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エアガンレビューサイト「ガンネット」通信。

国内外製エアソフトガンを、詳細にレビューしています。

タグ:エアガン


強烈なブローバック、安定した作動、そしてリアルな撃ち心地。CO2ハンドガンは、エアガンの中でも一線を画す存在です。特に近年はラインナップも豊富になり、自分のスタイルに合った一丁を選べる時代になりました。

そこで今回は、タイプ別に選べるCO2ハンドガンのおすすめモデル4選を厳選してご紹介。リアリズムを求める方から、ミリタリー派、競技系ユーザー、コンパクト志向の方まで、それぞれのニーズに応える“愛銃候補”をピックアップしました。


【これぞCO2最強タイプ】BATON BT-PIT VIPER CO2GBB

CO2ブローバックガスガンを極めるならこれ一択。

CO2ガスガンのパイオニア BATON Airsoftから登場したBT-PIT VIPERは、リアル派にとって理想の一本。金属感あふれるシャーシ、正確なディテール、そして実銃のコンセプトを高次元で再現。映画ジョンウィックの世界観を再現し、リアリティと実用性を兼ね備えた逸品です。

主な特徴:

  • 映画「ジョンウィック4・コンセクエンス」に登場したTTI PIT-VIPERをリアルにモデルアップ

  • CO2ブローバックガスガンでは最大級のリコイルショック。

  • 金属製シャーシとプラ製グリップのハイブリッドフレームで高い剛性感を実現

  • TANIO・KOBA CO2 バルブを純正採用。ランニングコスト低減と精度向上による高い実射性能を両立

こんな方におすすめ:

  • ジョンウィックの世界観に浸りたい方

  • 高性能なカスタムモデルを好まれる方

  • 最大級のリコイルショックと高い剛性感を持つ至高のハンドガンを求めている方

BT-PIT VIPERのレビューページへ

 


【キレッキレ・コンパクト派タイプ】BATON  GLOCK G19 Gen5 CO2GBB

撃って楽しい、撃ちごたえ抜群。取り回し重視。コンパクトでも頼れる万能サイドアームがこれ。

コンパクトCO2の代表格とも言えるのが、バトン・グロック19。グロック17より短いスライドに、CO2の鋭いリコイルが加わることで、撃ち味の爽快さはまさに格別。コンパクトなのに抜群の実射性能なのも良い。

主な特徴:

  • グロック正式ライセンスモデルのGen5 グロック19

  • 並のガスガンでは味わえない、鋭くキレッキレのブローバック

  • 最新モデルらしく、実射性能も進化している

  • ドットサイトも装着可能。マガジンは8gCO2用と別売12gCO2用を用意。

こんな方におすすめ:

  • キレッキレで子気味良く撃てるコンパクトCO2ハンドガンをお探しの方

  • 寒さにも強いサイドアームが欲しい方

  • シューティングレンジでの爽快な射撃を楽しみたい方

グロック19のレビューページへ

 


【コスパ重視派タイプ】CARBON8 M45CQP

アメリカ海兵隊「M.E.U.ピストル」をCQP(CLOSE QUARTER PISTOL=近接戦闘拳銃)にしたモデル

近代化したM1911をたっぷり味わえる、ガバ好きにはたまらないモデル。

主な特徴:

  • フルサイズのM1911で最大級のリコイルショックは迫力満点

  • パックマイヤータイプのグリップは握り心地最高

  • アンダーマウントレイルを装備した近代化カスタムM1911

  • CO2ガスガンの中では、比較的お求めやすい価格帯

こんな方におすすめ:

  • 快適に使えるフルサイズ・近代化M1911をお探しの方

  • CO2カスガンの迫力ブローバックを味わいたい方

  • リーズナブルな価格でCO2ガスガンを購入したい方

M45CQPのレビューページへ

 


【USミリタリー派タイプ】SIG AIR PROFORCE M17

アメリカ陸軍制式採用拳銃を実銃メーカーがモデルアップ

2017年にアメリカ陸軍に制式採用されたSIG SAUER M17を、SIG SAUERのエアソフト部門のSIG AIRがモデルアップ。製造は台湾のVFCが手掛け、LayLaxが日本代理店となっています。

主な特徴:

  • 当然ながら刻印類はリアル

  • SIG SAUER社製モジュラー式ハンドガンをリアルに再現

  • インナーフレーム構造のスライドは独特の重いリコイルショック

  • リコイルスプリングガイドを回すホップ調整は簡単で面白い。

こんな方におすすめ:

