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カテゴリ:東京マルイ > 次世代電動ガン

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

 

多くの国の軍隊で、昔から銃が制式採用される時は、採用された年を名前に付ける事が多いですよね。

アメリカ軍の「M1911拳銃」(1911年)とか、自衛隊の20式小銃(2020年)等等。

しかしアメリカ軍は、第二次世界大戦より少し前の1936年に採用が決まった小銃から命名方法を変える事にしました。
 


その銃は「M1ガーランド」。

 

「M」の意味は、モデルのMだと言われてます。

ここからアメリカ軍採用された順番に番号が付けられていきました。

なので現在での「M16」とは、M1ガーランドから16番目に採用された「ライフル」と言う意味になります。

「M4カービン」も同じ法則で、M1カービン(1941年)から4番目に採用された「カービン銃」と言う事になります。

因みにM4A1の様に、名前の後ろに「A」が付くのは改良版を意味していて「A1」とは、一回目の改良版を意味します。

では、「MK」とは何か?

これはアメリカ海軍で使われている用語で、「マーク」のMk。前出の「M」と同じ意味合いです。

「MOD」は、M4A1の「A」と同じく改良版を意味します。

 

 

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

東京マルイ Mk18 Mod.1 次世代電動ガン

 

セミ・フルオート次世代電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   715mm(伸長時790mm)

重量   3,210g

装弾数    82発

価格   69,800円 (税別)
 

 

この銃の特徴
〇ダニエル・ディフェンス社承認ハンドガード等実銃のMk18をリアルに再現。
〇リコイルシステムやオートストップ機能などギミック満載の次世代電動ガン
〇実射性能は国内最高峰

 

 

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

東京マルイさんの次世代電動ガン、Mk18 Mod.1です。

実銃Mk18は、アメリカ海軍の特殊部隊で主に使用されているCQB-R(Close Quarter Battle Receiver =近接戦闘用短縮バレル仕様アッパーレシーバー)が取り付けられたM4カービンの事で、この中でもMk18 Mod.1はダニエル・ディフェンス社製RIS-Ⅱハンドガード・システムを装備しています。

ダニエル・ディフェンス社製RIS-Ⅱは、マウントレイル拡張性のためにM4カービンやM16でお馴染みだった、三角形型ベースのフロントサイトを廃止し、4面にマウントレイルが装備されたハンドガードを、バレル先端近くまで延長しています。

また、ハンドガードはアッパーレシーバーだけで固定され、バレルとは接触しないフリーフロート構造になっています。

マルイ製Mk18 Mod.1も実銃を忠実に再現すべく、ダニエル・ディフェンス社正式承認のハンドガードを装備しています。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

さすが国産最上位機種と言える、綺麗に仕上げ塗装が施されたアルミ製レシーバーには、コルト社仕様M4A1カービンの刻印が、正確に刻まれています。

この刻印だけでも、ミリタリーな雰囲気が漂ってきますねえ。

色気の無い、ベーシックで真っ直ぐなトリガーガードもミリタリー感があります。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

マルイ製Mk18 Mod.1の目玉でありますダニエルデフェンス RISⅡハンドガードはアルミ製削り出しで、レシーバーに頑丈に固定されています。

こげ茶色に塗装されたハンドガードの四面全てのピカティニー規格レイルに、レシーバートップから続くガイドナンバーがプリントされていますし、パテント等の文字も再現されています。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

レシーバーのトップレイルは当然ながら普通ですが、ダニエルデフェンスのマウントレイルはレイルの低い部分の両端が、えぐれてるのが特徴です。

これは軽量化のためでしょうかね?

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

ハンドガード自体も、軽量化とバレルの冷却効率のために穴だらけになっていて、実銃同様に再現されている、射撃時にガスを取り出すガスブロックとガスチューブが覗けます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

10.3インチのアウターバレル先端には、アルミ削り出しの SUREFIRE 4ブロング SOCOMタイプのフラッシュハイダーが装備されていて、イモネジを緩めて取り外せば14mm逆ネジになっているので、各種対応アイテムが装着出来ます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

早速サプレッサーを付け比べてみましたが、CQBスタイルのMk18なので短めな物の方が似合うのかな?

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

ハンドガード左側面のレイルに、CQDタイプのスリングマウントが装備されています。

このスリングマウントは、2本の六角ネジを取り外す事でマウントレイルの好きな場所に移動させる事が出来ます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

ハンドガードはマウントレイルだらけなので、握り難いと感じる方はフォアグリップやマグウェルグリップ等を装着すると、しっかり構えられます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

フロントサイトはKAC(ナイツアーマメント社)の折り畳み式M4フロントサイト・タイプを、リアサイトは
KAC 折り畳み式300メートル・タイプが再現されています。

フロントサイトは付属のアジャストツールを使って、上下の調整ができ、リアサイトは右側面のダイアルを回して左右の調節が行えます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

