   12,800円 (税別)
 

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

マルゼン製ワルサーPPK/S シルバーモデルは、綺麗なシルバーメッキが施されていてトリガー、ハンマー、セイフティ・レバーの金属パーツとの質感的な馴染みも良く、見た目の違和感は感じられません。

とてもまとまっていて見栄えがあります。

パーティングライン(線状の成型痕)処理も、残念ながらトリガーガード内側が未処理で残っていますが、他は丁寧に綺麗に仕上げられています。

フレーム表面に、成型時の僅かなヒケ(プラスチック表面のへこみ)が散見されるのが、とても残念な所。

マルゼンさんは、ワルサー社と正式契約しているので、スライド左側の刻印は「メイド イン ジャパン」以外は社名マークを含め正確に再現されています。

細かい事を言えば、実銃では二列の文字の上に、やや小さい文字でもう一列あった様な・・・まあ省略されたのですかね。

スライド右側の刻印は、マルゼンさんオリジナル仕様になっています。

正式契約しているなら、リアル刻印にしてほしいところです。

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

スライド上部は一段高くされた所に、細かい波状というかウロコ状のグルーヴが施され、艶消しされていて光の反射を抑えています。

安定したサイティングは勿論、見た目にも美しさがありますね。

フロントサイトとリアサイトに色入れはありません。

スライド後端にあるローデッドチャンバーインジケーターはモールドのダミーです。

実銃ではチャンバーに弾が装てんされている時には、細い棒状のインジケーターが飛び出すので(写真の状態よりは、もう1~2mm位)目視か指で触って確認出来ます。

なので、見易い様にハンマー中央は窪みが作られています。

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

マルゼン製ブローバックガスガンのワルサーPPK/Sは、固定ホップ仕様でアウターバレルのマズルにネジは無く、サイレンサーは装着出来ないのですがこの銃には純正オプションパーツのサイレンサー&可変ホップアップ・メタルバレルセットが組み込んであります。

メタル製アウターバレルは質感が良く、可変ホップアップになることで見た目と性能が同時にランクアップした感じですね。

専用のサイレンサーは、後に発売されるムービープロップシリーズPPK/Sに付属する物よりややショートタイプなのですが、私はこちらの方がバランス的に好きです。

サイレンサーはかなり細いので、サイティングには影響ありませんがまあ、雰囲気用ですね。

ムービープロップシリーズPPK/Sは、サイレンサー装着用の可変ホップアップ・メタルアウターバレルが最初から組み込まれ、専用のロング・サイレンサーと共にハードケースに納められたパッケージ品。

これで貴方も007!ってやつですな。

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

マニュアルセイフティはスライド左側にあり、ハンマーが落ちている時にレバーを下げると、トリガーはロックされ撃てなくなります。

ハンマーもファイアリングピン(エアガンには無いけど)を叩けない様にブロックされます。

ハンマーが起きている時にセイフティにすると、ハンマは安全に落ちて(デコッキング)トリガーを引いても撃てなくなります。

再度撃つ時は、セイフティを戻せばハンマーを起こしてシングルアクションでもそのままトリガーを引いてダブルアクションでも撃つ事が出来ます。

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

ダイカスト製マガジンの装弾数は22発。

マガジンにフィンガーレストが付いてるお陰で、小さなPPK/Sのグリップでもしっかり握る事が出来ます。

マガジン・フォロアーのスリットには、給弾ポジション用と空撃ちポジション用のフォロアーを引っ掛けるノッチがあります。

給弾ポジションはフォロアーを下げて引っ掛けておくノッチで、BB弾の装てんを簡単にするもの。

もう一つの空撃ちポジションは、・・・ワルサーPPK/Sは全弾撃ち尽くすとホールドオープンしますが、スライド・リリースレバーはありません。

なのでマガジンを交換もしくは抜いた状態で、スライドを少し引いて放すとスライドは戻ります。(実銃も同じ)