  • USアーミー装備で決めたい方

  • グロック系とは違ったポリマーフレームオートを堪能したい方

  • 他では味わえないリコイルショックを求めている方

SIG SAUER M17のレビューページへ

 


まとめ|タイプで選ぶ、後悔しないCO2ハンドガン選び

CO2ハンドガンは「撃ちごたえ」「安定性」「リアルさ」など、多くの魅力を持つジャンルです。しかし、それぞれのモデルには明確な“個性”があり、自分のスタイルや目的に合った一丁を選ぶことが、後悔しない愛銃選びのカギとなります。

そして良い事ばかりでは無く、CO2ガスガンにも弱点や不便な所もあります。

購入前にもう一度CO2ガスガンの事をよく知っておくことも大切です。

結局 CO2ガスガンの何が良くて何が悪いのか?.メリットデメリットのページへ

 

自分にとっての「タイプ」が見えてきたら、あとはその中で一番“しっくりくる”モデルを手に取ってみてください。きっとその一丁が、あなたの「愛銃」になります。

実銃と映画のお話し

グロック17は、1982年にオーストリア軍に制式採用され、1985年にアメリカで民間モデルが発売されると瞬く間に人気を博し、世界で初めて商業的に大成功を収めたポリマーフレームオートになりました。

グロック17は、フレームやトリガーなど強度に問題が無い部分に特殊なプラスチックが使われていて、内部構造も特殊。

ハンマーを持たず、ダブルアクションでストライカーを作動させて撃発します。

ストライカーとは、自分で動いて弾を撃発させるファイヤリングピンみたいな物です。

このプラスチック製の特殊な銃と言う認識は、時にとんでもない物に仕立てられてしまいます。

映画「ダイハード2」(1995年公開)ではグロック17が、「グロック7」と言うプラスチック製でX線検査でも映らないドイツ製の高価な特殊ピストルとして登場します。

実銃グロック17は、スライドやバレルは金属製でX線に映るし、そもそも弾は金属で出来てますし、ドイツではなくオーストリア製なんですが。

まあ設定が架空銃なんですけども。でもグロックって言っちゃってるしな~。

レビューページ メニュー

〇実銃と映画のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

ネットでの実売価格チェックはこちらから

BATON GLOCK G19 Gen5 CO2GBB

CO2ブローバックガスガン 

可変ホップアップシステム

全長   185mm 

重量   640g

装弾数    20発

価格   36,080円 (税込み)

 

この銃の特徴
〇正式ライセンスモデルで刻印類もリアル
〇8gCO2カートリッジ使用で、コンパクトなグロック19をモデルアップ。12gカートリッジ用マガジンもある
〇鋭いブローバックと優秀な実射性能で満足感は高い

 

 

 

 

 

 

外観レビュー

グロック19はグロック17直系のコンパクトモデルで、1988年に第2世代から登場しました。

右側はBATON製 BG-17(グロック17)ですが、グロック19はスライド先端とグリップ底部が少し縮められたモデルです。

二丁を重ねてみると、こんな感じ。

一見すると、余り違わないイメージですが、実際使ってみるとグロック19のコンパクトさが良くわかります。

特にグリップは、グロック17の方は握り心地に余裕が感じられ、グロック19の方はギリギリピッタリなサイズ感。

スライドの質感が、BATON製お馴染みのザラザラとした物なんですが、まあフレームとのコントラストがあって良いですね。

ライセンスモデルなので、さすがに刻印類はリアルで特に金属製チャンバー回りは良い!

Gen5から採用されたフロント・セレイション(滑り止めスリット)やスライド先端の拡大された面取り加工も再現されています。

アウターバレルも金属製。

スライドを引いた時に見えるメタルアウターバレルの質感が、何とも言えません。

インナーバレルは、目立たない様に黒く塗られています。

 

BATON製G19は、MOS(モジュラー・オプティック・システム)仕様。

各メーカーのマイクロ・ドットサイトに対応するため、4種類の金属製マウントプレートが付属します。

Docterピッチ、Trijiconピッチ、C-Moreピッチ、Leupoldピッチの4種類です。

早速手持ちのVECTOR OPTICSとSIG AIRのドットサイトを取り付けてみました。

Docterピッチのマウントプレートの取り付けネジの規格はM3で、ドットサイトに付属のネジと会わなかったので別途用意する必要がありましたが、ピッタリ綺麗に装着できました。

ただ、マウントプレートは実物用に作られているので、レプリカだと取り付け用穴や位置決め用の凸凹のサイズが違った物もあり、装着出来ない事もあります。

 