光学機器を搭載するなら、ミリタリーっぽいACOGタイプが似合いますね。

トップレイルは長いので、何でも載せ放題です。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

ストックはクレーンタイプで、伸縮は6ポジションです。

使用するバッテリーはSOPMODタイプの8.4Vニッケル水素バッテリーですが、これはストックに差し込むだけで装着が完了するので、とても便利です。

逆にリポバッテリーを使ってみたい場合は、変換コネクタを探したりと面倒になります。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

バッテリーをストックに装着すると、バッテリーの一部分がストックから露出していて、バッテリーの黒色が目立ってます。

色違いが気になる方は、ストックと同色のシールが付属しているので、これを貼れば目立たなくなります。

 

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

レシーバーエンド・プレートにはCQDタイプのスリング・マウントが装備されているので、ハンドガードのスリング・マウントと合わせて、しっかりスリング(負い紐)を取り付けられます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

付属するスチールプレス製マガジンは、次世代専用M4系ノーマルタイプで装弾数は82発。

銃への装着感はバツグンで、リリースボタンを押すとマガジンはマガジン・ハウジングから自重で外れて落下します。

マガジン底部の六角ネジを外すと中身が取り出せて、スライドレバーの切り替えスイッチでリアルカウントの、装弾数30発にすることが出来ます。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

マガジンへのBB弾の装てんは付属のBBローダーで行いますが、別売のBBローダーを使う方が速くてスムーズです。

また大量に撃つ事が多い方には、装弾数430発の多弾数マガジンも発売されています。

ただし多弾数マガジン使用時には、オートストップ機能は使えません。

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

チャージングハンドルを引くと、エジェクション・ポートカバーが開きダミーボルトのカバーが後退してホップアップの調整用ダイアルが現れます。

同軸で大きいホップ・ダイアルは操作し易く、ホップ調整は楽です。

 

実射

 

シュート&リコイルエンジンを搭載しているお陰で撃ち応えも多少ありますし、バシャン・バシャンと射撃音も大きくて、撃ってる感ありますねえ。

特にフルオートは気持ちいいですし、BB弾を撃ち尽くすと停止するオートストップ機能も正確に作動しています。

次世代電動ガンの持病と言われる、セミオート時のセミロックも発生していません。

バッテリーが新品で元気なせいなのか、Mk18がセミロックし難いモデルなのか分かりませんが、セミオートで頑張って指を酷使しながら連射してますが、今のところセミロックは発生していません。

弾道性能は、改めてマルイさんの凄さを思い知らされる物でした。

真っ直ぐフラットに飛んで行った弾道を、2発目3発目もトレースする様に飛んで行きます。

まるで連続してリプレイを見ているかの様です。

距離12mの集弾性も素晴らしく、高倍率のスコープを装着するのがオーバースペックと思わせない安定性と集弾性能で、スコープを覗くのが楽しくなります。

リアルに重い重量やリコイルショックを発生させるシュート&リコイルエンジンは、純粋に勝ちに行くサバゲーマーさんにはウイークポイントかも知れませんが、実戦派・観賞派・お座敷シューターさん等のニーズを高い次元で融合させた国内最高峰の電動ガンが次世代電動ガンでしょう。

 

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

距離 12m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発

 

マルイ Mk18MOD.1.28.3℃ 55%
0.20gBB弾 平均初速   93.0m/s 
1発目 93.1m/s 
2発目 93.1m/s 
3発目 92.8m/s 
4発目 92.9m/s 
5発目 93.2m/s 

 

マルイ Mk18Mod.1 28.3℃ 55%
0.25gBB弾 平均初速   83.0m/s 
1発目 83.2m/s 
2発目 83.1m/s 
3発目 82.0m/s 
4発目 83.1m/s 
5発目 83.5m/s 

 

 

 

エアガンレビュー 東京マルイ MK18 MOD.1 次世代電動ガン

 

フルオート時の発射サイクルは、秒間14発位です。

 

  
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エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

ベルギーのFNハースタル社が2003年から行われるSOCOM(アメリカ特殊作戦統合軍)トライアルのために開発したのがSCAR(Special operations Combat Assault Rifle)で、その名の通り特殊部隊戦闘用突撃銃です。

トライアル中に、イラク戦争やアフガニスタン紛争に投入され高い評価を受けたSCARは5.56×45mm弾を使用するSCAR-Lを「Mk.16 Mod0」、7.62×51mm弾を使用するSCAR-Hを「Mk17 Mod0」として制式採用されました。

しかし後の2010年に、Mk16に関してはM4から乗り換えるための対費用効果は高くないとSOCOMに判断され、追加の購入はキャンセルされてしまいました。

アメリカ軍の無下なキャンセルによって、ケチが付いてしまったSCARなのですがベルギー軍やフランス陸軍等、各国の軍や警察の特殊部隊が採用していますし民間向けモデルも好調なセールスを記録しています。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

 

東京マルイ スカーL CQC 次世代電動ガン

次世代電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   732mm-795mm(ストック折り畳み時 541mm)

重量   3,250g

装弾数    82発

価格   59,800円 (税別)
 

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン
エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

次世代電動ガン SCAR-L CQCは 近接戦闘時の取り回しを良くするためにSCAR-Lの14インチバレルを10インチにショート化したモデルです。
(インナーバレルで言えば、300mmから260mm)