なのでエアガンで空撃ちすると、毎回ホールドオープンするので空撃ちで遊ぶ事が出来ません。

スライド・リリースレバーが有る銃ならレバーを押し下げながら撃てば空撃ちして遊べますが、このPPK/Sには無いので代わりにマガジン・フォロアーを空撃ちポジションに引っ掛けて、弾が無くてもホールドオープンしない様にする事で、空撃ちが出来る様になります。

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

ホップアップの調整は、スライドを外して行います。

まずマガジンを外して、トリガーガードを引き下げたままスライドを後方に引くとスライド後部が上方に外れます。

そのまま前方に抜くと、スライドが外せます。

チャンバー上部にネジがあるので、マイナスの精密ドライバーで調整します。

エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

因みに、スライドを外すとスライドストップが見れます。

空のマガジンを装着すると、スライドストップが上に押し上げられているのが分かります。

これがスライド内側の金属プレートに引っ掛かってホールドオープンになります。

金属パーツなので変形や削れの心配は、当面しなくて済みそうです。

実射


コンパクトなワルサーPPK/Sですが、意外とグリップに厚みがあり丁度良い握り心地です。

マガジンのフィンガーレストにピッタリ小指が納まり、グリップの長さもグッド。

メタル製アウターバレルのお陰か、構えた時の前後バランスも心地いい。

スライドの操作感は滑らかですが、プラスチッキーさは拭えません。

トリガーフィーリングは、シングルアクション・ダブルアクションどちらも滑らかで特にシングルアクションのトリガープルは、スッとハンマーが落ちて上質です。

ブローバックは想像以上にスピードが早くて、ビシッビシッと軽快に撃てます。

リコイルショック自体はハードキックと言えないまでも、コンパクトな見た目以上に力強いブローバックです。

ただマガジンも小型なので、冷えには弱い感じですね。

マガジンには約5gほどガスが入り、1回の充填で2マガジンほど撃てます。

弾の飛びは適正ホップだと、コンパクト・オートマチックとは思えないほどフラットに真っ直ぐ飛んでいきます。しかも良く飛びます。

集弾性も良く実射性能は素晴らしいです。

小さくても頼れるやつです。

 

マルゼンPPK/s30.4℃ 69%
0.20gBB弾 平均初速   71.6m/s 
1発目 72.8m/s 
2発目 71.4m/s 
3発目 71.6m/s 
4発目 71.3m/s 
5発目 70.9m/s 
エアガンレビュー マルゼン ワルサーPPK/S シルバーモデル

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2g BB弾 10発 

 

  
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マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

 

ネットでの実売価格チェックはこちらから

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〇マルゼン製ショットガンについて

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

マルゼン製ショットガンについて

ショットガンと言えばアクション映画等でお馴染みの様にポンプアクションで、グァッシャコンッとシェルをチャンバーに送り込むシーンが思い浮かびますよねえ。
 

代表的にのはレミントンM870でしょうか。
 

しかしショットガンの中には、オートマチックタイプも存在します。

これも代表的なのはレミントンM1100でしょう。

この銃をモデルアップしたエアガンが、マルゼンM1100です。

現在国産で、ショットシェルの排莢アクションが楽しめる

オートマチック・ショットガンはこのマルゼンM1100だけです。

まさに貴重な存在。

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

 

マルゼン M1100 リヴィジョン

ブローバック ガスガン

固定ホップアップシステム

全長   520mm

重量   1850g

装弾数  ショットシェル3発 (シェルにBB弾1~9発装てん可)

価格   20、790円

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

 

外観レビュー

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

マルゼンM1100のスタンダードタイプM1100の前後を切り詰めて、4面マウントレイルを装着されているのがM1100リヴィジョンです。

CQBタクティカルモデルって感じですが、ショットガンのくせにマウントレイルを装備して、さっさと光学機器を取り付けろ!!と言われてるみたいなので、早速オープンタイプのドットサイトを