G17よりコンパクトなG19は、アンダーマウントレイルも短くなっているので、ピッタリサイズのライトを考えるなら選択肢は減りますね。

でも最近はライトの種類も豊富なので、お気に入りの物がきっと見つかるはず。

実銃グロックは、第5世代からスライドストップがアンビ(両側)タイプになり、使い勝手が良くなりました。

BATON製G19のスライドストップには、スライドストップ・ノッチの削れ対策が施されています。

全弾打ち尽くしてスライドがホールドオープンする時は、スライドストップの突起がスライド内側の金属パーツに引っ掛かって止まる仕組み。

なので昔のオートマチック・ピストルのエアガンの様に、スライドストップ・ノッチが削れてホールドオープンしなくなった!なんて悲しい事態にはなりません。

グリップの滑り止め加工は、第4世代にシボ加工からドットパターンに変わっています。

そして第3世代から採用されたフィンガーチャンネルが、第5世代に廃止されました。

個人的には気にならなかったフィンガーチャンネルですが、合わない人も多かったのでしょう。

マガジンキャッチ・リリースボタンも第4世代から大型化しています。

グロック19のマガジンは、8g CO2カートリッジ仕様で装弾数は19発。

今までは12gのカートリッジしか流通していなかったので、マガジンの小型化が難しくコンパクトな銃のモデルアップが出来なかったのですが、今後は期待できそうですね。

因みに、8gカートリッジの全長は約66mmで12gカートリッジの約82mmより16mmほど短いです。

写真左側はBATON製BG-17(グロック17)用マガジンで、実銃と同様にグロック19に使用できます。

写真右側はグロック19の別売オプション、12gカートリッジ仕様マグバンパー・マガジン。

8gカートリッジが入手困難な場合や、ゲームでガスを長持ちさせたい時は便利です。

左側が8g用マガジンで、右側が12g用マガジン。

8gカートリッジ1本で、約90発ぐらい撃てますね。

12gカートリッジだと、約120発ぐらい撃てます。

BATONさんの商品説明によると、この12g用マガジンはグロック17用マガジンにマガジン・バンパーを装着した物ですが、マガジン・バンパーを固定するストッパーが長くなるため、グロック17用マガジンより装弾数が減っていると言う事です。

確かにグロック17の装弾数は22発ですが、マグバンパー・マガジンは20発と8gと同じ装弾数です。

ホップアップの調節は、フレームからスライドを外してチャンバー下部にあるホップアップ調整ダイヤルを回して行います。

まあ、マルイ製等と同じ方法ですね。

実銃通りのダブル・リコイルスプリングもそそる!

 

実射

スムーズながら、やや重いスライドの引き心地がブローバックのキレの良さを期待させる。

コンパクトなグリップは私にはピッタリですが、人によっては少し窮屈かも?まあ、コンパクト・モデルですから。

グリップにぐるりと刻まれたドットパターンも、それ以前のモデルよりは滑り止め効果を発揮しています。

切れの良いトリガーを引くと、ビシッと鋭いリコイルショックが手に伝わります。

スライドが短い分、グロック17よりもキレの良さがあり子気味良さは秀逸。

リコイルショックは、1911シリーズの様な最大級な物ではありませんが、撃ち心地は十分な反動です。

性格的にグロックならこれで良いでしょうと思えるレベル。

レプリカ・ドットサイトを載せていたら、壊れないか心配になるレベルです。

弾の飛びも、フラットで良く飛びますし、安定感もあり集弾性も抜群。

いつまでも撃っていたい、楽しいモデルです。寒さにも強いですし。

唯一の難点は、お高い価格かな。

元々やや高めのCO2ガスガンですが、ドットサイトを搭載可能にし、金属製のマウントプレートを4枚も付けたら、それは高くもなりますわねえ。

でも「グロックなんてお腹いっぱい」と言う方でも、撃った後には欲しくなる逸品ですね。

願わくば、8gカートリッジの流通量が増えてコンパクトなCO2ガスガンが増えてくれたら嬉しい限りですが。

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

BATON GLOCK G19 Gen5 11.9℃  45%
0.20gBB弾 平均初速   79.0m/s 
1発目 79.3m/s 
2発目 79.8m/s 
3発目 78.4m/s 
4発目 78.2m/s 
5発目 79.2m/s 
計測機G-FORCE BB POWER TESTER

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。


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レビューで分かる マルゼン ワルサーP99固定スライドCO2ガス