外観は、アルミ削り出しのアッパーレシーバーがリアルな質感と剛性を生んでいます。

ロアレシーバーは実銃通り樹脂製で、ずんぐりしたセレクターはアンビ(両側)タイプです。

セイフティ・セミオート・フルオートの順ですが、セイフティからフルオートまでが90度と、操作する距離が短いです。

マガジン・リリースボタンもアンビタイプです。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

アッパーレシーバーが、そのまま前方に伸びてバンドガードの代わりになってるので、当然継ぎ目等なく剛性は高いですし見た目もスッキリしています。

ピカティニー規格の4面レイルのうち、トップレイルとアンダーレイルはアルミ製の削り出しで、サイドレイルは樹脂製です。

説明書によると実銃のサイドレイルも樹脂製だそうです。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

10インチのアウターバレルは、アルミ製の削り出しでアルマイト処理(アルミ表面の酸化被膜生成処理)が施されてますが、バレル長が短くてほぼ見えませんね。

フラッシュハイダーもアルミ製削り出し加工の3ブロング・タイプで、エッジが綺麗に加工されています。

実銃では、このフラッシュハイダーに直接専用のサプレッサーが装着出来るそうでフラッシュハイダー側にもねじ切り加工が施されているのですが次世代電動ガンSCARもリアルに再現しています。

フラッシュハイダーを外せば、14mm逆ネジになっているので各種アイテムが装着出来ます。

フラッシュハイダーの、イモネジ等での固定は無いですね。

そのまま回して外します。

今回はマルイ製ナイツタイプ・サイレンサーを装着してみました。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

フロントサイトは可倒式で、フロントサイト・左側の付け根部分にあるレバーを上にスライドするとロック解除され前方に倒せます。

フロントサイトはフルアジャスタブルタイプで、アジャストツールを使って上下左右の調節が出来ます。

アジャストツールを使うのが面倒ですが、着弾修正はリアサイト・メインで行うと思うので、フロントサイトは補助的な感じですか。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

リアサイトもフルアジャスタブルタイプの可倒式で、脱着も出来ます。

スコープ等の大物を装着する時は、外した方が良いですね。

上下調整用ダイアルは、実銃での目盛り付きです。

左右調整用ダイアルは、大きくて回し易くてアンビタイプです。

ビープホールは近接戦闘用と精密射撃用で、シーソー式に切り替える事が出来ます。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

サンタブーツのあだ名を持つ(本当かな?)ストックは多機能で、まず長さはストック・リリースボタンを押して6段階調節出来ます。

高低の2ポジションですが、チークピースの高さも変えられます。

これは地味に便利です。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

ストック・ロックボタンを押してロックを解除すれば、ストックを折り畳む事が出来ます。

折り畳んだストックは、実銃でのカートリッジ・リフレクターがストックロックリブを兼ねているので、そこにストックを引っ掛けます。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

バットプレートピンを左側に引き出すと(完全には引き抜けません)バットプレートが後方に外れるので、ストックにバッテリーを装着します。

マルイ製ミニS1300 ニッケル水素バッテリーがすっぽり綺麗に収まる様に設計されているので、それ以下のサイズなら他のバッテリーも装着出来ます。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

スプリング式装弾数82発のマガジンは、次世代電動ガンM4系と共通です。

オートストップ機能が使えて、分解して切り替えれば実銃と同じ装弾数を30発にする事も出来ます。(別売の430連多弾数マガジンはオートストップ機能が使えません。)

マガジンへのBB弾の装てんは、附属のローダーを使います。

筒にBB弾を流し込み、棒で押し込む仕組みですが、筒の印まで41発BB弾を入れて棒で押し込む作業を2回するのは面倒くさいです。

ここはマルイ製等のBBローダーを使って一気に装てんする事をお勧めします。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

銃左側面のボルトハンドルを引くと、右側面エジェクションポートのダミーボルトのカバーが開き、ホッフアップ調整ダイアルが出てきます。

ホッフアップ調整ダイアルは大きくてクリック感もあり、回し易いです。

説明書によると、ボルトハンドルは左右の入れ替えは可能ですが分解が必要なため、お勧めできないと書かれています。

ボルトハンドルとダミーボルトのカバーは、射撃時には連動して動きます。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