装着してみました。

外観は全身プラスチックなので、質感はイマイチですがマウントレイル付きハンドガードのお蔭で、引き締まったスタイルになって、かっこいいですねー。

因みにグリップは、マルゼンお得意の繊維混入タイプのプラスチックです。

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

ショットシェルにはBB弾が1~9発装てん出来ます。

9発目を入れた状態が、手前のシェル。もういっぱい。

シェルは、BB弾がやっと通る縦穴が、下まで貫通しています。

上下ともゴムパッキンで弾がこぼれるのを防いでいます。

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

シェルをエジェクションポートの真下、て言うか底から装てんします。

少し何かに引っ掛かりながら、たどたどしく装てんするのも、なんだかリアル。

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

ボルトハンドルを引くと、シェルが1発上に上がってきます。

実銃だと、これで手を放せばボルトが前進してシェルがチャンバーに送り込まれるのですが、この銃の場合はシェルはこのまま。

と言うか、ここがチャンバーと言うべきか。

とにかくシェルは写真の状態から前進しません。

ボルトのみ前進して、シェルに覆い被さり固定します。

そして撃つと、ボルトのみ後退してシェルを排出します。

しかし目は錯覚して、シェルはチャンバーに送り込まれて発射後チャンバーから引き出されて排出された様に見えます。

んー、マルゼン独特のシステムですな。

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

少し固いトリガーを引くと、ドガチャン!!と迫力の作動音と共に弾は発射されシェルは排出されます。

気温が低い時とか、たまに排莢不良、ジャムりますがこの銃の場合それもまたリアルに感じてしまいます。不思議な事に。

マルゼン M1100 リヴィジョン ライブカート

リヴィジョンのガスタンクは脱着可能なケースタイプでグリップに収納します。

まあ、普段は取り外す事もないですけど。

実射


シェルを装てんして撃つ。しかも実銃の様に散弾で撃てる。

(最高9発だけど)

お座敷シューターとしては、こんなに嬉しい事はないですよ。

ポンプアクション・タイプは、ポンプ操作の「ガッシャン」っていう音とともに、シェルが排出されるシーンは、官能しちゃいますが弾の発射時は「バシュッ」って寂しい音なのでテンション下がっちゃうのです。

オートマチックタイプは、ポンプアクションを楽しめない代わりに発射時は迫力ある音とブローバックでシェルを排出します。

んーまさに究極の選択。

弾の飛びはBB弾1発なら、室温21度、0.2gBB弾で初速が平均76.78m/sあるので、ホップの掛かりが不安定ながら普通のガスガン並みに良くとびます。

2発発射以上は、どんどん威力は落ちていくので実用的に言えば、2~3発位まででしょうかね。

距離7mの集弾性も悪くないです。

BB弾5発発射ぐらいまでなら、ドットサイトで狙って撃つ意味はあります。

さすがに、それ以上だとまさに散弾って感じになります。

また、この銃の面白さは、モデルガン的に遊べる事でシェルにBB弾を装てんしなければ、ブローバック・ショットガンのアクションのみを楽しめます。

まさにお座敷シューター御用達の貴重ショットガン。

絶対に無くならないで欲しいものです。

 

7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 1発×6回

さすがに単発だと纏ってます。威力もありますし。

7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 2発×6回

BB弾2発にしても、集弾的には1発の時と同程度。
縦にぶれるのは、ホップの掛かり具合からでしょうか。

 

7m 半径3.5cm刻みの円 0.2gBB弾 5発×6回

BB弾5発ぐらいになると、さすがに弾は広がるのでA4コピー用紙4枚張り合わして、特製の的を作りました。

円の半径は、3.5cmずつ大きくなっています。

でもやっぱり横よりは縦に散らばってますね。

5発以上は極端に弾が散らばるので、載せませんでした。

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