実銃のお話し

1938年にドイツ国防軍に制式採用されて以来、第二次世界大戦終結まで120万丁が生産されたワルサーP38の後継機として1976年に「P5」1988年には「P88」を開発しましたが、どちらもライバルの他社製品に比べて高価だったのが災いしてか、商業的には失敗に終わってしまいました。

1993年にエアガン界では有名なウマレックス社に買収され傘下にはいると、1996年にワルサー社初のポリマーフレームオートである「P99」を開発しました。

このP99は、提携していたアメリカのS&W社の影響を色濃く映し出しているモデルになりました。

なので数年後にS&W社によるライセンス生産モデルとして発売された「SW99」は、P99と瓜二つです。

ポリマーフレームオートとして大ヒットとなったグロックに似せ過ぎてしまい、パクり物と散々叩きのめされたS&W製シグマシリーズの無念を晴らしたいS&W社と、鳴かず飛ばずな後継機開発から抜け出したいワルサー社の思いが合わさって出来上がったのがP99と言えます。

ワルサーと言えば、ジェームズ・ボンドの愛銃はワルサーPPKが有名ですが、18作目の「トゥモロー・ネバー・ダイ」から4作ほどはワルサーP99が使用されました。

でもまあ、それ以降はPPKに戻ったので、P99はスパイ用としてはサイズが大きすぎたのでしょうね。

 

レビューページ メニュー

〇実銃のお話し

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

  

マルゼン ワルサーP99FS CO2スペシャルフォース

CO2固定スライドガスガン (通常ガスタイプ・マガジンも使用可能)

可変ホップアップシステム

全長   180mm/310mm(サイレンサー装着時) 

重量   750g/855g(付属品フル装備時)

装弾数    29発

価格   21,870円 (税込み)

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この銃の特徴
〇正式ライセンスモデルで外観のクオリティが良いし、サイレンサーとライトがセットになってる
〇CO2カートリッジを使うことで、低温時期の初速安定性を実現
〇CO2マガジンと通常ガス・マガジンの両方が使える

 

 

 

 

 

 

外観レビュー

このマルゼン ワルサーP99FS スペシャルフォース CO2は、既に発売されている通常ガス仕様のスペシャルフォースをCO2ガス化した物です。

なのでセットになっているハードケースやサイレンサー、フラッシュライトも同じ仕様です。

 

ただ、昔発売されていた固定P99の方が、フラッシュライトの装着が銃と一体感がある仕様でした。

ライトの位置も銃身に近いですし。

まあ、昔だからライトも大きめなので、重量バランスは現行タイプの方が良いですがね。

LEDで明るいですし。

P99はアンダーマウントレイルが独自規格なので、専用のアクセサリーを装着するか、現行タイプの様に一般的なレイルに出来るアダプターを装着します。

(当然スペシャルフォースは装着済み)

 

サイレンサーとライトを装着すると、こんな感じ。

サイレンサーは、サイティングに影響しない様にと細身タイプです。

 

外観は、ポリマーフレーム・オートらしく、スライドとフレームのコントラストが雰囲気を盛り上げています。

質感的には、ブローバックガスガンのP99と同等なので、思わずスライドを引きそうになる位良いですね。

重量もずっしりしていて高級感が漂います。

チャンバー部分はメタル製です。

正式ライセンスモデルなので、刻印類はリアリティがありますが、スライド右側には、ワルサーのライセンス・モデルです的文言と、フレームにはメイドイン・ジャパンの文字が。

真面目か!

 

固定スライドガスガンなのでスライドは勿論、デコッキング・ボタンもスライドストップレバーも動かないのですが、実銃で言う所のスライドロックボタンがマニュアルセイフティになっていて、右側から押し込むとトリガーがロックされて撃つことが出来なくなります。

 

固定スライドガスガンは、常にダブルアクション作動による射撃になるので、実銃でのコッキング・インジケーターはダミーなのですが、トリガーに連動してピョコピョコ動いてそれなりに雰囲気をだしてます。

フロント・リアサイトは、ホワイトドットが入っていて狙いやすいですし、リアサイトはマイナスドライバーで左右調整が可能です。

人間工学に基づいた設計のグリップは、手にフィットしてとても握り易いです。

バックストラップは交換可能なのですが、現在パーツが入手困難じゃあないかな?