次世代電動ガンSCARは、弾を撃ち尽くすと作動が停止するオートストップ機構が備わっています。

オートストップで停止すると、実銃と同じ様にボルトキャッチが起き上がりマガジン入れ替え後にボルトキャッチを押し込むと、また撃てる様になります。
 

実射




メタル製パーツ多用で剛性感は高いのですが、反面やや重いです。これでスコープ等の重量物を載せると、構え続けるのはしんどいかも。

ハンドガードは4面レイルですし、その近くではボルトハンドルがピョコピョコと動くので、フォアグリップ等を付けるのが安定して構えられて良いです。

射撃音はバシャン・バシャンと、躾のいい心地よい音で、シュート&リコイルエンジンの生む振動も、電動ガンとしては撃ち応え感アリアリです。

まあリコイルと言っても振動レベルなんですが、チークピースに頬付けしてフルオートで撃つと、けっこうブルブルして気持ち良いです。

実射性能は、さすが箱だし性能は最高峰の次世代電動ガンシリーズだけに、真っ直ぐフラットで同じところに飛んで行く弾道は、何度見ても感心しますね。

ただ今回次世代電動ガンシリーズ(電子トリガーモデルは除く)唯一の持病セミロックが稀に発生するのが気になりました。

セミロックは、セミオートでの射撃時にトリガーを引いても作動せず撃てなくなる現象で、トリガー操作が速すぎると起きやすいとされます。

これはバッテリーのコンディションだったり個人差(トリガーの引き&戻しのスピード差)もあるので、一概に優劣の判断はし難いのですが、純正のニッケル水素バッテリーは起きやすいと聞いたのでリポバッテリーに変えて2マガジンほど、高橋名人ばりの高速連射を試みたところセミロックは発生しなかったので、レスポンスの良いリポバッテリーのほうが、セミロックは発生し難いかも知れません。(沢山撃ってないので、分かりませんが)

これ以上完全にセミロックを改善するには、モーターの交換とか電子トリガー化になるのかな?

ただ改造するとマルイさんのアフターサービスは受けられないので困りものです。

それに費用もかかるので、それならセミオート用に安い電子トリガーライフルを買って、2丁で運用するのも良いかも。

そもそも、そこまでお金をかける持病とも思えませんが。

まあ、次世代電動ガンでも極端なスピードでのセミオート連射をしなければセミロックも、そんなに発生しないでしょう。

高性能で多機能なSCARは、M4系とはまた違った格好良さで引かれますなあ。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

8.4Vニッケル水素バッテリーでのフルオート・サイクルは13.4発/秒。

7.4Vリポバッテリーでのフルオート・サイクルは13.2発/秒と、あまり変わらない結果でした。

まあ、フルオートのサイクルはバッテリーの状態で、かなり変わってくるのでご参考までに。

エアガンレビュー マルイ SCAR-L スカーL CQC フラットダークアース 次世代電動ガン

距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発

 

マルイSCAR-CQC 24.0℃ 37%
0.20gBB弾 平均初速   91.7m/s 
1発目 91.5m/s 
2発目 91.6m/s 
3発目 91.8m/s 
4発目 91.8m/s 
5発目 92.0m/s 
マルイSCAR-CQC 24.0℃ 37%
0.25gBB弾 平均初速   81.0m/s 
1発目 80.9m/s 
2発目 81.1m/s 
3発目 81.1m/s 
4発目 80.8m/s 
5発目 81.3m/s 

 

  
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エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

世界で最も使用された軍用銃としてギネス記録を持つソビエトのAK-47は1947年にソビエト連邦軍に制式採用された自動小銃で、命中精度よりも確実な作動と耐久性が優先され、劣悪な環境下での卓越した作動信頼性を誇っています。

練度を必要としない操作性と、多少部品の品質が落ちても組み上げて使用出来る生産性も併せ持つ事で、世界中に広まっていきました。

基本性能が優れているAK-47は、1959年にAKM、1974年にはAK-74と、改良されながら使われ続け、現代では2011年にAK-12が開発され2018年にはロシア国防軍に制式採用されています。

AK-12は正に近代化されたAKライフルで、レシーバートップとハンドガード下部にピカティニー規格のマウントレイルを装備し、ストックは携行時の利便性を良くするため、折りたたむ事も出来るテレスコピック・タイプです。

 

AK-12は5.45×39mm弾を使用しますが、7.62×39mm弾仕様のAK-15や5.56×45mm NATO弾仕様のAK-19も開発されています。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

 

東京マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

シュート&リコイル電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   715mm-790mm

重量   2,985g

装弾数    90発

価格   52,800円 (税別)
 

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン
エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

 

外観レビュー

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

東京マルイ製次世代電動ガンAKホワイトストームは、まるでスターウォーズの適役、ストームトルーパーが使ってそうな位に白黒な銃です。

まさか、これをイメージして作った?

モダナイズドAK (近代化されたAK)と紹介されている通り、現代的なアイテムを装着出来るようなレール・アダプター・システムや使い勝手の良いストックが装着されている、マルイさんオリジナルのAK47カスタムです。

まあ個人的には、ここまで変えるなら本家実銃AKの現代版AK-12をモデルアップして欲しかったですが、知名度がまだまだ低いですからAK47のオリジナル・カスタムって方が良かったのですかね。

真っ白なレシーバーとレシーバーカバーはメタル製で、刻印は控え目です。

セレクターの下方の刻印はマルイ仕様です。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

AKホワイトストームの銃身は短く切り詰められ、マズル部分のフラッシュハイダーも小振りな物です。

フラッシュハイダーはイモネジ等での固定は無く、締め付けられているだけで取り外せば、14mm逆ネジ仕様のサプレッサーやトレーサー等が装着できます。

取りあえず、マルイ製ショートタイプ・サプレッサーを装着してみました。

フロントサイトは、付属のアジャスターツールを使用して上下左右の調整ができますがリアサイトは固定されているので、フロントサイトだけでの上下左右の調整になるので調整幅は狭くなります。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