アンビ(両側)タイプのマガジン・リリースレバーは、押し下げる事でマガジン・キャッチが解除されます。

これは、グリップしてる手の人差し指でも押せるので、簡単に素早く解除できます。

CO2マガジンは、従来のリキッドチャージ・ガスマガジンと互換性があります。

と言う事は、従来の固定スライドP99を持っている方は、CO2マガジンを買えばCO2化出来ると言う事です。

これは面白い。

CO2マガジンは、横からCO2カートリッジを装着して六角レンチでマガジン底部のネジを締め上げるタイプ。

締め上げ最後に、ノズルがカートリッジを突き破る時のガス漏れ音は最小レベルで好感が持てます。

BB弾の装弾数は、29発。

カートリッジ1本で何発撃てるか今試しているのですが、13回BB弾を装てんしてもまだ撃ててます。

もう400発近いのに。ん~無駄に撃つのも飽きてきた。

ホップアップ調整は、チャンバー後部に調節用のネジがあるので、細い精密ドライバー等で回して行います。

まあ、適正ホップにするのはややシビア。ちょっともどかしい。

実射

固定スライド・ガスガンで重要なのが、トリガーフィーリングです。

常にダブルアクションでトリガーストロークが長いだけに、トリガーの引き心地は大切です。

SⅡSの固定スライドガスガン・シリーズは、引き心地が軽くて滑らかですが、このP99も負けず劣らず軽くて引き心地は抜群です。

これなら連射しても、トリガーを引く指は疲れ難いでしょう。

射撃音もブシュっと静かですが、サイレンサーを装着すれば更にこもった音になり、隠密行動には最適です。

集弾性能も安定していますが、適正ホップ調整はシビアかな。

使い勝手が良い従来のリキッドチャージ・ガスマガジンと、寒い時期でも安定して撃てるCO2ガス・マガジンが共用できるなんて、とても面白いので、どんどん増やしていただきたい。

季節を選ばず愛銃が撃てるなんて、至極楽しいですからね~。

 

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

 

マルゼンP99FS CO2 20.7℃  44%
0.20gBB弾 平均初速   64.8m/s 
1発目 65.2m/s 
2発目 65.1m/s 
3発目 64.8m/s 
4発目 64.4m/s 
5発目 64.7m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

マルゼンP99FS-CO2

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固定スライドガスガンの昔と今

ひと昔よりもっと以前では、国内でも各メーカーからスライドがブローバックせず固定されたガスハンドガンが、数多く販売されていました。

現在でも絶滅危惧種的に数は減ってますが、販売はされています。

マルイさんで言えば、かつての廉価モデルは全滅して、唯一の高級タイプだったMk23が生存しているのみでした。

しかし近年、コンシールド・キャリーピストル(隠し持てる小型拳銃)タイプの固定スライドガスガンが数種類登場して、固定スライドガスガン界隈も少し賑わいが戻った感じです。

そんな中、CO2ガスガン・メーカーからCO2を使った固定スライドガスガンが登場したり、マルゼンさんからは、かつての固定スライドガスガンをCO2ガス化した物も出てきました。

固定スライドガスガンは、弾の発射のみにガスを使用するので燃費が良く、連続射撃時のマガジン内・ガスタンクの冷えも少なくなり、冬場でも強いと言う特性があります。

それがCO2化により、特性がさらにパワーアップされる事で、オールシーズン使えるんじゃね?と言う期待を持ってしまうんですよねえ。

 

BATON PREDATOR TARGET  CO2 2nd

CO2固定スライドガスガン

固定ホップアップシステム

全長   191mm 

重量   430g

装弾数    13発

価格   6,028円 (税込み)

ネットでの実売価格チェックはこちらから

 

この銃の特徴
〇固定スライド・ガスガンならではの、燃費の良さ
〇CO2カートリッジを使うことで、低温時期の初速安定性を実現
〇CO2の固定スライドガスガンとしては、リーズナブルな実売価格

 

 

 

 

 


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固定スライドガスガンの昔と今

〇データと銃の特徴

〇外観レビュー

〇実射性能

 

外観レビュー

PREDATOR TARGETはオリジナルデザインですが、スライドはグロック的でグリップ周りはCZ的な形状です。

ぱっと見にはフレームのシボ加工がスライドと違う質感を醸し出して、マルイ製ブローバックガスガンと縁日で売られているエアガンの中間位かなと思いましたが、スライドのエジェクションポートやセレイション(滑り止め溝)等全ての一体成型モールド部分の造形か浅い。

更にモナカ構造のフレームを貼り合わせるためのネジ穴がフレーム左側に3か所開いていて、これも安っぽさに追い打ちをかけています。

 

刻印類は、スライドにプリントで名前が、フレームにはシリアルナンバーが刻まれています。

マズル(銃口)を見てみると、インナーバレル先端はマズルの中心から出ていなくて、これも残念ポイント。

しかもフレームは、スライドよりやたら幅が広いです。

フロント・リアサイトは、グロックと同じ形状ですがホワイトの色入れは無く、とてもシンプルな物。

アンダーマウントレイルは、グロックとは違ってスロットの本数が多いです。

がスロットの深さが、何だか浅いような.......。

 

今回は、別売アクセサリーのサイレンサー・アダプターを装着してみました。

アンダーマウントレイルに装着するタイプで、プラスチック製なので強度はそれなりですが、雰囲気を楽しむには十分かな。

装着感は、かなりガッツリとしていて、ガタ付きとかは無いです。

と言うか、逆に取り外す時に苦労するほど。

アンダーマウントレイルのスロット溝もりっかり深いです。

で、取りあえず全部乗せしてみると、こんな感じです。

ん~コテコテ感あり過ぎ。

マズル先端は、国内では一般的(マルイ仕様的)な14㎜逆ねじ仕様。

トリガーは、SIG SAUER P226の様な太いタイプ。

マニュアルセイフティが組み込まれていて、トリガー左側からボタンを押せば右側に飛び出て、フレームに引っ掛かりトリガーが引けなくなる仕組み。

 

グリップは、一見チェコの名銃Cz75っぽい感じですが、丸みが無いので微妙な握り心地。

グリップのシボ加工も薄っぺらい。

☆のマークが、なんとも中国のNorinco製の銃みたい。

マガジン・キャッチ リリースボタンを押すと、細長いマガジンがスルスルと抜けてきます。

マガジンは、マルイ製電動ハンドガンでお馴染みの、いわゆる割りばしタイプマガジン。

カッコ良く言えば、スティック・タイプ。

BB弾の装てんは、BBローダーでマガジン・リップから一気に押し込むか、マガジン・フォロアーを一番下まで下げて、給弾口から投入します。

ただし装弾数は13発と少なく、マガジン・リップからBBローダーでジャコジャコ装てんしていて、13発を超えると給弾口からBB弾がポロポロ出てきます。

なのでマガジン・リップから装てんする時は、給弾口手前で装てんをストップしないといけません。

CO2ガスカートリッジは、グリップに直接挿入するタイプ。

カートリッジを入れて、六角レンチでネジを締めるだけの簡単さ。

本体のノズルがカートリッジを貫通した時のガス漏れ音も最小クラス。

 

実射

角ばっていてツルツルのグリップは、やや握り難いけど軽い重量が幸いしてる感じ。

それよりも重いトリガープルが気になります。

固定スライドガスガンなので、毎回ダブルアクションで撃っているのでトリガーストロークが長いのはしょうがないですが、それに加えて重いとなれば、指の筋トレをしている様なものです。

それと、構造的に仕方が無いとはいえ、トリガーを引くたびにマズルからピョコピョコ出てくるインナーバレルも笑える。これは初めて見ました。

実射性能も、んーな感じ。

セカンドロット・改良型と言う事で期待したのですが、ホップアップの効きが甘いのかホップの伸びやかな飛びがまるで無い。

緩やかな放物線を描いて飛んでいきます。

もしかしたらホップが効きすぎて弾道が落ちるのかと、0.25gBBで撃ってみましたが同じ飛びだったので違いました。

まあ、初速があるので力ずくで、そこそこの飛距離はありますが。

有効射程は20m位か?

10mでの集弾性では、そこまで悪くなく見えますがその先がね......。

感覚的には、大人用銀玉鉄砲を撃ってる感じ。あ~若い人は銀玉鉄砲知らないか?

ん~近距離のインドアなら使えるか?

現在アマゾンでの実売価格は 4,780円と安く、軽くてCO2カートリッジ1本で200発以上撃てるし、取りあえずレアなサイドアームにしてあげるのも良いかも。

でも、これな~、値段なりなのかなぁ~?

 

 

距離10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ) 0.20gBB弾 10発

 

BATON PREDATOR TARGET CO2 11.1℃  49%
0.20gBB弾 平均初速   73.3m/s 
1発目 72.7m/s 
2発目 73.2m/s 
3発目 72.8m/s 
4発目 73.5m/s 
5発目 74.5m/s 
  
計測機G-FORCE BB POWER TESTER 

0.20gBB弾の初速は、固定ホップの数値です。

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