リアサイトはマウントレイル一体型なので、マイクロプロサイト(マルイ製ドットサイト)を取り付ける場合は、そのままレイルに装着しても良いのですが高さを低くして(パララックスを小さくして)装着したい場合は、リアサイトレイルを付属しているマイクロプロサイト・マウントと交換してからマイクロプロサイトを装着します。

マイクロプロサイト・マウントには、バックアップ用のアイアンサイトが装備されています。

樹脂製のリアサイトレイルは六角ネジ1本で固定されてるだけなので、あまり固定強度は無いらしく、説明書にはスコープ等の重量物の装着は不可と書かれています。

高性能な次世代電動ガンで、装着出来るのが軽量なドットサイトのみと言うのはなんとも寂しい限りです。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

AK47と同様の大型セレクターレバー中央は、グリップしている指で引っ掛けてセレクター操作が出来る様なタブ形状になっています。

まあ、指の短い私では、ギリギリ届くと言った所。

セレクターポジションは通常のAKと同じで、上からセイフティ、フルオート、セミオートになります。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

グリップは樹脂製のストレートタイプで、前後に滑り止めのセレイションが施されています。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

AKのマガジン装着は、マガジン前部を引っ掛けてから全体をパチンとはめ込む手順で、慣れないとなかなか素早いマガジン・チェンジが出来ませんがAKホワイトストームは、マガジン装着部分にマグウエルが取り付けられているのでとても楽に素早くマガジン装着が出来ます。

有ると無いでは、こんなに違うのか!と思った程です。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

マガジンは次世代電動ガンAK用スチールプレス製で、AKホワイトストーム用に部分的に白色の塗装が施されています。

装弾数は90発。

撃ち尽くした時に弾残りしないタイプのマガジンなのは、とても良いですね。

マガジン・チェンジの度に、弾残りしたBB弾4~5発がポロポロとこぼれ落ちてくるのは、面倒くさいですから。

BB弾をマガジンに装てんするには付属のローダーを使用しますが、マルイ製BBローダーを使うと素早く簡単に装てん出来るので、私は何時もこれです。

AKホワイトストームは弾を撃ち尽くすと作動が止まる、オートストップ機能がありますが、マガジン上部のスイッチをスライドしてOFFにすると、オートストップ機能をキャンセルする事が出来ます。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

付属のマガジンアダプターをチャンバー下部に装着すると、マルイ・スタンダード電動ガンAK47用のマガジンが使用できます。

勿論この場合はオートストップ機能は働きませんし、アダプターを装着したままだと次世代電動ガンAK用マガジンは、装着出来ません。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

AK-ホワイトストームには、ハンドガード用アイテムとしてパーツが沢山付属しています。

ハンドガードをとっさに握った時などの位置決めがし易かったり、指を引っ掛けて使ったりするハンドストップが、大小各1個、M-LOKの孔を塞ぐM-LOKカバーにM-LOKレイルが、3スロット、5スロット、7スロット各1個付属しています。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

ストックは「トランスフォーム・ストック」と呼ばれるもので、ストック下部のストックエクステンションの向きを前後入れ替える事で、フレキシブルな取り回しの出来るコンベックス型と、しっかり肩に密着させて狙撃するコンケイブ型を使い分ける事が出来ます。

ストックエクステンションを外せばマウントレイルが有るので、アイテムを装着する事も出来ます。

ストック自体は6ポジションで、リリースレバーを引き上げてスライドさせて調節します。

ストック後端の両側にQDスリングが装着出来る、QDスリングホールが装備されています。

レシーバー左側面後端にもスリングスイベルが装備されています。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

バッテリーは東京マルイ製ニッケル水素1300Ah Mini-S1300バッテリーを使用します。

バッテリーのセットは、テイクダウン・ラッチを起こしてハンドガード上側を外します。

バッテリーのコネクターを繋いで、バッテリーのコードが出ている側を後方にして、コードやコネクターを空いた空間に押し込みながら装着してハンドガードを元に戻せば完了です。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

ホップアップの調整は、ボルトハンドルを引くとホップアップ調整ダイヤルが出てくるので、ダイヤルを回して行います。

いわゆるドラム式ではないのですが、回し難くくは無いですね。

実射


AK臭を所々に残しつつ、現代戦用にカスタムされたAKホワイトストームは、確かに取り回しが良く使い勝手の良いアサルトライフルになりました。

グリップやハンドガードを握って構えた時の感触からして、古臭いAKのシメージは感じられません。

白黒カラーも、汚れは目立ちますがオシャレで重々しさが無くサバゲー向き?

新品箱だしでは、最高クラスの実射性能を誇る「次世代電動ガン」ブランドですから安心して選ぶ事が出来るのも良いですね。

実際撃ってみても、フラットで真っ直ぐな弾道が伸びやかにスゥーっと飛んでいく様は見ていても気持ちが良い物です。

距離12mの集弾性も抜群で、安定しています。

次世代電動ガンと言えば、射撃時に反動が味わえる「シュート&リコイルエンジン」を搭載していますが、あまり過剰な期待をしてはいけません。振動レベルですから。

ただ射撃とリンクした振動なので、十分撃ち応え感と認識する手ごたえと心地よさはあります。

特にフルオートだと、つい撃ち尽くすまでトリガーを引き続けてしまうほどブルブルと面白い射撃が出来ます。

ダミーボルトのカバーも、射撃に連動してピョコピョコ動きますし。

全弾撃ち尽くすとオートストップ機能が働いて作動が止まり、マガジン・チェンジをしてボルトハンドルを引く、疑似コッキング操作をして射撃を再開するというリアル感が「次世代」ですね。

スタイル的には、ソビエト製のAKにアメリカンなM-LOKが装備されていると言うインターナショナルなカスタムなんですが、白黒なのでスペツナズ(ロシア特殊任務部隊)の雪山仕様装備なんて如何でしょうか。

ただ近接戦闘用としても、スコープ等が載せられない・・・・あ~一本足にすれば装着出来るので、正確に言えばスコープ等を載せても大丈夫な耐久性のあるトップレイルを装備して欲しかったです。

まあ、それでもハンドガード関連パーツや各種アダプター等が沢山付属していて、さすがマルイさん、そつがない。

SR系はお腹一杯と言う方や、AK臭フェチの方はぜひ。

エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン
AKホワイトストーム 21.1℃ 44%
0.25gBB弾 平均初速   82.9m/s 
1発目 82.5m/s 
2発目 83.4m/s 
3発目 83.5m/s 
4発目 83.1m/s 
5発目 82.2m/s 
エアガンレビュー マルイ AKホワイトストーム 次世代電動ガン

距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発

 

 

 

 

  
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エアガンレビュー 東京マルイ MP5A5 次世代電動ガン

 

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〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

実銃のお話し

第一次世界大戦での戦いは、もっぱら塹壕戦でした。

塹壕とは敵の銃砲弾から身を守るために掘られた穴や溝の事で、敵の塹壕に突入して、銃剣や刀等をつかっての白兵戦ですね。

そんな中、近接戦闘用にドイツ軍が開発したのがサブマシンガンでした。

サブマシンガンは小型で狭い場所での取り回しが良く、拳銃用の弾を使用するので射撃時の反動も比較的少なく、フルオートによる連射で敵軍の制圧も行えました。

今まで使用されてきた小銃での、全長が長くて連射性も悪いと言う欠点をカバー出来るサブマシンガンは、構造が単純で製造コストも安いため各国で開発、大量生産される様になりましたが、第二次世界大戦後しばらくして、サブマシンガンの欠点である有効射程の短さや命中精度の悪さを補うアサルトライフル(突撃銃)が各国で開発される様になるとサブマシンガンの使用は限定的になっていきました。

1966年にドイツのヘッケラー&コッホ社が、自社のアサルトライフル「H&K G3」を小型化したサブマシンガン「MP5」を開発しました。

内部構造もG3と同じクローズトボルト式ローラーロッキング・ブローバックで今までの一般的なサブマシンガンでのオープンボルト式ストレート・ブローバックより段違いに命中精度は高かったのですが、構造が複雑でコストも高かったので国外では、あまり普及しませんでした。

1977年にルフトハンザ航空181便ハイジャック事件が起こると、人質救出作戦で突入したGSG-9(ドイツ連邦警察対テロ特殊部隊)隊員の一部がMP5を使用し狭い機内で流れ弾による人質への被害を出さず、ピンポイントでテロリストを速やかに制圧すると言う意味において、MP5は高く評価されその後の作戦行動で、GSG-9では積極的に使用されました。

同時に、近接戦闘における威力の高さが世界中に知れ渡る事となりました。

1980年にロンドンで駐英イラン大使館占拠事件が発生し、最終的にSAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)が突入した際にもMP5が使用され、特殊部隊御用達の称号は不動の物になりました。

近年、テロリストもボディーアーマー(防弾チョッキ)を身に着ける様になると、拳銃弾を使うサブマシンガンでは、貫通力不足という時代に変わってきたためPDW(Personal Defence Weapon)と言う新しいジャンルの銃も開発されていますが、PDWの代表的なFN P90やH&K MP7は、貫通力の高い専用弾を使うので運用コストや利便性が悪く、イマイチ普及していません。

そんなこんなで、MP5は現在でもH&KのウエッブサイトではMP7と並んで掲載されています。

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東京マルイ MP5A5 次世代電動ガン

セミ・3バースト・フルオート M-SYSTEM電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   500mm(伸長時660mm)

重量   3,100g

装弾数    72発

価格   59,800円 (税別)
 

エアガンレビュー 東京マルイ MP5A5 次世代電動ガン
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外観レビュー

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マルイ製電動ガンMP5の歴史は、ほぼマルイの電動ガンの歴史その物と言えましょう。

その30年にも及ぶ時の中で進化し、バリエーションも増えながら愛され続けたMP5ですが軽量コンパクトで取り回しが良いが故に、入門用的なイメージになってしまった感がありますよね。

価格もスタンダード電動ガンの中では安価な方ですし。

そうなると外観のリアル高級指向に振り難く、リアリティでは停滞していたわけですがマルイ製電動ガンの新しい最上位クラス、次世代電動ガンシリーズの登場でMP5の新境地を開くチャンスが訪れました。

サブマシンガンMP5のコンパクトなボディに、次世代電動ガンの肝リコイルシステムを内蔵する事は難しかったそうなのですが、この度その技術が確立され、拘り抜かれた外観とマルイ初であるマイコン制御のM-SYSTEMを引っさげて登場したのですから期待せずにはいられません。

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次世代電動ガンMP5のアッパーレシーバーは亜鉛ダイカスト製で、実銃での溶接部分も丁寧に再現されていますし、実銃の質感に合わせるため粉体塗装と言う、プラスチック粉を焼き付けて表面をコーティングする特殊な塗装が施されています。

実際次世代電動ガンMP5の表面を見てみると、細かくメラメラとした質感になっているのが、それですね。

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さらに凄いのがロアレシーバーやハンドガー等の樹脂パーツで、なんと実銃のナイロン樹脂のパーツを入手し、成分分析して再現したと言うのだから恐れ入る。

表面のシボ加工(ザラザラ加工)にも拘り、実銃と同じ無塗装仕上で見た目や感触をとことん追求して、実銃にちかづけています。

これはもう、ある意味「本物」と言えますよね。

手持ちのマルイ製スタンダード電動ガンMP5Jと質感を比べてみると、マットな見た目でシボ加工の細かいザラッとした感触が良く手に伝わって来て、スタンダード電動ガンとは全然違った肌触りです。

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レシーバー上部には純正オプションパーツのマウントベースが装着出来る様になっていますが、レシーバーは新規で作り直されたため今までのマウントベースは装着出来ないと聞きいた・・・のですが、せっかちな私は、試しに手持ちのマウントベースを装着してみました。

マルイ製ローマウントベースを取り付けてみると、一応固定は出来るのですがレイル先端が、引いたコッキングレバーを固定しておくノッチ部分の半分程を覆ってしまうため、コッキングレバーと干渉してしまいます。

スタンダード電動ガンMP5のコッキングレバーは、可動しますが完全なギミックなので動かさなくても問題無いのですが、次世代電動ガンMP5の場合はそうはいきません。

干渉しては困ります。

ならばと、ベースを前後逆に装着してみると、まあ固定は出来ますが微妙。

レシーバー上部にある、取り付け位置固定用の突起とマウントベースが嚙み合っていないので激しい衝撃が加わると、前後にずれてしまう危険性があります。

ならばと、マルイ製スタンダード電動ガンMP5Jに標準装備のローマウントベースを取り付けてみましたが、これが一番しっくりしてますかな。

しかしながら、一応固定出来たとは言え激しい使用でマウントベースが外れてしまうやもしれません。

賢い皆さんは専用のマウントベースを使ってください。

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フロントサイトは金属製ですが、スタンダード電動ガンMP5の一体成型に対して照準する部分のプレートが別パーツになっています。

マズル外側には、3つの突起があるトライラグのみの仕様がリアルに再現されているので、スタンダード電動ガンMP5の様な14mm逆ネジは切られていません。

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なので次世代電動ガンMP5には、通常の14mm逆ネジ仕様のサプレッサー等をトライラグ仕様にするアダプターが付属しています。

それとマルイ製ショートタイプとナイツタイプの2種類のサイレンサー用スペーサーも付いています。

このスペーサーをアダプターとの間に挟めば、接合部分の隙間がなくなり見た目も綺麗に、しかもしっかりと取り付け出来ます。

アダプターを付けたサイレンサーは、マズルに刺して60°ほど回せばロックされるので脱着を素早く行う事が出来ます。

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ビープホールタイプのリアサイトはドラム式で、クルクル回して小さい穴の精密射撃用から大きい穴の近接戦用まで、4段階調節が出来ます。

ドラム自体はアジャストツールを使用して上下の調節が出来ますしプラスのドライバーを使えば左右の調節が行えます。

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スタンダード電動ガンMP5のエジェクションポートは、全くのモールドで開きませんが次世代電動ガンMP5はコッキングレバーに連動してダミーボルトがひらきます。

ダミーボルトは射撃時にも連動して開閉します。

コッキングレバーを引いてノッチに引っ掛けて、ダミーボルトを開いたままにするとエジェクションポートの少し奥の方にホップアップの調整ダイヤルが見えます。

ダイヤルが回し難い時には、マガジン挿入口からチャンバー下部に指を伸ばせばダイヤルがありますので、こちらでもホップアップの調整が出来ます。

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コッキングレバーはオートストップを解除する時に使います。

撃ち始める時やマガジン・チェンジの後に、コッキングレバーを引いて戻せば撃つ事が出来ます。

そして全弾撃ち尽くしたり、途中でマガジンを抜いてもオートストップが働きます。

その他、2秒の間にコッキングレバーを3回引く操作をすると作動確認モード(空撃ちモード)に変わり、マガジン・ハウジング内のインジケーターランプが青色で点滅します。

再度同じ操作をすれば、オートストップ・モードに戻ります。

次世代電動ガンMP5では、コッキングレバーを引いて「ノッチに引っ掛けておく」操作は実質ホップアップの調整時位しか無いのですが、アクション映画等でよく見かけるMP5の引っ掛けてるコッキングレバーを上から叩いて外す「HKスラップ」と言うアクションが出来る様に、コッキングレバーの強度を上げているそうです。

(スタンダード電動ガンMP5では、強度不足でHKスラップによる破損の事例も)

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セレクターはアンビ(両側)タイプ。スタンダード電動ガンMP5Jではセレクターを回しても素通りされてしまってた(機能が無いので当然ですが)3バーストショット・ポジションにも合わす事ができます。

ん~MP5で3バーストショットを撃てる日を、どれだけ心待ちにしていたことか。

スタンダード電動ガンMP5ではセレクターを回すと、セレクターの軸がずれている様な(説明が難しい)妙な動きになっていましたが、次世代電動ガンMP5では直ってますね。

そのお陰かスタンダード電動ガンよりスムーズに操作出来て、クリック感もメリハリが増しています。

マガジン・リリースは銃右側のマガジン・ハウジングの後ろ側のボタンと、その下に左右どちらからでも操作出来る、アンビタイプのレバーと2ヶ所装備されていますのでどちらかを操作します。

レバーの場合は、前方に押すとマガジンのロックが解除されます。

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バッテリーはスタンダード電動ガンMP5と同様にストック内に収納するのですが、マルイ純正8.4Vニッケル水素1300mahミニSバッテリーと後日発売予定のLiPoバッテリーの両方使える様にするために、LiPoバッテリー用コネクターにニッケル水素バッテリー用コネクターのアダブターを繋いだ形になっています。

なのでコードが長くなっているうえに、バッテリーの収納スペースがかなり狭いのでバッテリーを装着したハンドガードを、スマートに元に戻すのは、かなり慣れが必要です。

どうしても上手く収納出来ない方は、マルイさんのウエッブサイトの製品ページにバッテリーのセット方法を解説した動画がありますので、一度見て下さい。

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ストックリリースレバーを左側に倒すとロックが解除されて、ストックがピョコッと外れ出るので、そのままいっぱいに引っ張り出します。

ストックは2ポジションです。(納めるか、引き出すか)

ストックを伸ばした時のがたつきは、スタンダード電動ガンMP5に比べるとかなり抑えられていて、精度感高いです。

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スチールプレスで覆われたマガジンは、スタンダード電動ガンMP5との互換性はありません。

マガジン底部のサイズを測ってみると、スタンダード電動ガンが横22×縦35mmぐらい。

次世代電動ガンが横25×縦33mmぐらいです。

スタンダード電動ガンMP5マガジンの継ぎ目はスポット溶接でしたが、次世代電動ガンMP5のマガジンでは、実銃と同様に継ぎ目を全周溶接しています。

装弾数はスタンダード電動ガンMP5の50発に対して72発と増えているのは嬉しいところです。
 

実射




まず次世代電動ガンMP5を持った時の印象は「重い!」です。

ほぼ実銃と同じ3.1Kgがこんなにズッシリしてるとは思いませんでした。

スタンダード電動ガンMP5(MP5-Jで2.15Kg)の軽さに慣れ過ぎなんですが取り回しの良さと言う点では、ちと重い。

次に剛性感の高さに感心してしまいます。まるで一つの塊の様に隙がない。

今回初装備のM-SYSTEMは、マイコンが7ヶ所のセンサーを監視してバッテリーやモーターを制御する優れものなのですが、セミオートでも3バーストショットでも凄く安定感があって、リズミカルに撃つ事が出来ます。

フルオートの回転スピードも16発/秒と高めなので、益々調子に乗って撃ちまくってしまいます。

オートストップも正確に作動してますし、射撃に関してもリアルさがアップしています。

MP5の電動リコイルエンジンは、射撃に連動して300gのウエイトを作動させ反動を生み出す物ですが、正直言ってそんなに強い物ではありません。

ただ3バーストショットやフルオートで撃つと、連続してブルブルと伝わってくるリコイルが妙に心地よく、気持ちの良い撃ち応えになってしまってるんですよね。

電動ガンなら活躍の場はフィールド。そうなると闇雲に強いリコイルの物より正確な射撃を優先して、撃ち応えはそこそこの方が良いのかと。

弾の飛びはマルイ製電動ガン最上位クラスに相応しい物で、12mでの集弾性も同じマルイ製電動ガンの中でも、ひと味違いますね。思わず「ほお~」と思っちゃいました。

もうMP5はお腹いっぱいなんですけど!と思っていた私ですが、とことん拘った作りと新しい電子制御システムに、マルイ製MP5の新たな歴史を感じずには、いられません。

これは凄い。

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マルイMP5A5次世代 27.0℃ 61%
0.25gBB弾 平均初速   81.1m/s 
1発目 80.9m/s 
2発目 80.8m/s 
3発目 81.0m/s 
4発目 81.5m/s 
5発目 81.2m/s 
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距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発 

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距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 
フルオート 

 

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